脳神経内科・脳外科への転職におすすめの看護師転職サイトってどれ??
脳神経内科・脳外科の看護師求人を探したい!
看護師でありキャリアアドバイザーである私がこんな疑問にお答えします。
脳神経内科・脳外科への転職におすすめの看護師転職サイトはこちらです。
サイト名 | 脳神経内科・脳外科の公開求人数 | |
1 | レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 2,800件前後 |
2 | マイナビ看護師 | 非公開 |
3 | ナースではたらこ | 1,400件前後 |
※求人数は時期によって変動します
ピックアップした理由は、以下のとおりです。
「脳神経内科・脳外科の看護師求人数が多い」
「利用者満足度が高い」
「当メディアが実施したアンケートの評価が高い」
看護師転職サイトは様々なものがありますが、脳神経内科・脳外科の看護師求人の保有数にはかなりの差があると言えます。
そのため、脳神経内科・脳外科への転職を希望する場合は、上記のように脳神経内科・脳外科の求人を十分に保有している看護師転職サイトを利用することをおすすめします。
脳神経内科も脳外科も忙しい病棟になるため、体力的にも精神的にも大変です。
そして、脳神経内科・脳外科の収入面は、看護師の平均年収と同等ですが、脳外科がある病院は大規模施設である場合が多いため、給与自体が高めに設定されていることも多いと言えます。
選ぶ施設によって年収や労働条件に差が出てくるので、看護師転職サイトの求人をしっかり比較していきましょう。
この記事では、脳神経内科・脳外科の求人に強い看護師転職サイトをご紹介するとともに、脳神経内科・脳外科の求人を探す際の注意点、脳神経内科・脳外科の仕事内容もご説明します。
あなたの転職活動の一助になれば幸いです。
※株式会社マイナビとのタイアップ記事です。
★この記事でわかること
脳神経内科・脳外科への転職におすすめの看護師転職サイトがわかります
脳神経内科・脳外科の求人を探す際の注意点がわかります
脳神経内科・脳外科の仕事内容がわかります。
この記事の執筆者
ナース裕美(緒方裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。
当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。
- 脳神経内科・脳外科転職におすすめの看護師転職サイト1)レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
- 脳神経内科・脳外科転職におすすめの看護師転職サイト2)マイナビ看護師
- 脳神経内科・脳外科転職におすすめの看護師転職サイト3)ナースではたらこ
- 看護師転職サイトで探せる脳神経内科・脳外科看護師の年収事情
- 看護師転職サイトで探せる脳神経内科・脳外科の種類
- 看護師転職サイトで探せる脳神経内科・脳外科の業務は大変なのか
- 看護師転職サイトで探した脳神経内科・脳外科の求人事例
- 看護師転職サイトを利用して脳神経内科・脳外科の仕事をする方法
- 脳神経内科・脳外科(病棟)の看護師の仕事内容
- 脳神経内科・脳外科看護師をするメリットデメリット
- 脳神経内科・脳外科看護師に向いている人の特徴
- まとめ
脳神経内科・脳外科転職におすすめの看護師転職サイト1)レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
脳神経内科・脳外科の公開求人数
2,800件前後
※求人数は時期によって変動します
おすすめの理由
『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』は病院やクリニックの求人数が充実している看護師転職サイトです。
脳神経内科・脳外科の公開求人は2,800件前後です。
求人検索ツールのフリーワードの項目に「脳神経内科」もしくは「脳外科」と入力すると求人を確認することができます。
また、「高給与」などの条件を追加することもでき、検索結果を給与順に並べ替えることも可能です。
