看護師でゆるく働きたい人におすすめの職場ってある??
看護師だけどのんびり働きたい!
キャリアアドバイザーと採用担当が、こんな疑問にお答えします。
看護師でゆるく働きたい人におすすめの職場はこちらです。
保育園
健診センター
献血ルーム、献血車
介護施設
眼科
皮膚科
透析クリニック
看護師は日々命に関わる仕事や緊急対応、突発的な対応で体力的にも精神的にも大変な仕事と言えます。
看護師だってゆるくのんびり働きたいと思うときがあります。
看護師の仕事は多岐にわたりますし、診療科の種類もかなりの数あります。
この記事ではキャリアアドバイザーと採用担当が、ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場をご説明します。
ゆるくのんびり働ける分、デメリットもあるので、すぐに転職を決めずに、まずはどんな求人があるかチェックしてから進めてくださいね。
あなたの転職活動の一助になれば幸いです。
※比較的ゆるくのんびり働ける可能性が高い職場を選んでいますが、職場によっては大変なところもあります。求人をよく調べて転職してください。
※株式会社マイナビとのコラボです。
この記事の執筆者
ナース裕美(緒方裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアドバイザーとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。
※YouTubeでは各職場の特徴やメリットデメリット、年収事情をご説明しています。
当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。
- ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場:保育園
- ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場:健診センター
- ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場:献血ルーム、献血車
- ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場:介護施設
- ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場:眼科
- ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場:皮膚科
- ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場:透析クリニック
- 看護師が一人でできる仕事
- 看護師が定年まで働ける職場
- 看護師はパートで気楽に働ける!?
- 看護師が働き方の悩みを解決するには
- 看護師をなんとなく辞めたいと思ったら
- 看護師で楽な夜勤バイトはあるのか
- 看護師が病院で働きたくなくなったら
- 職場でのトラブルの相談先
- 参考リンク
- まとめ
ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場:保育園
保育園看護師は保育園での保健業務を担い、例えば子供たち・職員の体調管理、健診補助、衛生・安全の確認などを行います。
また、それと共に保育士と子供たちの保育を行うことも多いです。
基本的に子供の健康管理のみの仕事のため、手術や急患対応などでバタバタすることもなく、病棟勤務に疲れた人など、ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場です。
保育園は基本的に平日日勤のみの勤務のため、夜勤もありませんので、家庭・子育てとの両立、プライベートとの両立も可能です。
保育園の求人数は少なく、給与は少ない傾向がありますが、ブランクのある人や、子供好きの看護師に人気の職場となります。
保育園看護師の仕事内容
保育園の看護師は基本的に1人であるため、様々な問題に対して主体的に動く必要があります。 そのため、ある程度の知識と経験は必要となります。
子供が体調を崩したときの対応
怪我や体調不良など、日々の子供の体調の変化には常に気を配ります。
もし、子供が体調を崩した場合は、保護者に子供の状況等を連絡するとともに、適宜、嘱託医やかかりつけ医と相談するなどの対応が必要です。
特に、高熱や脱水症状、熱性けいれんなど救急対応が必要な場面では救急車を呼ぶか、嘱託医に診せるかなど看護師が判断を行う必要があります。
園内の衛生状態の確認や安全確認
保育室や廊下、トイレや水回りなど特に子供が使用する場所の衛生状態の確認を行います。
また、子供が遊ぶ環境で危険なものがないかどうか、日々チェックを行います。
子供は予期しない行動をとるため、様々なことを想定し、保育士と協力して安全を確保できるようにしていきます。
健診介助
健康診断や歯科健診時の準備や医師の補助、記録や保護者への報告だけでなく、結果を分析し、今後の保健指導に活かすことが必要です。
アレルギーへの対応
昨今アレルギーを持つ子供は多くなっています。
保育園では食事の提供を行うため、アレルギーを起こすリスクも高くなります。
子供がアレルギーを起こした時の対応を、看護師だけでなく全職員が知っていくことが重要となるため、看護師として他職員への指導も行います。
食事介助、授乳
0歳児の授乳を行います。
また、食事介助は基本的には0歳児などの離乳食を食べている子の介助を行います。
月齢に合わせた離乳食かどうかを確認し介助していきます。
おむつ交換、沐浴
0歳児・1歳児などのおむつをしている子のおむつ交換を行います。
また、職場によっては沐浴を行っているところもあり、沐浴も看護師の業務となります。 その際皮膚の状態を確認していくことも重要です。
子供たちの遊び相手
看護業務に余裕があるときは、保育士とともに子供たちの遊び相手になったりもします。
遊びながら子供の様子を観察し、体調不良の早期発見に努めます。 また、そこで子供たちの発達の状態を確認していくことも大切です。
保育園看護師のメリット
日勤のみ
日勤のみの勤務になるため、生活リズムが崩れることはありません。
