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看護師命に関わらない仕事15選

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看護師で命に関わらない仕事ってあるの??
命に関わる仕事に疲れてしまった。。
命に関わらない仕事に転職したい。。

そんな疑問にお答えします。

看護師の命に関わらない仕事はこちらです。

産業看護師

治験コーディネーター

クリニカルスペシャリスト

コールセンター

美容クリニック

保育園看護師

献血ルーム、献血車

耳鼻咽喉科(外来)

皮膚科

眼科

透析クリニック

精神科

リハビリテーション科

検疫官

刑務所看護師

看護師の仕事は命に関わる診療科が多いため、命に関わる仕事の責任や、患者さんが亡くなってしまった時のやるせなさと日々戦っていかなければなりません。

そんな毎日を過ごしていると、「命に関わらない仕事をしてみたいなぁ」と思うときがあります。

看護師の仕事は様々な種類があるため、命に関わらない仕事もたくさんあります。

この記事では看護師の私が、命に関わらない仕事の選択肢と人と関わらない仕事の概要、求人の探し方についてご説明します。

あなたの転職活動の一助になれば幸いです。

※株式会社マイナビとのコラボです。

この記事の執筆者

ナース裕美(緒方裕美)

ナース裕美(緒方裕美)写真

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。

保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)

『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。

看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。

ナース裕美:Twitter

ナース裕美: YouTube

執筆者プロフィールページ

当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。

労働者派遣事業・職業紹介事業等 |厚生労働省 (mhlw.go.jp)

看護師命に関わらない仕事 ~病院以外~

命に関わらない看護師の仕事は、様々な選択肢があります。

看護師の資格を活かして病院以外の一般企業で働くこともできます。

それぞれの命に関わらない仕事の選択肢の概要とメリットデメリット、求人の探し方をご説明します。

(1)産業看護師

産業看護師は、一般の企業で働く看護師なので、基本的には健康な人を対象としています。

健康診断やストレスチェックの実施、保健指導や健康相談などが主な業務です。

また、軽いけがの応急処置や体調不良者ヘの対応はありますが、命に直接かかわるような急変に対応する頻度はかなり低いです。

事務業務をメインに、穏やかな環境で仕事ができるので人気の職場です。

産業看護師の年収は働く企業によって変わりますが、目安は400万円から500万円程度で、病院看護師とほぼ同じくらいです。

仕事内容

・社員の健康管理

医務室や健康管理部署で産業医の指示のもと、社員の健康管理や事務を行います。

・健康診断、ストレスチェックの実施管理とフィードバック

実際に実施するのは委託業者になります。 それについての準備(事務)や社員へのフィードバックを行います。

・保健指導や健康相談

社員に対して保健指導をしたり、健康相談を受け付けます。

・労働環境整備(健康面)

社内の健康面の労働環境を整備します。 長時間労働を抑制したり、ワーク・ライフ・バランスを実現する取り組みなど、社員が健康的に業務を行えるように、様々な取り組みを実施します。

・急病やケガの処置

急病やケガをした社員の応急処置をして、医療機関へつなぐこともあります。

メリット

・給与が高い

採用される企業にもよりますが、比較的給与は高い傾向があります。

・残業が少ない

突発的な対応もなく、ペース配分ができる事務仕事がメインなので、残業は少ない傾向があります。

デメリット

・求人数が少ない

産業看護師は必要とされる数が少なく、人気の職種で退職者も少ないため、求人数は少ないでしょう。

採用されるには、タイミングとしっかりとした履歴書作成、面接対策が必要です。 採用のハードルは高いと言えます。

・病院に再就職しづらい

長く産業看護師をしていると、医療の技術は衰えます。 病院への再就職がしづらくなります。

産業看護師の看護師求人を探すには

産業看護師の求人は少なく、目指す人が多いため人気の職種になります。

また、大手の看護師転職サイトでもなかなか求人は見つかりません。

非公開求人として扱われている場合が多いので、企業の求人を扱っている転職サイトに登録して、情報を集める必要があります。

採用倍率がかなり高いので、何社も応募してチャレンジしてみると良いです。

産業看護師の求人を多く扱っていて、なおかつ利用者満足度が高い転職サイトを記載しておきますので、参考にしてくださいね。

最後まで無料で利用できます。

(1)マイナビ看護師
マイナビ看護師

マイナビ看護師の求人の特徴

マイナビ看護師は様々な職種の転職サイトを運営しており、企業とのパイプがあります。

そのため、希少な企業の看護師求人を数多く保有しています。

求人検索機能では、検索ツールバーに「看護師資格・経験を活かせる一般企業」があり、チェックを入れれば公開求人はすぐに検索可能です。

また、マイナビ看護師は非公開求人も保有しているため、登録を済ませたら担当アドバイザーに紹介してもらいましょう。

私が『マイナビ看護師』で求人を探した時は、大手企業で社員健康管理や休職管理などを行う仕事で、年収400万円程度、日勤のみ、完全週休2日制(土日)で年間休日124日の求人もありました。

応募条件は正看・准看資格、病院勤務2年以上、基本的なパソコンスキルが必要です。

正社員での雇用のため、大手企業の穏やかな環境のなか勤務することができます。

マイナビ看護師に登録して求人を探す

(2)MC─ナースネット
「MC-ナースネット」写真

MC─ナースネットの求人の特徴

MC─ナースネットはなかなか見つからない産業看護師の求人を保有しています。

常勤以外の求人もありライフスタイルにあった働き方をしたい人におすすめです。

求人が出るとすぐに応募者で埋まってしまうので、登録しておいて求人が出るのを待つのがオススメです。

私が『MC─ナースネット』で求人を探した時は、大手企業の企業内診療所で健診データの入力や管理、健康診断などを行う仕事で、年収は320~350万円程度、日勤のみ、完全週休2日制(土日)で残業ほぼなしの求人もありました。

