血管造影室への転職におすすめの看護師転職サイトってどれ？？
血管造影室の仕事内容が知りたい！
看護師でありキャリアアドバイザーである私がこんな疑問にお答えします。
血管造影室の転職におすすめの看護師転職サイトはこちらです。
| サイト名 | |
| 1 | レバウェル看護（旧 看護のお仕事） |
| 2 | マイナビ看護師 |
| 3 | ジョブデポ看護師 |
※求人数は時期によって変動します
看護師転職サイトは様々なものがありますが、血管造影室の看護師求人を保有しているサイトは少ないと言えます。
そのため、血管造影室への転職を希望する場合は、上記のように血管造影室の求人を保有している看護師転職サイトを利用することをおすすめします。
血管造影室は大学病院などの大規模病院に設置されていることがほとんどであるため、基本給は高めになりますが、勤務形態によって年収は異なります。
求人を探す際にはしっかり給与などの労働条件を比較していきましょう。
この記事では、血管造影室の求人が豊富な看護師転職サイトをご紹介するとともに、血管造影室の求人を探す際の注意点、血管造影室の仕事内容もご説明します。
あなたの転職活動の一助になれば幸いです。
※株式会社マイナビとのタイアップ記事です。
★この記事でわかること
血管造影室の転職におすすめの看護師転職サイトがわかります
血管造影室の求人を探す際の注意点がわかります
血管造影室の仕事内容がわかります。
この記事の執筆者
ナース裕美（緒方裕美）
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号：001-220124001-05302）」
『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』（Kindle）著者。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。
当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。
血管造影室の転職におすすめの看護師転職サイト1）レバウェル看護（旧 看護のお仕事）
おすすめの理由
『レバウェル看護』は特に病院やクリニックの求人が豊富な看護師転職サイトで、血管造影室の求人を保有しています。
求人検索ツールのフリーワードの項目に「血管造影室」と入力すると求人を確認することができます。
『レバウェル看護』の血管造影室の求人は、年収600万円近い心臓カテーテル検査の症例数が多い循環器専門病院や日勤のみの心臓血管クリニックなど、様々な働き方ができる職場を見つけることができます。
利用者満足度が高い転職サイトを利用したい人におすすめです。
血管造影室の転職におすすめの看護師転職サイト2）マイナビ看護師
おすすめの理由
『マイナビ看護師』は大手マイナビが運営している看護師転職サイトで、様々な求人を保有しています。
求人検索ツールの「病院名・施設名から探す」の項目で「血管造影室」、「カテ室」と入力すると求人を確認することができます。
『マイナビ看護師』の血管造影室の求人は、カテ室勤務経験者を応募条件とする病院や年収500万円前後、年間休日123日の心臓血管クリニックなど、好条件のものが多い印象です。
実績のある大手転職サイトを利用したい人におすすめです。
血管造影室の転職におすすめの看護師転職サイト3）ジョブデポ看護師
おすすめの理由
『ジョブデポ看護師』は、求人数が豊富で、特に大規模病院やクリニックの求人が充実している看護師転職サイトです。
血管造影室の公開求人数は
で、求人検索ツールの「フリーキーワード検索」で「血管造影室」や「カテ室」と入力して検索すると、求人の一覧をチェックすることができます。
『ジョブデポ看護師』の血管造影室の求人は、年収500万円程度、年間休日118日のカテ室求人や年収600万円を超える心臓血管クリニックのカテ室求人など、高収入の職場が多いです。
丁寧なサポートを受けたい人におすすめの看護師転職サイトです。
他の看護師転職サイトもチェックしたい場合は、看護師転職サイトをランキングにした以下の記事も参考にしてください。
看護師転職サイトで探せる血管造影室の種類
クリニック
血管造影を行っているクリニックは少ないです。
画像診断専門のクリニックで実施している場合もあります。
そのためクリニックの求人は少なめです。
病棟
血管造影室専門の看護師を配置している病院は少ないです。