また、基本的に土日は休みの職場が多いため、家族やパートナーと時間を合わせやすく、プライベートとの両立が可能です。 残業もほぼありません。
子供の成長をみられる
長く勤務していくと、子供たちの成長をまじかで見ることができます。
0歳だった子が卒園していくのを見るのは感慨深いものです。
保育園看護師のデメリット
年収400万程度
日勤のみの勤務であり、残業もほぼありません。
そのため、病院勤務と比較すると年収は低めとなります。
看護技術の向上は望めない
健康な子供を対象とするため、ほとんど看護技術を提供する機会はありません。
そのため、新しい看護技術の取得や技術の向上は望めないと言えます。 今後病院などに転職を考えている人には向きません。
看護師が一人しかいない
保育園の看護師の配置人数は基本的に一人です。
突発的なことに対する判断をすべて一人で行わなければなりません。
また、看護師として相談できる人がおらず、保育士との間にも職種間の隔たりを感じることもあるため、孤独を感じてしまうかもしれません。
保育園看護師に向いている人
保育園の看護師に向いている人をご説明します。
子供が好き
これは当たり前のことですが、子供を相手にする職場のため子供が苦手な人には務まりません。
また、自身が子育て経験者だと、その経験を生かすことができます。
プライベートを充実させたい人
給与よりプライベートの充実を望む人には最適です。
前述のとおり、日勤のみで残業もほとんどないため、給与は低めとなりますが、逆に時間に余裕ができるのでプライベートは充実させることができます。
ブランクのある人
難しい看護技術の提供はありません。
また、時間的に余裕があるため子育てや介護、自身の病気などでブランクがある人にとっては働きやすい環境といえます。
小児科経験がある人
子供を対象としているため、子供に関わる病院勤務の経験があると突発的な事態に色々と対応できる幅も増えますし、保育士や保護者からの信頼も得やすいといえます。
保育園看護師の求人を探すには
保育園の看護師の求人数は少なく人気もあるため、看護師の転職サイトで求人情報をできるだけ集めてから、職場を探していきましょう。
看護師専門の転職サイトは一般には公開されていない、条件の良い非公開求人もありますので、必ずチェックしておきたいところです。
保育園の求人に強い転職サイトをピックアップしましたので、参考にしてください。
(1)マイナビ看護師
マイナビ看護師の求人の特徴
マイナビ看護師は様々な職種の転職サイトを運営しているため、保育施設とのパイプがあり、保育施設の求人数は他の転職サイトを引き離しています。
求人検索機能では、検索ツールバーに「保育施設」があり、チェックを入れればすぐに検索可能です。
マイナビ看護師が保有してる保育施設の求人は「保育園」、「病児保育園」、「認定こども園」の求人が多いです。
マイナビ看護師は日勤常勤の求人が多く、パート求人もあります。
日勤常勤の求人は月給16万円~25万円、パート求人の時給は1,000円~2,000円と差があります。
マイナビ看護師の求人情報は1画面で基本的な情報が得られるようになっているため、比較がしやすくて便利です。
私が『マイナビ看護師』で求人を探した時は、認可保育園にて看護師として園児の健康管理や保健指導、病児対応、保護者からの健康相談の対応、園内の衛生環境の管理をする仕事で、年収493万円~、日勤のみ土日休みで残業ほぼなしの求人もありました。
看護師転職サイトの利用者200人へのアンケートでは、『マイナビ看護師』の担当者は、「親身になって自分に合う求人を紹介してくれた」、「最終的に他の転職サイトの紹介での転職となったが、嫌な対応1つせず温かく転職を応援してくれた」など、良い口コミが多くありました。
マイナビ看護師の口コミ・評判をまとめた『生の口コミ掲載|マイナビ看護師の口コミと評判調べました』の記事も参考にしてください。
(2)看護roo!
看護roo!の求人の特徴
看護roo!は看護師転職サイトのなかでも、多くの保育施設の求人を保有しています。
求人を自分で検索することもでき、検索ツールバーの「保育園・学校」にチェックを入れると求人を確認することができます。
看護roo!は企業が母体の保育園の求人が多数あり、その他に病児保育園の求人もあります。
日勤常勤の求人が多く、月給は25万~28万円で、高給与の求人が多い印象です。
パート求人もありますが、数は少なめです。
求人検索機能では、気になる求人をクリックすると詳細ページを確認することができ、業務内容などの詳細情報の他、キャリアパートナーからのおすすめポイントも掲載されています。
私が『看護roo!』で求人を探した時は、認可保育園にて看護師として0歳児の健康管理・保育補助や全児童の健康管理、園内の巡回、園児の怪我や病気の対応、健康指導をする仕事で、年収518万円~、7:15~20:00のうち8時間勤務で土日休みの求人もありました。
看護師転職サイトの利用者200人へのアンケートでは、『看護roo!』の担当者は、「親切で希望条件に合うところを的確にピックアップしてくれた」、「とても丁寧で、こちらの要望もしっかりと聞いてくれた」など、良い口コミが多くありました。
ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場:健診センター
健診センターは健康診断や人間ドックを行う場所で、自分の健康状態を知るためだけではなく、病気の早期発見、早期治療のための施設です。
受診するのは基本的に健康な人が中心のため、急変などでバタバタすることもなく、ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場です。
基本的に日勤のみで夜勤がなく、休日もカレンダー通りに取れるところが多いため、家庭・子育てとの両立、プライベートとの両立もしやすいと言えます。
健診センターの看護師は、人気の求人でもあり求人数自体も少ないので、求人倍率は高めであり狭き門といえます。
健診センター看護師の仕事内容
それでは、具体的な健診センターの看護師の仕事内容をご説明していきます。
採血
健診センターと採血は切り離して考えられません。
日に100人以上の採血を行うことはもはや当たり前となります。
検査の実施や診察介助
身長や体重測定、聴力検査、視力検査、採血、バイタルサイン測定などの検査を行います。
また、乳がん検診や子宮がん検診、内視鏡検査の診察介助を行います。