落ち着いた環境の中で仕事をすることができます。

MC─ナースネットに登録して求人を探す

(2)治験コーディネーター

看護師の資格や知識を活かして、医療機器メーカー、製薬会社、治験施設支援機関で治験コーディネーター(CRC)として働く選択肢があります。

※治験施設支援機関…病院などの治験実施施設の治験に関する業務を支援する外部機関

治験コーディネーター(CRC)は、治験を行う医療機関に所属して、治験がスムーズに進むようサポートする仕事となります。

また、治験コーディネーターになるために特別な資格は必要ありませんが、看護師資格を持っていると採用時に有利なので、看護師からの転職はおすすめです。

求人数は少なめですが、大手企業などを選べば収入や待遇も良い傾向があります。

治験コーディネーターの仕事内容

関係者との打ち合わせ

医師や看護師、薬剤師、治験企業の社員など、治験を行う関係者との打ち合わせの準備や進行のサポートを行います。

被験者への説明

医師と共に治験に参加する被験者へ試験や服薬方法の説明などを行います。

治験の説明文書やその他書類の作成にも関わります。

治験の管理

治験をスムーズに行うためにスケジュール管理や被験者の体調、服薬状況の管理、有害事象などのチェック、治験データの管理、報告書の作成などを行っていきます。

治験に関わるスタッフの調整

薬剤部門や担当医など治験に関わるスタッフとの連絡、調整を行い治験がスムーズに進行していくように調整していきます。

治験コーディネーターのメリットデメリット

メリット1)プライベートと両立しやすい

治験の仕事は基本的に夜勤がなく、土日祝日休みです。

時期によって休日出勤もありますが、プライベートと両立しやすい職場が多いです。

メリット2)肉体的負担が少ない

残業がなければ病棟より肉体的に負担が少ないです。

病棟の急患対応などのバタバタ感もなく、穏やかな職場が多いです。

メリット3)年収や福利厚生が充実している職場が多い

治験は大手企業や業績の良い企業の求人が多いので、年収は高い傾向があり、福利厚生も充実している職場が多いです。

デメリット1)パソコンスキルが必須

各種資料を作成したりデスクワークがあるので、ある程度パソコンスキルがないと仕事をこなすのが厳しいです。

デメリット2)コミュニケーションスキルが必要

治験の仕事は様々な担当と調整を行って進める仕事となるので、コミュニケーションが苦手な人には向かないです。

治験コーディネーターの年収事情

治験コーディネーターの給与は年収400~500万円程度、探せば600万円ほどの職場もあります。

研修制度もしっかりしている企業が多く、数週間トレーナーがついて仕事を覚えることができるので、企業で働きたい看護師におすすめの職場です。

臨床開発モニター、治験コーディネーターの求人を探すには

非公開求人として扱われている場合が多く、求人数も少ないので、企業の求人を扱っている転職サイトに登録して、情報を集めます。

採用倍率がかなり高いので、何社も応募してチャレンジする必要があります。

企業の求人を扱っていて、なおかつ利用者満足度が高い転職サイトを記載しておきますので、参考にしてくださいね。

いずれも最後まで無料で利用できます。

(3)医療機器メーカーのクリニカルスペシャリスト

クリニカルスペシャリストは一般企業での勤務になるため、命に関わらない仕事となります。

クリニカルスペシャリストは医療機器メーカーで、医療機器の納入先での機器の説明などを行ったり、説明会などでデモンストレーションを行う仕事です。

看護師としての経験を活かすことができ、年収も年齢にもよりますが、500万~700万程度の企業が多く、高年収を稼ぐことができます。

また、クリニカルスペシャリストとして経験を積めば、年収1000万円を目指すこともできる仕事です。

そんなクリニカルスペシャリストの仕事内容やメリットデメリット、求人の探し方をご説明します。

クリニカルスペシャリストの仕事内容

・自社の医療機器の説明


得意先の医療機関やセミナー、医療機器説明会、学会などで自社の医療機器の説明を行います。

看護師としての経験が大いに役立つ業務となります。

機器を使用する側だった経験から、よりユーザー目線の説明をすることができるため、看護師経験のある人は活躍できるでしょう。

・自社の医療機器の販売サポート

自社の営業担当と共に、得意先や新規顧客に対し、医療機器の説明を行い、販売に繋げます。

顧客は病院の担当者になるため、元看護師であることは、かなり強みになります。

かゆいところに手が届く説明も、重宝されることでしょう。

販売につなげることが仕事ですが、営業職ではないので、営業成績やノルマはありません。

クリニカルスペシャリストのメリット

・年収が高い

販売実績が高い機器メーカーであれば、基本給も高いことが多く、ボーナスも高い傾向があります。

・福利厚生が充実

大手医療機器メーカーに転職した場合、大企業だけあって福利厚生が充実しています。

昇給や退職金なども手厚い企業が多いと言えます。

・夜勤がない

一般の企業のため夜勤がないので、生活リズムは安定します。

クリニカルスペシャリストのデメリット

・全国出張がある

大手医療機器メーカーの場合、全国の病院へ医療機器を納入しているため、説明会や顧客打ち合わせなど、出張して行うことがあります。

遠方の場合、宿泊を伴う出張になるため、家庭の事情などで出張が難しい人は転職前によく確認が必要です。

・業務は多忙

夜勤がないとはいえ、販売実績が高い医療機器メーカーは、日々の業務が忙しいと言えます。

残業なども多い企業があります。

クリニカルスペシャリストの求人を探すには

非公開求人として扱われている場合が多いので、企業の求人を扱っている転職サイトに登録して、情報を集めます。

企業の求人を多く扱っている転職サイトは以下の記事を参考にしてくださいね。

(4)コールセンター

コールセンターとは、一般のお客様からの問い合わせに対応する、「企業の窓口」のような存在です。

看護師がコールセンター?と思われがちですが、看護師の知識・経験を持つ人材を募集しているコールセンターは多いです。

製薬会社や医療機器メーカー、保険業界など医療関係業界の企業が求人を募集しています。

コールセンターでは、基本的にはマニュアルに沿って応対していくことになるので、特別なスキルは必要ありません。

電話での応対のため、実際に処置やケアを提供することもありません。

ただ、自分の返答次第で相手の病状が変化するかもしれない、正しい返答をしなくては、という緊張感はあります。

それでも、命に直接かかわるような仕事ではありません。

コールセンターの年収は働く施設、仕事内容にもよりますが、年収400万円台の職場が多いです。

また、雇用形態が正社員なのか、パートなのかでも変わってきます。

パートや契約社員では時給制の職場が多く、時給2000円台の求人が多いです。

コールセンター看護師の仕事内容

・ヘルスケア

医療コールセンターでは健康や病気に関する質問へ応対します。

「子供が吸殻を食べてしまった」などの緊急事態への対応もあります。

また、健康相談のコールセンターでは「セカンドオピニオンはどうすればいいか」「医療費の補助制度について知りたい」などの医療・福祉に関する問い合わせへの応対をします。

・高齢者向け介護施設など

高齢者からの緊急の電話に応対したり、健康相談を受けたりします。介護施設などの各種施設では看護や介護の悩みについても応対します。

・製薬会社

薬の飲み方、薬の飲み合わせなどの薬に関することから、健康や病気についての相談も受けます。

薬に関しては飲み方を間違えると重大な副作用が生じる可能性もあるため慎重かつ確実な返答が必要となります。

・保険会社

生命保険の契約者特典として設置された相談窓口となります。

生命保険の契約についての相談ではなく、健康や病気に関する相談や育児相談などを受けます。

・医療機器

医療機器メーカーの自社製品についての問い合わせ窓口となります。

自宅で医療機器を扱う患者を支える業務がほとんどです。

医療機器の操作方法や医療機器を使用する患者の疾患についての聞き取りを行います。

・企業のコールセンター

セコムや大阪ガス、東京海上日動などが24時間対応の健康相談のサービスを行っています。

健康・医療・介護・育児など幅広い相談を受け付けています。

コールセンター看護師の研修内容

コールセンター看護師は仕事を始める前に、コールセンターの役割やサービスの内容についての研修を受けます。

その他、個人情報保護研修、健康相談基礎研修、メンタルヘルス相談研修など、コールセンターのオペレーター業務の基本的なことを研修にて習得します。

その研修の内容をご説明します。

・発声練習

コールセンターではお客様と電話口だけでのやり取りとなるため、聞き取りやすい声というのはとても大切となります。

研修では適切な声の大きさやトーン、声の出し方を学びます。

また、適切な相槌のうち方や会話での間の取り方なども学びます。

・トークスクリプト

トークスクリプトとは、お客様と会話をする時の台本のようなものです。

基本的にはどこのコールセンターでもこのスクリプトに沿って対応できるようになっています。

お客様の相談内容によってスクリプトを素早く使えることは、仕事をスムーズに進めることにもなります。

・敬語

コールセンターは対面ではなく電話口の言葉だけの対応になりますので、正しい敬語の使い方は重要となります。

また、できれば標準語を使いこなせるほうがいいと言われています。

敬語の他にも看護師として正しい医療用語を使用できる、ということも大切です。

・クレーム対応

クレームが発生した時の対応の方法、クレームの発生につながりやすいNGの言葉について学びます。

基本的にはクレームの電話や話の途中でクレームが発生した場合は、センターの上司につなげることになっていることが多いです。

・その他

指導社員を交えたロールプレイングで研修内容を実践し、応対のスキルを磨きます。

コールセンター看護師のメリット

・身体的負担が軽い

コールセンターでの仕事は基本デスクワークです。

また、勤務時間も一日平均3時間、週に2~3日程度の会社が多いです。

そのため臨床に比べて身体的疲労は確実に軽いと言えます。

・幅広く新しい知識を得ることができる

コールセンターには様々な疑問が寄せられます。

それらに応えるためには、臨床で経験した科目だけでなく、幅広い診療科の疾患や治療内容、医薬品の知識をはじめとして、健康食品に関する知識、介護・福祉に関する知識、医療費・セカンドオピニオンについての知識など、学ばなければならない項目は多岐にわたります。

さらにそれらの情報は常に最新のものにアップデートする必要がありますので、日々が学習となります。

・アルバイトとしてダブルワークできる

多くのコールセンターは平日や休日、昼夜や夜間問わず勤務があります。

そのため、休日を使ってのアルバイトとして行うことも可能です。

ただし、勤務先によってはダブルワークを禁止しているところもあるため確認が必要です。

コールセンター看護師のデメリット

・プレッシャーがある

様々な問い合わせに電話口だけで判断を下すことになります。

身体的異常に関する問い合わせや、医薬品・医療機器に関する疑問などは一歩間違えれば命に関わります。

それを電話口で得られる情報だけで判断をすることは大変困難です。

また、伝えた後の相手の状況が分からないからこその難しさがあり、かなりのプレッシャーを感じてしまう可能性があります。

・精神的疲労を感じる

コールセンターには様々な問い合わせの他に、けんか腰でクレームや怒りをぶつけられたり、寂しいからと延々と話を聞くことになったりということもありますが、関係のないクレームだからと聞き流すことはできません。