『レバウェル看護(旧 看護のお仕事)』の脳神経内科・脳外科の求人は、高給与で賞与の支給率が高い職場や、育児関係の休暇が取りやすい職場、日勤のみを選択できる職場など、豊富な選択肢があります。
また、育児短時間勤務が可能な職場など、子育て中の看護師に優しい職場を見つけることもできます。
利用者満足度が高い転職サイトを利用したい人におすすめです。
脳神経内科・脳外科転職におすすめの看護師転職サイト2)マイナビ看護師
『マイナビ看護師』は大手マイナビが運営している看護師転職サイトで、様々な求人を保有しています。
求人検索ツールの診療科目の項目で「脳神経外科」にチェックを入れるか、「病院名・施設名から探す」の項目に「脳神経内科」もしくは「脳外科」と入力すると求人を検索することができます。
また、合わせて「施設形態」や「希望の年収」などで求人を絞ることもできるため、希望の求人を素早く見つけることが可能です。
『マイナビ看護師』の脳神経内科・脳外科の求人は、年収500万円を超える職場も多く、なかには600万円の求人もあります。
また、年間休日が120日以上の職場や24時間対応の院内保育所がある職場など、ワークライフバランスが保てる職場を見つけることも可能です。
実績のある大手転職サイトを利用したい人におすすめです。
私が看護師転職サイトの利用者100人に取ったアンケートでは、『マイナビ看護師』の担当者は、他社サイトで転職を決めたにも関わらず、最後まで親切にサポートしてくれたという口コミもあり、利用者のことを第一に考えたサポートが期待できる転職サイトです。
脳神経内科・脳外科転職におすすめの看護師転職サイト3)ナースではたらこ
脳神経内科・脳外科の公開求人数
1,400件前後
※求人数は時期によって変動します
おすすめの理由
『ナースではたらこ』は、特にクリニックの求人が豊富な看護師転職サイトです。
脳神経内科・脳外科の公開求人数は1,400件前後です。
求人検索ツールのフリーワード検索で「神経内科」もしくは「脳外科」と入力すると求人の一覧を確認することができます。
『ナースではたらこ』の脳神経内科・脳外科求人は、月収40万前後の求人も多く、残業が少なめで有給消化率が高い職場や、年間休日が120日以上の職場を見つけることができます。
また、保育施設完備や寮完備の職場もあります。
『ナースではたらこ』のアドバイザーは職場情報をかなり詳しく教えてくれるので、希望の働き方で求人を探してもらうと良いです。
顧客満足度が高い転職サイトを利用したい人におすすめです。
看護師転職サイトの利用者100人へのアンケートでは、『ナースではたらこ』の担当者は、「自分の希望がなかなか少ない条件だったのに、頑張って探してくれた」、「いつも笑顔で丁寧な対応、話しやすく頼もしい方だった」など、良い口コミが多くありました。
他の看護師転職サイトもチェックしたい場合は、看護師転職サイトをランキングにした以下の記事も参考にしてください。
看護師転職サイトで探せる脳神経内科・脳外科看護師の年収事情
脳神経内科・脳外科看護師の年収は看護師の平均年収と同等か、脳外科がある病院は大規模施設である場合が多いため、給与自体が高めに設定されていることも多いです。
仕事内容は同じでも、施設によって年収にバラツキがあるため、看護師転職サイトでしっかり確認して転職先を選んでいきたいですね。
看護師転職サイトで探せる脳神経内科・脳外科の種類
ここでは、看護師転職サイトで探すことができる、脳神経内科・脳外科の種類をご説明します。
クリニック
脳神経内科・脳外科のクリニックです。
脳神経内科のクリニックでは、退院後のリハビリも行えるような施設が多いです。
また、脳外科のクリニックでは、クリニック内でCTなどの画像診断が受けられるよう、機材が整っている施設もあります。
基本的に看護師の業務は、医師の診療補助がメインです。
そのほか、患者さんの移動の介助や、必要事項の説明などを行っていきます。
病棟
脳神経内科も脳外科も単独の病棟が整っている施設が多いです。
また、脳外科の場合は、精密な外科手術が必要となるため、ICUが併設されているなど、大規模病院であることはほとんどです。