巡回健診
健診自体は施設健診と同様となります。 しかし、巡回場所での機材の搬入、設営などを行う必要があります。
健診場所が遠方であるほど早朝に出発することになります。
健診センター看護師のメリット
平日、日勤のみ
基本的には日勤のみで夜勤はありません。
そのため、生活リズムが崩れることもなく、家族・パートナーとも時間を合わせやすくなります。
また、休日もほぼカレンダー通りに取れるところが多いようです。
残業はほぼない
基本的には残業はありません。
しかし、健診センターには繁忙期があり、新入社員が入社する3-6月と、学校の健診が重なる4-6月は受診する人が多いため、残業が必要になることもあります。
ストレスが少ない
対象が健康な人であるため、病気に対する不安やストレスを抱えている人は少ないです。
そのため冷静な判断・受け答えをしてくれるため、看護師としてもストレスを感じることなく働くことができます。
健診センター看護師のデメリット
出張がある
健診センターでは施設健診と巡回健診がある施設があります。
巡回健診の場合は巡回車、飛行機、船などで出張が必要になります。
また、準備・片付けもあるため早朝出勤や残業、宿泊が必要になることもあります。
出張や宿泊が難しい人は、希望する健診センターが巡回健診を行っているかどうかをしっかり確認することが必要です。
給与は低め
基本的に日勤のみで残業もほぼありません。
そのため、給与は低めといえます。 しかし、巡回健診の担当となると、大変な分給与は高くなります。
臨床スキルを身につけることができない
健診センターで必要な看護技術は、採血や血圧測定などの本当に基本的なものになります。 そのため、看護師としてスキルアップしたいという人には向きません。
また、新任看護師も同じ理由で健診センターへの就職はおすすめできません。
1人ひとりに関わる時間が短い
健診センターでの仕事は短時間で必要な検査を行うことです。
そのため、受診した方1人ひとりと密に関わるということはありません。
確かにコミュニケーションスキルは必要ではありますが、患者さん一人ひとりにしっかり向き合い看護を提供したいという人には向きません。
クレームが来ることがある
健診センターはほとんど健康な人を対象としているため、患者さんというよりお客様です。
そのため、対応に不備があるとすぐにクレームが来ることがあります。 施設によってはマナー、サービスに対する講習を行っているところもあるようです。
健診センターの看護師に向いている人
ここでは健診センターの看護師に向いている人をご説明します。
採血が得意
前述したとおり日に100人以上の採血を行う必要があります。
「この人の血管は細くて自信がないから先輩に代わってもらう」なんてことはできません。
採血がスムーズにいくことで健診自体もスムーズに進んでいきます。
そのため、採血が苦手な人、新人看護師には向かない職場となります。
ルーティン作業が好きな人
健診センターでは黙々と血圧を測ったり、採血をしたり、検査をしたりと、ほぼルーティンワークとなります。
しかし、できるだけミスなく行う必要があるため適度な緊張感は必要となります。
コミュニケーション能力に優れている人
限られた時間で業務をこなす必要があります。
しかし、忙しさから受診者に対して失礼な態度になったり、冷たい印象を与えてしまうと、受診者の不安をあおってしまったり、病院に対するクレームにもつながります。
短時間だからこそ受診者の方としっかりコミュニケーションをとりながら検査を進めていく必要があります。
プライベートを充実させたい人
基本的に日勤のみで残業もほぼありません。
家庭や子育てと両立したい人など、プライベートを充実させたい人には最適です。
しかし、巡回健診があると出張も必要となるため、出張が難しい人は巡回健診があるか否かをしっかりと求人情報で確認する必要があります。
健診センター看護師の求人を探すには
健診センターの看護師の求人数は少なく、人気の求人でもあるため、求人倍率は高めであり狭き門です。
そのため、看護師の転職サイトで求人をできるだけ集めてから、職場を探していきましょう。
看護師専門の転職サイトは一般には公開されていない、条件の良い非公開求人も保有しているため、必ずチェックしておきたいところです。
求人数が業界トップで利用者満足度が高い転職サイトを記載しておきますので、参考にしてくださいね。
健診センターの求人が多かった2つをピックアップしています。
いずれも最後まで無料で利用できます。
(1)ジョブデポ看護師
健診・検診センターの公開求人数
600件以上(非公開求人別)
ジョブデポ看護師の特徴
「ジョブデポ看護師」は健診・検診センターの看護師求人を600件以上(非公開求人別)保有しています。
小児科・産婦人科の健診・検診業務求人もあります。
求人は日勤のものが多く、パート・アルバイトもあります。
ジョブデポ看護師は、求人検索ツールもありますが、勤務時間・給与・応募資格などが「コンサルタントに確認」となっているものが多いため、求人の詳細情報が得られにくいです。
そのため、登録を済ませたらコンサルタントに希望を伝えて、非公開求人も含めて希望に合う求人を探してもらうと良いです。
私が『ジョブデポ看護師』で求人を探した時は、クリニックにて医師の診療補助、患者さんのお世話、バイタルチェック、注射・点滴、医療器具・衛生材料の整備などの健診業務を行う仕事で、年収480万~518万円の求人もありました。
(2)ナースJJ
健診・検診センターの公開求人数
300件以上(非公開求人別)
ナースJJの特徴
「ナースJJ」は健診・検診センターの看護師求人を300件以上(非公開求人別)保有しており、常勤・非常勤どちらの求人もあります。
求人検索ツールでは、「詳しく見る」で福利厚生や施設の概要など詳細条件を確認することができます。
健診・検診センターの月給は施設によって差が大きく、20万円弱のところから30万円程のところまであるため、よく確認していくことが重要です。
私が『ナースJJ』で求人を探した時は、健診施設にて健診業務を行う仕事で、年収355~595万円、日勤のみ、時間外月平均5時間、週休2日の求人もありました。
ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場:献血ルーム、献血車
