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心臓血管外科の仕事内容、メリットデメリット

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心臓血管外科の看護師の仕事内容は??
心臓血管外科の求人はどうやって探せばいいの?

そんな疑問にお答えします。

心臓血管外科は心臓や血液の疾患を外科的に治療する診療科で、対象となる疾患は、先天性心疾患、心筋梗塞、狭心症、大動脈瘤、弁膜症などです。

心臓血管外科の求人は少なめで、大学病院や総合病院、クリニックどれを選ぶかで給与などの待遇は変わってきます。

この記事では看護師の私が、心臓血管外科の看護師の仕事内容やメリット・デメリット、求人の探し方をご説明します。

あなたの転職活動の一助になれば幸いです。

 

この記事の執筆者

ナース裕美(緒方裕美)

ナース裕美(緒方裕美)写真

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。

保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)

『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。

看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。

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心臓血管外科(病棟)の看護師の仕事内容

心臓血管外科(病棟)の看護師の仕事内容

手術前管理

心臓血管外科の主な治療法には、冠動脈バイパス手術、左室形成術、両室ペーシング術、血管再生医療、人工弁置換術、弁形成術、胸部大動脈手術、未梢動脈手術などがあります。

病棟では、手術前の検査出しや術前の準備を行います。

心臓に疾患をもっている患者さんを対象としているため、術前も急変リスクはあります。

異常がないかの観察を行いながら、検査への送迎を行う必要があります。

手術後の管理

心臓血管外科の術直後はICUにて管理を行います。

状態が落ち着いたら病棟に帰ってきます。

病棟でも術後のバイタルサインのチェックや創部の観察、包交の介助を行います。

また早期離床のための援助も必要です。

離床によって循環動態の変化が起こりやすいため、モニターチェックをしながら援助を行います。

ドレーン類の管理

術後の胸腔ドレーンや心嚢ドレーンの管理を行います。

ドレーンからの排液量や排液の性状の観察だけでなく、挿入部の観察も重要です。

感染兆候の有無など、異常の早期発見に努めます。

心電図モニタリング

心臓血管外科の手術後は急変リスクが非常に高いです。

確実な心電図のモニタリングが必要です。

患者さんは24時間心電図を装着しています。

看護師はアラームに慣れることなく、異常の早期発見に努めます。

急変時対応

心臓血管外科は文字通り、心臓血管系の疾患を扱います。

命に直結する臓器の疾患と言うことで、急変リスクが高い患者さんが多いのが特徴です。

急変への対応は看護師の重要な業務になります。

心臓血管外科看護師をするメリットデメリット

心臓血管外科看護師をするメリットデメリット

メリット

心電図が読めるようになる

心電図モニターをつけている患者さんがほとんどなので、心臓血管外科看護師として心電図が読めるようになるのは基本中の基本です。

正常よりも異常な心電図を見ることが多いですが、基本的には正常な心電図をしっかり把握できていることが大切です。

正常がわからなければ異常も発見できません。

心電図モニターは他の診療科・病棟でも装着している患者さんはいるので、心電図が読めることは看護師としての自分の強みになります。

急変に強くなる

心臓血管外科は急変が多いです。

数をこなすので急変対応に強くなります。

そのため、急変時にもバタバタするのではなく、落ち着いた対応ができるようになります。

急変時に冷静な対応ができると、患者さんやご家族に安心感を与えることができます。

また、急変時対応は他の診療科・病棟に移っても発揮できる知識・技術です。

急変に強い看護師が病棟・外来に一人でもいると助かるので、かなり重宝されます。

術後管理の知識を得ることができる

心臓血管外科の手術は大手術です。

術直後はICUで管理することがほとんどですが、状態が安定すると病棟に帰ってきます。

病棟では術後の基本的な管理を学ぶことができます。

疾患によって注意する部分は変わってきますが、基本的な術後管理はどの診療科でも同じです。

基本的な術後の注意点や管理方法を学ぶことで、他の診療科・病棟でもその力を発揮することができます。

デメリット

忙しい

心臓血管外科は外科系の病棟のため、病棟内は忙しい傾向があります。

術前後の入退室、急変対応、家族対応、などなど。

また、患者さんのケア度も高いため猫の手も借りたいほど忙しい時もあります。

そして、特に夜勤が忙しいことが多いです。なぜか?