小さなクレームが企業をゆるがす大問題に発展することもあります。

軽い症状だと思っていたら深刻な状態で、結果的に命に関わる状態になってしまうこともあります。

一つ一つの電話に対し、常に的確な応対、助言をしなければならないことが精神的ストレスになることもあります。

・一般的な看護技術の向上はできない

当たり前のことですが臨床ではないため看護技術を提供する機会はありません。

そのため、医療知識が増えることがあっても基本的な看護技術が鈍ってしまうことがあります。

・夜勤がある

コールセンターには24時間サービスを提供しているところも多くあります。

職場にもよりますが、ある程度の夜勤を担当する可能性は高いと言えます。その分給与はアップします。

コールセンター看護師の求人を探すには

コールセンター看護師の求人数は少ないため、看護師の転職サイトで求人をできるだけ集めてから、職場を探していきましょう。

看護師専門の転職サイトは一般には公開されていない、条件の良い非公開求人もありますので、必ずチェックしておきたいところです。

また、転職サイトも様々なものがありますので、選ぶ際は求人数が多いこと、利用者満足度が高いことを確認して失敗のないようにしてくださいね。

転職サイト選びが転職成功の鍵をにぎっています。

ここでは、求人数が業界トップで利用者満足度が高い転職サイトを記載しておきますので、参考にしてくださいね。

いずれも最後まで無料で利用できます。

ナースではたらこ
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看護師転職サイトの利用者100人へのアンケートでは、『ナースではたらこ』の担当者は、「自分の希望がなかなか少ない条件だったのに、頑張って探してくれた」、「いつも笑顔で丁寧な対応、話しやすく頼もしい方だった」など、良い口コミが多くありました。

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マイナビ看護師
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(5)美容クリニック

美容クリニックは、美容皮膚科や美容形成外科を含む、美容系に特化したクリニックです。

美容クリニックでは手術やレーザー治療、点滴、注射など様々な医療処置が行われます。

医療処置を施すことに100%の安全はありませんので、看護師は患者さんの命に向き合うことになります。

ただし、美容クリニックで行う手術や処置で直接的に命に関わる事態に陥ることは少ないです。

そのため、一般の病院に比べて、命に関わる緊張感、プレッシャーは軽くなりがちです。

美容クリニックは日勤のみで、残業も少ないにも関わらず、平均年収は500万円程度で夜勤ありの病院勤務看護師と同じくらいの年収です。

美容クリニックは大きく美容整形外科と美容皮膚科に分かれます。

それぞれご説明します。

美容整形外科の仕事内容

・手術の介助

美容整形外科では、主に外科手術を行いますので、看護師の主な役割は手術の介助です。

手術内容は二重、鼻を高くする隆鼻術、フェイスリフト、脂肪吸引、乳房形成、あざを消す手術などとなります。

・手術前後のアセスメント

手術の準備や術前術後のアセスメントやケアも行います。

美容皮膚科の仕事内容

・施術を行う

主に美白やアンチエイジング、脱毛の施術を行います。

メスは使わずレーザーや注射を使用します。

また、しみ・シワ・ニキビ等を取り除く施術、肌の潤いアップや疲労回復に効果的な高濃度ビタミンC・プラセンタ等の点滴・注射も行います。

・ダイエットサポートや美容のアドバイスを行う

施術だけではなく、お客さんの美容をトータルでサポートするので、ダイエットサポートや美容アドバイスを行います。

美容皮膚科では、処置が複数回になるため、特定のお客さんと長い間接することが多くなります。

メリット

・夜勤、残業がない

予約制を取っているクリニックがほとんどなので、残業はほぼないクリニックが多いです。

・給与が高い

年収は500万~600万前後と高めのクリニックが多いです。

・売り上げなど評価が上がるとインセンティブが入る

施術メニュー契約や化粧品などの売り上げ目標があり、達成すると上乗せして手当てがもらえたり、お客さんからの指名数や口コミで評価が上がると、給与が上がるクリニックが多いです。

売り上げをがっつり上げて年収1000万円近く稼ぐ看護師もいますので、頑張っておもいっきり稼ぎたい人には、美容クリニックは天職です。

・美容の知識がつく

美容の知識がどんどん増えて、自分にも活かせるのはうれしい点です。

そして自分の美しさに磨きがかかれば接客にも活かせます。

・割引で最新の施術を受けられる

最新の施術を自分自身で割引価格で試すことかできます。

・病気の患者さんと接する必要がない

お客さんは健康な方ばかりなので、病気の患者さんと接することはありません。

・キレイでおしゃれな職場で働ける

ほとんどの美容クリニックは駅からアクセスがよい都心にあります。 そしてどこのクリニックもおしゃれです。

デメリット

・土日祝日出勤がある

ほとんどのクリニックが土日営業をしているため、土日祝日出勤があります。

・仕事中は忙しい

仕事中はお客さんへのサービスを第一に動くため、忙しい傾向があります。

・接客が苦手な人には厳しい

技術とともに接客能力が求められます。

お客さんに気に入られなければ評価が下がってしまいますので、接客にはかなり気を使います。

・クレームを受けないように細心の注意を払う必要がある

お客さんが施術の結果や接客が気に入らないとクレームをつけることがあります。

何度もクレームをもらったりすると、給与に影響がでてくることもあります。

・病棟に再就職しづらくなる

美容クリニックで長く働くと、病棟の仕事に対応する技術は確実に落ちます。

病棟に再就職はしづらくなるでしょう。

・自分の肌の状態など、自分自身の美容について気をつかう必要がある

自分の肌の調子などが悪いと、お客さんへの説明やアドバイスに説得力がなくなるため、自分自身の美容について相当気をつかいます。

・ノルマがあると苦しい

施術や美容グッズのノルマがあるクリニックは、お客さんへおすすめするのが苦手な人は苦しいと言えます。

・採用内定倍率が高い

美容クリニックは人気のある仕事なため、採用内定倍率が高いことが言えます。

美容クリニックの求人を探すには

美容クリニックの求人をあつかっている転職サイトに登録して、情報を集めます。

採用倍率が高いので、複数応募してチャレンジする必要が出てくると思います。

あなたと相性のよいクリニックを探しあててくださいね。

クリニックの求人を多く扱っているおすすめ転職サイトを記載しておきます。

この2つに登録しておいて求人を選べば間違いはないでしょう。

いずれも最後まで無料で利用できます。

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)

私が看護師転職サイトの利用者100人へアンケートを取った結果では、『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は「求人の質がよく、しっかり私の条件を配慮したものをピックアップしてくれた」、「担当者の女性の方はとても対応が丁寧で、電話やLINEなどの頻度も多くなく、親身になって対応してくれた」など、良い口コミが多くありました。

レバウェル看護(旧 看護のお仕事)に登録して求人を探す

マイナビ看護師
マイナビ看護師

看護師転職サイトの利用者100人へのアンケートでは、『マイナビ看護師』の担当者は、「親身になって自分に合う求人を紹介してくれた」、「最終的に他の転職サイトの紹介での転職となったが、嫌な対応1つせず温かく転職を応援してくれた」など、良い口コミが多くありました。