脳神経内科は中規模病院にも病棟があります。
自分が、どの規模の病院で勤務したいのか、明確にしておくことが必要です。
外来
脳神経内科、脳外科の外来です。
前述の通り、脳外科のある施設は大規模病院が多いため、外来も大規模病院に勤務することになります。
脳神経内科は患者数も多いため、多くの病院に外来があります。
看護師転職サイトで探せる脳神経内科・脳外科の業務は大変なのか
脳神経内科・脳外科の業務は大変です。
外来・クリニックでも、日常生活動作に介助が必要な人が多いため、移乗の介助や歩行介助が必要なことがあります。
また、外来・クリニックにおいても急激な意識レベルの低下などの急変リスクが高く、かなり神経をとがらせておく必要があるため、精神的にも大変です。
病棟になると更に大変です。
自力で体位変換すらできない患者さんが多いため、体位変換・オムツ交換を時間を決めて行うことも。
そのほかにも、意思疎通が難しい患者さんも多いため、コミュニケーションを取ること自体が大変です。
脳神経内科も脳外科も忙しい病棟になるため、体力的にも精神的にも大変と言えるでしょう。
看護師転職サイトで探した脳神経内科・脳外科の求人事例
ここでは、看護師転職サイトで探した脳神経内科・脳外科の求人事例をご紹介します。
求人探しの参考にしてください。
事例1)脳神経外科専門病院
脳神経外科の専門病院の求人です。
月収30.8万円(手当込み)、賞与年間5か月分です。
仕事内容は、病棟看護業務で、2交代です。
介護スタッフや看護助手を配置し、業務分担をしているため、看護業務に専念できる職場です。
また、育児短時間勤務制度を導入しており、子どもがいるスタッフは勤務時間を短縮することができ、日勤のみの勤務の相談も可能です。
年間休日123日と多めです。
事例2)脳卒中専門病院
急性期脳卒中の早期治療や手術、早期リハビリに注力している脳卒中専門病院の求人です。
月収28万~37.6万円(手当込み)、賞与年間3か月分です。
仕事内容は、看護業務全般で3交替です。
夏季休暇、産前産後休暇、育児休暇、慶弔休暇、有給休暇など、各種休暇制度も整っています。
事例3)心臓・脳の専門病院
心臓・脳の専門病院の求人です。
月収35.4万~(手当込み)、賞与年間3.6か月分、年収500万円~です。
仕事内容は、病棟における看護業務全般で、2交代です。
年間休日126日と多めです。
入職時オリエンテーション、フォローアップ研修、合同研修、院外研修、ケーススタディ等、各種研修制度も整っているため、スムーズに仕事に慣れることができます。
また、24時間対応の院内保育所や、ワンルームマンションの看護師寮も完備しています。
事例4)脳神経外科病院
脳神経外科に特化した専門病院の求人です。
月収23.9万~31万円、賞与年間4か月分、年収420万~600万円です。
仕事内容は、病棟での看護業務全般で、2交代、残業平均5h/月でほぼありません。
夜勤帯の看護体制は4名体制、救急搬送台数は1~2台/日と少なく、ゆとりがある職場です。
事例5)脳神経外科病院
脳卒中・外傷機能センターに特化した病院の求人です。
月収26.9万~36.2万円、賞与年間2回です。
仕事内容は、病棟での看護業務全般で、2交代です。
年間休日123日と多めで残業がないため、プライベートとの両立が図れます。
また、院内に0~6歳児を対象とした24時間保育施設もあります。
事例6)脳神経外科病院
クモ膜下出血、脳出血、脳梗塞、頭部外傷などの脳神経外科領域の救急を積極的に受け入れている病院の求人です。
月収22万~44万円、賞与年間2回、昇給ありです。
仕事内容は、病棟の看護業務全般で2交代です。
残業が少なめで有給消化率も高く、メリハリのある職場環境です。
託児所や寮もあります。
看護師転職サイトを利用して脳神経内科・脳外科の仕事をする方法
自分で求人を検索する
看護師転職サイトを利用すると、自分で求人の検索を行うこともできます。
検索ツールバーの希望診療科で「脳神経内科」「脳外科」を選択して検索します。
ほとんどの転職サイトが「脳神経内科」と「脳外科」が別になっています。