献血ルーム、献血車の看護師は日勤のみで夜勤がないため、家庭・子育てと両立したい人、ブランクのある人におすすめです。
基本的にルーティンワークのため残業が少ない傾向にあり、プライベートとの両立も可能です。
急変が起こることもほとんどないため、ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場です。
献血ルーム、献血車の看護師の仕事内容
採血
献血が可能かどうか感染症の有無を調べたり、血液型を確認するための採血を行います。
献血をするための良い血管を避けて採血を行う必要があります。
献血
穿刺から抜針、止血の確認まで行います。
穿刺の針が太いため止血しづらいことがあるため確認が重要になります。
記録、物品管理
繰り返し献血する方が多いため記録は重要となります。
また物品の補充や機械の点検は重要な業務になります。
緊急時対応
貧血や気分が悪くなったりする方の対応も看護師の重要な業務です。
できるだけ症状が出る前に防ぎたいため、献血者の様子を観察することも大切です。
献血ルーム、献血車の看護師のメリット
夜勤がない。残業が少ない。
日勤のみなので夜勤が難しい人にはおすすめです。
家族やパートナーと予定を合わせやすく生活リズムを崩すことなく働けます。
基本的にルーティンワークのため残業が少ない傾向にあります。
精神的ストレスが少ない
基本的に健康な人を対象としているため急変などのイレギュラーなことが起きることが少ないため精神的に楽です。
献血ルーム、献血車の看護師のデメリット
給与が低め
日勤業務がメインのため夜勤手当はありません。
また、残業もほとんどないため給与は低めと言えます。
献血ルームでの採用ではなく日本赤十字社での雇用となり、就業先を選べない。
献血ルームと献血バスの仕事を選ぶことができません。
同じ場所で勤務をするわけではなく交代で献血バスを担当することがあります。
キャリアをつむことは難しい
健康な方を対象としたルーティンワークであるためキャリアップは望めません。
イベント準備は大変
献血車でイベント会場へ向かい、イベントの準備としてテントや椅子などの設営があり、看護師も手伝います。
献血ルーム、献血車の看護師に向いている人
採血に自信がある人
健康な人を相手にするため、何度も刺し直すわけにはいきません。
確実に穿刺ができる技術が必要です。
ワークライフバランスを重視している人
夜勤もなく、残業もほとんどないためプライベートを重視している人、子育て中や介護がある人も働きやすい職場と言えます。
コミュニケーションが好きな人
健康な方を対象としており、献血に来る方はボランティア意識が高い方が多いため、丁寧な言葉、真摯な態度で接することが重要となります。
ブランクがある人
献血の仕事は多少看護師としてブランクがあっても、研修制度があるため安心して働くことができるでしょう。
仕事に復帰したいけど体力的に不安な人や新しい仕事を覚えられるか自信がない人もチャレンジできる仕事となります。
求人に応募する前に、献血ルームや献血イベントを見学しにいくのもいいてすね。
自分が働くことを念頭に観察すれば転職後のイメージをすることができます。
献血ルーム、献血車の看護師求人を探すには
献血ルーム、献血車は必要とする看護師の数が少ないので、求人数は比較的少なめの傾向があります。
求人は日本赤十字社のホームページで探すことができます。
日本赤十字社ホームページ
ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場:介護施設
介護施設の看護師は、主に入所者の健康管理、投薬管理、主治医や家族との連絡調整を行います。
高度な医療処置が必要ないため、ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場となります。
施設によっては夜勤なしのところも多く、しっかりと休日が確保できます。
ブランクのある人、病棟勤務に疲れてしまった人にもおすすめです。
介護施設の種類
介護施設では利用者の生活の質の向上や、その人らしい生活を送るためのケアを行っています。
介護施設は大きく2つの種類があり、利用者が自宅から通う通所施設と利用者が入所する入所施設があります。
そんな介護施設の種類をご説明します。
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
要介護高齢者のための生活施設です。
65歳以上で身体上または精神上著しい障害があるために常時の介護が必要で、自宅での介護が難しい利用者が入所しています。
介護老人保健施設
要介護高齢者にリハビリ等を提供して、在宅復帰を目指す施設です。
要介護者に対して、看護、医学的な介護、リハビリ、その他の医療、日常生活の世話を行っています。
介護療養型医療施設
医療の必要な要介護高齢者の長期療養施設です。
療養病床がある病院または診療所で、入院する要介護者に対して、療養管理、看護、医学的な介護、その他の世話、リハビリ、その他必要な医療をおこなっています。
サービス付き高齢者住宅
高齢者のための住居で、見た目は賃貸マンションのようです。
状況把握サービス、生活相談サービス等の福祉サービスを提供する住宅です。
有料老人ホーム
高齢者のための住居です。
入浴、排せつ、食事の介助、食事の提供、洗濯、掃除等の家事、健康管理のいずれかを行っており、以下のような種類があります。
・介護付き
要介護者向けの有料老人ホームで、各自の介護サービス計画に基づいて介護を受けることができます。
・住宅型
簡単な生活支援サービスを受けながら生活することができます。
・健康型
自立した生活が可能な高齢者の施設です。
養護老人ホーム
環境的、経済的に困窮した高齢者の入所施設です。
入居者を養護し、自立した生活を送れるように営み、必要な指導や訓練その他の援助を行います。
軽費老人ホーム(ケアハウス)
低所得高齢者のための住居です。
無料又は低額な料金で、食事の提供その他日常生活上必要なサービスを提供します。
認知症高齢者グループホーム
認知症高齢者のための共同生活住居です。
入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活の世話、リハビリを行います。
介護施設の看護師の仕事概要
