今回は、ブランクがある看護師におすすめの職場12選をご説明します。
看護師としてブランクがあると、
「また働き始めたいけど、ちゃんと仕事をこなせるかな。。」
「新しい仕事に慣れるのは大変だろうな。。」
と少し不安になることもありますよね。
もともと経験のある診療科でも別の職場であれば仕事のやり方も違いますし、働き方を変えるために未経験の診療科で働きたい場合は、どの診療科を選んだらいいのか迷うことも多いです。
そして、給与や福利厚生だけで働く職場を選んでしまうと、
「こんなにきつい仕事とは思わなかった」
「うまく仕事に慣れることができなくて辛い」
など、仕事を続けることが難しくなってしまうこともあります。
なので、今日は看護師としてブランクがあっても比較的仕事がしやすい職場を12種類ピックアップしてお話ししていきます。
転職先を選ぶ際の参考になれば嬉しいです。
この記事の執筆者
ナース裕美(緒方裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。
当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。
- ブランクがある看護師におすすめの職場1)献血ルーム
- ブランクがある看護師におすすめの職場2)訪問入浴
- ブランクがある看護師におすすめの職場3)障がい者施設
- ブランクがある看護師におすすめの職場4)訪問看護ステーション
- ブランクがある看護師におすすめの職場5)介護施設
- ブランクがある看護師におすすめの職場6)内視鏡
- ブランクがある看護師におすすめの職場7)保育園看護師
- ブランクがある看護師におすすめの職場8)耳鼻咽喉科
- ブランクがある看護師におすすめの職場9)皮膚科
- ブランクがある看護師におすすめの職場10)産婦人科
- ブランクがある看護師におすすめの職場11)小児科
- ブランクがある看護師におすすめの職場12)眼科
- ブランクがある看護師におすすめの職場【まとめ】
ブランクがある看護師におすすめの職場1)献血ルーム
献血ルームは、日本赤十字社が運営する献血のための施設です。
看護師の業務は、献血ができるかどうかの判定のための採血と、実際の献血作業です。
どちらも利用者さんに針を刺すので、高い採血手技が必要です。
失敗が許されない、という空気もあります。
ただ、献血は健康な人しかできないので、血管も健康で、刺しづらいということは少ないです。
採血手技は基本的な看護技術の一つです。
得手不得手はありますが、「できない」という看護師はいないと思います。
ブランクがあったとしても、ある程度の経験年数があれば体が覚えているものです。
なので、献血ルームはある程度ブランクがあっても働きやすい職場です。
献血ルーム看護師のメリットは、
「基本的にルーティンワークなので残業が少ない傾向にあり、夜勤もないので家族やパートナーと予定を合わせやすく生活リズムを崩すことなく働けること」
「基本的に健康な人を対象としているので急変などのイレギュラーなことが起きることが少なく、精神的ストレスが少ないこと」
などが挙げられます。
逆にデメリットは、
「日勤業務がメインで残業もほとんどないため給与は低めなこと」
「イベントの担当になると準備が大変なこと」
などがあります。
献血ルーム看護師の給与は、常勤で月給22~35万円程度で賞与年2回、非常勤で時給1,700円程度となります。
プライベートと両立したい人におすすめの職場です。
求人を探すには
求人は日本赤十字社のホームページで探すことができます。
日本赤十字社ホームページ
ブランクがある看護師におすすめの職場2)訪問入浴
訪問入浴は利用者さんの自宅に訪問し入浴の介助を行います。
訪問看護ステーションの業務の一環として行われていることが多いです。
1日に数件の利用者さん宅に伺うので体力勝負の仕事です。
訪問入浴で必要な看護処置は、バイタルサインの測定と入浴介助技術です。
どちらも基本的な看護処置ですよね。
入浴は利用者さんも体力を使うので、状態変化が起こりやすく、異常の早期発見ができるような観察力が求められますが、病院看護師のような難しい看護処置や医療処置はありません。
また、入浴介助に体力が必要ではありますが、利用者さんの安全のため、自分1人で介助に入るわけではないです。
同僚を頼ることも出来るので精神的にもそこまで辛くありません。
難しい知識や処置が必要ないので、ブランクがある看護師でも問題なく勤めることができます。
ただし、体力に自信がない、腰痛を持っている、なんて人にはおすすめできません。
私の知り合いでも、病院を辞めてブランク1年くらいで訪問入浴看護師をしていた人がいました。
夏の暑い時期だったので、毎日汗だくで大変そうでした。
ただ、利用者さん宅に伺って看護を行うので、いつでも新たな気持ちで仕事ができて楽しい、と話していました。
訪問入浴のメリットは、
基本的には日勤のみなので、家庭やプライベートとの両立がしやすいこと