自分の希望の診療科にチェックを入れていきましょう。
もし希望診療科を選択できない場合は、フリーワード検索で「脳神経内科」もしくは「脳外科」と入力して検索します。
脳神経内科・脳外科にチェックを入れると、病棟・外来・クリニックの求人が表示されます。
希望の施設、希望の働き方がある場合は、そちらの希望にもチェックを入れておきましょう。
アドバイザーに紹介してもらう
看護師転職サイトを使い自分で求人を検索しながら、担当アドバイザーからの紹介を待ちましょう。
アドバイザーからは非公開求人も紹介してもらえます。
非公開求人は、一般に公開すると応募者が殺到してしまうような条件の良い求人である場合が多いです。
好条件の求人を見ないまま応募先を決めてしまうのはもったいないですよね。
自分で検索した求人と、アドバイザーから紹介してもらった非公開求人を比較し、自分の希望に合う求人を見つけていくことが転職成功への近道です。
病院の場合は違う診療科になることも
脳神経内科・脳外科に勤務したい、と病院に入職しても、スタッフに空きがなければ配属されないこともあります。
基本的に病院の看護部に配属され、スタッフが足りない病棟や外来に振り分けられます。
そのため、脳神経内科・脳外科配属を希望していても、確実にその診療科に配属されるかはわからないのです。
希望に沿えないこともあるかもしれない、ということを念頭に置いておくことが必要です。
脳神経内科・脳外科(病棟)の看護師の仕事内容
脳神経内科
バイタルサイン観察
基本的なバイタルサインチェックを行います。
特に血圧測定は脳神経疾患では重要です。
患者さん一人一人の正常値を把握し、異常の早期発見に努めます。
血圧が高く、医師の指示がある場合は指示に従い薬剤を使用していきます。
また、意識レベルや筋萎縮の状態、歩行状態なども日々観察を行っていきます。
医療機器の管理
病状によっては心電図モニターや人工呼吸器をつけている患者さんもいます。
そのため医療機器の設定や管理、装着していることで必要な看護ケア(マウスケアや吸引など)を提供していきます。
日常生活援助
脳神経内科では、身体の自由がきかなくなる疾患が多いため、日常生活援助に割く時間がかなり多くなります。
ただし、手伝いすぎてしまうと本当は自分でできることも出来なくなってきてしまうので、どこまで介助していいのかの見極めが重要となります。
介助方法は患者さんによって変わってきます。
リハビリの内容を把握し、その患者さんに合わせた食事介助や清潔ケアを提供していきます。
内服管理
脳神経内科の患者さんは高齢の方が多いです。
そのため、元々既往を持っている方が多く、持参薬が多い傾向にあります。
また、神経疾患の中では内服での治療も多くあります。
間違いのないよう、正しい量を、正しい時間に内服できるよう管理します。
そして、内服による症状の変化を観察することも看護師の大切な業務になります。
検査出し、介助
脳神経内科では、MRIや脳波検査など時間がかかる検査が多いのも特徴です。
検査漏れがないようにスケジュールを確認していき、確実に検査が受けられるよう案内していきます。
検査台への移動にも介助が必要ですので、技師と共に介助を行います。
また、検査時の体勢など少しでも楽に検査が受けられるよう介助します。
安全管理
脳神経内科の患者さんの中には意識レベルがクリアでない人もいます。
せん妄状態になることもあるため、ルートの誤抜去やベッドからの転落を起こしやすくなります。
また、身体が思うように動かないことによる転倒も多いです。
危険な事故がおこらないよう、患者さん周囲の環境を整えることが大切です。
精神的なケア
脳神経内科の患者さんは長期入院の方が多いです。
長期の入院や身体が思うように動かないことによるストレスを抱えています。
それらのストレスを緩和していくよう丁寧に関わっていくことが大切です。
また同時に家族への精神的ケアも必要となってきます。
脳外科
バイタルサインチェック、意識レベルチェック
基本的なバイタルサインの確認の他に、意識レベルの確認が重要です。
