
障がい者施設への転職におすすめの看護師転職サイトってどれ??
障がい者施設の仕事内容が知りたい!
看護師でありキャリアアドバイザーである私と、企業の採用担当の夫がこんな疑問にお答えします。
障がい者施設転職におすすめの看護師転職サイトはこちらです。
サイト名 | 障がい者施設の公開求人数 | |
1 | レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 4,000件前後 |
2 | ナースではたらこ | 300件前後 |
3 | ジョブデポ看護師 | 200件前後 |
※求人数は時期によって変動します
看護師転職サイトは様々なものがありますが、障がい者施設の看護師求人の保有数にはかなりの差があると言えます。
そのため、障がい者施設への転職を希望する場合は、上記のように障がい者施設の求人を十分に保有している看護師転職サイトを利用することをおすすめします。
障がい者施設看護師の年収は、勤務する施設、勤務形態によって大きく異なり、病棟の場合は夜勤もあるため一般的な看護師の平均年収と同等ですが、障がい者施設は日勤のみが多いため年収は低めです。
このように、転職先によって働き方や給与などの労働条件は様々であるため、しっかり求人を比較することが大切です。
この記事では、障がい者施設の求人が豊富な看護師転職サイトをご紹介するとともに、障がい者施設の求人を探す際の注意点、障がい者施設の仕事内容もご説明します。
あなたの転職活動の一助になれば幸いです。
★この記事でわかること
障がい者施設の看護師求人に強い看護師転職サイトがわかります
障がい者施設の求人を探す際の注意点がわかります
障がい者施設の仕事内容がわかります。
この記事の執筆者
ナース裕美(緒方裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。
ナース裕美の夫

スタッフ1,200人規模の企業の採用担当。3,000人以上の新卒・転職採用選考の経験を持つ。
採用担当として転職サイトを10年以上研究している転職サイト評論家でもある。
転職にて年収を2倍にした経験あり。
『ラーメンを食べに行けば転職は成功する』(Kindle)著者。
自身の転職経験と採用担当としての知識を活かして記事作成に携わっています。
当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。
障がい者施設転職におすすめの看護師転職サイト1)レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

障がい者施設の公開求人数
4,000件前後
※求人数は時期によって変動します
おすすめの理由
『レバウェル看護』は特に病院やクリニックの求人が豊富な看護師転職サイトで、障がい者施設の公開求人は4,000件前後です。
求人検索ツールのフリーワードの項目に「障がい者」と入力すると求人を確認することができます。
また、「高給与」などの条件を追加することもでき、検索結果を給与順に並べ替えることも可能です。
『レバウェル看護』の障がい者施設の求人は、日勤のみ、残業少なめで年収500万円の障がい者支援施設や日勤のみ、残業少なめ、年間休日111日の訪問看護ステーションなど、様々な働き方ができる職場が見つかります。
施設によって給与に差があるので、しっかり比較しながら求人を精査していきましょう。
利用者満足度が高い転職サイトを利用したい人におすすめのです。
障がい者施設転職におすすめの看護師転職サイト2)ナースではたらこ

障がい者施設の公開求人数
200件前後
※求人数は時期によって変動します
おすすめの理由
『ナースではたらこ』は、特にクリニックの求人が豊富な看護師転職サイトで障がい者施設の公開求人数は200件前後です。
求人検索ツールのフリーワード検索で「障がい」と入力すると求人の一覧を確認することができます。
『ナースではたらこ』の障がい者施設の求人は、日勤のみ、残業ほぼなし、年間休日115日のデイサービスや日勤のみ、残業なしで年収420万円の職場など、ワークライフバランスを保てる職場が多く見つかります。
顧客満足度が高い転職サイトを利用したい人におすすめのです。
障がい者施設転職におすすめの看護師転職サイト3)ジョブデポ看護師

障がい者施設の公開求人数
300件前後
※求人数は時期によって変動します
おすすめの理由
『ジョブデポ看護師』は、求人数が豊富で、特に大規模病院やクリニックの求人が充実している看護師転職サイトです。
障がい者施設の公開求人数は300件程度で、求人検索ツールの「フリーキーワード検索」で「障がい」と入力して検索すると、求人の一覧をチェックすることができます。
『ジョブデポ看護師』の障がい者施設の求人は、残業ほぼなし年間休日113日で年収500万円弱の一般病院や残業少なめ、年間休日数115日、有給消化率ほぼ100%で年収500万超えの一般病院など、高年収の職場が多い印象です。
丁寧なサポートを受けたい人におすすめの看護師転職サイトです。
他の看護師転職サイトもチェックしたい場合は、看護師転職サイトをランキングにした以下の記事も参考にしてください。
看護師転職サイトで探せる障がい者施設の種類

