看護師おすすめの転職先

看護師転職外科|看護師と採用のプロが教える外科の求人6種類まとめ

外科の看護師求人ってどうなの??
外科の看護師の仕事内容は??
外科の求人はどうやって探せばいいの?

そんな疑問にお答えします。

この記事では企業の採用部門で働く夫と、看護師の私が外科看護師6種類の特徴やメリット・デメリット、求人の探し方をご説明します。

あなたの転職活動の一助になれば幸いです。

この記事の執筆者

ナース裕美 / 緒方裕美


看護師免許を持つ。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。

ナース裕美の夫

スタッフ1200人規模の企業の採用担当。転職サイト評論家。
『ラーメンを食べに行けば転職は成功する』(Kindle)著者。
自身の転職経験と採用担当としての知識を活かして記事作成に携わっています。

看護師の転職 外科の求人:心臓血管外科看護師

心臓血管外科は心臓や血液の疾患を外科的に治療する診療科で、対象となる疾患は、先天性心疾患、心筋梗塞、狭心症、大動脈瘤、弁膜症などです。

心臓血管外科の求人は少なめで、大学病院や総合病院、クリニックどれを選ぶかで給与などの待遇は変わってきます。

心臓血管外科の看護師の仕事内容

心臓血管外科の主な治療法には、冠動脈バイパス手術、左室形成術、両室ペーシング術、血管再生医療、人工弁置換術、弁形成術、胸部大動脈手術、未梢動脈手術などがあります。