マイナビ看護師に登録して求人を探す

(6)保育園看護師

保育園看護師の主な業務は園児の健康管理と施設の安全管理です。

保護者から園児に関する健康相談を受けることもあります。

園内で起こったケガの応急処置や、急病時の対応を行います。

また、施設によっては保育士と共に保育を行うこともあります。

保育園看護師の看護の対象は、園児なので、基本的には健康です。

急病対応やアレルギーへの対応もあるため、命に関わるような出来事がゼロ、というわけではありません。

ただし、自分の手に負えない急病の場合は、嘱託医に任せたり救急車を呼ぶこともできます。

また、アレルギーの場合は、薬剤や対応手順があるため、その通りに対応すれば大丈夫です。

基本的には健康な子供なので、突発的事象や命に直結する急病、というものは少なくなります。

保育園看護師の年収は、300~400万円程度の職場が多いです。

保育園は土日休みで、残業も少なめ、子供たちの成長を間近で見られる、子供好きな看護師に人気の職場です。

保育園の看護師の仕事内容

保育園の看護師は基本的に1人であるため、様々な問題に対して主体的に動く必要があります。 そのため、ある程度の知識と経験は必要となります。

・子供が体調を崩したときの対応

怪我や体調不良など、日々の子供の体調の変化には常に気を配ります。

もし、子供が体調を崩した場合は、保護者に子供の状況等を連絡するとともに、適宜、嘱託医やかかりつけ医と相談するなどの対応が必要です。

特に、高熱や脱水症状、熱性けいれんなど救急対応が必要な場面では救急車を呼ぶか、嘱託医に診せるかなど看護師が判断を行う必要があります。

・園内の衛生状態の確認や安全確認

保育室や廊下、トイレや水回りなど特に子供が使用する場所の衛生状態の確認を行います。

また、子供が遊ぶ環境で危険なものがないかどうか、日々チェックを行います。

子供は予期しない行動をとるため、様々なことを想定し、保育士と協力して安全を確保できるようにしていきます。

・健診介助

健康診断や歯科健診時の準備や医師の補助、記録や保護者への報告だけでなく、結果を分析し、今後の保健指導に活かすことが必要です。

・アレルギーへの対応

昨今アレルギーを持つ子供は多くなっています。

保育園では食事の提供を行うため、アレルギーを起こすリスクも高くなります。

子供がアレルギーを起こした時の対応を、看護師だけでなく全職員が知っていくことが重要となりますので、看護師として他職員への指導も行います。

・食事介助、授乳

0歳児の授乳を行います。

また、食事介助は基本的には0歳児などの離乳食を食べている子の介助を行います。

月齢に合わせた離乳食かどうかを確認し介助していきます。

・おむつ交換、沐浴

0歳児・1歳児などのおむつをしている子のおむつ交換を行います。

また、職場によっては沐浴を行っているところもあり、沐浴も看護師の業務となります。 その際皮膚の状態を確認していくことも重要です。

・子供たちの遊び相手

看護業務に余裕があるときは、保育士とともに子供たちの遊び相手になったりもします。

遊びながら子供の様子を観察し、体調不良の早期発見に努めます。 また、そこで子供たちの発達の状態を確認していくことも大切です。

保育園の看護師のメリット

・日勤のみ

日勤のみの勤務になりますので、生活リズムが崩れることはありません。

また、基本的に土日は休みの職場が多いため、家族やパートナーと時間を合わせやすく、プライベートとの両立が可能です。 残業もほぼありません。

・子供の成長をみられる

長く勤務していくと、子供たちの成長をまじかで見ることができます。

0歳だった子が卒園していくのを見るのは感慨深いものです。

保育園の看護師のデメリット

・年収400万程度

日勤のみの勤務であり、残業もほぼありません。

そのため、病院勤務と比較すると年収は低めとなります。

・看護技術の向上は望めない

健康な子供を対象とするため、ほとんど看護技術を提供する機会はありません。

そのため、新しい看護技術の取得や技術の向上は望めないと言えます。 今後病院などに転職を考えている人には向きません。

・看護師が一人しかいない

保育園の看護師の配置人数は基本的に一人です。

突発的なことに対する判断をすべて一人で行わなければなりません。

また、看護師として相談できる人がおらず、保育士との間にも職種間の隔たりを感じることもありますので、孤独を感じてしまうかもしれません。

保育園の看護師求人を探すには

保育園の看護師の求人数は少なく人気もあるため、看護師の転職サイトで求人情報をできるだけ集めてから、職場を探していきましょう。

看護師専門の転職サイトは一般には公開されていない、条件の良い非公開求人もありますので、必ずチェックしておきたいところです。

保育園の求人に強い転職サイトをピックアップしましたので、参考にしてください。

(1)マイナビ看護師
マイナビ看護師

マイナビ看護師の求人の特徴

マイナビ看護師は様々な職種の転職サイトを運営しているため、保育施設の求人も豊富です。

求人検索機能では、検索ツールバーに「保育施設」があり、チェックを入れればすぐに検索可能です。

マイナビ看護師が保有してる保育施設の求人は「保育園」、「病児保育園」、「認定こども園」の求人が多いです。

マイナビ看護師は日勤常勤の求人が多く、パート求人もあります。

日勤常勤の求人は月給16万円~25万円、パート求人の時給は1,000円~2,000円と差があります。

マイナビ看護師の求人情報は1画面で基本的な情報が得られるようになっているため、比較がしやすくて便利です。

私が『マイナビ看護師』で求人を探した時は、認可保育園にて看護師として園児の健康管理や保健指導、病児対応、保護者からの健康相談の対応、園内の衛生環境の管理をする仕事で、年収493万円~、日勤のみ土日休みで残業ほぼなしの求人もありました。

マイナビ看護師に登録して求人を探す

(2)看護roo!

看護roo!の求人の特徴

看護roo!は看護師転職サイトのなかでも、多くの保育施設の求人を保有しています。

求人を自分で検索することもでき、検索ツールバーの「保育園・学校」にチェックを入れると求人を確認することができます。

看護roo!は企業が母体の保育園の求人が多数あり、その他に病児保育園の求人もあります。

日勤常勤の求人が多く、月給は25万~28万円で、高給与の求人が多い印象です。

パート求人もありますが、数は少なめです。

求人検索機能では、気になる求人をクリックすると詳細ページを確認することができ、業務内容などの詳細情報の他、キャリアパートナーからのおすすめポイントも掲載されています。

私が『看護roo!』で求人を探した時は、認可保育園にて看護師として0歳児の健康管理・保育補助や全児童の健康管理、園内の巡回、園児の怪我や病気の対応、健康指導をする仕事で、年収518万円~、7:15~20:00のうち8時間勤務で土日休みの求人もありました。

