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看護師転職 病院とクリニック|看護師と採用のプロが教える病院とクリニックの違い

病院とクリニックの違いが知りたい!
病院とクリニックどっちに転職したらいい??

そんな疑問にお答えします。

「クリニック、医院、診療所」小規模な医療施設の呼称はいろいろあります。

ただ、どれもみんな法律としての種類は診療所となります。

医療法では、病院は20人以上の患者が入院できる医療施設、診療所は入院できない医療施設、または19人以下の患者が入院できる医療施設と決められています。

総合病院という名称は今でも使用されてはいますが、法律の改正によって病院と総合病院との区別はなくなっています。

スタッフの配置基準にも大きな差があります。

療養病床のあるクリニックでも、事務員以外の医療スタッフとして人員配置の基準があるのは、看護師及び准看護師、看護補助者(看護助手)だけ。

無床の場合は法律上、医師さえいれば開設できます。

病院では、看護師及び準看護師、看護補助者(看護助手)に加えて、薬剤師、栄養士(100床以上の場合)、科によっては診療放射線技師、作業療法士や理学療法士などのスタッフが必要です。

病院・クリニックどちらに勤務しても患者さんのお世話をする、という意味では同じです。

しかし、仕事内容や勤務体制は大きく異なり、給与や人間関係まで違いがあります。

この記事では、企業の採用部門で働く夫と看護師の私が、病院とクリニックの違いについてそれぞれ項目別に解説します。

あなたの転職活動の一助になれば幸いです。

この記事の執筆者

ナース裕美 / 緒方裕美


看護師免許を持つ。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。

ナース裕美の夫

スタッフ1200人規模の企業の採用担当。転職サイト評論家。
『ラーメンを食べに行けば転職は成功する』(Kindle)著者。
自身の転職経験と採用担当としての知識を活かして記事作成に携わっています。

病院とクリニックの違い:給与

病院

病院の入院病棟に勤務した場合は夜勤もあるため給与は高くなる傾向にあります。

また、退職金制度が導入されている病院が多いため退職金も支給されます。

クリニック

入院設備のないクリニックは夜勤がありません。

そのため、給与も低めとなります。

しかし、病院の経営状態によっては日勤だけでも高額な給与が期待できる場合もあります。

退職金に関してはあるところとないところがあるようです。

支給されても“お礼金”という形で0.5~1ヶ月分の給与が渡されるといった程度となります。

病院とクリニックの違い:勤務体制

病院

病院の入院病棟勤務の場合は、夜勤ありのシフト制になります。病院によって2交替制か、3交替制かは異なります。

クリニック

入院設備のないクリニックの場合は診察日や診察時間が決まっており、基本的には日勤のみの勤務となります。また残業は少ない傾向にあります。

病院とクリニックの違い:教育

病院

病院は勤務している看護師の人数も多いため、教育体制は整っていると言えます。

多くの病院がプリセプター制度を導入し、先輩看護師が新人看護師をマンツーマンで指導しています。

これは病院のようにある程度看護師数がそろわないと導入が困難といえます。

勉強会や講習など、様々な教育を行っています。

また、大病院になると最先端の医療を提供することになるため、日々知識のアップデートが必要になります。

そのため、勤務している看護師自身も学習意欲が高く保てる環境であると言えます。

クリニック

新卒でクリニックに就職する人は少ないため教育体制は不十分であると言えます。

転職や、ブランクありで就職する人が多いため、ある程度の技術・知識があることが前提となっています。

周りに医療スタッフが少なく、最先端の医療に接する機会もほとんどありません。

自分で知識を増やそうとする意志がないと、情報が入ってきづらい環境です。

病院とクリニックの違い:人間関係

病院

病院はスタッフ数が多いため、中には顔も知らない人もいます。

スタッフが多い分、人間関係にも悩みがちです。

また、看護師以外の職種も多いため、他職種との連携にも疲れてしまうことがあると言えます。

しかし、相性が悪かったり、苦手な人がいても、部署を異動することが可能なため逃げ道はあります。

クリニック

クリニックにはスタッフが少ないため、人間関係が複雑ではなくトラブルも起きにくいです。

アットホームな雰囲気で働けると言えます。

助け合いながら業務を進めていく看護師同士はもちろん、医者との関係、事務スタッフとの連携も業務を円滑に進めていくのにとても重要です。

しかし、狭い空間で一緒にいるため、圧迫感を感じることもあります。

また、相性が悪い人がいると、逃げ場がないため苦痛となってしまいます。

病院とクリニックの違い:業務内容

病院

外来か病棟か手術室か、配属される部署によって業務内容は異なります。

基本的には患者さんの療養援助・医師の診療補助が主な業務となります。

看護師以外のスタッフも多いため、業務を委託できる部分も多いのが特徴です。

クリニック

基本的には医師の診療補助を行います。

また、問診やバイタルの測定、採血、治療の補助といった業務をはじめとして、医療器具の洗浄や発注、施設の清掃、患者の受付や電話応対といった業務など、幅広い業務に対応しなければなりません。