です。
ただ、訪問看護を同時に行っている場合は、月に何度かのオンコール当番がある可能性もあります。
デメリットとしては、
「お湯を使用するため特に夏場は辛いこと、何かしらの介助が必要となるので体力的にきついこと」
「訪問入浴専門の事業所は少ないので求人の選択肢が少ないこと」
が挙げられます。
訪問入浴看護師の年収は勤務形態によって異なりますが、年収300万円~400万円程度の職場が多いです。
ただし、訪問看護の仕事も行う事業所の場合は、年収500万円前後の職場もあります。
職場を探す際には、仕事内容や給与などの条件をよくリサーチすることが大切です。
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ブランクがある看護師におすすめの職場3)障がい者施設
障がい者施設には様々なものがあります。
入所施設や通所施設。医療行為が必要な障がい者(障がい児)も増えてきている傾向があるので、看護師の配置が義務付けられている施設も多いです。
障がい者施設での看護師の業務は、入所施設での利用者さんの援助を行う。
デイサービスでの機能訓練を手伝う。
医療処置が必要な利用者さんへ処置を提供する。
など、様々です。
基本的には、利用者さんが生活するうえで必要な看護処置を提供していきますが、吸引や経管栄養、排泄管理、服薬管理などの処置が必要なことも多いです。
ただ、病院とは違い、障がいがあるだけで体は元気!という利用者さんも多いので、活発で明るい職場が多いのも特徴です。
施設を選べば、ほとんど医療処置は必要ない、というところもあります。
ブランクがあって、処置に自信がなくても働きやすい職場です。
障がい者施設看護師のメリットは、基本的に日勤のみで残業も少ない施設が多く、家庭や子育て、プライベートとの両立がしやすいことです。
デメリットとしては、コミュニケーションが苦手な人には向かないことです。
障がい者施設では、体の障がいを持つ利用者さんだけではなく、知的障がいを持つ人や心の障がいを持つ人もいるので、利用者さんの障がいについて理解をし、一人一人に合わせたコミュニケーションが必要となります。
障がい者施設看護師の年収は、勤務する施設、勤務形態によって大きく異なります。
各障がい者施設は基本的に日勤のみで残業も少ないので、平均的な看護師の年収より低くなり年収400万円前後の職場が多いです。
そこまで高収入は望まず、楽しく仕事をしたい人におすすめです。
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ブランクがある看護師におすすめの職場4)訪問看護ステーション
現在、在宅医療を受ける利用者さんが増えていることで、訪問看護の需要は高まっています。
なので、訪問看護ステーションは年々増えています。
にもかかわらず、人手が不足しているので求人もかなり多いです。
訪問看護は、利用者さんの自宅に伺って必要な医療処置・看護・リハビリを提供していきます。
医療処置や看護が必要だからブランクがあると難しい、と思われがちですがそんなこともありません。
「自宅で」行う処置・看護ですから、そこまで大掛かりなものはありません。
また、自分では難しいと思われる利用者さんであれば担当を変更することも可能です。
訪問は一人で行うので、処置や看護も一人で行います。
現場での判断も一人で行うことになるので責任が重い、と感じることがありますが、電話で相談もできますし、そもそもそこまで重篤な利用者さんはほんの一握りです。
主な業務内容は経管栄養や清拭などの看護、リハビリなどを行います。
どれも基本的な看護処置です。
そこまで難しい医療処置ではないので、ブランクがあっても問題なく対応できます。
訪問看護のメリットは、
「土日休みの職場が多く、オンコールがある施設もありますが、基本的に夜勤はないので、プライベートとの両立がしやすいこと」
「利用者さんの訪問に行くときは、移動もケアも1人で行うので、スタッフ同士の人間関係に悩むことが少ないこと」
などが挙げられます。
デメリットとしては、
「夜間の緊急事態や利用者さんの状態変化に対応するオンコール当番がある施設も多いこと」
「職場によっては社会保険や退職金制度など、福利厚生が十分でない場合もあること」
「訪問看護は利用者さんやご家族と病棟よりも密接に関わることになり、こだわりが強かったり要求が多いなど、対応が大変と感じる場合があること」
などがあります。
訪問看護の給与は地域差があるため一概には言えませんが、比較的高めです。
年収で言うとおおよそ420~500万円程の職場が多いです。
また、人員確保のために年収が高めに設定されているステーションもあり、年収600万円前後の職場もあります。
訪問看護は施設によって給与も働く環境も変わってくるので、しっかりリサーチして職場を選んでいきたいですね。
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ブランクがある看護師におすすめの職場5)介護施設
