ナース裕美です。
美容クリニックの仕事内容は??
美容クリニックの求人はどうやって探せばいいの?
そんな疑問にお答えします。
美容クリニックは人気があり求人数も少ないため、倍率が高い傾向にあります。
賢く求人を探して十分な準備をして面接に望みましょう。
この記事では看護師の私が美容クリニックの求人のメリット・デメリット、求人の概要や探し方、採用を勝ち取るポイントなどをご説明します。
あなたの転職活動の一助になれば幸いです。
この記事の執筆者
ナース裕美(緒方裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。
当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。
美容クリニック求人のメリット・デメリット
(1)美容クリニックのメリット
①夜勤がない
美容クリニックは基本的に夜勤はありません。
②残業がない
予約制を取っているクリニックがほとんどなので、残業はほぼないクリニックが多いです。
③給与が高い
年収は500万~600万前後と高めのクリニックが多いです。
④売り上げなど評価が上がるとインセンティブが入る
施術メニュー契約や化粧品などの売り上げ目標があり、達成すると上乗せして手当てがもらえたり、お客さんからの指名数や口コミで評価が上がり給与が上がるクリニックが多いです。
売り上げをがっつり上げて年収1000万円近く稼ぐ看護師もいますので、頑張っておもいっきり稼ぎたい人には、美容クリニックは天職です。
⑤美容の知識がつくので、自分でも使える
美容の知識がどんどん上がり、自分にも活かせるのはうれしい点です。
そして自分の美しさに磨きがかかれば接客にも活かせます。
一石二鳥どころか一石三鳥ですね。
⑥割引で最新の施術を受けられる
ほとんどのクリニックが割引で最新の施術を受けられます。
自分自身で受けることで、接客にも役立ちます。
⑦病気の患者さんと接する必要がない
美容クリニックのお客さんは、基本的に健康な人ばかりです。
病気の患者さんに接する機会はほぼないでしょう。
⑧命に関わる医療処置のプレッシャーがない
美容クリニックでは、命に関わる高度な医療処置はありません。
病棟のような命に関わるプレッシャーはないでしょう。
⑨キレイでおしゃれな職場で働ける
ほとんどの美容クリニックは駅からアクセスがよい都心にあります。
そしてどこのクリニックもおしゃれです。
きれいな職場で働くのを想像するとウキウキしますね。
(2)美容クリニックのデメリット
①土日祝日出勤がある
美容クリニックは基本的に土日祝出勤があります。
②仕事中は忙しい
仕事中は、施術や準備、接客などで忙しいと言えます。
③接客が苦手な人には厳しい
技術とともに接客能力が求められます。
お客さんに気に入られなければ評価が下がってしまいますので、接客にはかなり気を使います。
④クレームを受けないように細心の注意を払う必要がある
お客さんが施術の結果や接客が気に入らないとクレームをつけることがあります。
何度もクレームをもらったりすると、給与に影響がでてくることもあります。
⑤病棟に再就職しづらくなる
美容クリニックで長く働くと、病棟の仕事に対応する技術は確実に落ちます。
病棟に再就職はしづらくなるでしょう。
⑥自分の肌の状態など、自分自身の美容について気をつかう必要がある
自分の肌の調子などが悪いと、お客さんへの説明やアドバイスに説得力がなくなるため、自分自身の美容について相当気をつかいます。
⑦ノルマがあると苦しい
美容クリニックは施術や美容商品の売り上げノルマがあるところが多く、ノルマが達成できないと苦しい場合があります。
⑧人気の職種なため採用内定倍率が高い
美容クリニックの看護師の仕事内容
美容クリニックは大きく美容整形外科と美容皮膚科に分かれます。
それぞれの仕事内容などの概要をご説明します。
(1)美容整形外科
主に外科手術を行い、看護師の主な役割は手術の介助。
手術内容は二重、鼻を高くする隆鼻術、フェイスリフト、脂肪吸引、乳房形成、あざを消す手術など。