ここでは介護施設においての、看護師の仕事をまとめていますので、参考にしてくださいね。
通所施設(デイサービス、デイケア)
看護対象
介護度が低い通所利用者
仕事内容
・健康管理(定期健康診断、予防接種の調整含む)
・投薬管理
・急変時の対応
・胃ろう
・経管栄養の管理
・主治医や家族との連絡調整
・食事、入浴、排泄の介助
入所施設(有料老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅、ケアハウス)
看護対象
要支援から要介護の入所者
仕事内容
施設常駐看護師として入所者の以下の看護を行います。
・健康管理(定期健康診断、予防接種の調整含む)
・投薬管理
・急変時の対応
・胃ろう
・経管栄養の管理
・看取り
・主治医や家族との連絡調整
・食事、入浴、排泄の介助
・夜勤またはオンコールがある施設もある
介護施設の看護師のメリット
高度な医療行為がない
介護施設においての看護は健康管理がメインとなるため、高度な医療行為がなく、精神的に負担が軽いことが言えます。
残業が少ない
定時で仕事を上がれる介護施設が多く、残業は少ないためプライベートと両立しやすいと言えます。
シフト制なのでプライベートとの両立ができる
数名の看護師でシフト制を組んでいる施設が多いため、プライベートとの両立はしやすいでしょう。
病院よりは体力的負担が軽い
健康管理や服薬管理がメインの仕事となるので、病院と比べ体力的には負担が軽いことが言えます。
介護施設の看護師のデメリット
責任が重い
施設によっては医師のいない中で看護師として判断をしなければならない場面もあるため、責任が重いと感じることがあります。
コミュニケーションが大変
利用者、家族、主治医、介護士、ケアマネ、栄養士など多くの人とコミュニケーションを取る必要があり、負担に感じることがあります。
介護など看護以外の仕事もする必要がある
食事、入浴、排泄の介助など医療行為以外の仕事が多くあり、負担に感じることがあります。
看護師としての技術を磨きづらい
高度な医療行為はありませんので、看護師としての技術を磨きたい人には向きません。
介護施設の看護師に向いている人
1人1人の利用者と深く関わって看護したい人
病院より1人1人とコミュニケーションを取りながら看護していくため、もっと利用者に寄り添って看護したい人に向いています
コミュニケーションを取るのが好きな人
利用者はもちろんのこと介護士やケアマネ、機能訓練士、栄養士など多くの異業種とコミュニケーションを取って仕事を進める必要があるため、コミュニケーションが好きもしくは得意な人が向いています。
介護施設の看護師求人を探すには
最近では介護施設において看護師のニーズも高まっており求人も多くあるため、できるだけ多くの求人情報から自分に合う求人を探すことが大切です。
介護施設の求人を扱っている転職サイトに登録して、情報を集めましょう。
介護施設の求人が多いのは、レバウェル看護(旧 看護のお仕事)と看護roo!です。
おすすめの転職サイトは以下の記事を参考にしてくださいね。
ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場:眼科
眼科は命に直接かかわる診療科ではないため、ピリピリ感がない比較的穏やかな職場です。
特に手術がない日や土日はおだやかで、ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場です。
眼科看護師の仕事は勤務する職場によって大きく変わってきます。
また、給与などの条件や労働環境もそれぞれの職場で異なるため、求人を探す際には希望の条件とじっくり照らし合わせて選んでいきたいですね。
私も眼科で働いていたのでおすすめです。
眼科(外来)の仕事内容
医師の診療補助
基本的な医師の診療補助を行います。
患者への説明
患者さんへ点眼方法や手術、検査についての説明を行います。
外来手術の介助
白内障、緑内障などの機械だしなどの介助や散瞳薬の点眼や点滴などの術前準備、術後の状況確認を行います。
検査補助
検査技師の補助を行います。 検査技師がいない時は看護師が検査を行う場合もあります。
眼科(病棟)の仕事内容
入退院の管理
入院オリエンテーションやアナムネ聴取、退院オリエンテーションを行います。
手術前後の管理
散瞳薬の点眼や点滴などの術前準備、術後の状況確認を行います。
医師の診療補助
基本的な医師の診療補助を行います。
日常生活援助、歩行介助
入院している患者さんの日常生活の援助をしたり、歩行困難な患者さんの介助を行います。
服薬管理
持参薬の管理、点眼を行います。
眼科(外来)のメリット
外来手術がある場合は手術介助の技術が学べる
白内障、緑内障などの機械だしなどの介助技術が学べます。
検査をする必要がない
検査技師がいる場合は医師の診療補助が主な業務となり検査をする必要がありません。
夜勤がないので体力的に楽
外来は夜勤がないので体力的に楽です。 プライベートとの両立もしやすいと言えます。
難しい医療技術が必要ない
医師の介助や服薬管理、生活介助がメインの仕事なので難しい医療技術は必要ありません。
眼科(外来)のデメリット
知識の幅が狭くなる
眼の専門知識しか得られず、薬物投与もほぼ点眼なので知識が限られてしまいます。
将来希望する診療科への転職がしづらくなります。
手術介助がない場合は看護技術を磨くことができない
他の疾患を患っている人が少なく、患部が眼だけに限局しているため、点眼のみの患者さんが多く看護技術をなかなか磨けません。
看護師としての知識や技術の向上の限界がすぐ見えてきてしまう
眼の疾患の種類も少ないため、比較的短い期間で知識を身につけられてしまいます。
モチベーションか高い人には物足りないかもしれません。
眼科(病棟)のメリット
介助が少ないため体が楽
視力か悪いだけで自分で動ける患者が多いので歩行介助が必要なくらいで体力的に負担が少ないです。
残業が少ない
介助が少ないため業務をスムーズに進めることができ、残業は少ない傾向にあります。
アナムネ聴取が得意になる
1日に何人ものアナムネを決まった時間内で聴取するため情報の引き出し方が上手くなります。
眼科(病棟)のデメリット
看護技術を磨くことができない
基本的にIVHや吸引などはなく、輸液ポンプを使用することもほとんどないため技術を身につけることは難しいです。