それでは、具体的な心臓血管外科の看護師の仕事内容をご説明していきます。

手術前管理

手術前の検査出しや準備を行います。

心臓に疾患をもっている患者さんを対象としているため、術前も急変リスクはあります。

異常がないかの観察を行いながら、検査への送迎を行う必要があります。

手術後の管理

創部の観察や包交の介助を行います。

また早期離床のための援助も必要です。

ドレーン類の管理

術後の胸腔ドレーンや心嚢ドレーンの管理を行います。ドレーンからの排液量や排液の性状の観察だけでなく、挿入部の観察も重要です。

心電図モニタリング

心臓血管外科の手術後は急変リスクが非常に高いといえます。

確実な心電図のモニタリングが重要で、異常の早期発見に努めます。

急変対応

前述の通り心臓血管外科は急変リスクが高い患者さんが多いのが特徴です。

急変への対応は看護師の重要な業務になります。

心臓血管外科の看護師のメリット

心電図が読めるようになる

心電図モニターをつけている患者さんがほとんどなので、心臓血管外科看護師としてして心電図が読めるようになるのは基本中の基本です。

心電図モニターは他の科に移っても装着している患者さんはいますので、心電図が読めることは自分の強みになります。

急変に強くなる

心臓血管外科は急変も多く、数をこなすので急変対応に強くなります。

そのため、急変時にもバタバタするのではなく、落ち着いた対応ができるようになります。

急変時に冷静な対応ができると、患者さんやご家族に安心感を与えることができます。

また、この経験は他の科に移っても重宝されます。

術後管理の知識を得ることができる

心臓血管外科の手術は大手術になることが多いです。

術後の基本的な管理を学ぶことができます。

ここで学ぶことで他の外科系の診療科の術後に対応することができます。

心臓血管外科の看護師のデメリット

給与は平均的か、それ以上

心臓血管外科に特別な手当はありません。

基本的には夜勤がありますので夜勤手当はつきます。

ただ、忙しい診療科であるため、給与が割りに合わないと感じる人もいるようです。

忙しい

夜勤が忙しい傾向にあり、なぜだか急変などは明け方に起こることが多いです。

また、夜勤はスタッフ人数が少ないため、その中で予定外の事態に対応しながら通常の業務をこなさなければいけないためかなり忙しいと言えます。

アラームが鳴り響いている

ほとんどの患者さんが心電図モニターを装着しています。

装着したままで行動するため、心電図アラームがひっきりなしに鳴っていることも多いです。

アラームを聞きすぎて家にいる時にアラームの幻聴があるのは、心臓血管外科看護師あるあるです。

精神的疲労がある

心臓血管外科疾患は命に直結するものも多く、急変も比較的多い診療科となります。

また、心電図波形にも異常が現れるため「見落とせない!」という気持ちが強くなり、勤務中の緊張感へとつながります。

それが続くことで精神的な疲労となってしまいます。

心臓血管外科の看護師に向いている人

臨機応変な対応ができる人

前述の通り心臓血管外科は急変の多い診療科です。

日々の業務の中で予想外の事態が起きたときに、冷静に対応できるスキルが必要です。

段取り上手な人

多くの業務に対して、優先順位を考えながらこなしていくことができる能力が必要です。

また、急変時にも、すぐに業務の優先順位を組み立て直し対応していくことが重要です。

学ぶことが好きな人

心電図の波形は人それぞれです。

基本の波形はありますが、心臓の大きさや疾患により波形は変わってきます。

また、心電図の波形から病態をアセスメントし、治療の方向性まで考えられるように幅広く学習していくことが必要となります。

看護師の転職 外科の求人:脳外科看護師

脳外科の疾患は脳血管障害、脳腫瘍の他にも脊椎系、頭部外傷による出血や脳挫傷、痴呆に関係する水頭症などと幅広いため、それらに応じた手術やケア、リハビリについての知識を得ることができます。

脳外科の病棟看護師の仕事自体は精神的にも肉体的にもハードですが、脳外科がある施設は大学病院などの大きい病院が多く、給与などの条件は良い傾向があります。

ただし、大病院とクリニックどちらを選ぶかで条件はかなり差が出てきますし、給与などの条件以外も職場によって様々です。

多くの求人の中から良い条件の転職先を見つけたいですね。

脳外科(病棟)看護師の仕事内容

ここでは皮膚科の病棟の仕事をまとめていますので、参考にしてくださいね。

バイタルサインチェック、意識レベルチェック

基本的なバイタルサインの確認の他に、意識レベルの確認が重要です。

JCS、GCS、また対光反射、瞳孔の大きさ、徒手筋力テストなどで患者さんの意識レベルを確認し異常の早期発見に努めます。

ドレーン、ルート類の管理

手術後の患者さんでは点滴や各種頭部ドレーンが挿入されていることもあります。

特に頭部ドレーンは脳に直接影響が出るものもあるため厳重な管理が必要です。

日常生活援助

身体に麻痺があったり、ドレーンが挿入されていたりと日常生活に介助が必要な患者さんが多いです。

そのため食事の介助、排泄介助、入浴介助、移動介助(歩行介助)が必要です。

安全管理

手術前後に関わらず、意識がクリアでない患者さんも多いです。

そのためルート、ドレーン類の誤抜去の事故、転倒、ベッドからの転落がないように安全管理を徹底する必要があります。

手術準備

点滴の管理、また絶飲食の説明・管理など手術前に必要なことを説明をし実施します。

アセスメント

脳の疾患は命に直結します。

日々の観察から患者さんの今の状態をアセスメントし、異常の早期発見に努めることがとても大切です。

患者、家族のメンタルケア

脳外科の手術や緊急手術に対する「無事に戻ってこれるか?」という患者、家族の不安に寄り添い、しっかり説明を行いながら不安を取り除くためのメンタルケアが重要です。

医師、他職種と患者さんの橋渡し役

患者、ご家族、医師、リハビリなど他職種と円滑なコミュニケーションを図り、回復に向けての橋渡しを行います。

脳外科(病棟)の看護師のメリット

幅広い知識を得ることができる。

脳外科の疾患は脳血管障害、脳腫瘍の他にも脊椎系、頭部外傷による出血や脳挫傷、痴呆に関係する水頭症などと幅広いため、それらに応じた手術やケア、リハビリについての知識を得ることができます。

観察力が養われる

通常の観察にプラスして意識レベルなど、観察項目が多いです。

また口をきけなかったりと意志表示ができない患者さんからも観察を行うことで情報を引き出す必要があります。

そして、常に異常を早期に発見しようという気持ちで観察を行うため、細かいところまで観察を行えるようになります。

アセスメント力が養われる

常に現在の状態に異常はないか、どうすれば状態を良くすることができるか、何かケアでできることはないか、を考えながら接することでアセスメント能力が養われます。

緊急時に強くなる

脳血管障害は緊急入院、緊急手術が多いため、その時々に合わせた臨機応変な対応が求められます。また忙しい時の優先順位の付け方、突発的なことへの対処などを学ぶことができるため他の科へ転職する際の強みになります。