手術室の看護師が担当している病院もあります。
血管造影検査・治療を実施する脳外科や心臓外科、循環器科の看護師が担当している場合もあります。
その場合、看護師は該当病棟に勤務し、シフト制で血管造影室で勤務することになります。
看護師転職サイトで探せる血管造影室看護師の年収事情
血管造影室は大学病院などの大規模病院に設置されていることがほとんどです。
そのため、基本給は高めになりますが、勤務形態によって年収は異なります。
それぞれの勤務形態の年収事情をご説明します。
病棟勤務
病棟勤務での担当制、の場合は夜勤もあるため、年収は一般的な看護師の平均年収と同等です。
血管造影室のみ
血管造影室のみ、の場合は夜勤がないため年収は下がります。
しかし、危険手当が加算されることもありますので、一般的な日勤のみの看護師よりは年収が高くなる傾向にあります。
手術室勤務
手術室勤務での担当制、の場合は、当直制です。
危険手当も加算されますので、年収は一般的な看護師の平均年収と同等です。
どの勤務形態にしろ、勤務する施設によって基本給も各種手当額も変わってきます。
良くリサーチしていくことが必要です。
看護師転職サイトを利用して血管造影室の仕事をする方法
自分で検索する
看護師転職サイトを利用すると自分で求人の検索が可能です。
血管造影室を探す場合、フリーワードで「血管造影」、「カテ室」、「アンギオ」と入力する必要があります。
施設形態も選択できますが、病院勤務の求人がほとんどです。
そのほか、希望条件を詳しく選択していくことで掲載される求人を絞ることができるため、効率良く求人を見ることが可能です。
アドバイザーに紹介してもらう
自分で求人を検索しながらも担当アドバイザーからの紹介を待ちましょう。
自分で検索できる求人が基本的に公開求人のみです。
アドバイザーからは非公開求人を紹介してもらえます。
非公開求人は一般に公開すると応募が殺到してしまうような条件の良い求人であることがほとんどです。
好条件の求人を見ないまま応募先を決めてしまうのはもったいないですよね。
また、血管造影室をもつ病院は大病院であることが多いです。
大規模病院は基本給も高めに設定されているため、非公開求人となっていることが多いとも言えます。
しっかり希望条件を伝え、希望に合う求人を紹介してもらいましょう。
病院勤務は要注意
病院に勤務する場合は注意が必要です。
病院の場合は、希望した診療科に直接採用されるわけではなく、看護部に所属することになります。
そこからスタッフに空きのある部署へ配属される形です。
そのため血管造影に携わりたくでもスタッフに空きがなければ配属が難しくなります。
また、血管造影室に直接配属されるわけではないことも多いです。
血管造影を利用する診療科に配属されても、担当制・シフト制の場合は直ぐに携われない可能性もあります。
各病院がどのように血管造影室を運営しているのか、しっかりリサーチしておくことが大切です。
求人は少なめ
血管造影室の求人は少なめです。
クリニックで血管造影を行っている施設は少ないです。
また、病院であっても血管造影を行っている病院は数に限りがあります。
元々の施設数が少ないため、求人が少ないのは仕方ありません。
焦らず、じっくりと自分の希望条件に合う求人が掲載されるまで待てる、そんなスケジューリングをしておくといいでしょう。
看護師転職サイトで探せる血管造影室看護師の業務は大変なのか
血管造影室の看護師の業務は大変です。
専門性の高いものになりますので、学習することも多くなります。
また、血管造影室と病棟を行き来して、両方の業務をすることになります。
病棟業務自体も大変ですし、血管造影室の業務も大変です。
急変のリスクもあり、他職種とのやり取りも必要。
自分のペースでしごとをするのではなく、医師のペースに合わせる必要がある。
業務も大変ですし、精神的にも大変です。
心身ともにタフな人でないと務まりません。
看護師転職サイトで探した血管造影室の求人事例
事例1）循環器専門病院
心臓血管外科や循環器内科などを有する循環器専門の病院の求人です。
心臓カテーテル検査の症例数は県内トップクラスです。
月収28.6万～40.2万円（手当込み）、賞与年間3.69か月分です。
仕事内容は、心臓カテーテル検査、インターベンション治療などにかかる看護業務などです。
2交替、日曜・祝日休み、年間休日105日です。
プリセプター制、キャリアラダー、院内外研修などの教育制度も整っています。