入退院が多いので忙しい
両目白内障の手術で1週間弱の入院のため入れ替わりが激しく忙しいです。
手術が多いと忙しい
局所麻酔だとすぐに病棟に戻ってくるので、手術室への送り迎えも含めて大変です。
眼科の看護師に向いている人
コミュニケーションが得意
患者さんへの分かりやすい説明や細かい気配りが求められるため、コミュニケーション能力は必須となります。
入院の患者さんはテレビや本などを見ることが困難なので、暇を持て余しています。
話し相手になることも患者さんのケアになるため、コミュニケーションがうまいと重宝されます。
看護師としてブランクかある
眼科の仕事は多少看護師としてブランクがあっても、すぐに慣れることができるでしょう。
仕事に復帰したいけど体力的に不安な人や新しい仕事を覚えられるか自信がない人もチャレンジできる診療科となります。
眼科の求人を探すには
看護師専門の転職サイトで、できるだけ多くの求人をリサーチして良い職場を探していきましょう。
眼科は必要とする看護師の数も若干少なめなこともあり、求人は少なめです。
また、体力的に厳しくなく労働条件も良いので人気の職場となり競争率は高めです。
私がおすすめする転職サイトを記載しておきます。
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
私が『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』で求人を探した時は、眼科にて看護師業務全般を行う仕事で、年収488万円、日勤のみ、週休2日制の求人もありました。
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の口コミ・評判をまとめた『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)の評判口コミ調べました』の記事も参考にしてください。
他の転職サイトを比較したい方は、以下の記事も参考にしてくださいね。
ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場:皮膚科
皮膚科は命に直接かかわる診療科ではありません。
そのため比較的穏やかな職場と言えます。
また、基本的には皮膚科の病棟というものはないため、外来での勤務となります。
皮膚科の処置は単調作業が多いため残業は少ない傾向にあり、ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場となります。
皮膚科看護師の仕事内容
問診
外来初診時の問診。医師の診察の前に行います。
診察をスムーズに行うために重要となります。
部位や症状のほかに患者さんがどんな治療を希望しているかを確認することが重要です。(例;ホクロをとりたいのか、ホクロが悪性かどうかの検査をしたいのか‥など)
医師の診察介助
皮膚を露出する必要があるので服を着脱する可能性があります。
そのため患者のプライバシーに配慮する必要があります。 診察や治療に必要な機器や薬の準備を行いスムーズに診察が進むようにします。
患者への処置
薬の塗布や創傷処置(傷の保護や包交)を行います。
患者への説明
薬の使用方法や処置の方法を説明します。
皮膚科看護師のメリット
夜勤がない
皮膚科のみの病棟は基本的になく、外来が主となります。 そのため日勤のみの仕事となり生活リズムを崩すことがありません。また家族やパートナーと予定を合わせやすくなります。
残業が少ない
単調作業が多いため残業は少ない傾向にあります。
精神的ストレスが少ない
命に直接的に関わる疾患ではないため精神的ストレス、プレッシャーは少ないといえます。
患者の治癒過程が目に見える
視覚的に良くなっていくのを認識できるのでやりがいにつながります。
皮膚科看護師のデメリット
皮膚疾患への感染リスクがある
ダニや白癬などで受診される方も多く、看護師への感染のリスクは少なくありません。
基本的な看護ケアを行うことがない
バイタルサインの測定や清拭などの基本的な看護技術を行うことが殆どありません。
そのためほかの科や病棟へ転職する場合ハードルが高くなることが考えられます。
給与が低め
夜勤がなく、残業も少なめなので給与は低い傾向があります。
皮膚科看護師に向いている人
ブランクがある人
夜勤がなく残業も少ないので体力的には楽といえます。またある程度の処置経験があれば難しい業務はありません。
コミュニケーションが好きな人
皮膚科は子供から高齢者まで患者層が幅広いことも特徴です。
それぞれの年代にあった対応、説明のスキルが必要となります。
また問診もあるため、必要な情報を短時間で引き出す力も重要となってきます。
皮膚科の求人を探すには
皮膚科看護師の求人数は比較的多い傾向がありますが、給与などの待遇は職場によって異なります。
転職サイトで求人をできるだけ集めてから職場を探していきましょう。
私がおすすめする転職サイトを記載しておきます。
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
私が『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』で求人を探した時は、美容皮膚科にて外科OPE介助、患者様対応等の看護師業務や売上管理、在庫管理、目標管理などを行う仕事で、年収700万円、日勤のみの求人もありました。
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ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場:透析クリニック
透析クリニックは基本外来であることと、仕事がルーチンワークなためバタバタすることもなく、ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場です。
また、透析クリニックは、シフト制ではありますが、基本的に日勤のみで休みも取れ、残業もほとんどないため生活のバランスをとることができます。
透析クリニック看護師の仕事は専門性が高く透析機械の使い方、循環動態についての知識を身につけることができますし、求人によっては給与などの条件が良いものも多いので、しっかりとリサーチすれば満足のいく転職ができるでしょう。