患者さんの回復過程が見られる

術後からリハビリを経過して回復していく患者さんを間近で見られるためやりがいにつながります。

CTがよめるようになる

CTを読めるようになることで身体に障害が出る部位を予測できるようになります。

そうすることで的確な看護を行えるようになります。

脳外科(病棟)の看護師のデメリット

とにかく忙しい、残業が多い

通常業務にプラスして緊急入院や緊急手術も多く、また日常生活の介助を必要としている患者さんも多いため、とにかく忙しいです。

仕事量が多いため残業も多い傾向にあります。

患者さんとじっくり関わることができない

日々の業務が忙しく、一人の患者さんとゆっくり、じっくり関わることが難しくなります。

精神的プレッシャーが大きい

命に直結する疾患が多く、業務に常に緊張感が付きまといます。

また観察一つにとっても間違いが許されないという雰囲気が精神的プレッシャー、疲労に繋がります。

重労働

身体が思うように動かない患者さんと接することが日常なので腰痛に悩まされることも多いです。

脳外科(病棟)の看護師に向いている人

観察力、アセスメント力がある人

脳外科では観察が重要です。

また意識レベルが低い人からも観察で容態を読み解く必要があります。

そのため患者さんの僅かな変化を見逃さす、状態をアセスメントしていく力が必要です。

気持ちの切り替えが上手な人

日常的に忙しく、残業の多い職場です。

仕事とプライベートで上手く気持ちを切り替えて過ごすことで仕事の効率もあがり、精神的な安定にも繋がります。

人と関わることが好きな人

意識がクリアでないがために看護師に対して暴言を吐いたりする患者さんや、上手く言葉で伝えられない患者さんに対しても辛抱強く穏やかに関わっていく必要があります。

学ぶことが好きな人

脳外科では疾患の範囲が広いため学ぶことがとても多いです。

また新しい治療法やリハビリについても日々学んでいく姿勢を持つことが必要です。

チームで働くことが得意な人

脳外科では医師、看護師の他にもリハビリ、栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカーなど他職種と連携して患者さんに対応していくことが多いです。

自分の意見を伝えながらも患者さんと他職種との橋渡しをしていくことも看護師の重要な仕事となります。

看護師の転職 外科の求人:消化器外科看護師

消化器外科は口腔から肛門までの消化器官すべてを対象としている診療科の外科病棟で、看る臓器の数が多く、様々な疾患の患者さんがいるため必然的に学習することは多くなります。

また、外科病棟なので手術の入退室が多く忙しいですが、特別な手当はないため給与は平均的となります。

消化器外科の求人は、主に大学病院や総合病院となり求人数としては少ないため、できるだけ求人情報を集めて、良い条件の転職先を見つけたいですね。(クリニックは消化器科としての求人が多いと言えます。)

