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看護師を辞めて思うこと【辞めるとどうなる?】

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看護師を辞めるとどうなる?

今回は看護師を辞めて実際に思うことをお話しします。

看護師を続けていると、看護師を辞めたらどうなるのかな。。

仕事辛いから辞めたいなぁ。。

看護師以外の仕事ってどうなのかな。。

なんて一瞬思う時もありますよね。

勢いで看護師を辞めてしまったりすると、想像していなかった生活が待っていたりします。

看護師は大変な仕事ですが、良い面もたくさんあります。

辞めてしまってから後悔しないように、この記事では看護師を辞めた後に実際に思うこと、感じたことを詳しくお話しします。

私は看護師を11年続けてから退職して、今はフリーランスとして働いて10年くらいになります。

看護師の良いところも悪いところも客観的にご説明していきますので、参考になったら嬉しいです。

この記事の執筆者

ナース裕美(緒方裕美)

ナース裕美

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。

保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)

『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。

看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。

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ナース裕美: YouTube

執筆者プロフィールページ

当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。

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看護師を辞めて思うこと1)看護師ほどやりがいのある仕事はないかも

看護師を辞めて思うこと1)看護師ほどやりがいのある仕事はないかも

私は、今フリーランスとして自宅で仕事をしています。

主な仕事内容はライターで、看護師関連の記事を書くことが多いです。

あとは、YouTubeで発信したり、企業からインタビューの仕事を受けることもあります。

一つ記事を書き終わったり、撮影をし終えると「おわったー」と達成感を感じます。

でも、ネット越し・画面越しなので実際に見ている人の反応を見ることはできません。

本当に役に立てているのか、と不安になることもあります。

直接反応が分からないからこそ、看護師時代のようなやりがいを感じづらいのかもしれません。

本当に看護師の仕事は、やりがいを感じやすい職業です。

実際、「人の役に立ちたいから」という理由で看護師になった人も多いと思います。

患者さんの看護をする。

患者さんに処置やケアを施す。

患者さんやご家族に「有り難う」と言われることが嬉しいですよね。

また、患者さんが回復していくのを見ると、看護している自分の方が嬉しくなったりします。

これが看護師を続けるうえでのやりがいに繋がります。

じゃあ、看護師以外の仕事ではやりがいを感じられないのか?

