看護師お役立ち情報

看護師国試勉強法|元ICU看護師が国試の合格率や勉強法教えます

ナース裕美です。

看護師になるにはどうすればいいの?
看護師の国試はどんな試験なの?

元ICU看護師の私が、こんな疑問にお答えします。

看護師になるためには看護学校(大学・短大・専門学校)に通い、看護師国家試験を受け、合格することが必須です。

それでは、看護師国家試験とはどういうものなのでしょうか。

どんな勉強をしていけばいいのでしょうか。

この記事では元ICU看護師の私が、看護師国試の合格率や勉強法をご説明します。

あなたの看護師人生の一助になれば幸いです。

この記事の執筆者


ナース裕美 / 緒方裕美
大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
看護師に役立つ記事作成をしています。

看護師国試の基礎情報

看護師国試の日程はいつ?

看護師国家試験の日程は厚生労働省HPで発表されます。

基本的には年1回、2月の中旬に行われることが多いです。

時間は午前・午後にわたり一日かけて行われます。

受験願書の配布は秋ごろから行われます。

看護師国試の試験科目は?

必須問題50問、一般問題130問、状況設定問題30問です。

必須問題の正解率が80%未満だと無条件で不合格になります。

午前・午後にわかれて出題されます。

それぞれ160分。

試験時間は計5時間20分です。長期戦です…。

問題数から計算すると1問あたりかけられる時間は2分もありません。

ハイペースで解答していく必要があります。

必須問題:看護の社会的・倫理的側面における理解、職業倫理、人体構造、健康障害や回復について、看護技術の関することなど

一般問題:科目は10科目です。
①人体の構造と機能
②疾病の成り立ちと回復の促進
③健康支援と社会保障制度
④基礎看護学
⑤成人看護学
⑥老年看護学
⑦小児看護学
⑧母性看護学
⑨精神看護学
⑩在宅看護論及び看護の総合と実践

状況設定問題:範囲は一般問題と同様。受験者の理解力と判断力を問うような内容。設問分も長くなります。

看護師国試の手数料は?

看護師国家試験の手数料は5400円です。

収入印紙を受験願書に貼って納付する形になります。

収入印紙は郵便局で購入できます。

看護師国試の受験資格は?

看護師国家試験は誰でも受験できる試験ではありません。

高校卒業後、看護師養成校や大学に通い、必要な過程を経た人に受験資格が与えられます。

看護師国試の合格率は?

看護師国試の合格率は90%前後で推移しています。

新卒者の合格率は90%を超えていることが多いです。

しかし、既卒者の合格率は30~45%程度に留まります。

既卒者で受験する場合は、学習環境を自分で整える必要がありますので、強い意志と忍耐力が必要となります。

合格発表は3月下旬であることが多いです。

看護師国試の勉強方法

勉強方法は自分に向いている方法を見つける必要があります。

文章を読んで覚えられる人、書いて覚える人、問題を解くことで理解する人、人に教えることで理解する人、色々な勉強方法があります。

看護師国試の勉強方法:基礎が重要

まずは基礎です!

実際の試験では解剖生理の部分の出題は多くはありません。

しかし、基礎である解剖生理が理解できていないと、それぞれの疾患についても理解が深まりません。

まず解剖生理をしっかりと復習しましょう。

解剖生理が苦手な人って多いですよね。

ただ、身体の正常を理解していないと、病気という異常も理解できません。

自分の体に置き換えて考えてみると、理解しやすいと思いませんか?

例えば、食べる時に食物はどういう道を通っていくのか、どう消化されるのか、と考えると理解が進みます。

看護師国試の勉強方法:過去問

過去5年分を目安に取り組みます。

一度解いてみて、間違った問題を解きなおしていくことが基本です。

過去の正答率が高いものを確実に取れるようにしましょう。

正答率が高いものは難易度が低い問題です。

ここで確実に得点を取っていくことが非常に重要です。

正答率が低いものは難易度が高い問題です。

ここは優先的取り組む必要はありません。

まずはみんなが解けている問題を確実に解く!ということが最優先です。

応用問題や難易度の高い問題は、基礎ができてから取り組むようにしましょう。

過去問を購入する時期は学校によって違うでしょう。

多くは3年生の実習が始まるころに購入することになります。

そこで、実習で経験した科目から過去問を解くということも効果的です。

実際に体験したことは頭に残りやすいです。

また、実習の予習・復習にもなり、とても有効な勉強方法です。

過去問を解くときは付箋を活用すると、それ自体が参考書になります。

間違ったところに付箋を貼り、ポイントを書くなどしておくと良いです。

看護師国試の勉強方法:参考書

看護師国家試験用の参考書ってありますよね。

私は持っていませんでした。

理由は、持っているだけで安心してしまいそうだからです(笑)