1名~数名でさまざまな業務をこなす必要があるため、即戦力となる人材が求められます。

細かく業務担当が決まっていないため、クリニック内でのことを全てやらなければいけない、ということもあります。

病院とクリニックの違い:体力仕事

病院

入院病棟では入院患者さんの介助があります。

自分より体格のいい人を支えたり、移動させたりと重労働が多いです。

体力的にはかなりの負担となります。

クリニック

クリニックでも患者さんの介助はあります。

しかし、入院病棟と比較すると圧倒的に頻度は少ないため負担も少ないと言えます。

病院とクリニックの違い:ストレス

病院

入院病棟では夜勤もあり生活リズムが崩れます。

急変や緊急入院があり、残業が多いこともあるでしょう。

また、スタッフが多いことで人間関係も複雑になります。

それらのことが重なり精神的なストレスを抱えやすくなります。

クリニック

基本的には急変や入院はありません。

また、残業は少なくワークライフバランスは整いやすいと言えます。

人間関係についてはトラブルが起きることもあるとは思いますが、スタッフが少ない分頻度は少ないと言えるでしょう。

病院とクリニックの違い:福利厚生

病院

多くのスタッフが働く病院では労働組合があるところも多く、福利厚生も当然の権利として提供されます。

産休や育休制度なども整っています。

クリニック

クリニックであっても外部の福利厚生サービスを活用して手厚い制度を提供しているところもあります。

福利厚生の状況をみればスタッフを大切にしているかどうかが分かります。

院長などの経営者の運営方針によって大きな差が出てくる部分です。

病院とクリニックの違い:休日

病院

入院病棟に休みはありません。

24時間患者さんのケアが必要となります。

そのため勤務はシフト制となり、休日も不定休です。

夏休みや冬休みの長期休暇はスタッフが交代で取ります。

※ICUはスタッフ人数も多かったので夏休みは6-10月の間で、冬休みは11-2月の間で交替でとっていました。

クリニック

入院設備のないクリニックは、診療日や診療時間が決まっています。

ゴールデンウイークや旧盆ごろ、年末年始にまとまって休める職場が多いです。

クリニックは基本的に休日が固定されています。

看護師の人数が少ないこともあり、イレギュラーな休日を取りづらいといえます。

病院とクリニックの違い:患者さん

病院

病院に来る患者さんは高度の医療を期待している方が多いです。

規模の大きい病院だと複数の診療科を設けており、より専門的な医療を受けることができます。

また、病院によって得意とする診療分野が異なっていることもあるため、得意分野の診療科を受診する患者さんが集まってきます。

クリニック

比較的軽度な症状を示す患者さんや、慢性的な疾患で自宅療養などをしている患者さんを主に診療します。

軽度のケガや軽い症状の病気など高度な治療を必要としない場合や、健康のことについて相談したい場合に気軽に受診できます。

地域密着型のクリニックも多く、患者さんを長期間診ることができることも多いため、症状が落ち着いているものの継続して治療が必要な方が通院します。

病院とクリニックの違い:向いている人

病院

看護師としてのスキルを高めたい人、キャリアアップを狙いたい人に向いています。

また、将来的にクリニックなど病院以外で働きたいと考えていても、一度は病院勤務を経験しておくと転職にも有利に働きます。

クリニック

ワークライフバランスを重視する人、地域の人々の健康を守ることにやりがいを感じる人に向いていると言えます。

クリニックで共通して求められるのが、ある程度の経験を持った即戦力となる看護師です。

特に規模の小さいクリニックでは、看護師の人数が限られているため、幅広い分野の仕事がこなせるとより優遇されます。

病院の求人を探すには

大学病院や総合病院もしくはクリニックどれを選ぶかで、給与などの待遇は異なってきます。

なので、転職サイトで求人をできるだけ集めてから、職場を探していきましょう。

転職サイトは一般には公開されていない、条件の良い非公開求人もありますので、必ずチェックしておきたいところです。

また、転職サイトは、様々なものがありますので、求人数が多く、第三者機関の調査で利用者満足度が高いものを選ぶことが大切です。

おすすめの転職サイトは以下の記事を参考にしてくださいね。

まとめ

・クリニックは経営者の方針によって業務内容や福利厚生が異なるため、しっかりと調査をすることが重要

・自分がどう働きたいか、何を重視しているかで向いている職場は変わってくる

・自分の中の優先順位をはっきりさせてから勤務先を選ぶことが大切

病院とクリニックの違いについてそれぞれ項目別に解説しました。

あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。

執筆者情報:裕美の転職研究所

ナース裕美(緒方 裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。

ナース裕美の夫

スタッフ1200人規模の企業の採用担当。キャリアアップ研修講師。

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大学病院にて眼科、ICUに看護師として11年勤務した後独立。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動。 企業の採用担当として働く夫とともに、転職を成功させるためのノウハウを発信しています。 看護師としての視点、採用側の視点両面から考え、転職に役立つ記事作成をしています。 ★保有資格「看護師免許」「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
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ナース裕美の夫
スタッフ1200人規模の企業の採用担当。転職サイト評論家。 『ラーメンを食べに行けば転職は成功する』(Kindle)著者。 転職にて年収を300万円⇒800万円に上げた経験がある。 自身の転職経験と採用担当としての知識を活かして記事作成に携わっています。 ★保有資格 「Microsoft Certified Associate」ID:1016282 「ITパスポート」資格番号:第IPー2011ー04-08918号
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