手術の準備、術前術後のアセスメントやケアも行う
美容皮膚科より給与が高い
外科経験があると採用に有利
(2)美容皮膚科
主に美白やアンチエイジング、脱毛の施術を行う。メスは使わずレーザーや注射を使用。
しみ・シワ・ニキビ等を取り除く施術、肌の潤いアップや疲労回復に効果的な高濃度ビタミンC・プラセンタ等の点滴・注射
ダイエットサポート
処置が複数回になるため、特定のお客さんと長い間接することが多い
皮膚科経験があると採用に有利
美容クリニックの看護師に向いている人
ここでは、美容クリニックの看護師に向いている人をご説明します。
向いている人は以下のとおりです。
①接客が好き
②美容に興味がある
③新しい知識を覚えるのが好き
④頑張ってガンガン稼ぎたい
※逆に医療技術を磨きたい人には向きません。
美容クリニックの求人を探すには
美容クリニックの求人をあつかっている転職サイトに最低3つは登録して、情報を集めます。
採用倍率が高いので、複数応募してチャレンジする必要が出てくると思います。
合格するかどうかはクリニックとの相性(マッチング)の問題です。
あなたと相性のよいクリニックを探しあててくださいね。
美容クリニックの取り扱いが多い看護師転職サイトをまとめた記事も参考にしてください。
美容クリニックの勤務先を選ぶときにチェックしておきたいこと
美容クリニックは勤務先によって労働条件、福利厚生などかなり差があります。
転職してから後悔しないように、事前にチェックが必須な項目を記載しておきますね。
チェック項目
①基本給だけではなく、各種手当、ボーナスを含んだ年収
給与の計算方法が選ぶ勤務先によってバラバラです。
ボーナス、各種手当ての計算方法は必ずチェックしたい項目です。
②残業時間
年間の実績ベースを聞いて確認します。
③残業代が出るか
始業前の準備や時間外手当が出ない職場もあります。必ず確認しましょう。
④昇給制度
職場によって昇給幅が異なりますので、必ず確認します。長く働くと給与に差が出ます。
⑤退職金制度
勤務先によって驚くほど変わります。年収と退職金トータルで考えたいですね。
※細かく確認するのが苦手な人は、転職サイトのコンサルタントにお願いすることをおすすめします。
美容クリニックに採用されるには
美容クリニックは求人数がそこまでなく希望者が多いので、倍率は高めです。
採用されるかどうかはクリニックとの相性しだいとなるので、まずはよい求人をできるだけ多く探して、複数のクリニックの面接にチャレンジしていくことが採用を勝ち取る秘訣です。
あなたと相性のいいクリニックは必ずあります。
面接では、美に対してどう考えているか、美しくなることで人はどう変わるか、お客さんに対してどんなサービスをして、お客さんの美しさをどうしていきたいのかを具体的に自分の言葉で伝えます。
回答の構成としては、
①美しくなるためには○○することが必要だと考えている。
②お客様には○○のようなサービスを提供して、○○な美しさを手に入れて頂きたい。
③お客様に満足頂くことで、クリニックの発展や利益に寄与できる。
④クリニックが利益を得ることで、またさらにお客様に質の高いサービスを提供することができる。
というような経営者視点の話にふれながら話すと、評価が上がります。
ぜひ取り入れて採用を勝ちとってくださいね。
まとめ
・美容クリニックは病棟とは世界が違うので、メリットデメリットをよく考えて転職活動を始める
・美容クリニックの求人は人気があるため、複数面接を受ける覚悟で転職活動をする
・頑張ってガンガン稼ぎたい人には天職
内定を勝ちとるために、美容クリニック求人に強い転職サイトで情報を集め、十分な準備をしましょう。
あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。
執筆者情報:裕美の転職研究所
ナース裕美(緒方 裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
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