事例2）心臓血管クリニック
心臓血管外科、循環器内科などを診療科とする心臓血管クリニックの求人です。
月収31.2万円～（手当込み）、賞与年間2か月分です。
仕事内容は、看護業務全般で日勤のみです。
年間休日は105日あります。
事例3）一般病院
外科、内科、循環器科を診療科とする病院の求人です。
基本給18万～30万円、賞与年間3か月分です。
仕事内容は、食事、口腔ケア、入浴、清拭、移動、排泄の介助、点滴、輸血、採血、酸素吸入、喀痰の吸引、創傷処置等の看護業務全般で2交代です。
応募資格はカテ室勤務経験者です。
事例4）心臓血管クリニック 【カテ室】
心臓血管クリニックのカテ室の求人です。
月収32.9万～40万円程度（手当込み）、賞与年間4か月分、年収440万～550万円です。
仕事内容は、カテーテル室にて看護業務全般で日勤のみです。
年間休日は123日と多めです。
心臓血管外科医のいる専門病院です。
事例5）ケアミックス病院
ケアミックス病院のカテ室求人です。
月収31.3万～32.3万円、年収472万～489万円程度です。
仕事内容は、カテ室での看護業務全般で2交代です。
残業は月10時間以下、年間休日118日です。
事例6）心臓血管クリニック
心臓血管クリニックの求人です。
月収32.9万～40万円程度（手当込み）、賞与年間4か月分です。
仕事内容は、カテーテル室での看護業務全般です。
日勤のみ、年間休日123日、週休2日制（土曜日、日曜日、祝日休み）、年末年始休暇、有給休暇、慶弔休暇、出産・育児休暇もあります。
血管造影室の看護師の仕事内容
血管造影室では、基本的に医師の処置の介助と観察、患者さん対応を行います。
一つ一つ詳しく説明していきます。
患者確認
患者さんにフルネームを名乗ってもらい本人確認を行います。
また、病棟の看護師と共に看護師同士で患者氏名・生年月日を確認、患者さんのネームバンドで本人確認を行います。
申し送りを受ける
病棟看護師より申し送りを受けます。
アレルギーの有無（特にヨード系造影剤や使用する薬剤について）、感染症の有無、輸液の内容、検査前のバイタルサイン、穿刺予定部位について確認を行います。
患者移動
患者さんを検査台へ移動させます。
基本的には患者さん自身に検査台へ乗ってもらいますが、転倒のリスクもあるため、必要時安全に注意して介助を行います。
また、検査台から落ちないようにカバーを取り付けたり、手台を取り付けたり等の準備を行います。
モニター装着、患者準備
患者さんに心電図モニターや血圧計、SPO2モニターを装着します。
また、血管造影中に鎮静を行う場合はSPO2が下がる可能性もあるため、必要に応じて酸素投与を行います。
穿刺部によって血圧計の装着部位が変わるため確認が必要です。
消毒介助
穿刺部の消毒をしやすいように患者さんの衣服を整えます。
準備ができたら医師へ消毒を依頼します。
アレルギーがある場合は医師への報告を忘れないようにします。
清潔エリアの確保
消毒が終わったら覆布をし、清潔エリアの確保を行います。
必要な薬剤、物品を清潔エリア内に準備します。
検査中の介助
検査中は異常の早期発見ができるようバイタルサイン・モニターを確認していきます。
鎮静を行っているため、呼吸状態の変化に注意することも必要です。
血管造影中、医師はカテーテル操作をしながら画像を確認しているため、患者さんの状態の確認は看護師が行います。
患者さんによっては鎮静が不十分で検査中に動いてしまうこともあり、必要時医師の指示により鎮静剤の追加投与を行います。
検査終了後の処置、カルテ記載
検査終了後、必要に応じて圧迫止血を行います。
穿刺部やアプローチしたカテーテルの太さ、止血時間について医師に確認し、カルテへ記載します。
また、検査結果や治療方法についても医師に確認をし、病棟看護師へ申し送ります。
病棟看護師への申し送り
止血が終了したら患者さんの衣服を整えて病棟へお迎え依頼の連絡をします。
入室時に歩いてきていても、鼠経からのアプローチの場合は安静が必要なのでベッドで迎えに来てもらいます。
また、腕からのアプローチでも気分不快が強い場合があるためベッドで迎えに来てもらいます。
申し送りに関しては、与薬した薬剤について、術中にバイタルサインの変化について、穿刺部位、カテーテルの太さ、検査結果・治療結果について（ステントやコイルの留置箇所など）、圧迫止血を実施した時間と止血状況、検査中の患者さんの異常の有無、などを申し送ります。