透析クリニックの仕事内容
透析準備
透析機械の準備(プライミング)、患者のバイタル測定、シャントへの穿刺、また透析後の抜針、止血確認を行います。
透析中の観察
透析中は循環動態に変化が起きている状態なので気分不快や急変の可能性もあります。
そのためバイタルサインの観察、急変時の対応が必要となります。
循環器に強い人は重宝されます。
生活指導
透析患者は体重管理、食事制限、シャントの管理など気をつけることがたくさんあります。
日々の生活習慣が重要となるため、それらの指導を行う必要があります。
透析クリニックのメリット
透析という専門的な知識、技術を身につけることができる シャントについてや透析機械の使い方、また、循環動態についての知識をつけることができます。
夜勤がない、残業が少ない
外来であれば夜勤はありません。
また、一日に透析ができる患者数には限りがあるので残業は少ない傾向にあります。
ただ祝日でも透析をおこなっているクリニックが多いため勤務がシフト制になっていることが多いです。
透析クリニックのデメリット
専門的な知識になるためその他の診療科への転職が難しくなる
透析についての知識は詳しくなりますが、その他の基本的な看護ケア(清拭や点滴管理など)を行う機会がないため、他の分野へ移りにくくなってしまいます。
単調作業なので刺激が少ない
毎日同じルーティンワークを行うだけのため、新しいことを学習したりなどの刺激が少なく物足りなく感じることがあります。
オープンフロアでの業務にストレスを感じることがある
基本的に透析はオープンフロアで施行されることが多いです。
常に人の目があることや、自分の仕事中にも声がかかってしまうことにストレスを感じる人も少なくありません。
透析クリニック看護師に向いてる人
日勤のみ働きたい人
シフト制ではありますが、基本的に日勤のみで休みも取れます。
また残業もほとんどないため生活のバランスをとることができます。
透析看護師として専門性を高めたい人
透析認定看護師、慢性腎臓病療養指導看護師、透析技術認定士などの資格を得ることができます。
患者さんと長く深く関わりたい人
透析は死ぬまで継続する治療になります。
そのため長く、深く関わり、継続した看護を行えることになります。
マネジメント力、コミュニケーション力がある人
患者さんへの生活指導も大切な仕事です。
そのためには患者さんに伝える力、決まりを守ってもらえるようにするマネジメントが重要になってきます。
透析クリニックの求人を探すには
透析クリニックは必要とする看護師の数が少ないので、求人数は比較的少なめの傾向があります。
また、体力的に厳しくないため人気の職場となります。
看護師専門の転職サイトで、できるだけ多くの求人を集めてから職場を探していきましょう。
私がおすすめする転職サイトを記載しておきます。
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
私が『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』で求人を探した時は、クリニックの透析室にて看護師業務を行う仕事で、年収525万~560万円、日勤のみの求人もありました。
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看護師が一人でできる仕事
看護師という職業は「対象の人」ありきの仕事です。
そのため、「全く人と関わらないですむ」ということはほぼありません。
それでも、
「施設に看護師が一人」
「看護師の人数が少なく他の看護師と出会わない」
「自宅でできる仕事」
であれば自分一人で仕事を行う時間は長いと言えます。
そんな職場を3つご説明します。
保育園
保育園は基本的に看護師が一人しかいません。
保育士など、他職種のスタッフと関わることはありますが、看護業務としての業務は一人で行います。
責任は重くなりますが、自分のペースで仕事を行えるため、病院などの施設よりはゆるく働けると言えるでしょう。
訪問看護
訪問看護ステーションには看護師が何人も常駐しています。
しかし、一度訪問に出れば全ての業務を一人で行う必要があります。
訪問時の看護ケアについては担当看護師のプラン、ケースワーカーのプランをすり合わせて、利用者に最適なケアを提供できるようにカンファレンスをする必要がありますが、ケア自体は担当看護師のやり方で行うことができます。
メディカルライター
メディカルライターは自宅でできる仕事です。
依頼人などと関わる必要があり、ものによっては締め切りがあったり、ノルマがあったりと大変なこともあります。
しかし、ライティング自体はパソコンがあればどこでもできますし、書いている時は自分一人しかいません。
締め切りを気にしながらも、自分のペースで仕事を進めることが可能です。
看護師が定年まで働ける職場
ここでは、看護師が定年まで働ける職場をご説明します。
看護系技官
看護師の資格を有する厚生労働省の職員を指します。
基本的に事務職となるため、現場看護師のような肉体労働はなく、定年まで問題なく勤めることができる職場となります。
「体力が落ちてきて現場仕事が辛い」
「看護師の未来を考えたい」
「医療界全体を変えていきたい」
というような視点を持つ人におすすめです。
メディカルライター
メディカルライターはパソコン一つで仕事ができるため体力的に楽です。
基本的にはフリーライターとしての仕事となるため「定年」という概念自体がないと考えていいでしょう。
年齢を気にせずにできる仕事となります。
企業看護師
一般企業で常勤または非常勤で働く看護師を指します。
企業に勤める人たちの健康管理が主な仕事になるため、基本的には事務仕事が多いです。
日勤のみの仕事になるため体力的にも楽と言えるでしょう。
企業が定める定年はそれぞれですが、問題なく仕事を遂行できれば定年まで勤めることが可能と言えます。
特別養護老人ホーム
定年までなのに老人ホーム?と思うかもしれませんが、特別養護老人ホームは看護師と介護士の業務がきっちり分けられている施設を選択すれば、利用者さんの介助は介護士さんに任せられます。
利用者さんの介助は肉体的に大変です。
しかし、そこを分業で任せられる職場を選ぶことで、定年まで看護師して働くことができます。
看護師はパートで気楽に働ける!?