看護roo!に登録して求人を探す

(7)献血ルーム、献血車の看護師

献血ルームでの看護師の主な業務は、問診・採血・献血です。

献血は健康な人でないとできません。

貧血があってもダメです。

そのため、献血ルームで接するのは健康な人ばかりです。

献血ルームでは、採血に関する高い技術が必要です。

次から次に採血します。

ただし、健康な人なので、採血がしづらい、ということが少ないのも事実です。

また、献血時には、太めの針で穿刺しますので、それこそ高い技術が必要となります。

そして、献血では血を抜くことになるので、気分不快などの症状が出やすいですが、もともとが健康なので、大きなトラブルは起こりづらいです。

看護師の処置が利用者の命に直接かかわるわけではないので気が楽ですね。

ただし、採血スキルとともに、高い接客スキルも求められる職場となります。

献血ルーム看護師の給与は、常勤で月給22~35万円程度で賞与年2回、非常勤で時給1,700円程度となります。

仕事内容

・採血

献血が可能かどうか感染症の有無を調べたり、血液型を確認するための採血を行います。

献血をするための良い血管を避けて採血を行う必要があります。

・献血

穿刺から抜針、止血の確認まで行います。 穿刺の針が太いため止血しづらいことがありますので確認が重要になります。

・記録、物品管理

繰り返し献血する方が多いため記録は重要となります。 また物品の補充や機械の点検は重要な業務になります。

・緊急時対応

貧血や気分が悪くなったりする方の対応も看護師の重要な業務です。 できるだけ症状が出る前に防ぎたいため、献血者の様子を観察することも大切です。

メリット

・夜勤がない。残業が少ない。

日勤のみなので夜勤が難しい人にはおすすめです。

家族やパートナーと予定を合わせやすく生活リズムを崩すことなく働けます。

基本的にルーティンワークのため残業が少ない傾向にあります。

・精神的ストレスが少ない

基本的に健康な人を対象としているため急変などのイレギュラーなことが起きることが少ないため精神的に楽です。

デメリット

・給与が低め

日勤業務がメインのため夜勤手当はありません。 また残業もほとんどないため給与は低めと言えます。

・就業先を選べない

献血ルームでの採用ではなく日本赤十字社での雇用となり、就業先を選べません。

また、献血ルームと献血バスの仕事を選ぶこともできません。

同じ場所で勤務をするわけではなく交代で献血バスを担当することがあります。

・キャリアをつむことは難しい

健康な方を対象としたルーティンワークであるためキャリアップは望めません。

・イベント準備は大変

献血車でイベント会場へ向かい、イベントの準備としてテントや椅子などの設営があり、看護師も手伝います。

献血ルーム、献血車の看護師求人を探すには

献血ルーム、献血車は必要とする看護師の数が少ないので、求人数は比較的少なめの傾向があります。

求人は日本赤十字社のホームページで探すことができます。

日本赤十字社ホームページ

採用情報|日本赤十字社

看護師命に関わらない仕事 ~病院内~

命に関わらない看護師の仕事は、様々な選択肢があり、病院でも命に関わらない診療科はあります。

それぞれの選択肢の概要とメリットデメリット、求人の探し方をご説明します。

(1)耳鼻咽喉科(外来・クリニック)看護師

耳鼻咽喉科の病棟では、舌癌や咽頭・喉頭がんの患者さんも診るので、命に関わることがあります。

ただ、耳鼻咽喉科の外来・クリニックでは、そこまで重篤な患者さんと接することはありません。

検査や処置も大掛かりなもの、複雑なものはありません。

赤ちゃんから高齢者まで、患者さんの幅が広いので、対応に難しさを感じることはあるかもしれません。

それでも、命に直接かかわるプレッシャーはほとんどありませんので、精神的に楽です。

耳鼻咽喉科外来看護師の給与は夜勤が無いため低めです。

また、クリニックの場合、各施設の経営状態に左右されますし、常勤・非常勤によっても変わってきます。

そのため、目安は年収400万円前後の職場が多いです。

仕事内容

・点滴、注射処置

目眩、脱水の方への点滴(吐き気止めや栄養剤)を行います。

・医師の診療や治療の補助

医師の指示のもと薬剤投与や機械出し、薬及び検査の説明を行います。

・薬品、物品管理

薬品や物品の発注や在庫管理を行います。

・聴力検査

機械を使って聴力検査や耳鳴りの検査を行います。

メリット

・専門的な知識を身につけることができる

診療範囲が広範囲(耳、鼻、口、喉、頸部、頭部、顔面)であり、それぞれが複雑に関わっているため専門的な知識を身につけることができます。

・機械の操作方法を身につけることができる

診療、治療に使用する機械が特殊で種類も多いため、それぞれの機械の操作方法を身につけることができる。

・夜勤がなく残業が少ない

外来なので夜勤はありません。 また、検査や診察などのルーティーンがメインの仕事のため、残業は少ない傾向があります。

・通勤が楽

勤務地が駅前や交通アクセスの良いところにあることが多いため通勤が楽です。

デメリット

・経験の幅が狭い

耳鼻咽喉科は外来、クリニックが多いので入院患者の介助やオペの対応の経験を積むことができません。 今後のキャリアの選択肢は狭いでしょう。

・スキルアップが難しい

点滴、採血やバイタルチェックなどの基本的な看護技術を行う機会が少ないため、看護師としての基本的なスキルアップは難しいと言えます。

上記のように基本的な看護技術のスキルが低下してしまうと他の診療科への転職は難しくなります。

・時期により多忙になる

インフルエンザや花粉症の時期はかなり忙しくなります。 季節的な波があります。

(2)皮膚科看護師

皮膚科は病院内で単独の病棟を持ちません。

そのため、皮膚科に携わるのであれば外来・クリニックになります。

皮膚科の疾患で命に直接関わるようなものはありません。

身体の表面の疾患なので、治療の経過が目に見えるのも特徴です。

皮膚科の外来・クリニックでの看護師の主な業務は医師の診療補助です。

診療がスムーズに進むようにしていき、患者さんの案内や薬の塗布などを行います。

幅広い年齢層の患者さんに対応したり、皮膚感染症からの感染リスクもゼロではありませんが、患者さんの命に直結するような疾患や処置がないので、比較的穏やかに仕事を進めることができます。

皮膚科看護師の平均年収は勤務施設によって異なります。

一般病院の外来に勤務する場合は、病棟に勤務する看護師の給与から夜勤手当を引いた額となるため、看護師の平均年収500万円に比べて低めとなり、年収400万円台の職場が多いです。

クリニックの場合は、それぞれの経営状態に左右されてしまうため、一概には言えませんが、クリニックも夜勤がなく、残業も少ないため、年収は低めとなり、400万円前後の職場が多いです。

仕事内容

・問診

外来初診時の問診。医師の診察の前に行います。

診察をスムーズに行うために重要となります。

部位や症状のほかに患者さんがどんな治療を希望しているかを確認することが重要です。(例;ホクロをとりたいのか、ホクロが悪性かどうかの検査をしたいのか‥など)

・医師の診察介助

皮膚を露出する必要があるので服を着脱する可能性があります。

そのため患者のプライバシーに配慮する必要があります。 診察や治療に必要な機器や薬の準備を行いスムーズに診察が進むようにします。

・患者への処置

薬の塗布や創傷処置(傷の保護や包交)を行います。

・患者への説明

薬の使用方法や処置の方法を説明します。

メリット

・夜勤がない

皮膚科のみの病棟は基本的になく、外来が主となります。 そのため日勤のみの仕事となり生活リズムを崩すことがありません。また家族やパートナーと予定を合わせやすくなります。