片付け、環境整備
使用した物品の片付けを行います。
また、次の検査に向けての環境整備を同時に行います。
物品の補充をしておくことも必要です。
急変時対応
血管造影検査・治療では急変が起こるリスクがあります。
アナフィラキシーショックや出血などはリスクが大きいです。
そのため血管造影室には救急カートが準備してあります。
救急カートの管理も看護師の業務です。
中身の確認、補充を行い、いつでも使用できるように整えておきます。
また、血管造影中に急変が起こった場合は医師がすぐそばにいますので、医師と協力しながら急変対応を行っていきます。
血管造影室看護師をするメリットデメリット
メリット
血管や疾患への専門性が身につく
血管造影は脳神経系，心臓系、循環器系、と様々な疾患を対象としています。
そして、脳分野や心臓分野など、病変が起きているエリアごとの病変、変化の程度を直接目で確認ながら知識としていけるため、専門性を高めることが可能です。
脳神経系、心臓血管系などは中々イメージが付きづらい疾患も多いです。
病変の血管を直接見ることができるため、理解が深まります。
知識や技術を体系的に学ぶことができる
血管造影室専門のみに勤務するということは少なく、病棟勤務や手術室勤務の一部とし勤務することがほとんどです。
血管造影検査がよく行われている病院に勤務すると、重症度や疾患の状態などについて把握しやすくなり、くわしい知識や技術を身に付ける機会が増えます。
デメリット
スキルが偏ってしまう
血管造影室に必要なスキルはかなり専門的です。
脳血管系や心臓血管系については詳しくなりますが、それらが他の病棟で活かせるかどうかというと、必ずしもスキルを活かせるとはいえません。
被爆の可能性がある
血管の造影を行うためにX線が使用されます。
看護師は防護衣を着用してはいますが、患者さんのそばで観察、看護を行うため放射線を浴びてしまうリスクが高いと言えます。
血管造影室看護師に向いている人の特徴
コミュニケーションスキルの高い人
患者さんへ検査の目的や説明をするなどの患者さんを不安にさせないためのコミュニケーション力が必要です。
また、血管造影は医師・放射線技師とともにチームとして関わりますので、チーム内でのコミュニケーションしっかり図ることがスムーズな検査・治療へとつながっていきます。
血管造影室に看護師は一人です。医師や技師と積極的にコミュニケーションを図り、円滑な人間関係を築いていけるようにしていく必要があります。
観察力のある人
血管造影中は血管の穿孔、出血、造影剤の使用によるショック症状、血栓症、血管内膜剥離、穿刺部末梢動脈の循環障害などを引き起こす危険性が常にあります。
患者さんのバイタルサインや心電図モニター呼吸状態の変化にいち早く気づけるような観察力が必要となります。
臨機応変に対応できる人
前述の通り、血管造影中は何が起こるかわかりません。
また、検査・治療は患者さんによって変わってきますので、ルーティンではなく、その患者さんにあわせた臨機応変な対応が必要となります。
スキルアップを望む人
血管造影室で求められるスキルはかなり専門性が高いです。
そのため、他の病棟では中々応用できない部分もあります。
しかし、観察力を鍛えたり、急変時対応をしたり、他職種とのコミュニケーションを図ったり。これらはどこの病棟に行っても必要なスキルです。
また、脳神経系・心臓血管系に苦手意識を抱いている看護師も少なくありません。
それらの疾患・病態に強い看護師は、どこに行っても重宝されます。
専門性を高めて、看護師としてスキルアップをしたい人に向いている職場と言えます。
まとめ
・血管造影室の年収は基本給には高めだが、勤務形態によって異なる
・血管造影室の求人は少ないため、複数の看護師転職サイトで探す必要がある
・血管造影室は業務も大変で精神的にも大変
血管造影室の転職におすすめの看護師転職サイト、求人を探す際の注意点をご説明しました。
あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。
執筆者情報：裕美の転職研究所
ナース裕美（緒方裕美）
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号：001-220124001-05302）」
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