仕事に行きたくないな。。
仕事に行くのが怖いな。。
こんな時どうすればいいのかな。。
こんな悩みにお答えします。
看護師に関わらず「仕事にいきたくないな…」「仕事に行くのが怖いな…」という気持ちを持つことはあります。
それでも社会人として、本当に仕事に行かないことなんてできませんよね。
看護師であればなおさら「患者さんの命を預かることが怖い」「先輩が怖くて行きたくない」などなど仕事が怖い、と思う理由はありますね。
どんなときに仕事に行きたくないと思うのか、仕事にいくのが怖いと思うのか、しっかりと理由を把握することで対処もできるのではないでしょうか。
自分自身の気持ちを見直すきっかけになります。
この記事では、元ICU看護師の私が看護師が仕事に行きたくないと思う訳と対処方法をご説明します。
あなたの看護師人生の一助になれば幸いです。
この記事の執筆者
ナース裕美 / 緒方裕美
大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。
看護師が仕事に行きたくない理由と対処方法
人間関係が嫌
同じ勤務に苦手な人がいる、職場にまだ馴染んでないから…など人間関係に悩むことは多いですよね。
特に夜勤の場合は勤務人数が少ないからこそ苦手な人が一緒だと憂鬱です。
対処方法
一緒に仕事をしていれば苦手な人に関わらない、というのは無理な話です。
それでも無理やり関わる必要はありません。
患者さんのケアにはいったり、他の忙しい人の手伝いをしたり、雑用を率先してやったり、忙しく動き回って苦手な人との関りを減らしていくことも一つの手です。
業務内容自体が嫌
重症患者さんを受け持つことが分かっていたり、何か苦手な処置が入っていたり、リーダーだったり、業務的なことで仕事に行きたくないと思うこともあります。
忙しいことで逆にアドレナリンが出てイキイキと働ける人がうらやましいです。
対処方法
人は初めてのことに苦手意識を持ちます。
まずはなんでも経験をすることが大切です。
そして、あらかじめわかっていることは事前に学習しておきましょう。
そうすることで自分の自信につながります。
あとは気持ちの持ちようです。
どんなに忙しくてもそれがずっと続くわけではありません。
今目の前にあることを一つずつ、適切にこなしていけば、ちゃんと業務は終わります。
夜勤が嫌
夜勤は忙しいから、眠くなっちゃうから、体がきつい、色々な理由がありますが夜勤が苦手な人は少なからずいます。
看護師に夜勤はつきものですので肉体的にも精神的にもストレスがかかります。
対処方法
夜勤に入る前の過ごしかたが大切です。
少しでもリラックスして過ごせるように工夫しましょう。
また、夜勤中は常に緊張状態でいると疲れてしまい、余計に夜勤が苦手になります。休める時はしっかり休みましょう。
仮眠休憩では寝なくても横になって目をつぶるだけで緊張がほぐれ、体が休まります。
ミスをしてしまった
看護師は患者さんの命を預かる仕事ですからミスは許されません。
ただ看護師も人間ですから完ぺきではありません。
ミスをしてしまうこともあります。ミスをした後は、かなりの後悔が付きまといますので、それが原因で仕事に行きたくないと思ってしまいます。
ミスは同僚にも周知されます。
そのためのカンファレンスや話し合いが設けられることで、みんなに責められてる気がしてしまいますよね…。余計に落ち込みます。
対処方法
起きてしまったものは仕方ありません。
人間はミスをする生き物です。
終わったことをうじうじといつまでも考え、悩んでいると逆に別のミスを起こしやすくなります。
まず、自分のミスをしっかりと振り返り、対策を練ります。
そして、同じことは繰り返さないぞ!同僚にも同じことは繰り返させないぞ!と気持ちを切り替えていくことが必要です。
看護師が仕事が怖い理由と対処方法
人の命を扱う怖さ
看護師は患者さんの命に関わる仕事です。
そのため、一人ひとりが背負う責任が重いと言えます。
その重圧が恐怖となりのしかかります。
対処方法
人の命を扱うことが怖い、という気持ちは大切です。
逆に怖さがなくなることは危ないです。
そのため、ある程度経験を積んでもこの怖さはなくなりません。
上手に付き合っていく必要があります。怖さを同僚と共有しましょう。
みんな同じ気持ちです。
自分だけではない、ということが分かり、同じ怖さを共有する同志として働くことができます。
急変が怖い
診療科や病棟にもよりますが患者さんの状態が急変することはよくあります。
自分の勤務の時に急変したらどうしよう、異常に早く気づけるかな、自分で対応できるかな、不安はつきません。
対処方法
急変に慣れはありません。
いくら看護師としての経験を積んだところで怖いものは怖いです。
いつ起こるかわかりませんし、状態も一人ひとり違います。
それでもできることはあります。
まずは救急カートの中身を知りましょう。
どこに何が入っているか、どんな薬剤があって、どんな時に使うのか、物品の使い方、など学べることは多いです。
急変時には救急カートを使用します。
それらを知っておくだけで急変時の焦りが少なくなります。
また、CPRについて知っておくと、なにかあった時にとりあえずCPRを行えます。
急変に対して事前にできる学習をしておくと怖さは軽減できます。
ミスをするのでは
看護師は一つのミスが患者さんの命に関わる可能性があるため「ミスは許されないもの」と考えられています。
一つミスをすると「またミスをするのではないか」「ミスをしたらどうしよう」という思いに囚われやすく、それが恐怖となります。
対処方法
ミスを完全になくすことは無理です。
そして、人間はミスをします。気持ちを切り替えましょう。
ミスをするのでは、と思いながら仕事をしていると本当にミスします。
適度な緊張感は大切です。
しかし、緊張しすぎると自分の能力を十分に発揮することができません。
適度な力の抜き方は経験によって培われます。
疲れている
看護師の仕事は緊張が続きます。
先輩に囲まれ緊張し、患者さんに求められることが多くて疲弊し、心身ともに疲労が溜まります。
その疲労状態から自分自身を守ろうと「仕事が怖い」という感情が出てくることがあります。
対処方法
怖さを共有しましょう。
同期でも同僚でも先輩でも上司でも、誰でもいいです。
自分の気持ちを正直に話します。
そうすることで自分自身で、何が問題であるかに気づくことができます。
一人で抱え込んでしまうと、危険なサインに気づかず、本当に体や精神の不調をきたしてしまいます。
まとめ
・仕事に行きたくない理由、仕事を怖いと思う理由は人それぞれ。まずは自分がなぜ仕事に行きたくないのか、仕事をこわいと思うのかをはっきりさせることが大切。
・それぞれに対する対処法はある。行きたくない気持ち、怖いと思う気持ちを共有するということは有効な対処法。
・仕事に行きたくなくて体に不調が出る場合は、心療内科の受診も有効。
・無理をして続ける必要はなし。自分自身を責める必要もなし。異動・転職という逃げ道もある。
看護師が仕事に行きたくないと思う訳と対処方法ご説明しました。
あなたの看護師人生が充実するよう願っています。
執筆者情報:裕美の転職研究所
ナース裕美(緒方 裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
所在地
東京都
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Email:nursehirocom@yahoo.co.jp
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