障がい者支援施設
デイサービス・入所支援・ショートステイを行う障害者支援施設です。
障害児を対象としたデイサービスなどもあります。
バイタルサインの測定、日常生活援助、服薬管理などを行います。
重度障がい者の施設になると、吸引や経管栄養などの医療処置を提供することもあります。
訪問介護ステーション
障がい児をサポートする訪問介護ステーションです。
自宅へ訪問し医療処置やリハビリを提供します。訪問入浴を行うこともあります。
ステーションによっては夜間オンコール当番が必要なこともあります。
病棟
慢性期、回復リハビリ期、障がい者病棟などの施設です。
一般病棟になりますが、大学病院などの大規模病院というよりは、中小規模の病院であることがほとんどです。
看護師転職サイトで探せる障がい者施設看護師の年収事情

障がい者施設看護師の年収は、勤務する施設、勤務形態によって大きく異なります。
病棟の場合は夜勤もあるため、一般的な看護師の平均年収と同等です。
各障がい者施設は基本的に日勤のみで残業も少ないため、年収は低めです。
看護師転職サイトで探せる障がい者施設看護師の業務は大変なのか

障がい者施設は様々な形態があります。
看護師の業務も施設によって異なります。
しかし、看護師の業務としては基本的な看護技術が提供できれば問題なく遂行できるレベルです。
そのため看護師業務自体は大変ではありません。
また、障がい者施設は基本的に平日日勤のみの勤務のため、夜勤で体調を崩すようなこともありません。しっかり休息がとれるため身体的にも楽と言えます。
ただし、コミュニケーションには気を遣います。
言葉かけ一つで利用者の気分を損ねてしまうこともあります。
かなり言葉かけには気を遣うためメンタル的には大変なこともあります。
看護師転職サイトで探した障がい者施設の求人事例

事例1)障害者支援施設
デイサービス・入所支援・ショートステイを行う障害者支援施設の看護師求人です。
月収32万~42万円(手当込み)、年俸制です。
仕事内容は、看護サポート、バイタルチェック、体調管理、配薬、服薬管理、処置全般、看護記録などで日勤のみです。
年間休日110日、残業時間月10時間程度です。
事例2)訪問介護ステーション
障がい児をサポートする訪問介護ステーションの看護師求人です。
月収18万~25万円(手当込み)、賞与年間4.1か月分です。
仕事内容は、日常生活支援、利用者入浴介助、日常作業支援など、入所施設において利用者の健康管理及び通院等の補助を行います。
日勤のみ、残業は少なめ、年間休日111日です。
事例3)重度心身障がい児放課後等デイサービス
重度心身障がい児放課後等デイサービスの看護師求人です。
月給22万~24万円、賞与年間2回です。
仕事内容は、障害のある児童のおむつ交換、遊び相手、入浴介助、食事、介助、だっこ、重度の心身障がいを持つ児童のバイタルチェック、たんの吸引、食事の介助や経管注入です。
日勤のみ、残業ほぼなし、年間休日115日です。
事例4)重症心身障害者施設
重症心身障害者施設の看護師求人です。
月給21.8万~26万円、賞与年間4.4か月分です。
仕事内容は、障がい者支援施設での看護業務で日勤のみ、残業ほぼなしです。
月8~9日休み、週休2日、リフレッシュ休暇2日、有給初年度10日付与です。
事例5)一般病院
障害者病床と回復期リハビリテーション病床がある一般病院の求人です。
月収27.2万~33.1万円(手当込み)、賞与年間68.2万~87.5万円、年収395万~485万円です。
仕事内容は、身体的、精神的な援助や日常生活に必要な動作の支援・リハビリなど障害者病棟での看護業務です。
2交替、残業時間は月2時間程度、年間休日113日です。
事例6)一般病院
障害者病床を有する地域密着型の慢性期病院の求人です。
月収38.3万~44.6万円、年収460万~536万円(年俸制)です。
仕事内容は、障害者病棟での看護業務で、内科の患者さんが90%以上です。
2交替、残業月10時間以下、年間休日数115日、有給消化率ほぼ100%です。
看護師転職サイトを利用して障がい者施設の仕事をする方法

自分で検索する
看護師転職サイトを利用すると自分で求人の検索が可能です。
希望施設で「施設」を選択することもできますが、様々な施設が掲載されてしまうため、障がい者施設を探すのが大変になってしまいます。
基本的にはフリーワードで「障がい者」「障がい者施設」と入力して検索した方が効率が良いです。
また、希望の働き方や希望年収などもチェックしておくと、求人を絞ることができますので、自分にぴったりの施設を探すのが楽になります。
アドバイザーに紹介してもらう
自分で求人を検索しながらも担当アドバイザーからの紹介を待ちましょう。
自分で検索できる求人は基本的に公開求人のみです。アドバイザーからは非公開求人を紹介してもらえます。
非公開求人は一般に公開すると応募が殺到してしまうような条件の良い求人であることがほとんどです。
好条件の求人を見ないまま応募先を決めてしまうのはもったいないですよね。
また、アドバイザーは利用者の希望条件の詳細にてついても把握しています。
希望にぴったりの求人を紹介してもらえるため、入職後のミスマッチを最小限にすることができます。
障がい者施設の看護師の仕事内容