介護施設には様々な施設がありますが、対象となるのはほぼ高齢者です。
医療処置を必要とする利用者が多い施設もあれば、ほとんどいない施設もあります。
介護分野の処置に関しては介護福祉士の業務なので、看護師は内服管理などの簡単な医療処置を行うことになります。
体位変換やオムツ交換、移乗などの体力を必要とする介助がないので体的に楽です。
ただし、施設での急変時は、唯一の医療従事者として中心になって対応する必要があるので、急変対応スキルが必須となります。
でも、嘱託医にすぐに連絡ができますし、救急車を呼ぶことも出来ます。
また、高齢者施設であれば急変時にどこまで処置をするのか決まっていることも多いので、そこまで恐れる必要はないです。
基本的な急変時対応の知識があればブランクがあっても問題なく対応できます。
介護施設看護師のメリットは、
「不測の事態が起こらないかぎり残業が少ない施設が多いこと」
「介護施設は施設数も多く、自宅近くで働ける可能性が高いこと」
などが挙げられます。
デメリットとしては、
「医療従事者が看護師である自分1人」ということも多く、医療に関することはすべて自分に責任がかかってきて、プレッシャーがあること
などがあります。
介護施設は施設によって年収に差がでますが、常勤で460万円前後、非常勤だと300万円程度となります。
施設によって日勤のみ、オンコール対応がある、夜勤がある、と働き方も様々です。
業務内容も変わってきます。希望の働き方をはっきりさせて施設を選ぶことが大切ですね。
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ブランクがある看護師におすすめの職場6)内視鏡
内視鏡は、病院内・クリニック内で行われる検査です。
病院内の内視鏡室に専門の看護師がいることもありますし、外来との兼任の場合もあります。
また、クリニックの場合、看護師は、通常の外来診療と共に内視鏡検査の介助に入ることになります。
内視鏡は専門性の高い処置です。
普通に病院勤務をしていては中々介助につくことはありませんよね。
専門性が高いのにブランクありの看護師でも大丈夫なのか。
大丈夫です。
専門性が高いとはいえ、内視鏡自体は医師が行い、看護師は介助につくのみです。
介助方法はほぼルーティンワークなので、一度覚えてしまえば問題なく対応できます。
特に、消化管内視鏡だけするようなクリニック、気管支内視鏡だけするようなクリニックなどでは、同じことの繰り返しになります。
最初は大変ですが、覚えてしまえばブランクがある看護師でも問題なく勤務できます。
内視鏡看護師のメリットは、
「基本的に日勤のみであること」
「検査は予約制で行うことがほとんどで残業も少ない傾向があること」
「家庭との両立もしやすいこと」
などがあります。
デメリットは、
「内視鏡室で働くためには内視鏡に関する専門的な知識と技術が要求され、常に最新の技術が生みだされている分野にもなるので、経験を重ねながら知識や技術をアップデートしていく必要があること」
などがあります。
内視鏡看護師の給与は日勤のみで残業も少ないので年収400万円台の職場が多いです。
でも、内視鏡専門病院や内視鏡センターでは、より専門的な高い技術を要求されるので年収500万円程度の職場もあります。
施設によってばらつきがあるので、しっかりリサーチして転職先を選ぶことが大切です。
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ブランクがある看護師におすすめの職場7)保育園看護師
保育園看護師は、保育園での保健業務を担い、子どもたちが安全に保育園生活を送れるように援助していきます。
基本的には元気な子供を相手にしているので、明るく、活気のある職場です。
また、保育園で行うのは保健業務が主であり、医療処置としては簡単な応急処置とアレルギーの管理くらいです。
大けがや急病の場合は、嘱託医に見せたり、救急車を呼ぶこともできますし、そこまで難しい技術は必要ないのでブランクがあっても問題なく働くことができます。
保育士と共に保育に入ることもあるので体力は使いますが、病院に比べて体的にも精神的にもそこまで辛く感じることは少ないです。
また、子育て中の看護師は、自身の子育て経験を活かすことができるので、おすすめの職場です。
保育園看護師のメリットは、
「日勤のみで基本的に土日は休みの職場が多いこと」
「突発的なことが起きない限り残業も少ない傾向があること」
が挙げられます。
デメリットとしては、
「保育園には基本的に看護師は自分一人なので、突発的なことに対する判断をすべて一人で行わなければならないこと」
「保育士との間に職種間の隔たりを感じる場合があること」
です。
保育園看護師は夜勤がなく、残業もほぼないので、病院勤務に比べ年収は下がり、おおよそ300万~400万円程度の職場が多いです。
そこまで高収入は望まず、マイペースに仕事をしたい人におすすめの職場です。
