ナース裕美です。
看護師が転職するとき、転職条件はどう決めたらいい??
看護師の転職条件のポイントが知りたい!
こんな疑問にお答えします。
看護師として働き、転職を考え求人を探し始めると、その求人の多さに驚くことでしょう。
それだけ看護師は人手不足であり、どこの施設でも人手を求めています。
そのため、転職先に困るということはありません。
逆に求人が多すぎて、何を基準に選べばいいのかが分からなくなってしまう、なんてことも…。
転職先に求める条件とはどんなことなのか、転職条件を決めるためのポイントはどんなところにあるのか。
この記事では看護師の私が、看護師の転職条件のポイントについてご説明します。
あなたの転職活動の一助になれば幸いです。
この記事でわかること
・看護師の転職条件のポイントがわかります。
・転職条件を満たす看護師求人の探し方がわかります。
この記事の執筆者
ナース裕美(緒方裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。
当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。
看護師の転職条件
さっそく看護師の転職条件にはどんなものがあるのかご説明します。
(1)業務内容
看護師にも様々な働き方があります。
一概に病院と言っても病棟と外来では業務内容は全然違います。
また、総合病院や大学病院などの規模の大きい病院とクリニックや診療上では業務内容も変わってきます。
医療施設から介護施設や企業、保育園など他業種へ転職することで大きく業務内容も変わってきます。
このように一口に看護師と言っても働く場所によって業務内容は様々です。
今までと異なる業務内容で働きたいのか、同じ業務内容でスキルアップをしたいのか、自分の目指す看護師像によって優先とする部分が変わってきます。
(2)給与
看護師として働くのであれば、年齢の割には一般の職種と比較すると時給・月給共に高い傾向にあります。
しかし、給与は勤務する施設によって差が出る部分です。
基本給はどれくらいなのか、賞与は何ヶ月分か、各種手当はどれくらいつくか、数字であっきり分かる部分なので、自分の中で基準が決めやすいため、給与を優先にして求人を探す人も多いです。
また、給与は少し低めだが他の条件がピッタリであったならば、経験年数によっては自分のスキルを武器にして給与交渉をすることも可能となります。
(3)勤務形態と休日
日勤のみで働けるのか、夜勤もあるのか、休みは不定休か決まった休みがあるのか、など転職条件として勤務時間や休日を優先する人は多いです。
育児中の人や、プライベートと仕事を両立したい人、ワークライフバランスを重要視している人は、特にこの勤務形態と休日についてを優先順位上位にあげています。
(4)人間関係
看護師の転職理由の上位に人間関係があがってきます。
職場内の不和、上司や先輩からのパワハラなどなど、様々な理由があるでしょう。
それらの人間関係のストレスを上手に解消できていれば転職する必要もありません。
しかし、それでもどうにもならない時に転職を考えるようになります。
だからこそ、次の職場は人間関係の良いところを…と希望する人が多いです。
(5)雇用形態
看護師の雇用形態は正社員(常勤)、派遣、アルバイト・パートなど、様々な雇用形態があります。
看護師は今だに女性が9割を占める職種です。女性が多いからこそ結婚や出産・育児などのライフスタイルの変化による転職も多いです。
そのため、その時のライフスタイルにあった雇用形態を優先する人も多くいます。
常勤であれば福利厚生などの待遇が良くなりますが、夜勤ありの不規則な勤務シフトで働くことが必要です。
そのため、出産・育児など、環境が変化するタイミングで、アルバイトやパートなど、空いている時間を有効活用できる働き方にシフトするする人が多いと言えます。
看護師の転職条件の優先順位のつけ方
転職先を選択する際、自分の理想とする職場を探すために、ついつい転職条件の希望をたくさんあげてしまいます。
少しでも条件のいい職場で働きたいと思うのは当たり前です。
だからこそしっかりと自分自身で転職条件の優先順位を決めていくことが重要となります。