消化器外科の看護師の仕事内容

ここでは消化器外科の仕事内容をまとめていますので、参考にしてくださいね。

点滴管理

消化管の疾患のため術前より絶飲食である患者も多く、点滴や中心静脈栄養で水分・栄養管理をしている方が多いです。

そのため点滴準備から滴下管理まで確実に行う必要があります。

また、管理する点滴数も多いため確認を徹底し、ミスのないようにしていく必要があります。

経管栄養チューブの管理

前述の通り、絶飲食の患者には必要時経管栄養チューブから栄養を注入するため、チューブの挿入から管理を行います。

挿入の際は患者が苦痛を感じることのないようにするために、確実な手技が必要となります。

ドレーン類の管理

手術後はドレーン類が挿入されています。

ドレーンの排液の量や色の観察、挿入部の異常の有無の観察などを行います。

ストマ管理

人工肛門(ストマ)造設に向けてのオリエンテーションからマーキング、造設後の管理を行います。

また、退院に向けてストマ交換の手技を指導したり装具を準備したりと、ストマに関する全般を管理します。

日常生活援助

術後の離床介助やドレーン・点滴挿入中の清拭や歩行介助を行います。

また、術後の初回シャワー時には看護師が付き添います。

生活指導

入院患者に対しての食事制限、水分制限の指導や退院していく患者に向けての禁酒・禁煙指導、食事制限の指導を行います。

中高年の方の入院が多いため、長期に渡る喫煙や飲酒の習慣を改善してもらうことは容易ではありません。

繰り返し、根気強く指導していくことが必要となります。

安全管理

経管栄養チューブの自己抜去はよくある看護事故になります。

再挿入はまた苦痛が伴うものになるので、なぜ抜去してしまうのかをアセスメントし、抜去予防を施す必要があります。

また、術後はルート・ドレーン類が多いため離床時の誤抜去、転倒にも注意する必要があります。

抗癌剤治療

消化器がんに対して、手術前後に抗癌剤治療を行うこともあります。

その場合は外科で行います。

点滴治療中の観察、副作用の観察、副作用への対応を行っていきます。

消化器外科の看護師のメリット

検査データを読み解けるようになる

消化器疾患では採血データに異常が出てきます。

日々のデータを比べて、データから異常を早期に発見できるようになってきます。

消化管全般の知識を得ることができる

口腔から肛門までの全消化管が対象の診療科です。

学習することも多く、挫折しそうになることもあります。

消化管は全てつながっていると意識して一つ一つ学習していくことで、最後には知識が全て繋がるため、かなりの達成感を得ることができます。

ストマについての知識を得ることができる

人工肛門(ストマ)は消化器外科ならではの手技になります。

ストマの種類から管理方法、装具に関することまで、多岐にわたり学ぶことができます。

患者の回復を見られる

手術前の状態から手術後、食事を開始する⇒退院へ、というように、回復の段階を見ていくことができるため、やりがいにつながります。

がん治療の知識を得ることができる

消化器がんに対しての化学療法、手術についての知識を得ることができます。

それに伴い、化学療法の副作用についてや、副作用への対応について学ぶことができます。

また、手術の範囲は多岐にわたるため、学べることも多くなります。

消化器外科の看護師のデメリット

給与は平均的

消化器外科に特別な手当はありません。

給与は平均的と言えるでしょう。

学ぶことが多い

消化管全般についての解剖生理とそれぞれの疾患、治療について学ぶ必要があります。

範囲が幅広いため、はじめのうちは何から勉強すればいいのかわからず焦ってしまいがちです。

また、日々の業務に加えて勉強が必要なため、プライベートの時間を勉強に当てる必要があります。

消化器外科の看護師に向いている人

テキパキ行動できる人

外科系の特徴として入退院、入退室が多く、病棟内もバタバタしがちです。

マイペースに仕事をするよりも、周りを見ながらスムーズに仕事をこなしていく必要があります。

コミュニケーションスキルが高い人

患者に対する生活指導は大切な業務の一つです。

長年の生活習慣を改善してもらうように、それぞれの患者に合わせたコミュニケーションスキルが必要になります。

また、手術や抗癌剤治療に対する不安や苦痛などを上手く表出してもらい、少しでも緩和していけるように寄り添っていくことも大切です。

アセスメント能力の高い人

検査データから異常を早期に発見するのはもちろんのこと、排液や排便などの異変にすぐに気づける観察力とアセスメント力が必要となります。

看護師の転職 外科の求人:整形外科看護師

整形外科は骨・関節の骨格系から筋肉や神経系からなる運動器に対する治療を行い、治療対象が全身に及ぶ数少ない診療科となります。

また、医師により専門領域が分かれているので、病院の形態や専門によって扱う疾患が変わってくると言えます。

整形外科の求人は多く、大学病院や総合病院、クリニックどれを選ぶかで給与などの待遇は変わってきます。

整形外科の看護師の仕事内容

整形外科は手術に関わる急性期だけでなく、回復期から慢性期、終末期や在宅など、関わる生活ステージが幅広いことも特徴です。

それでは、具体的な整形外科の看護師の仕事内容をご説明していきます。

日常生活援助や処置

基本的な援助である清拭や食事介助を行います。

また、整形外科特有のケアが固定になります。

シーネ固定や包帯固定を行うとともに、創部の状態(炎症の有無など)の観察と清潔ケアを行います。

特に創部周辺は、血流不全による褥瘡が起きやすい部位となるため、皮膚観察は必須です。

その他、弾性ストッキングの装着やコルセットの装着も行います。

疼痛管理

整形外科の患者さんは、手術前も後も疼痛の問題を抱えています。

処方自体は医師が行いますが、疼痛の状態を観察し処方が十分であるか、生活に支障はないかのアセスメントを行い、必要時医師に報告・相談するのは看護師の重要な役割となります。