・残業が少ない

単調作業が多いため残業は少ない傾向にあります。

・精神的ストレスが少ない

命に直接的に関わる疾患ではないため精神的ストレス、プレッシャーは少ないといえます。

・患者の治癒過程が目に見える

視覚的に良くなっていくのを認識できるのでやりがいにつながります。

デメリット

・皮膚疾患への感染リスクがある

ダニや白癬などで受診される方も多く、看護師への感染のリスクは少なくありません。

・基本的な看護ケアを行うことがない

バイタルサインの測定や清拭などの基本的な看護技術を行うことが殆どありません。

そのためほかの科や病棟へ転職する場合ハードルが高くなることが考えられます。

・給与が低め

夜勤がなく、残業も少なめなので給与は低い傾向があります。

(3)眼科看護師

眼科の疾患で命に直接関わるものはありません。

視力が悪くなったり、見え方が悪くなったりすることは多いですが、命に関わるものではないですよね。

病棟であれば、手術なんかもありますが、目に限局しているので、やはり命に関わるリスクは低くなります。

眼科病棟看護師の主な業務は術前後の看護と、日常生活援助です。

ただし、眼科の患者さんは、見え方が悪いだけで日常生活は自立している、という人がほとんどなので介助量は少ないです。

眼科外来看護師の主な業務は医師の診療補助です。

検査などは専門の技師がおこないます。

眼科の患者さんは命の危機にさらされているわけではないので、明るい人が多く、病棟内も明るく、穏やかな雰囲気です。

眼科看護師の年収は、勤める施設によって異なりますが、大学病院の病棟や外来を選択すれば年収は高くなります。

眼科であっても、他の診療科の看護師と同等の給与が支払われるので、平均年収は500万円程度です。

私も眼科の時は年収600万円程度でした。

クリニックを選択すると、年収はそのクリニックによって変わってきます。

夜勤がないため、規模の大きい病院と比べると年収は下がる傾向にあり、年収目安は400万円前後です。

眼科は命に関わるプレッシャーを感じづらいおすすめの職場です。

眼科(外来)仕事内容

・医師の診療補助
・患者への説明

患者さんへ点眼方法や手術、検査についての説明を行います。

・外来手術の介助

白内障、緑内障などの機械だしなどの介助や散瞳薬の点眼や点滴などの術前準備、術後の状況確認を行います。

・検査補助

検査技師の補助を行います。 検査技師がいない時は看護師が検査を行う場合もあります。

眼科(病棟)仕事内容

・入退院の管理

入院オリエンテーションやアナムネ聴取、退院オリエンテーションを行います。

・手術前後の管理

散瞳薬の点眼や点滴などの術前準備、術後の状況確認を行います。

・医師の診療補助
・日常生活援助、歩行介助

入院している患者さんの日常生活の援助をしたり、歩行困難な患者さんの介助を行います。

・服薬管理

持参薬の管理、点眼を行います。

眼科(外来)のメリット

・外来手術がある場合は手術介助の技術が学べる

白内障、緑内障などの機械だしなどの介助技術が学べます。

・検査をする必要がない

検査技師がいる場合は医師の診療補助が主な業務となり検査をする必要がありません。

・夜勤がないので体力的に楽

外来は夜勤がないので体力的に楽です。 プライベートとの両立もしやすいと言えます。

・難しい医療技術が必要ない

医師の介助や服薬管理、生活介助がメインの仕事なので難しい医療技術は必要ありません。

眼科(外来)のデメリット

・知識の幅が狭くなる

眼の専門知識しか得られず、薬物投与もほぼ点眼なので知識が限られてしまいます。

将来希望する診療科への転職がしづらくなります。

・手術介助がない場合は看護技術を磨くことができない

他の疾患を患っている人が少なく、患部が眼だけに限局しているため、点眼のみの患者さんが多く看護技術をなかなか磨けません。

・看護師としての知識や技術の向上の限界がすぐ見えてきてしまう

眼の疾患の種類も少ないため、比較的短い期間で知識を身につけられてしまいます。

モチベーションか高い人には物足りないかもしれません。

眼科(病棟)のメリット

・介助が少ないため体が楽

視力か悪いだけで自分で動ける患者が多いので歩行介助が必要なくらいで体力的に負担が少ないです。

・残業が少ない

介助が少ないため業務をスムーズに進めることができ、残業は少ない傾向にあります。

・アナムネ聴取が得意になる

1日に何人ものアナムネを決まった時間内で聴取するため情報の引き出し方が上手くなります。

眼科(病棟)のデメリット

・看護技術を磨くことができない

基本的にIVHや吸引などはなく、輸液ポンプを使用することもほとんどないため技術を身につけることは難しいです。

・入退院が多いので忙しい

両目白内障の手術で1週間弱の入院のため入れ替わりが激しく忙しいです。

・手術が多いと忙しい

局所麻酔だとすぐに病棟に戻ってくるので、手術室への送り迎えも含めて大変です。

(4)透析クリニック看護師

透析クリニックは、その名の通り、透析に特化したクリニックです。

クリニックでは、透析の導入は行わず、通院するのは透析に慣れた患者さんばかりです。

そのため、透析クリニックでは、透析による不均衡症候群や循環動態の変化による急変を起こすリスクは低くなります。

患者さんを相手にしていますし、「透析」と言う治療にも関わっているため、全くもって命に関わっていないか、というとそんなこともありません。

しかし、高度な医療技術やケアが必要ではないので、病院勤務の看護師に比べて、命に関わるプレッシャーは低くなります。

看護師は透析看護を行い、慣れてしまえばルーティンワークです。

透析クリニックの看護師の給与は、日勤のみの仕事としては年収が高めで、年収500万円前後の職場が多いです。

日勤のみで高収入、命に関わるプレッシャーが低いのでおすすめの職場です。

仕事内容

・透析準備

透析機械の準備(プライミング)、患者のバイタル測定、シャントへの穿刺、また透析後の抜針、止血確認を行います。

・透析中の観察

透析中は循環動態に変化が起きている状態なので気分不快や急変の可能性もあります。

そのためバイタルサインの観察、急変時の対応が必要となります。循環器に強い人は重宝されます。

・生活指導

透析患者は体重管理、食事制限、シャントの管理など気をつけることがたくさんあります。

日々の生活習慣が重要となるため、それらの指導を行う必要があります。

メリット


・専門的な知識、技術を身につけられる

透析という専門的な知識、技術を身につけることができる シャントについてや透析機械の使い方、また、循環動態についての知識をつけることができます。

・夜勤がない、残業が少ない

外来であれば夜勤はありません。

また、一日に透析ができる患者数には限りがあるので残業は少ない傾向にあります。 ただ祝日でも透析をおこなっているクリニックが多いため勤務がシフト制になっていることが多いです。

デメリット

・専門的な知識になるためその他の診療科への転職が難しくなる

透析についての知識は詳しくなりますが、その他の基本的な看護ケア(清拭や点滴管理など)を行う機会がないため、他の分野へ移りにくくなってしまいます。

・単調作業なので刺激が少ない

毎日同じルーティンワークを行うだけのため、新しいことを学習したりなどの刺激が少なく物足りなく感じることがあります。

・オープンフロアでの業務にストレスを感じることがある

基本的に透析はオープンフロアで施行されることが多いです。

常に人の目があることや、自分の仕事中にも声がかかってしまうことにストレスを感じる人も少なくありません。

(5)精神科看護師

精神科は心の病をみる診療科です。

心療内科では心の病と身体の症状の両方が見られるため、命に関わる事態に陥ることも少なくありませんが、精神科疾患が直接命に関わることはほぼありません。

自傷行為などがある場合は命にも関わってくるため、「絶対命に関わらない」とは言い切れない部分もあります。

ただし、内科や外科の病棟などに比べて、医療処置が少なかったり、ゆったりとした時間が流れている、比較的穏やかな職場が多いです。

精神科看護師の年収は、勤務する施設によって異なります。

外来では夜勤がないため年収は低めとなります。

病棟では夜勤があるので、一般的な看護師の平均年収500万円程度と同等です。

仕事内容

・コミュニケーションによる心のケア

精神疾患の患者さんには看護師のコミュニケーションによる心のケアが必要不可欠です。

患者さんによっては長期間治療している方もおり、看護師がコミュニケーションを取り患者さんとの信頼関係を作ってケアをすることで、回復への手助けをすることができます。

患者さんによって様々な症状があるので、一人一人に合わせたコミュニケーションが求められます。

・精神症状の把握、健康観察

精神疾患の患者さんは自分の症状を把握することが難しく、日々状況が変わってくることも珍しくありません。

看護師が症状を的確に把握し、医師と連携しながら患者さんへ適切なケアをすることも大切な仕事です。

・薬の管理

精神科では薬物療法を行っているため、与薬は看護師の重要な仕事です。

患者さんによっては、薬に抵抗があって飲んだふりをしてしまったり、後で吐き出してしまうということもあります。

適切な治療を行うためにも看護師による薬の管理が必要不可欠となります。

・日常生活の援助

精神疾患の影響で日常生活に支障がある患者さんも多く、身の回りのことなどを援助することも看護師の仕事となります。

メリット

・精神的な看護を学べる

精神科の仕事は他の科では学べない特殊なものとなります。 精神疾患の知識や精神疾患の患者さんとのコミュニケーションスキルは精神科でしか身に付けられません。 メンタルケアは将来的にも重要視されているので、看護師として貴重な人材となることができます。

・残業が少ない

定時で仕事を上がれる職場が多く、残業は少ないためプライベートと両立しやすいと言えます。

・他の科にあるバタバタ感が少ない

精神科の慢性期病棟では病状の急変などが少ないため、比較的落ち着いて患者さんのケアをすることができます。 ただし、急性期病棟では急患でバタバタすることもあります。

・コミュニケーションスキルがプライベートでも役立つ

日々患者さんを観察してコミュニケーションを取りながら、精神状態や気持ちを察しなければならないため、仕事で身につけたコミュニケーションスキルがプライベートでも活かせます。

もし家族や回りの人が精神的に不安定になっても、適切な対処ができるため人生において貴重なスキルになるでしょう。

デメリット

・看護師の人数が少ない

看護師の人数が比較的少ない職場が多いため、一人で多くの患者さんを見ることも多いです。

・責任が重い

施設によっては医師のいない中で看護師として判断をしなければならない場面もあるため、責任が重いと感じることがあります。

・患者さんのネガティブな面で自分のメンタルもダメージを受ける

精神科では患者さんのネガティブな話を長時間にわたり聞くことが多く、全てを受け止めてしまうと自分のメンタルも悪い方向に流されてしまうことがあります。

自分自身のメンタルが不安定な人は安易に転職しない方がいいでしょう。

・コミュニケーションが大変

患者さんとのコミュニケーションが重要となるので、コミュニケーションが苦手な人は負担に感じることがあります。

・看護師としての医療技術を磨きづらい

高度な医療行為はありませんので、医療技術を磨きたい人には向きません。

・患者から暴力、暴言を受けることがある

精神疾患の患者さんから暴力を振るわれたり暴言を浴びせられたりという場面があります。

できるだけ未然に防ぐ対応をしていても、この経験がある看護師が多いのが現状です。

(6)リハビリテーション科看護師

一般病院でリハビリテーション科がある施設は少なめです。

患者さんは整形外科や脳神経外科、脳神経内科などの診療科病棟に入院し、リハビリテーション室へ移動してリハビリをします。

その場合、急性期リハビリになり、ある程度病状が落ち着いたら慢性期リハビリのためのリハビリ病院に転院、または外来リハビリとなります。

基本的にリハビリは各疾患に対する治療が落ち着いた段階で開始します。

そのため、リハビリテーション科で命に直結するような事態がおこることは稀です。

看護師は、リハビリ段階の患者さんの日常生活援助、日常リハビリの援助を行います。リハビリにより、徐々にできることが増えていくので患者さんも前向きな人が多いです。

明るい雰囲気の中仕事をすることができます。

リハビリテーション科看護師の年収は、一般的な看護師の平均年収500万円程度と同等です。

入院施設の場合は、夜勤手当が加算されるため年収は高めになりますが、施設によって給与事情は異なりますので、しっかりリサーチすることが大切です。

リハビリテーション科の看護師の仕事内容

リハビリテーション科では、障害のできる限りの改善を図り、退院後の生活を見据えたADL(食事・排泄・着替え・入浴など)の集中的なリハビリをおこないます。

看護師の他、リハビリ専門医やセラピスト(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)、介護職、ソーシャルワーカーなどの多くの専門職種がチームとなって支援し、患者さんの自立を目指します。