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ブランクがある看護師におすすめの職場8)耳鼻咽喉科
耳鼻咽喉科は病棟と外来があります。病棟の場合、耳鼻咽喉科があるのは大規模施設であることがほとんどです。
また、舌癌や咽頭がん・喉頭がんなど手術を必要とする疾患もあるので、豊富な知識と高い技術力が求められます。ブランクがあるとなかなか挑戦しづらいですよね。
その点、外来であれば、そこまで難しい疾患に対応することがないです。
外来では大掛かりな検査もなく、聴力検査や眩暈の検査など簡単なものになります。
また、難しい処置もありません。
一度覚えてしまえばルーティンワークです。また外来であれば日勤のみなので体力的にも比較的楽です。
基本的な看護処置が出来れば問題なく対応できるので、ブランクのある看護師でも挑戦しやすいですね。
耳鼻咽喉科外来看護師のメリットは、
「夜勤がないこと」
「患者数が多く忙しい職場ですが、検査や診察などはルーティーン業務で、スムーズに診察が進むので残業が少ない職場が多いこと」
クリニックだと駅前などの交通アクセスの良いところにあることが多いので通勤が楽なこと
が挙げられます。
デメリットとしては、
「インフルエンザや花粉症の時期はかなり忙しいこと」
などがあります。
耳鼻咽喉科外来看護師の給与は入職する施設によって異なりますが、年収400万円台の職場が多いです。
そこまで高収入は望まず、穏やかな職場で働きたい人におすすめです。
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ブランクがある看護師におすすめの職場9)皮膚科
皮膚科は単独病棟を持たないので基本的に看護師は外来勤務となります。
皮膚科看護師の主な業務は医師の診療補助です。
外来診察がスムーズに進むように、患者さんの案内や処置の介助を行います。
皮膚科外来では、そこまで大掛かりな処置を行うことはないです。
軟膏塗布や創部保護が出来れば問題ありません。
外来は混むことも多いですが、そこまでバタバタした感じはないので、比較的穏やかに勤務できます。
難しい処置もなく、体も楽なので、ブランクがある看護師におすすめの診療科です。
皮膚科看護師のメリットは、
「夜勤がなく、残業も少ない職場が多いこと」
「皮膚疾患は基本的に命に直接的に関わる疾患ではないので、精神的ストレス、プレッシャーが少ないこと」
などが挙げられます。
デメリットとしては、
ダニや白癬などで受診される方も多く、看護師への感染のリスクがあること
などがあります。
皮膚科看護師の給与は施設によって異なります。
一般病院の外来に勤務する場合は、病棟に勤務する看護師の給与から夜勤手当を引いた額となるので、看護師の平均年収500万円に比べて低めとなり、おおよそ年収400万円台、クリニックの場合は、それぞれの経営状態に左右されてしまうので、一概には言えませんが、年収400万円前後の職場が多いです。
そこまで高収入は望まず、ゆったりと仕事をしたい人におすすめです。
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ブランクがある看護師におすすめの職場10)産婦人科
産婦人科は産科と婦人科の両方を診療します。
今はレディースクリニックという名称で診療している施設も多いですね。
病棟で働くか、外来で働くかで仕事内容は変わってきます。
外来の場合、看護師の主な業務は医師の診療補助です。
産科の場合は、妊婦さんの腹囲や子宮底長を測るのも看護師の業務です。
また、安全に診察を受けられるよう必要時介助を行っています。
婦人科の場合は、医師の診察がスムーズに進むように、患者さんを案内したり、器具や薬品の準備を行います。外来では、そこまで難しい医療処置や看護処置は必要ないです。
ルーティンワークになることも多いので、ブランクがあっても勤務しやすい診療科です。
病棟の場合、看護師の主な業務は患者さんの日常生活援助です。
婦人科の場合、自分で動ける患者さんも多いので、体力的にはそこまできつくはないです。
ただ、メンタルケアが必要になることもあるので、精神的に大変と感じる人もいるかもしれません。
産科の場合、出産を終えた褥婦さんと共に、新生児の看護も必要となります。
基本的には健康な人を対象としていて、新生児の鳴き声が響いているような病棟なので、とても活気にあふれた明るい雰囲気です。
夜勤はありますが、自身の子育て経験や産褥経験が活かせるので、子育て中で、ブランクのある看護師におすすめの職場です。
産婦人科看護師のメリットは、
「継続的に、長期間患者さんと関わり、経過が目に見えて確認できるのでやりがいがあること」
「幅広い知識を得ることができるので、スキルアップができること」
などが挙げられます。
デメリットとしては、
「分娩が重なると忙しいこと」
「急な大量出血、胎児心音の低下での緊急帝王切開など急変が多いこと」
「人工妊娠中絶や胎児仮死、死産なども扱うので幸せな分娩だけではないこと」