オペ出し、オペ後管理

整形外科は基本的に手術を必要とする患者さんが入院しています。

その為、手術出しの頻度は多いです。

また、整形外科の手術では、術後に使用する装具や機器が多いため、それらの準備とベッド周囲の環境整備は重要な業務となります。

術後は合併症(感染、せん妄、深部静脈血栓など)の予防と観察を行います。

安全管理

整形外科の患者さんは術後に装具を着けていたりと、行動に制限が伴いますので、移動には介助が必要となります。

リハビリ時などはできる限り患者さん自身で動いてもらうこともありますので、転倒リスクが高く注意が必要です。

また、高齢の患者さんは術後の安静により、せん妄を発症しやすくなりますので、ルートトラブルがないよう予防をしていく事が大切です。

リハビリ

術後のリハビリは基本的にはリハビリ専門職が行います。

そのため、看護師は関節可動域訓練や筋力強化練習は行いません。

しかし、病棟で看護師がリハビリに参加することで回復が促進できますので、特に高齢者の患者さんの早期離床のためのリハビリを行います。

高齢者は寝たきりになると認知機能が低下していき、術後せん妄などをおこしてしまいます。

認知機能低下を予防するためにも離床の為の援助は重要となります。

入院対応

整形外科の急性期病院では、事故などの緊急入院が多いことがあります。

入退院のサイクルが早いのも特徴です。

緊急入院への臨機応変な対応が求められます。

整形外科の看護師のメリット

給与は平均的か、それ以上

整形外科に特別な手当はありません。

しかし、基本的には夜勤があるため、日勤のみよりは給与は上がります。

患者さんの回復していく姿を見られる

整形外科の看護師は手術前の1番大変な状態から術後のケア、リハビリ、退院まで関わることで、患者さんの回復過程を間近で見ることができます。

また、内科と違い、回復の度合いが目に見えて分かるので、患者さんとともに喜びを分かち合えます。

自分のケアが回復に役立っていることが肌で感じられるため、仕事を続ける上でのモチベーションとなります。

急変が少ない

手術は多いですが、他の科に比べて命に関わる事態に遭遇することはまれです。

大多数の患者さんが基本的には回復していきますので、看護師として辛い場面に立ち会うことが少なく、患者さんか笑顔になっていく場面が多いため、精神的な辛さやプレッシャーは少ないといえます。