不思議と急変は明け方に起こることが多いのです。

夜勤はスタッフ人数が少ないです。

その中で予定外の事態に対応しながら通常の業務をこなさなければいけないため、かなり忙しいと言えます。

アラーム音が鳴り響いている

心臓血管外科では、ほとんどの患者さんが心電図モニターを装着しています。

装着したままで行動するため、心電図アラームがひっきりなしに鳴っていることも多いです。

アラームを聞きすぎて家にいる時にアラームの幻聴があるのは、心臓血管外科看護師あるあるです。

精神的に疲弊する

心臓血管外科疾患は命に直結するものも多く、急変も比較的多い診療科です。

また、心電図波形にも異常が現れるため「見落とせない!」という気持ちが強くなり、勤務中の緊張感へとつながります。

それが続くことで精神的にかなり疲弊してしまいます。

心臓血管外科看護師に向いている人の特徴

心臓血管外科看護師に向いている人の特徴

臨機応変な対応ができる人

心臓血管外科は比較的急変の多い診療科です。

急変はいつ起こるか予測できません。

日々の業務の中でイレギュラーな事態が起きたとき、慌てず、騒がず、冷静に対応できる精神力が求められます。

段取り上手な人

心臓血管外科は業務量が多いです。

術前後の観察、ケア度の高い患者さんへの援助。これだけ聞くとそこまで業務量は多く感じないかもしれません。

しかし、ケア度が高い患者さんが多いことで、一つ一つの業務に時間がかかってしまいます。

患者さん相手ですから、看護師が自分のペースだけで仕事をするわけにもいきません。

一人の看護師が抱える多くの業務に対して、常に優先順位を考えながら一つ一つこなしていくスキルが必要です。

また、急変時にも、すぐに業務の優先順位を組み立て直し対応していくことが重要です。

学ぶことが好きな人

心臓血管外科では心臓・血管系の疾患を扱います。

扱う臓器は少ないですが、複雑な臓器となるため学習することも多くなります。

また、疾患や治療の他に心電図についてもしっかり学習しておくことが必要です。

心電図の波形は人それぞれです。

基本の波形はありますが、心臓の大きさや疾患により波形は変わってきます。

また、心電図の波形から病態をアセスメントし、治療の方向性まで考えられるように幅広く学習していくことが必要となります。

心臓血管外科の看護師求人を探すには

心臓血管外科の看護師の求人数は少なく、大学病院もしくは総合病院、クリニックを選ぶかで給与など働き方も変わってきます。

なので、看護師の転職サイトで求人をできるだけ集めてから、職場を探していきましょう。

看護師専門の転職サイトは一般には公開されていない、条件の良い非公開求人もありますので、必ずチェックしておきたいところです。

また、転職サイトも様々なものがありますので、選ぶ際は求人数が多いこと、利用者満足度が高いことを確認して失敗のないようにしてくださいね。

転職サイト選びが転職成功の鍵をにぎっています。

おすすめの転職サイトは以下の記事を参考にしてくださいね。

勤務先を選ぶときにチェックしておきたいこと

心臓血管外科の看護師はどこの職場を選ぶかで、給与などの条件はかなり差があります。

求人情報をよく見極めて、良い条件の転職先を見つけたいですね。

転職してから後悔しないように、事前にチェックが必須な項目などを記事にまとめましたので、参考にして頂ければと思います。

まとめ

・心臓血管外科の看護師は心電図が読めるようになり、急変にも強くなる

・心臓血管外科の求人数は少なく、大学病院や総合病院、クリニックどれを選ぶかで給与などの待遇は変わる

・心臓血管外科の看護師は忙しいが、給与は平均的か、それ以上

じっくり求人を比べながら、ベストな職場を見つけたいですね。

あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。

執筆者情報:裕美の転職研究所

ナース裕美(緒方 裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。

所在地

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Email:nursehirocom@yahoo.co.jp

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大学病院にて眼科、ICUに看護師として11年勤務した後独立。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動。転職を成功させるためのノウハウを発信しています。看護師としての視点、採用側の視点両面から考え、転職に役立つ記事作成をしています。 ★保有資格「看護師免許」「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
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