その中でも看護師は、患者さんと他の職種との橋渡し役として動いていく必要があります。

それでは、リハビリテーション科の看護師の仕事内容をご説明します。

・身体状態の管理

一般的な病棟と同様にバイタルサインの測定や全身観察を行います。

その日の患者さんの状態を把握し、リハビリが安全に行えるかどうかの判断を行います。

異常がある場合は医師やセラピストに相談し、患者さんのスケジュールを調整します。

・リハビリ

専門職により個別で行われるリハビリで獲得した機能を日常生活でも使えるようにするために、病棟での生活自体もリハビリとなります。

看護師は常に在宅復帰を見据えたケアを行う必要があります。

そのため、介助をしすぎることがないようにします。

寝食分離やトイレでの排泄をすすめたり、活動量を少しずつ増やしたり、自分でできることは自分でやってもらい、できることを増やしていけるような環境を整えていきます。

・精神的サポート

患者さん、ご家族ともに入院が長期となることにストレスを抱えています。

また、残った障害と向き合っていく不安や、復職や在宅での介護の不安など、多くの悩みを抱えていると言えます。

看護師はそれらの話を時間をかけて傾聴し、不安や悩みが軽減できるように努めて行く必要があります。

リハビリテーション科の看護師のメリット

・患者さんの回復を実感できる

回復リハビリテーションを行っていくため、日々患者さんの回復を目にすることができます。

患者さん、ご家族の笑顔が看護師としてのやりがいにつながります。

・患者さんとゆっくり関わることができる

急性期病棟と違い患者さんとゆっくり、じっくり関わることができます。

在宅復帰に向けて日々のケアの工夫や提案をしたり、退院後の生活を不安なく安全に暮らせるよう、訪問看護につなげたり、ご家族の介護指導をしたりと、看護師の働きがその後の患者さんの在宅生活につながっていくことになります。

・様々な疾患をもつ患者さんと関わることができる

リハビリテーション科には脳疾患や脊椎疾患、整形外科の疾患と幅広い診療科の患者さんが入院しています。

そのため、疾患に関する知識を幅広い分野で獲得できると言えます。

・アセスメント力が向上する

看護師の少しの機転・工夫で患者さんができることが増える、ということは多いです。

患者さんができないことを、なぜできないのか、どうすればできるようになるのか、と常に考えて工夫していくことが必要です。

その工夫が他の人に通用するかというと必ずしもそうとは言えません。

患者さんに合わせた方法を考えながら関わっていくためアセスメント力が向上します。

リハビリテーション科の看護師のデメリット

・身体的疲労がある

看護師もリハビリテーションを行います。

患者さんに自分のことは自分でやってもらう、というスタンスではありますが、必要時移動の介助や清潔介助、排泄介助を行います。

介助により腰痛を抱えてしまうというのはリハビリテーション看護師あるあると言えます。

そのため、もともと腰痛を持っているような人は向きません。

・給与は平均的

リハビリテーション科に特別な手当はありません。

病棟勤務であれば夜勤があるため夜勤手当はつきます。

勤務する医療施設によって給与は変わってきますので、よく調べる必要があります。

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転職サイトでできるだけ多くの求人を集めてから職場を探していきましょう。

転職サイトも様々なものがありますので、選ぶ際は求人数が多いこと、利用者満足度が高いことを確認して失敗のないようにしてくださいね。

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他の転職サイトを比較したい方は以下の記事も参考にしてくださいね。

命に関わらない仕事 ~公務員~

看護師の資格や経験を活かして公務員として命に関わらない仕事をすることができます。

それぞれの命に関わらない仕事の選択肢の概要とメリットデメリット、求人の探し方をご説明します。

(1)検疫官

検疫官とは厚生労働省が採用する国家公務員の看護職の一つです。

検疫場や空港・港湾で検疫(病原体や有害物質が国内や海外に拡がるのを防ぐため、その地域に出入りする人や物を検査し、必要な処置をとる)を行う仕事のため、命に関わらない仕事となります。

検疫官は看護師の他に事務官などの行政職、医師、食品衛生監視員の職種があり、勤務地は北海道から沖縄まで、全国110か所の空港と海港になります。

2020年から新型コロナウイルスの世界流行に伴い、検疫官として働く看護師の需要が高まっています。

検疫官(看護師)の仕事内容

・検疫業務(港湾・空港)

港にて出入国する人に対して、サーモグラフィーなどを通して発熱の有無をチェックします。

また、何らかの症状や健康上の不安がある人を問診し、感染症との関係を調査します。

・衛生検査

蚊(デング熱、マラリヤ)やねずみ(ペスト)などの生き物が港から持ち込む感染症について検査を行います。

しかし、これらの検査の初期段階では看護師が担当することはほとんどなく、検疫官の一般職が担当することが多いです。

・船舶衛生検査(港湾のみ)

海港で働く人のみとなりますが、国を行き来する船の衛生検査を行います。

船内で害虫が発生していないか、食料や飲料水の管理状況、消毒機材の整備状況などをチェックします。

・健康相談業務

なんらかの症状があったり、感染の可能性がある人に対して必要な検査を行い、適切な医療機関の紹介を行います。

また、保健機関、各国の大使館や医療機関と連絡をとり、感染症に関する情報収集を行います。

そして、渡航者に周知が必要な感染症についての情報や予防策について書かれたパンフレットを渡すことも検疫官の業務の一つとなります。

感染症の拡大防止のために検疫の訓練や病院搬送の訓練なども、検疫官の重要な業務となります。

・予防接種業務

感染症への感染リスクが高い場所への渡航前に、予防接種についての相談や予約をおこなうことも検疫官の仕事のひとつです。

検疫官(看護師)のメリット

・終身雇用

通常国家公務員として働く場合は、公務員試験を受ける必要があります。

しかし、検疫所で働く看護師の場合は、書類選考と面接試験のみとなります。

これらを無事にパスできれば、定年まで国家公務員として働くことができます。

・福利厚生が充実している

国家公務員は休暇が取りやすく、勤務年数に比例して給与も上がっていきます。

また、退職金も民間の病院と比較すると高い傾向にあるため、生涯年収は高めになります。

その他、国家公務員の諸手当には扶養手当、住居手当、通勤手当など一般的な病院にもある手当のほか、地域手当や広域異動手当、特地勤務手当、寒冷地手当などがあります。

検疫官(看護師)のデメリット

・転勤の可能性あり

検疫官として採用されても勤務地は選べません。

全国各地の空港や海港に配属され、2~3年ごとに転勤があります。

様々な地域や規模の異なる検疫所で働くことで知識や経験は豊富になりますが、家族がいる人にとっては転勤があることは仕事を選ぶうえでネックとなると言えます。

・感染症のリスクが高い

目に見えない病原体やウイルスに対処する必要があります。

病原体を水際で食い止め感染を拡大させないようにするという、とてもやりがいのある仕事と言えます。

しかし、防護服を着用していても感染のリスクがゼロとは言い切れないのも事実です。

検疫官(看護師)になるには

検疫官に応募するには、看護師免許の他に3年以上の臨床経験が必要となり、業務上、自動車の運転を行う場合もあるため、普通自動車免許を取得していることも条件となります。