そのため病棟の雰囲気も明るい傾向にあります。

コミュニケーションスキルを養うことができる

整形外科では多職種と連携することが多いです。

医師はもちろんのことリハビリ、装具士、放射線技術、ソーシャルワーカーなどと連携し、患者さんの治療・回復にあたります。

多職種と関わり、意見を交わすことで看護師としての視点だけではわからないことも学ぶことができます。

患者さんとコミュニケーションが図れる

整形外科の患者さんは、基本的にコミュニケーションがしっかりとれることが多いので、患者さんとの会話を楽しむことができます。

また、術前から術後のリハビリ、退院まで長期に関わることができるため継続した看護を行いたい人にはよい職場といえます。

整形外科の看護師のデメリット

夜勤がある

整形外科は基本的に手術治療になるため、入院病棟があり夜勤があります。

緊急入院を受け入れている病院だと忙しいこともあります。

また、高齢の患者さんが多いと、術後せん妄の対応に追われることもあります。

逆に予定入院のみの病院では、状態が安定した患者さんが多いため、比較的穏やかな夜勤となります。

勤め先によってかなり病棟の雰囲気は変わってきます。

忙しい

整形外科では入退院のサイクルが早く、手術も多いため手術の送り迎えが必要です。

それに加えてリハビリや検査の時間に追われ、その間に患者さんの介助も行います。

日々時間に追われながら業務をこなしていく必要があります。

残業が発生することもある

予定入院のみ扱う病院では、予定外の事態が起きづらいため残業は少ないと言えます。

しかし、緊急入院を受け入れている病院だと緊急手術が多く、急な残業が生じる可能性があります。

なるべく残業をしたくないような場合は、緊急入院を受け入れるような救急病院は避けたほうが無難と言えます。

身体に負担がかかる

整形外科の手術後は著しくADLが低下しています。

また、疼痛や可動制限もあり思うように身体が動かせない患者さんも多くいます。

そのため、必然的に介助量も多くなります。

整形外科の看護師は、腰痛を患うリスクが高いです。

急変対応スキルが習得できない

内科病棟などと違い、整形外科の疾患では重症患者や急変患者がほとんどいません。

そのため、看護師として急変対応に自信が持てないことを不安に思う人も多いようです。

急変対応を習得したいのであれば、救急対応をしている整形外科に勤務するのもいいのかもしれません。

また、他の科で経験し、急変対応に優れた人は転職に有利となります。

整形外科の看護師に向いている人

コミュニケーション能力の高い人

整形外科に入院する患者さんの年齢層は幅広いのが特徴です。

術後では可動域制限や行動にも制限があったりしますので、患者さんの理解度に合わせた説明のスキルが必要です。

また、痛みがある中でリハビリを行うことがあり、リハビリを拒否してしまう方もいます。

そんな患者さんにリハビリの重要性を説明、励まし、説得するコミュニケーション力が必要となります。

テキパキ動ける人

入退院、手術、検査が多く忙しい病棟です。

業務の優先順位を考えつつテキパキと行動できることが重要です。

力仕事ができる人、体力のある人

前述の通り、介助量が多い診療科となります。

もともと腰痛をもっている人だと務まりません。

また、力仕事が多いため男性看護師は重宝されます。

協調性のある人

他職種と連携する場面が多いです。

患者さんの回復のために積極的にコミュニケーションを図っていくことが大切となります。

看護師の転職 外科の求人:呼吸器外科看護師

呼吸器外科では手術適応の腫瘍(肺がん、胸腺腫瘍、胸膜腫瘍、転移性肺腫瘍など)、気胸、術後合併症(膿胸、肺炎など)が対象疾患となり、術前後の管理に加えて、処置なども多いため忙しい診療科ではありますが、特別な手当はつかないため平均的な給与となります。