JCS、GCS、また対光反射、瞳孔の大きさ、徒手筋力テストなどで患者さんの意識レベルを確認し異常の早期発見に努めます。
脳外科では意識レベルの低下から急変が起こることも多いため、確実に観察していくことが大切です。
ドレーン、ルート類の管理
手術後の患者さんでは点滴や各種頭部ドレーンが挿入されていることもあります。
頭部ドレーンは基本的にICUにいるうちに抜去してきますが、時に病棟にも挿入されたまま帰ってくることがあります。
頭部ドレーンは脳に直接影響が出るものもあるため厳重な管理が必要です。
日常生活援助
脳外科では、身体に麻痺があったり、ドレーンが挿入されていたりと日常生活に介助が必要な患者さんが多いです。
そのため、食事の介助、排泄介助、入浴介助、移動介助(歩行介助)が必要です。
術後のリハビリ期では、患者さんができることは自分で行えるように援助していくことが大切です。早期回復につながります。
安全管理
手術前後に関わらず、意識がクリアでない患者さんも多いです。
そのためルート、ドレーン類の誤抜去の事故、転倒、ベッドからの転落がないように安全管理を徹底する必要があります。
ルート・ドレーン類に手が届かないように固定する、隠す。看護師の目が届きやすい病室に移動する、など適切な対応を取っていきます。
手術準備
点滴の管理、また絶飲食の説明・管理など手術前に必要なことを説明し、実施します。
意識レベルが低い患者さんに関しては、ご家族に説明を行っていきます。
アセスメント
脳の疾患は命に直結します。
日々の観察から患者さんの今の状態をアセスメントし、異常の早期発見に努めることがとても大切です。
意識レベル、瞳孔所見、麻痺の状態など、少しでも「おかしい」と感じたらすぐに医師に報告を行い、診察を依頼していきます。
患者さんの一番近くで、一番長い時間関わっているのは看護師です。
「正常を見る」ではなく「異常を見つける」という見方で観察をし、アセスメントにつなげていくことが大切です。
患者、家族のメンタルケア
脳外科は命に直結する疾患も多いです。
脳外科の手術や緊急手術に対する「無事に戻ってこれるか?」という患者さん、ご家族の不安に寄り添い、しっかり説明を行いながら不安を取り除くためのメンタルケアを行っていくことが重要です。
医師、他職種と患者さんの橋渡し役
脳外科では術前から術後、回復期まで長期にわたり患者さんに関わっていきます。
そのため、1人の患者さんに対し、様々な職種の医療者が関わることになります。
看護師は患者さん、ご家族、医師だけでなく、リハビリなど他職種と円滑なコミュニケーションを図り、回復に向けての橋渡しを行います。
脳神経内科・脳外科看護師をするメリットデメリット
脳神経内科メリット
患者さんに長期的に関わることができる
脳神経内科は慢性期病棟です。
急性期に比べ長く患者さんに関わることができるため継続した看護を提供することができます。
看護師の援助方法一つをとっても、患者さんの状態変化によって方法が頻繁に変わります。
状態に合わせながら、援助方法を工夫していく。看護力が試されます。
神経疾患について多く学べる
神経疾患はまだ全容が解明されていない疾患も多くあり、日々新しい治療法や薬が開発されている状態です。
学び尽くすということがないため、日々が学習となります。
日常生活援助に時間をかけられる
急変のリスクはありますが、慢性期病棟ということで日常生活援助に時間をかけることができます。
その中で患者さんと密接に関わり、信頼関係を築いていくことができます。
看護の原点ともいえる療養上の世話という業務を個別性を考えながら時間をかけて行うことができるため、やりがいにつながります。
脳神経内科デメリット
腰、膝にトラブルを起こす可能性が高い
脳神経内科には、身体の自由がきかない患者さんが多いため、日常生活援助にも力が必要となります。
時間毎の体位変換やオムツ交換、移乗も重労働です。
毎日のことですので自分自身が腰や膝にトラブルを生じてしまう可能性もあります。
残業が多い
介護度が高いため、一つ一つのケアに時間がかかります。
全介助で看護を行ってしまえば早いですが、患者さんの残存機能を生かすためにも出来る事は自分でやってもらう、というスタンスが重要です。