感染管理認定看護師や保健師の資格を持っている人は採用率が上がると言えます。

また、検疫所には外国の方も訪れるため日本語以外の外国語(英語、中国語など)を話せると採用に有利となります。

検疫官の採用は不定期であり、人数もその時によりまちまちです。

厚生労働省のホームページで常にチェックして、応募しましょう。

選考方法は書類選考と人物試験(面接)になります。

応募するには、履歴書(写真貼付)、看護師免許証(写)、1,200字程度の論文を提出する必要があります。

厚生労働省のリンクを張っておきますので、参考にしてくださいね。

検疫官(看護師)│厚生労働省 (mhlw.go.jp)

(2)刑務所看護師

刑務所看護師は、医師の指示のもと、体調不良やけがをした受刑者の処置を行ったり、受刑者の日々の体調を確認したり、健康診断を実施する仕事のため、命に関わらない仕事となります。

刑務所看護師は「一般刑務所勤務の看護師」と「医療刑務所勤務の看護師」の2種類があり、勤務先や携わる仕事が変わってきます。

一般刑務所への看護師配置は1~2人程度であり、狭き門です。

また、医療刑務所自体も全国で4か所と数が少ないため、看護師の勤務人数も少ないと言えます。

刑務所看護師は安定した収入と好待遇の国家公務員であるため離職率が低く、看護師の欠員が少ないことも特徴です。

刑務所看護師の仕事内容1)一般刑務所勤務

全国各地の一般刑務所に勤務します。(奈良県を除く46都道府県)

一般受刑者、突発的なケガや体調不良などを引き起こした受刑者を対象とし看護を提供します。

一般刑務所の看護師は企業看護師の仕事と類似しているのが特徴といえます。

・受刑者の看護

医師の指示のもと、体調不良やけがをした受刑者の処置を行います。

症状が深刻で刑務所内での対応が難しい場合には、外部の病院へ付き添うこともあります。

・受刑者の健康チェック

刑務所内を巡回し受刑者の日々の体調を確認したり、健康診断を実施したりします。

・カルテなどの書類整理・管理

カルテなどの書類整理・管理も行います。

刑務所看護師の仕事内容2) 医療刑務所勤務

全国4か所の医療刑務所に勤務します。(東京・愛知・大阪・福岡)

身体上・精神上の疾患を持ち、専門的な治療が必要な受刑者を対象とし看護を提供します。

医療刑務所には疾患をもつ受刑者が収容されているため、一般の病院と似たような機能を持ちます。

そのため、看護師の仕事も一般の病院と大きく差はありません。

精神疾患をもつ受刑者もいるため、精神科経験があると転職に有利となります。

・医師の診療補助

注射・採血・点滴・人工透析などの処置を行います。

また、各種検査の介助を行います。 病院と同じように手術もありますので、手術室勤務になれば手術介助も行うことになります。

・受刑者のケア・看護

受刑者の健康チェックや入所中の一般生活介助・看護を行います。

医療刑務所には精神疾患をもつ受刑者が収容されていることも多いため、異常行動や自殺企図を繰り返す受刑者への対応も行います。

刑務所看護師のメリット

・安定した収入・福利厚生を受けられる

刑務所看護師は国家公務員のため、経営状態によって給与が変動する一般の病院と違って、ある程度安定した収入を得ることができますが、始めのうちの年収は病院看護師より低い傾向にあります。

しかし、年一回の昇給がありますので、勤務年数が長くなるほど年収もあがります。

また、休日確保や時短勤務、扶養手当・住居手当・通勤手当・地域手当などの手当て・福利厚生が充実していることもメリットとなります。

・患者とのコミュニケーションが苦手でも問題ない

受刑者と看護師は基本的に直接話すことはありません。

受刑者の看護には必ず刑務官が付き添います。

質問がある場合は刑務官を介して行います。

・夜勤がなく、カレンダー通りの休日(一般刑務所)

一般刑務所勤務の場合は夜勤はありません。

プライベートとの両立が可能です。

また、基本的に土日祝日休みなので家族やパートナーと予定を合わせやすいと言えます。

残業も基本的にはありません。

・スキルを磨くことができる(医療刑務所)

医療刑務所では高度な医療を提供しますので、看護スキルを磨くことが可能です。

また、医療刑務所では「矯正医療」という刑務所や少年院という矯正施設で施される特殊な医療に携わることができます。

刑務所看護師のデメリット

・失業手当はない

国家公務員は途中で仕事を辞めることが考慮されていないため、雇用保険に加入しません。

そのため雇用保険法が適用されず、失業手当はありません。

・看護師としてのスキルアップが難しい(一般刑務所)

一般刑務所では簡単な処置をおこなうに留まりますので、一般的な看護技術を磨くことは不可能です。

・夜勤がある(医療刑務所)

医療刑務所は24時間の看護を必要としている受刑者が入所しているため夜勤があります。また土日祝日休みではなく、不定休となります。

・交通の便が悪い

一般的に刑務所は交通の便が良くない場所にあることが多いです。

駅から離れていて、車を使わないといけない地域にある刑務所も存在します。

刑務所看護師に向いている人

・看護業務だけに集中して携わりたい人

刑務所看護師が受刑者を看護するときは刑務官や法務教官が同席し、基本的には患者となる受刑者と直接コミュニケーションを取る必要はありません。

必要な看護業務だけを淡々とこなし、看護業務だけに集中して取り組みたい人に向いています。

どんな受刑者に対しても毅然とした態度で、冷静に対応できる人が向いていると言えます。

・看護師資格を活かして安定的に働きたい人

一般刑務所勤務に限れば基本は日勤のみですし、休日もしっかり確保できワークライフバランスを保ちやすいと言えます。

国家公務員という立場となり雇用も安定しているため、経済的にある程度安定した環境で仕事を行いたい人にとっては最適な職場と言えます。

・臨床経験が3年以上の人

一般刑務所の場合、受刑者の健康チェックと簡単な処置を行うにとどまりますので、最低限の看護スキルがあれば問題なく働くことが可能です。

医療刑務所では高度な医療や特殊な看護を必要とされますが、一般の病院で3年以上勤務していれば看護スキルは一通り習得できているため問題なく働くことができます。

刑務所看護師になるには

・応募条件

一般刑務所と医療刑務所によって異なります。

刑務所看護師は基本的に定年の59歳までで、看護師免許を持っていれば応募できます。

求められる経験は刑務所によって異なります。

各求人情報をよく確認する必要があります。

・採用試験

一般刑務所・医療刑務所ともに書類選考・筆記試験・面接です。

・求人を探すには

刑務所看護師の求人はかなり少ないと言えます。

求人はハローワーク又は転職サイトで探すことができ、非公開求人となっていることが多いため、ネット検索では出てこないことも多いです。

・ハローワークインターネットサービス

ハローワークインターネットサービス – トップページ (mhlw.go.jp)

看護師から別の仕事をするには

看護師の仕事は多岐にわたるため、病院以外の仕事もたくさんあります。

病院以外の仕事の探し方を記事にまとめましたので参考にしてください。

また、看護師からOLになるという方法もあります。

ただし、転職を考える際には注意点もあります。

OLに転職するメリットデメリットをまとめた以下の記事も参考にしてください。

看護師が人と関わりたくない時は

看護師ができるだけ患者さんと関わらない仕事はあります。

命に関わらない仕事と重複する部分がありますが、主に以下のとおりです。

産業看護師

保育園看護師

健診センターの看護師

献血ルーム、献血車

また、看護師が完全に人と関わらない仕事は、現状メディカルライターしかないと考えています。

人と関わらない仕事をまとめた以下の記事も参考にしてください。

まとめ

・命に関わらない看護師の仕事の選択肢はたくさんある

・それぞれの仕事内容やメリットデメリットを比較して、転職先を決めたい

・命に関わらない仕事を探すには、転職サイトを利用して非公開求人もチェックして進めたい

じっくり求人を比べながら、ベストな職場を見つけたいですね。

あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。

執筆者情報:裕美の転職研究所

ナース裕美(緒方裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。

保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)

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大学病院にて眼科、ICUに看護師として11年勤務した後独立。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動。転職を成功させるためのノウハウを発信しています。看護師としての視点、採用側の視点両面から考え、転職に役立つ記事作成をしています。 ★保有資格「看護師免許」「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
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