ナース裕美です。
看護師の役割ってなに??
看護師としてどう仕事をしていけばいい??
こんな疑問にお答えします。
看護師として働いていると、色々な役割を任せられますよね。
中には「それは看護師でなくてもいいのでは?」「そこまでやらないとだめ?」みたいな仕事を振られることもあります。
そんな様々な仕事をしていると、「看護」ってなんだっけ?何をしたくて看護師になったんだっけ?と自分の看護師としてのビジョンが曖昧になっていくこともあるでしょう。
この記事では、元ICU看護師の私が看護師の役割についての基本に立ち返り、看護師としてどう仕事をしていけばいいのかをご説明します。
あなたの看護師人生の一助になれば幸いです。
この記事の執筆者
ナース裕美 / 緒方裕美
大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
看護師に役立つ記事作成をしています。
看護とは
看護とは字のごとく、目で見て、手でケアをし、患者さんを護る意味だと言われています。
国際看護師協会の定義によると、
「看護とは、あらゆる場であらゆる年代の個人および家族、集団、コミュニティを対象に、対象がどのような健康状態であっても、独自にまたは他と協働して行われるケアの総体である。看護には、健康増進および疾病予防、病気や障害を有する人々あるいは死に臨む人々のケアが含まれる。また、アドボカシーや環境安全の促進、研究、教育、健康政策策定への参画、患者・保健医療システムのマネージメントへの参与も、看護が果たすべき重要な役割である。(2002年:日本看護協会による訳)」
となっています。
あらゆる人々の健康に生活をしたい、という意思に応えるよう、誰もが健全に生活ができるように力添えをし、心のケアをしたりすることが「看護」といえます。
また、看護師は病気だけを観察するのではなく、患者さん全体を看ることになります。
看護師の仕事
診察・診療の補助
医師が行う診察や診療の補助を行います。
医師の指示に基づいて様々な医療処置を医師をサポートする形で行います。
ただ、医師の指示を待つだけでは補助になりません。
確かに医師の指示がないとできない業務もあります。
しかし、医師からの指示待ちをするだけでなく、常に自分で考えて行動していくことが大切です。
患者さんの介助・世話・観察
病気やケガ、妊娠により日常生活に支障をきたしている人の苦痛を和らげながら療養中の世話を行います。
食事・排泄補助・入浴介助・体位変換など、患者さんが入院生活の中でも、日常生活を快適に過ごせるように援助します。
その中で、日々の患者さんの体調や状態を把握しながら、状態変化や異常がないかの観察を行います。
患者さんの状態の観察を行うことで異変の察知ができるようになります。
患者さんの常日頃の状態を知っていないと、異常の発見も難しくなります。
医療行為は危険を伴うことがあります。
看護師も人間ですから完全に過ちや失敗を無くすことはできません。
そのため、看護師自身が自分が行う行為に対し、常に点検し、安全を確保することが求められます。
また、自分自身の能力を適切に評価し、自己の能力を超えている、と判断した場合は責任を負いきれませんので、チームに助けを求めていくことも大切となります。
心理的ケア
患者さんやご家族は病気やケガなどで不安を抱えています。
看護師は最も身近な立場から心のケアを行います。
病気やけがの苦痛を取り除くだけでなく、患者さん本人やご家族の心の不調を予防し、回復したいという気持ちを後押ししていきます。
看護師は患者さんと医師の間に立つ仲介人の役割を持ちます。
どんな場面においても医療の現場で患者さんに最も近い立場で接する医療者となります。
看護師は患者さんとの間に信頼関係を築くことが重要です。
信頼は看護師が努力して獲得できるものとなります。
不安を持つ患者さんに提供する医療についての説明を十分に行い、理解と同意を得ることが大切です。
また、信頼関係は相互的なものであるため、看護師自身も患者さんを信頼することが必要です。
患者さんを信頼できなければ、患者さんから信頼されることはできません。
看護師の役割
健康を増進する
患者さんの今ある状態から、より良い状態へ持っていくための支援を行います。
人々の生命や健康を守る上で、これに深く関わる自然環境や社会環境問題に関心を持ち、人々と協力してよりよい社会の実現に向けて努力することも求められます。
疾病を予防する
保健師の業務と重なる部分はありますが、疾病にかからないように予防医療に取り組みます。
病院に入院している患者さんは何らかの疾病にかかっている状態です。
さらに、新たな疾病にかからないよう予防を行っていくことが必要です。
健康を回復する
病気やけがの患者さんの状態回復を目指すために必要な医療・看護ケアを提供します。
苦痛を緩和する
患者さん・ご家族は何かしらの身体的・精神的苦痛を抱えています。
苦痛の種類・状態を観察し、適切なケアを行っていきます。
人間関係の仲介役
患者さんと医者、他職種と医者、患者さんと多職種、などなど看護師が仲介する人間関係は多々あります。
患者さんが医師には言いづらい、家族にも言えない、なんていうこともありますので、そんな場合は看護師が橋渡し役として活躍します。
患者さんに寄り添っていくことが大切です。
まとめ
・看護師の役割について再確認していきました。
・看護は患者さんを看て護ること、正確には患者さんの常日頃の状態を把握し、変化や異常にいち早く気づくこと、と言えます。
・日々の業務で忙しく、知識を身につけ、技術を磨くことに精一杯になってしまうことも多いでしょう。でも、それらが最終的には「患者さんのため」となります。
・今一度、看護師になりたての頃の理想の看護師像を思い出し、その理想に近づけるように看護師としての役割を果たしていきましょう。
看護師の役割と看護師としてどう仕事をしていけばいいのかをご説明しました。
あなたの看護師人生が充実するよう願っています。