そのため、待つことも多くなり、残業が増えてしまうことにもなります。
脳外科のメリット
幅広い知識を得ることができる
脳外科の疾患は脳血管障害、脳腫瘍の他にも脊椎系、頭部外傷による出血や脳挫傷、痴呆に関係する水頭症などと幅広いです。
それらに応じた手術やケア、リハビリについての知識を得ることができます。
かなり広範囲で学習をする必要がありますね。
観察力が養われる
脳外科では通常の観察にプラスして意識レベルなど、観察項目が多いです。
また口をきけなかったり、意識レベルが低かったり、と意志表示ができない患者さんからも観察を行うことで情報を引き出す必要があります。
そして、常に異常を早期に発見しようという気持ちで観察を行うため、細かいところまで観察を行えるようになります。
アセスメント力が養われる
脳外科では観察・アセスメントがしっかり行えていないと、状態悪化などの急変に気づくことが遅れ、患者さんの命に危機が迫ってしまうこともあります。
「常に」現在の状態に異常はないか、どうすれば状態を良くすることができるか、何かケアでできることはないか、を考えながら接することが必要となってきます。
高いアセスメント能力が養われます。
緊急時に強くなる
脳血管障害は緊急入院、緊急手術が多いため、その時々に合わせた臨機応変な対応が求められます。
そして、病棟内でも急変も多いため、急変時の対応が身に付きます。
忙しい時の優先順位の付け方、突発的なことへの対処などを学ぶことができるため他の科へ転職する際の強みになります。
患者さんの回復過程が見られる
術前の状態から術後、リハビリを経過して回復していく患者さんを間近で見られます。
「少しずつ患者さんが自分でできることが増えていく」
「歩き方がスムーズになっていく」
「意識がはっきりしていく」
そんな状態を見られることがやりがいに繋がります。
CT画像を見られるようになってくる
CT画像を見られるようになることで身体に障害が出る部位を予測できるようになります。
「画像診断」とまではいかないまでも、画像を読めるということは強みになります。
脳外科デメリット
とにかく忙しい、残業が多い
通常業務にプラスして緊急入院や緊急手術も多い病棟です。
また、日常生活の介助を必要としている患者さんも多いため、とにかく忙しいです。
仕事量が多いため残業も多い傾向にあります。
患者さんとじっくり関わることができない
脳外科は忙しい病棟です。
また、入退院や手術など患者さんの移動が多い病棟でもあります。
日々の業務が忙しく、一人一人の患者さんとゆっくり、じっくり関わることが難しくなります。
必要な援助を提供するだけで、長くコミュニケーションを図ることができない。ゆっくり話を聞きたいけど、なかなか時間を取ることができない。
ジレンマに陥る看護師も多いです。
精神的プレッシャーが大きい
脳外科は命に直結する疾患が多く、業務に常に緊張感が付きまといます。
脳外科は急変が多い病棟の一つでもあります。
観察一つとっても間違いが許されないという雰囲気が精神的プレッシャー、疲労に繋がります。
重労働
身体が思うように動かない患者さんと接することが日常なので、腰痛に悩まされることも多いです。
脳神経内科・脳外科看護師に向いている人の特徴
脳神経内科
体力がある人
脳神経内科では、疾患により身体の自由がきかない患者さんの介助が多いため、かなりの重労働になります。
力はなくてもコツをつかめば移乗などは問題なく行えますが、これが毎日となると体力がない人には辛いでしょう。
腰や膝にトラブルを持っている人にもキツイ仕事になります。
コミュニケーションスキルの高い人
患者さんによっては思うように体が動かないことがストレスとなり、看護師に対してキツイ言葉や態度を示す方もいます。
また、うまく言葉が出なかったり、そもそも意識レベルが低くて会話が成り立たなかったりすることもあります。
患者さん一人一人にあったコミュニケーション手段を工夫していくことが必要です。
また、患者さんの気持ちに寄り添い、メンタル面のケアを行えるタフさを持っているといいですね。