この参考書は実習でも使えるものなので、周りはみんな持ってました。

それを自分なりに使いやすいようにカスタマイズしていました。

付箋を貼って書き込んだり、マーカーを引いたり、索引をつけたり、自分仕様にして使い込むことが重要ですね。

体験談

私は参考書の代わりに、購入した過去問題集についていたまとめページを使っていました。

ごく薄いものでしたが、重要なことが簡潔明瞭にまとまっていました。

重い参考書を持ち運ぶのが嫌だったので、この薄いまとめノートに付箋を貼りまくり、自分専用のまとめノートを作っていました。

私は読んで覚えるタイプだったので、このノートを国試当日の最終チェックにも持っていき、ギリギリまで読み込みました。

看護師国試の勉強方法:模試

模試はただ受けるだけではもったいないです。

本番と同じような緊張感をもって取り組むことが大切です。

看護師国家試験は試験時間が長く、問題数も多いです。

模試は時間配分を練習する絶好の機会です。

模試でタイムオーバーしてしまった場合、どこで時間がかかったかを分析し、本番で同じ失敗を繰り返さないようにします。

試験問題の解き方を練習できます。

分からない問題は後回しにする、見直したい問題にはチェックする、など試験を受ける際のテクニックを身につけることができます。

模試で間違えた問題を見直すのは基本中の基本です。

自分の不得意な部分がはっきりします。

間違えた問題をまとめてノートを作成するのも効果的な勉強方法です。

看護師国試のスケジュール

看護師国試のスケジュール:最終学年の夏

解剖生理をはじめとする基礎的な部分の勉強に早すぎるということはありません。

できるだけ早くから手をつけて基礎の理解を深めて多くことが必要です。

この基礎固めは必須問題対策にもつながります。

暗記をするのではなく、なぜそうなるのかをしっかりと理解したうえで問題を解いていくことが大切です。

遅くとも夏休み中には必須科目対策を終えておくことが理想的です。

※あくまでも理想です。学生最後の夏を楽しみましょう!

看護師国試のスケジュール:実習後から冬

やっと大変な実習から解放!でもすぐに国試対策の追い込みです。

焦りますよね。

この時期は模試や過去問に積極的に取り組みましょう。

本番に近い実践的な学習を行っていきます。

過去問では正答率の高い問題に絞って復習を重ねていくことが効果的です。

苦手分野を克服しましょう。

年が明けてから苦手分野に取り組むのは精神的にも焦りが出てきて、効果的な学習ができません。

時間的にも厳しいです。

だからこそ、このタイミングで克服しましょう。

分からないまま放置、はダメです。先生に聞く、友達と教えあうなど周りとの協力も必要です。

看護師国試のスケジュール:年明けから試験直前

新しいことに手をつけてはいけません。

焦るだけです。

今まで使用してきた教材を見直したり、間違えた問題を解きなおしたりして知識を定着させます。

ラストスパートではありますが、今まで自分がやってきたことを信じて落ち着いて過ごしたいですね。

勉強のラストスパートをかけるのはもちろんですが、体調管理に気を配ることも大切です。

感染症が流行ってきますので、うがい・手洗いの励行、人込みを避けるなど感染症にかからない対策をとりましょう。

また試験直前は、不安と緊張で眠れない夜を過ごす人もいます。

しかし寝不足は大敵です。

自分がやってきたことを信じてリラックスして過ごしましょう。

また、夜型のスタイルで勉強していた人は朝型の生活スタイルに早めに絵切り替えましょう。

試験は午前中からあります。

その時間に頭が十分に働くようにしていきましょう。

最後は自分がやってきたことを見直す程度で大丈夫です。

しっかりと体調を整えて、万全の状態で試験に臨みましょう。

参考:厚生労働省のHP

看護師国家試験の施行|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

看護師国試の注意点

看護師の国家試験の合格率は高めです。

そのことに安心して、そんなに頑張りすぎなくても大丈夫でしょ、と思い込んでしまうことは危険です。

もともと基礎系の成績がいいなら話は別ですが、成績が振るわないのに楽観視して、国試対策が遅れてしまう人も…。

国試の試験範囲はとてつもなく広範囲です。そんな短時間で対策できません。

学習の効率はいいですか?

過去問で正答率の低い問題まで掘り下げていませんか。

出題率の低い分野や難問まで掘り下げていませんか。

本当に必要なことに時間を使えていない人もいるのではないでしょうか。

周りの人がどんな勉強をしているのかを知ることも大切です。

自宅にこもったまま自己流で勉強を頑張り続けていると、勉強の要領が悪くなっていることに気づけません。

まとめ

・勉強の方法はひとそれぞれ。ここに挙げたものが全てではありません。

・自分にあう勉強方法を見つけることが大切です。とりあえず基礎である解剖生理を理解することが重要です。

看護師国家試験の概要と、勉強方法についてご説明しました。

あなたの看護師人生が充実するよう願っています。

執筆者情報:裕美の転職研究所

ナース裕美(緒方 裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。

ナース裕美の夫

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大学病院にて眼科、ICUに看護師として11年勤務した後独立。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動。 企業の採用担当として働く夫とともに、転職を成功させるためのノウハウを発信しています。 看護師としての視点、採用側の視点両面から考え、転職に役立つ記事作成をしています。 ★保有資格「看護師免許」「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
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ナース裕美の夫
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