転職先を探すときに転職条件の優先順位をつけることで転職活動を効率的に進めることができます。
また、どんな職場で働きたいのかがはっきりしていた方が求人も探しやすいですよね。
そして、優先順位をつけて転職活動を進めた方が転職の満足度が高くなるというメリットもあります。
譲れない条件を満たした転職ができれば、転職してよかった、と感じやすくなります。
(1)条件を絞る
転職条件のなかで「譲れない条件」を決めましょう。
すべての条件を絶対に譲れない、としてしまうと求人が思うように見つからない可能性があります。
この譲れない条件を明確にして絞ることで、求人を探しやすくなります。
まずは、転職先に求める条件を思いつく限り書き出してから、ひとつひとつ精査していきましょう。
そうすることで自分が本当に転職先に求めている条件を知ることができます。
もし、譲れない条件が多すぎる、優先順位がつけられない、という人は転職先に求める希望条件の前に、まず現状に対する不満を整理してみることをおすすめします。
そうすることで、おのずと転職先に求める条件もはっきりしてきます。
(2)全ての条件が完璧な転職先はない
「給与が高くて、土日が休みで、夜勤がなくて、連休がとれて…」希望の条件をあげ始めたらきりがありません。
転職をするからには、できるだけ理想に近い職場を見つけたい!そんな気持ちはわかります。
しかし、理想を追い求めすぎるあまり、職場に対する理想が高すぎると転職先を探すことが難しくなります。
希望条件が沢山ある人は、その中から条件を絞りましょう。
看護師が転職条件を満たす求人を探すために
看護師が転職条件を満たす求人を探すためには、看護師の転職サイトに登録して、担当のアドバイザーに希望の条件を伝えて、求人を探してもらいましょう。
自己流で転職先を探して、転職した後に「こんなはずではなかった。。」とならないように、転職のプロの力を借りましょう。
看護師専門の転職サイトは一般には公開されていない、条件の良い非公開求人もありますので、必ずチェックしておきたいところです。
また、転職サイトは、様々なものがありますので、求人数が多く、第三者機関の調査で利用者満足度が高いものを選ぶことが大切です。
おすすめの転職サイトは以下の記事を参考にしてくださいね。
看護師が企業に転職するには
看護師が企業に転職する方法もあります。
ただし、企業看護師の求人は人気があり数も少ないため、倍率が高い傾向にあります。
看護師が簡単に転職する方法
忙しく働きながら転職活動するのは大変ですよね。
そんな時は転職サイトを利用して、担当アドバイザーに任せられるところは任せてしまうと簡単に転職できます。
詳しくまとめた以下の記事も参考にしてください。
看護師の転職に適した時期はいつなのか
転職の時期っていつがいい??
転職活動はいつから始めたらいい?
結論、転職に有利な時期は夏と冬です。
詳しくまとめた以下の記事も参考にしてください。
転職しまくる看護師は採用されづらくなるのか
看護師は転職しまくると採用されない??
どのくらいの転職回数なら採用される??
結論、看護師はある程度転職を繰り返しても採用されます。
年齢にもよりますが、2~3回の転職回数であれば、普通に転職することはできます。
「何回までの転職なら問題ないのか」まとめた以下の記事も参考にしてください。
看護師の転職条件【まとめ】
・看護師が転職先に求める条件は様々だが、大きくは前述の5つに分かれる。
・転職活動を進める際に大切なのは、転職先に求める希望条件を整理すること。
・希望条件が多すぎると転職のハードルが上がってしまう。
・希望条件の優先順位をつけ、「絶対に譲れない条件」をはっきりさせることが転職成功のポイントとなる。
看護師の転職条件のポイントについてご説明しました。
あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。
執筆者情報:裕美の転職研究所
ナース裕美(緒方 裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
所在地
東京都
お問い合わせ
電話番号:
Email:nursehirocom@yahoo.co.jp
SNS