チームで働くことが得意な人
脳神経内科では医師、看護師の他にもリハビリ、栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカーなど他職種と連携して患者さんに対応していくことが多いです。
自分の意見を伝えながらも患者さんと他職種との橋渡しをしていくことも看護師の重要な仕事となります。
円滑なコミュニケーションが行えるよう、周りに気を配りながら他職種をまとめていけるよう、リーダーシップを発揮していくことが必要です。
待つことができる人
脳神経内科では、治療と共にリハビリも行います。
日常生活動作もリハビリになるため、患者さんの残存機能を生かすためにも「待つ」ことが重要になります。
時間に余裕を持って行動し、患者さんを焦らせないようにしていくことが必要です。
脳外科
観察力、アセスメント力がある人
脳外科では観察が重要です。
バイタルサイン、意識レベル、麻痺の状態など、観察項目は多岐にわたります。
そして、脳外科には意識レベルがクリアではない患者さんも多く、意識レベルが低い人からも観察で容態を読み解く必要があります。
そのため、患者さんの僅かな変化を見逃さす、状態をアセスメントしていく力が必要です。
気持ちの切り替えが上手な人
脳外科は日常的に忙しく、残業の多い職場です。
仕事とプライベートで上手く気持ちを切り替えて過ごすことで仕事の効率もあがり、精神的な安定にも繋がります。
また、急変が生じた際、落ち着いた後もソワソワしていると、その気持ちが他スタッフや患者さんにも影響していきます。
上手に気持ちを切り替えて、落ち着いた環境を整えていくことが必要です。
人と関わることが好きな人
脳外科では、意識がクリアでないがために看護師に対して暴言を吐いたりする患者さんもいます。
また、上手く言葉で気持ちや症状を伝えられない患者さんに対しても、辛抱強く穏やかに関わっていく必要があります。
患者さんの個別性に合わせて、臨機応変に対応できる柔軟さが求められます。
学ぶことが好きな人
脳外科では疾患の範囲が広いため学ぶことがとても多いです。
また、新しい治療法が開発されたり、治療薬が開発されたり、医療が日々進化しています。
それらの新しい治療法や、日常的に行われるリハビリについても積極的に学んでいく姿勢を持つことが必要です。
チームで働くことが得意な人
脳外科では医師、看護師の他にもリハビリ、栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカーなど他職種と連携して患者さんに対応していくことが多いです。
自分の意見を伝えながらも患者さんと他職種との橋渡しをしていくことも看護師の重要な役割となります。
まとめ
・看護師転職サイトの脳神経内科・脳外科求人の保有数にはかなりの差がある
・脳神経内科も脳外科も忙しい病棟になるため、体力的にも精神的にも大変
・脳神経内科・脳外科の収入面は、看護師の平均年収と同等、又は少し高め
脳神経内科・脳外科への転職におすすめの看護師転職サイト、求人を探す際の注意点をご説明しました。
あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。
執筆者情報:裕美の転職研究所
ナース裕美(緒方裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
所在地
東京都
お問い合わせ
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nursehirocom@yahoo.co.jp |
SNS
ナース裕美 | ||
ナース裕美 | ||
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YouTube | ナース裕美(緒方裕美) – YouTube |
企業情報
D-U-N-S® Number | 680323163 |
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事業内容
転職メディアの運営、転職・就職支援