大学病院や総合病院、またクリニックでは呼吸器内科と共に呼吸器科としての求人があり、求人数としては平均的です。

大学病院や総合病院もしくはクリニックどちらを選ぶかで、給与などの条件にかなり差が出てきますし、労働環境も職場によって様々です。

できるだけ求人情報を集めて、良い条件の転職先を見つけたいですね。

呼吸器外科の看護師の仕事内容

呼吸器外科は呼吸器疾患の急性期の病棟となり、主に周手術期の患者さんが入院しています。

また、手術後の抗癌剤治療や放射線治療を一貫して外科で行うこともあります。

ここでは呼吸器外科の看護師の仕事をまとめていますので、参考にしてくださいね。

術前準備

呼吸器外科へ入院している患者は基本的に周手術期の方です。

そのため検査出しが多いです。

また術前のオリエンテーションも看護師の仕事です。

術後の観察、ドレーン、ルートの管理

術後のバイタルサインの確認を行います。

特に血圧、呼吸のチェックは欠かせません。

また胸腔ドレーンが挿入されていることもあるためドレーンの管理も行います。

胸腔ドレーン管理

胸腔ドレーンの挿入や抜去時の準備・介助を行います。

また挿入時の観察が重要です。

排液の状態、エア漏れの有無、挿入部の感染兆候の有無などを観察します。

日常生活援助

胸腔ドレーン挿入時の歩行介助や清拭、術後の離床援助などを行います。

人工呼吸器管理

手術後の患者には人工呼吸器を装着している方もいます。

装着中の観察やケア(吸引、マウスケア、清拭など)を行います。

肺合併を防ぐためにも重要な業務になります。

開窓術の処置

膿胸患者に対して行われる開窓術後のガーゼ交換、観察を行います。

またシャワー時の介助も必要になります。

呼吸器外科の看護師のメリット

基本的な看護技術が身につく

酸素吸入療法でマスクやカニュラなどの取り扱いを学べます。

また吸入、吸引など、基本的な看護技術を身に付けることができます。

人工呼吸器を扱えるようになる

人工呼吸器についての知識を得ることができます。

またそれに伴い必要な看護ケアの技術を取得できます。

呼吸に強くなる

基本的な呼吸数などの観察に加え、呼吸音も大切な指標になります。

身体の異常は呼吸から始まることが多いため、呼吸に強くなることで異常の発見が早くなります。

業務の優先順位をつけるのが上手くなる

内科に比べて受け持ち患者数は少ないですが、検査だしや手術出し、受け入れ、また術後のケアなど、一人ひとりのケアにかける時間が多くなります。

時間で動く必要もあるため、自分の中で一日のスケジュールを組み立てて実施していくスキルが必要です。

抗癌剤治療、放射線治療について学ぶことができる

術前後の化学療法全般について学ぶことができます。

それに伴い副作用についてや副作用の緩和方法なども学ぶことができます。

これらは他のがん治療にも応用できるため、今後転職する場合に強みになります。

処置に強くなる

術後の包交はもちろんのこと、膿胸の開窓術後の処置もあるため、創部処置に強くなります。これはどの外科に移っても必要な技術となります。

呼吸器外科の看護師のデメリット

給与は普通

呼吸器外科独自の特別手当はありません。

そのため給与は一般的といえます。

患者一人一人にゆっくり関われない

これは外科系の病棟ではありがちですが、入退室が多く、処置も多いためゆっくり腰を落ち着けて患者と関わる、ということがなかなかできません。

長期的に、深く患者と関わりたいという人には物足りなさを感じるかもしれません。

呼吸器外科の看護師に向いている人

テキパキ行動できる人

外科系病棟では時間に追われるように処置や入退室、患者ケアが行われていきます。

マイペースに行動するというよりも周りのスタッフとの調整を行いながらテキパキと行動することが求められる傾向にあります。

臨機応変に対応できる人

突発的な検査や処置、あるいは急変があった場合に、その場その場に合わせた行動がとれる、ということが必要です。

コミュニケーション能力の高い人

術前オリエンテーションや術後の処置についてなど患者に対して説明する場面は多くあります。

また手術に対する不安を抱いている患者も多いためコミュニケーションにより不安を引き出し、寄り添っていくことが必要となります。

アセスメント能力が高い人

少しの呼吸(数、深さ、SpO2など)の変化から患者の状態を把握し対処できる力が必要です。

看護師の転職 外科の求人:乳腺外科看護師

乳腺外科とは乳癌の診断治療をはじめとし、乳腺の良性腫瘍や乳腺炎などの病気に対して専門的な診療を行う診療科です。

乳腺外科看護師は医師だけでなく放射線技師・薬剤師・細胞診断士など多職種と関わることが多いのも特徴です。

また、乳腺外科の専門の病棟をもっている総合病院は少なく、他の外科と一緒になっていることが多いと言えます。

乳腺外科専門の職場が希望であれば、乳腺外科専門病院を探すと良いでしょう。

ただし、専門病院自体の数が少なく求人も少ないため、できるだけ求人情報を集めてベストな職場を見つけたいところです。

乳腺外科の看護師の仕事内容

日本において乳がん患者数は増加の一途をたどっています。

また、マンモトーム生検、術前・術後化学内分泌療法や乳房温存療法、リンパ節生検などの検査があり、乳癌の治療は手術やホルモン療法、化学療法、放射線治療など多岐にわたります。

そのため、特にその専門性が要求される疾患となります。

それでは、具体的な乳腺外科の看護師の仕事内容をご説明していきます。

診療介助(外来)

看護師は医師の診療の介助を行います。

また、マンモグラフィや乳腺エコーなどの検査の説明・案内・介助を行います。

検査・診察時には羞恥心、プライバシーへの配慮を行うことも重要です。

患者さん、ご家族のメンタルケア

乳がん治療は治療期間が長期となることが多くあり、患者さん、ご家族ともに治療への不安を抱えています。

そして、治療(乳房切除や抗がん剤治療による脱毛など)によるボディイメージの変容が起こりやすい疾患でもあります。

なので、看護師がそれらの話を傾聴し、相談に乗り、適切な処置を提案・実施していく必要があり、患者さん、ご家族が治療について受け入れていくことができるように慎重に関わっていくことが大切です。

手術前後のケア

手術前の検査や説明を行います。

また、術後の観察、創部の包交介助や観察を行っていきます。

化学療法時のケア

医師の指示のもと薬剤の準備を行い、投与、観察を行います。

また、化学療法にともなう副作用に対してのケアを行っていきます。

リンパ浮腫に対するケア

乳がん手術後の合併症にリンパ浮腫が挙げられます。

腕が腫脹したり腕の挙上が困難になったりと、日常生活に不自由が生じます。

まずは浮腫が起こらないように予防的ケアを行い、患者さんにもセルフケアの指導をおこなうことが必要です。

乳腺外科の看護師のメリット

幅広い知識を得ることができる

乳腺外科は手術前後の看護だけではなく、化学療法の看護など「外科」にとらわれずに、乳がんに関する治療全般を行いますので、看護師としての総合的なスキルが問われる診療科と言えます。