看護師のパート求人は多いです。
家庭と両立したい、子育て中など、常勤で働けるほどの時間はないけれど、看護師として働きたい!そう思っている潜在看護師は多いと言えます。
「気楽に働けるかどうか」というのは、働く施設で変わってきます。
パートだから…と「どこでもいいや」「家から近いから」という理由で職場を選んでいませんか?
どんな仕事でも大変なことはあるでしょう。
合わないスタッフがいるかもしれません。
それはパートも常勤も同じです。
パートであっても「自分がどんな風に働きたいのか」「何をやりたいのか」をしっかりと考えて職場を選んでいくことが大切です。
看護師が働き方の悩みを解決するには
具体的な働き方の悩みは何ですか?
「夜勤が辛い」
「スタッフが足りない」
「連休が少ない」
「残業が多い」
人それぞれ、様々な悩みを抱えているでしょう。
まずは、今いる場所で解決できることなのかを考えることが大切です。
「上司に交渉すれば改善するのか」
「部署異動をすれば改善するのか」
今いる場所での解決が難しいのであれば転職を考えるのも良い方法ですが、闇雲に転職活動を始めてもスムーズには進みません。
「転職をすることで本当に悩みが解決するのか」を今一度考えたうえで慎重に転職活動を始めることが重要となります。
看護師をなんとなく辞めたいと思ったら
「自分は看護師に向いていないのではないか」
「看護師として働くのが辛いから辞めたい」
日々忙しく働いていると、ふと「看護師を辞めたいな」と考えてしまうこともあるでしょう。
わかります。
「なぜ看護師になったのだろう」
「なぜこんなに忙しく働いているのだろう」
私自身、そう感じたこともありました。
そんなことを考えてしまうときは大抵疲れています。
思考がマイナスに傾いてしまうのです。
一度しっかりと休息をとり、自分自身を見直してみましょう。
「自分が看護師を目指した動機」
「看護師をしていてうれしかったこと」
「なぜ辞めたいと思ったのか」
など、しっかりと自分の心と向き合うことが大切です。
それでも「辞めたい」と思うのであれば、順序だてて転職活動を始めましょう。
看護師で楽な夜勤バイトはあるのか
ここでは、「看護師で楽な夜勤バイトはあるのか」考えてみましょう。
結論、楽な夜勤バイトはありません。
看護師として夜勤に入ること自体が楽ではないからです。
確かに介護施設などの夜勤は、介護士との業務分担が出来ているため、病棟の夜勤と比べて業務量は明らかに少ないです。
それでも通常は寝ている時間に起きて仕事をしていることには変わりありません。
体内時計が狂ってしまうので、どんな夜勤も楽とは言えませんね。
看護師が病院で働きたくなくなったら
看護師として働くならば「病院」と考えている人も多いのではないでしょうか。
確かに新人看護師や経験が浅い看護師は、病院で勤務して看護師としての基礎知識・基礎技術を身につけた方が良いでしょう。
その方が後々の転職時に有利に働きます。
しかし、実際には看護師の資格を活かしながら病院以外で働く方法はたくさんあります。
「看護師としての知識を活かして企業で働く方法もあります」
「訪問看護や美容クリニックなど、病院とは異なる環境で働く方法もあります」
ただし、「ただ病院で働きたくないから」と言う理由だけで病院以外に転職してしまうと、「こんなはずではなかった」とミスマッチに悩むことにもなりかねません。
「なぜ病院以外で働きたいのか」
「病院以外で働いて何をしたいのか」
「将来的なビジョンはあるのか」
という部分を明確にしておくことが大切です。
職場でのトラブルの相談先
職場でのトラブルは、厚生労働省の総合労働相談コーナーに相談することができます。
悩んだ際にはぜひ利用してください。
総合労働相談コーナーのご案内|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
参考リンク
まとめ
・看護師でもゆるくのんびり働ける職場がある
・看護師だって穏やかに仕事がしたい
・メリットデメリットがあるので転職先はじっくり選びたい
ゆるくのんびり働きたい人におすすめの職場をご説明しました。
あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。
執筆者情報:裕美の転職研究所
ナース裕美(緒方裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
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