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臓器移植コーディネーターの仕事内容、メリットデメリット

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看護師から臓器移植コーディネーターになれる??
臓器移植コーディネーターの仕事内容は??
臓器移植コーディネーターの求人はどうやって探せばいいの?

そんな疑問にお答えします。

臓器移植コーディネーターは、提供から移植がスムーズに運ぶように調整する仕事です。

臓器移植コーディネーターになるには、まず医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、臨床工学技士などの医療従事者の国家資格またはこれと同等の知識を有すると認められる人が募集対象となり、4年生大学を卒業していることが必要です。

また、臓器移植コーディネーターは資格制度ではなく、日本臓器移植ネットワークに所属することになります。

臓器移植コーディネーターの募集は不定期に行われており、日本臓器移植ネットワークにアップされますので、こまめにチェックする必要があります。

この記事では看護師の私が、移植コーディネーターの仕事内容やメリット・デメリット、求人の探し方をご説明します。

あなたの転職活動の一助になれば幸いです。

この記事の執筆者

ナース裕美 / 緒方裕美


看護師免許を持つ。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。

臓器移植コーディネーターの仕事内容

それでは、具体的な臓器移植コーディネーターの仕事内容をご説明していきます。

提供された臓器の斡旋

提供された臓器が適切な患者さんにわたるように調整を行います。

ご家族への説明

臓器提供についての説明を希望されるご家族に、病院に出向き説明を行います。

臓器提供が決まってからの流れや、脳死判定についての説明も行います。

医療スタッフへの指導や調整

臓器提供が決定したら、適切にドナー管理が行えるよう現場の医療スタッフへ指導し、連携を開始します。

検査の手配や手術室の手配、ご家族の待機場所の手配を病院と連携して行います。

ご家族のメンタルケア

ご家族は代理意思決定、臓器提供の決定と、精神的に重いダメージを受けていらっしゃいます。

ドナー決定から臓器摘出までは一分一秒を争いますので、現場はバタバタしがちです。

その中でもご家族の気持ちに寄り添い、適切な声掛けを行っていくことが必要です。

臓器提供先の決定、移送ルートの確保

病院で対応しているコーディネーターとは別に社内で動くコーディネーターもいます。

規則にのっとって移植先を選定し、各医療施設へ連絡、最終的な移植先を決定します。

その後、臓器摘出後の移送ルートの調整を行います。

デスクワーク

臓器移植の報告書の作成、サンクスレターを届けるなどの事務業務があります。

また、移植についての講義を行ったり、病院に出向いて勉強会を行うなど、諸々の資料作成などデスクワークも多くあります。

臓器移植コーディネーターのメリットデメリット

ここでは臓器移植コーディネーターのメリット、デメリットをご説明します。

メリットデメリットをよく確認して、転職の参考にしてくださいね。

メリット

命のバトンをつなぐ手伝いができる

臓器移植という特殊な環境ではありますが、ドナーの命とレシピエントの命をつなぐ橋渡しができることは特別な経験であり、特別な仕事であるといえます。

レシピエントの回復がやりがいにつながる

ドナーから臓器を提供してもらったレシピエントが順調に回復し、社会復帰するのを見るのは大きなやりがいとなります。

基本的には日勤

基本的には日勤で土日休みです。

しかし、臓器提供はいつあるかわからないので夜間・休日を含めて緊急対応はあります。

デメリット

いつ臓器提供あるかわからない

臓器提供は予測できません。

いつ何時臓器提供希望の連絡が入るかわかりません。

臓器移植がない時は比較的仕事も落ち着いていますが、急な臓器移植が入ると一気に忙しくなります。

また、臓器提供は昼夜を問いません。

移植手術自体時間のかかるものになりますので、長時間拘束されることになります。

そのためどこでも寝られるようになっていきます。

転勤がある

基本的には東京勤務ですが転勤の可能性もあります(札幌・名古屋・大阪・福岡など)。

臓器移植コーディネーターに向いている人

ここでは、臓器移植コーディネーターに向いている人をご説明します。

コミュニケーション能力の高い人

ドナーご家族はもちろんのこと多くの医療従事者と関わります。

また、臓器移送に関しては警察や民間航空会社など関連機関とも調整を行う必要があります。

一件の臓器移植に多くの人・職種が関わります。

その調整役をコーディネーターが行う必要がありますので、コミュニケーションスキルが高いことはコーディネーターには必須となります。

気が利く人

医療施設ではドナーご家族に付き添う時間が長いです。

ドナーご家族の言葉や感情の機微を瞬時に察知し、ご家族が必要としていることにスッと手を差し伸べられる気遣いが必要です。

運転免許をもっている

必要に応じて緊急車両を運転することもあります。

そのため普通自動車運転免許の保有は必須です。

臓器移植コーディネーターの求人を探すには

臓器移植コーディネーターの募集は日本臓器移植ネットワークの公式サイトにて行われています。

募集は不定期に行われているので、こまめにサイトをチェックしてくださいね。

採用・職種の案内|日本臓器移植ネットワーク (jotnw.or.jp)

看護師の資格があり、4年生大学を卒業していることが必要です。

ぜひチャレンジしてみてくださいね。

まとめ

・臓器移植コーディネーターの仕事は、命のバトンをつなぐ手伝いができ大きなやりがいがある

・臓器移植コーディネーターになるには、医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、臨床工学技士などの医療従事者の国家資格またはこれと同等の知識を有すると認められる人で、4年生大学を卒業していることが必要

・臓器移植コーディネーターの募集は日本臓器移植ネットワークで不定期に行われている

あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。

執筆者情報:裕美の転職研究所

ナース裕美(緒方 裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。

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大学病院にて眼科、ICUに看護師として11年勤務した後独立。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動。転職を成功させるためのノウハウを発信しています。看護師としての視点、採用側の視点両面から考え、転職に役立つ記事作成をしています。 ★保有資格「看護師免許」「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
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