などがあります。
産婦人科看護師の年収は、一般的な看護師の平均年収500万円程度と同じです。
ただし、夜勤のない外来勤務だと平均よりも下がり、年収400万円台が多いです。
また、クリニックの場合は、経営状態に左右されるので、しっかりリサーチして職場を選んでいくことが大切です。
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ブランクがある看護師におすすめの職場11)小児科
小児科は病棟と外来があります。
小児の疾患は幅広いため、病棟の場合、かなり広範囲な知識と高い技術力が必要となります。なので、ブランクがあるとちょっと厳しいかもしれません。
外来は、主な業務が医師の診療補助です。
外来ではそこまで大掛かりな検査や処置はないです。
医師の診察がスムーズに進むように、患者さんの案内や診療時の介助を行います。
また、予防接種などの処置が多いので、薬品の管理も行います。
ただ、難しい処置はないので、ブランクがあっても対応しやすい診療科です。
子育て経験があると、自身の経験も活かせるので重宝されます。
小児科看護師のメリットは、
「外来であれば夜勤がなくプライベートと両立できること」
「外科から内科、皮膚科、アレルギーなど、小児に関わる疾患全てを診察するので、小さな医療器具の取り扱いや子供のメンタルケア、保護者対応など小児科でしか身につけられない技術を学べること」
が挙げられます。
デメリットとしては、
「不安や精神的ストレスから保護者の要望が必要以上に強くなったり、細かくなったりすることがあって対応が大変なこと」
「基本的に医療者は予防接種をしますが、水ぼうそう、おたふく、その他のウイルスなど子供特有の感染症やインフルエンザの罹患リスクがあること」
などが挙げられます。
小児科外来は子供好きな人におすすめです。
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ブランクがある看護師におすすめの職場12)眼科
眼科は病棟と外来があります。
病棟の場合、手術や点滴加療のために入院してくる患者さんがほとんどです。
患者さんの入れ替わりが激しいので忙しい診療科ではありますが、必要な処置は点眼や点滴管理くらいです。
難しい医療処置はほとんどないので、ブランクがあっても挑戦しやすい診療科です。
ただし、病棟の場合は、夜勤があります。
また、眼科病棟がある施設は大規模施設であることがほとんどです。
眼科病棟への配属を希望していても希望通りにならないかもしれないので注意が必要です。
眼科外来の場合は、日勤のみの勤務です。外来なので看護師の主な業務は医師の診療補助です。
クリニックによっては日帰り手術をしている施設もあるので、その場合は手術介助の技術が必要となります。
それでも、手術介助はルーティンワークになるので、一度覚えてしまえば問題なく介助に入ることができます。
手術以外では、検査は専門の検査技師が行うので、看護師は検査の知識だけあれば大丈夫です。
眼科は外来患者さんも多いので、忙しい診療科ではありますが、命に直接かかわる疾患ではないので、気持ち的には楽です。
ルーティンワークがほとんどなので、ブランクがあっても勤務しやすい診療科です。
眼科看護師のメリットは、
「眼科の疾患は基本的には命に直結するわけではないので、患者さんも比較的穏やかであること」
「急変リスクもほぼないので精神的に楽なこと」
「介助が少ないので体が楽なこと」
などが挙げられます。
デメリットとしては、
「眼の疾患は種類も少なく、比較的短い期間で知識を身につけられてしまうので、スキルアップが難しいこと」
などがあります。
私も眼科病棟で働いていましたが、眼科は命に直接かかわる診療科ではないので、ピリピリ感がなく穏やかな気持ちで仕事をしていました。
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ブランクがある看護師におすすめの職場【まとめ】
今回ご紹介した診療科・施設はほんの一例です。
やる気さえあれば、ブランクがあっても、どんな診療科にも挑戦できます。
自分が看護師としてどんなことをやりたいのか、どんな働き方をしたいのか、をしっかり決めてから職場を探すことが大切ですね。
また、それぞれの職場は施設によって給与などの労働条件は変わってきます。
転職をする際には、しっかり条件を比較して職場を選んでくださいね。
あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。
執筆者情報:ナース裕美の転職研究所
ナース裕美(緒方裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
公益社団法人 ACジャパン個人会員(会員一覧|ACジャパン (ad-c.or.jp))
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