障がい者施設の看護師の仕事内容は勤務する施設によって変わってきます。
基本的な業務内容について説明していきます。
体調管理
施設に入所している、通所してくる利用者さんの体調管理が看護師の主な役割です。
バイタルサインをチェックし、体調に問題ないか確認します。
その際、バイタルサインの値のみを診るのではなく、利用者さんの顔色や表情、行動の様子などトータル的に観察し、普段と違う部分はないのかを判断していきます。
薬物管理
利用者さんの内服薬などの管理を行います。
施設には身体障害のほか、知的障害を対象とした施設もあります。
内服が確実に行えるよう、介助していきます。
利用者さんによっては自分で内服ができる人、内服を理解できない人、と様々です。
内服確認だけ行うか、内服介助を全て行うか、利用者さん一人一人に合わせて介助方法を決めていきます。
入浴介助
訪問入浴のほか、デイサービスでの入浴介助が必要な場合もあります。
訪問入浴の場合は利用者さんの自宅風呂場で介助を行います。
転倒に注意しながら安全に入浴ができるように介助していきます。
デイサービスでの入浴介助の場合も同様に安全に注意して介助していきます。
また、皮膚の状態を観察しておくことも大切です。
医療処置の提供
利用者さんの状態によって提供する医療処置は変わってきます。
吸引が必要であれば吸引を。
栄養管理が必要であれば経管栄養を。
排尿管理が必要であれば導尿を。
利用者さんが求める処置を確実に提供してきます。
日常生活援助
日常生活援助についても、利用者さんの状態によって提供する援助が異なります。
移動介助が必要であれば介助を。
おむつ交換が必要であればオムツ交換を。
食事介助が必要であれば介助を。
利用者さんの必要とする援助をアセスメントし、援助が過剰にならないように注意しながら、必要な援助を提供していきます。
障がい者施設看護師をするメリットデメリット

メリット
プライベートとの両立が可能
障がい者施設は基本的に日勤のみです。
また、ほぼ残業はありません。
土曜日は仕事の場合もありますが、日曜日は休みです。
家族やパートナーと予定を合わせやすいですね。
家庭や子育て、プライベートとの両立がしやすいと言えます。
難しい看護技術は必要ない
障がい者施設では主に利用者さんの体調管理が看護師の仕事です。
医療処置を提供することもありますが、吸引や経管栄養などの基本的な看護技術に限られます。
難しい看護処置、医療処置はありませんので、精神的負担は軽いと言えます。
明るい雰囲気の職場が多い
障がい者施設は、入所施設も通所施設も明るい雰囲気の職場が多いです。
利用者さんの生活や仕事を補助する施設もありため、活気にあふれています。
命に関わるような疾患ではありませんし、複雑な業務もありません。
心身ともに余裕があるため、ギスギスした雰囲気になることがありません。
デメリット
スキルアップは難しい
障がい者施設では難しい看護技術・医療処置はありません。
バイタルサイン測定や内服管理、吸引、経管栄養などの基本的な技術が習得できていれば問題なく勤務に当たることができます。
逆に最新の医療などに携わることはありませんので、スキルアップには向きません。
今後、病院や訪問看護に携わりたい人は、転職に有利に働くことは少ないと言えます。
キャリアアップには向かない
障がい者施設では看護師の他にも様々な職種の人と関わります。
看護師が全体をまとめる、というより、看護師はサポートです。
そのため、
「管理職を目指している」
「管理職として働きたい」
という人には向かない職場です。
コミュニケーションが難しい
障がい者施設では、体の障害を持つ利用者さんだけではなく、知的障害を持つ人もいます。
心の障害を持つ人もいます。
様々な障害に対応してく必要があるのです。
コミュニケーションを取るにあたっても、利用者一人一人の障害について理解をし、一人一人に合わせたコミュニケーションが必要となってきます。
障がい者施設看護師に向いている人の特徴

ブランクのある人
障がい者施設では難しい看護技術、医療処置の技術は必要ありません。
基本的な看護技術が提供できれば問題なく勤務することができます。
そのため、ある程度病棟勤務経験があれば、ブランクがあっても大丈夫です。
プライベートを充実したい人
障がい者施設は、基本的に平日日勤のみの勤務です。
残業もほぼありません。
家族やパートナーと予定を合わせやすいですので、プライベートを充実させたい人におすすめの職場です。
コミュニケーション能力の高い人
利用者は様々な障害を抱えています。
人によって障害の程度も違います。
そのためコミュニケーションで気をつける部分も、人によって様々です。
利用者さんの障害の程度、コミュニケーションの注意点などをしっかり把握し、それぞれに合わせて柔軟にコミュニケーションを図れるような人に向いています。
まとめ
・障がい者施設の看護師の年収は、勤務する施設、勤務形態によって大きく異なる
・障がい者施設の業務はメンタル的に大変と感じることがある
・障がい者施設へ転職する際は、労働条件や労働環境をよく比較することが大切
障がい者施設の求人が豊富な看護師転職サイト、求人を探す際の注意点をご説明しました。
あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。
執筆者情報:裕美の転職研究所
ナース裕美(緒方裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
公益社団法人 ACジャパン個人会員(会員一覧|ACジャパン (ad-c.or.jp))
ナース裕美の夫
スタッフ1,200人規模の企業の採用担当。
採用担当として転職サイトを10年以上チェックしている転職サイト評論家。
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