乳がん認定看護師の資格を習得できる

乳がん看護認定看護師は、乳がんと診断された患者さんの心理的サポートや治療選択の支援、治療に伴う副作用や後遺症への対処方法の指導相談など、幅広い視点から患者さんのQOL(生活の質)を保つためのサポートを行います。

資格の取得には昼間に教育を受ける必要がありますので、休暇の取得にするか休職するかなどを各病院と相談する必要があります。

給与は平均的か、それ以上

乳腺外科に特別な手当はありませんが、病棟勤務であれば夜勤がありますので、その分給与もアップします。

また、前述のとおりに乳がん専門看護師の資格を取ることで、給与のアップも望めます。

乳腺外科の看護師のデメリット

精神的疲労感じる可能性がある

乳腺外科では患者さん・ご家族のメンタルケアが重要となります。

傾聴・共感は必要な技術ではありますが、同じ女性として感情移入しすぎてしまうと自分の精神的疲労にもつながります。

適切な距離を保ちながら、患者さんに寄り添っていくことが重要となります。

学習することが多い

外科的手術についてのみではなく化学療法やリハビリ、合併症への対応など乳腺外科疾患に対して総合的に学習する必要があります。

勤務時間内に学習できればいいのですが、日々の業務があるため難しいといえます。

そのため、プライベートの時間を学習にあてる必要が出てきます。

乳腺外科の看護師に向いている人

相手に寄り添うことができる人

乳腺外科の患者さんはほぼ女性です。

治療の過程でボディイメージが変容していくため、精神的にダメージを受けている患者さんが多くいます。

同じ女性として女性特有の悩みを共有し、気持ちに寄り添っていくことが必要となります。

コミュニケーション能力が高い人

患者さんやご家族の話を傾聴し、患者さんがどうしていきたいか、また治療に対して持っている思いを聞き出し、日々のケアに生かしていく必要があります。

また、多職種と連携して治療を進めていくため、その調整役を担っていく必要があります。

専門性を高めたい人

乳腺外科では外科手術についてや化学療法についてなど、治療についてはもちろんのこと、家族ケア、患者さんのメンタルケア、リンパ浮腫に対するケアなど専門的なこと多く学ぶことができます。

そのため自分の強み(得意分野)を作りたい人、専門性を高めたい人には最適な診療科となります。

外科の看護師求人を探すには

大学病院、総合病院、クリニックどれを選ぶかで給与など働き方も変わってきます。

なので、看護師の転職サイトで求人をできるだけ集めてから、職場を探していきましょう。

看護師専門の転職サイトは一般には公開されていない、条件の良い非公開求人もありますので、必ずチェックしておきたいところです。

また、転職サイトも様々なものがありますので、選ぶ際は求人数が多いこと、利用者満足度が高いことを確認して失敗のないようにしてくださいね。

転職サイト選びが転職成功の鍵をにぎっています。

おすすめの転職サイトは以下の記事を参考にしてくださいね。

勤務先を選ぶときにチェックしておきたいこと

外科の給与、労働条件、福利厚生などは大学病院もしくは総合病院どちらを選ぶかによって、差がありますので、求人情報をじっくりリサーチすることが大切です。

転職してから後悔しないように、事前にチェックが必須な項目などを記事にまとめましたので、参考にして頂ければと思います。

まとめ

・外科で働くことで、様々なスキルがみにつく

・大学病院もしくは総合病院どちらを選ぶかによって、給与などの労働条件はけっこう変わる

・転職サイトで条件の良い求人から転職先を探すことが大切

じっくり求人を比べながら、ベストな職場を見つけたいですね。

あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。

執筆者情報:裕美の転職研究所

ナース裕美(緒方 裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。

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スタッフ1200人規模の企業の採用担当。キャリアアップ研修講師。

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大学病院にて眼科、ICUに看護師として11年勤務した後独立。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動。 企業の採用担当として働く夫とともに、転職を成功させるためのノウハウを発信しています。 看護師としての視点、採用側の視点両面から考え、転職に役立つ記事作成をしています。 ★保有資格「看護師免許」「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
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ナース裕美の夫
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