そんなことはないです。

どんな仕事であっても、何かをやり遂げた時、成果を上げた時にはやりがいを感じることができます。

ただ、その頻度が低いかも、というだけです。

日常的に相手の反応を見ながらやりがいを感じられるのは、看護師ならではですね。

看護師を辞めて思うこと2)看護師ほど稼ぐのは難しい

看護師を辞めて思うこと2)看護師ほど稼ぐのは難しい

私の今の月収は看護師ほど高くないです。

パートに出ているわけでも、正社員で働いているわけでもないので、時給では働いていません。フリーランスって本当に収入が不安定です。

フリーランスで、看護師時代と同等の給与を得るのはけっこう難しいです。

軌道に乗るまでが大変です。

その点、看護師は高給取り。夜勤手当があるので、一般職に比べると給与は高いですよね。

看護師になりたてでも年収500万円前後です。

社会人になりたてでここまで稼げる仕事は中々ありません。

看護師を辞めて、他の仕事をする場合、看護師時代と同等の年収を得ることはかなり難しくなります。

よーく探せば年収500万円程度の職場はありますが、稀です。

看護師は仕事が大変な分、年収が高く設定されています。

看護師を辞めて体力的に楽になることを取るか、年収を取るか。

よくよく考えていかないといけませんね。

看護師を辞めて思うこと3)人間関係のストレスからの解放

看護師を辞めて思うこと3)人間関係のストレスからの解放

私は、フリーランスとして基本的に一人で仕事をしています。

自宅で働いているので、誰からも焦らされることなく、人と関わることもないです。

やるときはやる、休むときは休む。

気が乗らなければやらなくてもOK。

そんな風にマイペースに仕事ができるので気楽です。

逆に、看護師は人間関係で悩む人が多いです。

同僚との関係、先輩や上司との関係、医師やコメディカルとの関係。患者さん・ご家族との関係。

人間を相手にする仕事なので、関わる人は多くなります。

関わる人が多いからこそ、悩みも抱えやすくなるものです。

人間関係がもとで「看護師を辞めたい」と考える人も多いですよね。

看護師を辞めることで、仕事場の人間関係からは解放されます。

人と関わらないって本当に楽です。

かなりストレスが減ります。

看護師を辞めて思うこと4)税金がやばい

看護師を辞めて思うこと4)税金がやばい

税金、やばいです。

私は仕事を辞めて、収入がない状態で税金を支払っていました。

「こんなにはらうの?」と驚いたことを覚えています。

収入がないのにこんなに払わなければいけないなんて…。

税金のことって、普段は施設側が管理してくれているので無頓着になりがちです。

だからこそ、頭からすっぽり抜け落ちちゃうんですよね。

住民税などの税金は、前年度の所得を元に計算されるので、前年度、年収が高いと、支払う税金もそこそこ高くなります。

なので、看護師を辞めてすぐに次の仕事をしている場合はよいですが、無収入期間がある場合は、貯金や退職金から税金を払うことになります。

収入がない中で税金を支払わなければいけない。

かなりつらいです。

看護師を辞めて思うこと5)充分働いたという達成感

看護師を辞めて思うこと5)充分働いたという達成感
私は、妊娠を機に仕事を辞めました。

ただ妊娠6カ月まで、夜勤もやってしましたし、ガッツリ働いていました。

また、毎年毎年プリセプターやコーチをして、後輩を育ててきたので、その子たちが一人前になったことを確認すると達成感がありました。

11年は看護師経験としては短いかもしれません。

でも、私なりにやりきった感はありました。

看護師を何年務めたか、どんな風に働いていたかによって、辞めた時に思うことは違うと思います。

「もっと働きたかったな」

「思ったように人の役に立てたかな」

「やりきった」

長年勤めあげてきた人にとっては「やり切った」「充分働いたな」という達成感を感じるものですよね。

充分後輩を育て上げた。

充分患者さんの役に立てた。

充分自分の技術を出し切れた。

そんな充足感を持って辞められるのは幸せです。

看護師を辞めて思うこと6)看護師資格は貴重(いつでも復帰できるという安心感)

看護師を辞めて思うこと6)看護師資格は貴重(いつでも復帰できるという安心感)

「看護師資格を持っているならいつでも復帰できるね!」

これは、私が周りの人から沢山言われた言葉です。

本当にその通りです。

私自身、人の役に立ちたい、と同時に、長く仕事ができるから、手に職を持っていれば生きるのに困ることはない、という感覚で看護師資格を取りました。

今はフリーランスで働いていますが、必要になればいつでも病院で働くことができる、という安心感もあります。

看護師資格は一生ものです。

看護技術や医療分野は日々進歩しますので、生涯学習が必要になりますが、運転免許のように更新が必要なわけではありません。

資格さえ持っていれば、看護師を辞めてもいつでも復職ができます。

看護師はどの施設でも万年人手不足なので、転職も売り手市場です。

看護師に戻りたい、と思った時には、いつでも復帰できます。

これは、一般の職業では中々難しいことです。

看護師を辞めて思うこと7)体が整う

看護師を辞めて思うこと7)体が整う

看護師を辞めて一番変わったのは生活リズムです。

今まで夜勤もやっていたので、それが無くなることで、朝起きて夜寝る、という規則正しい生活になります。

夜勤ありに慣れていると、規則正しい生活ができるか不安になりますが、案外すぐに適応できます。

まあ、それが普通の生活ですから当たり前ですよね。

今では、朝6時前に自然と目が覚め、夜10時くらいになると眠くなる、というかなり健康的な生活を送っています。

看護師は、一般職のように、朝起きて、日中仕事をして、夜眠る。

そんな普通の生活が難しいですよね。

夜仕事をするために起きていて、朝仕事が終わる。昼間に寝るとリズムが崩れるので、昼間も置き続けて夜眠る。

万年時差ボケです。

それが、看護師を辞めることで規則正しい生活になります。

これはけっこう嬉しい点です。

看護師を辞めて思うこと8)看護師経験は万能

看護師を辞めて思うこと8)看護師経験は万能

看護師の経験は病院でしか役に立たない?そんなことはないです。

私も看護師を辞めてますが、看護師時代の知識や経験を生かして今の仕事をしています。

また、看護師で培ったコミュニケーションスキルはママ友とのやり取りにも役立っていると感じます。

今は、小学校の役員でみんなの前で話すこともありますが、議事進行力も看護師時代に培ったものです。

このように、看護師の様々なスキルは日常生活でもかなり役立ちます。

看護技術や医療処置は、限られた職場でしか使えないかもしれません。

でも看護師の仕事で養われたコミュニケーション力や調整力などは、どんな仕事でも役に立ちます。

看護師は他職種との調整などのやり取り、しますよね。

コミュニケーションも患者さんだけでなく、看護師同士、医師やコメディカル、などなど。

対応する人によってコミュニケーションの方法を変えていきます。

これは仕事をしていなくても役立つスキルです。

看護師を辞めて思うこと9)責任からの解放

看護師を辞めて思うこと9)責任からの解放

私は、看護師時代、仕事に対してそこまでストレスを感じていないと思っていました。

責任を負うのも当然だし、命に関わるのだから仕方ない。当たり前だからストレスも何もない、みたいな感じですね。

でも看護師を辞めてみたらなんかスッキリしたんですよね。

思ったよりもストレスを受けていたみたいです。

看護師は責任の重い仕事です。

仕事をするにあたっては、看護師でなくても何かしらの責任を負いますよね。

それでも、患者さんという他人の命を預かるのは責任重大です。

責任の重さからストレスを感じてしまう人もいますよ。

ストレスで体調を崩してしまう人もいます。

看護師を辞めることで、命を預かる責任から解放されます。

普段、あまり責任について感じていない、ストレスにも感じていない、と思っていても仕事を辞めるとスッキリして、思ったよりも責任を感じていたんだな、と気づかされます。

看護師を辞めて思うこと10)休むも働くも自分次第

看護師を辞めて思うこと10)休むも働くも自分次第

フリーランスには休み希望も何もありません。

自分のペースで仕事ができるので、いつ休んでも大丈夫です。

逆にやる気をださないと、いつまでたっても休み続けることになって収入は減っていきます。

私は、毎日何かしらの仕事をするようにしています。

土日も仕事をしています。

1日中働く日もあれば、午前中の数時間だけ仕事をして、午後は自由時間、みたいな日もあります。

フリーランスは自分で意識して休むこともしないと働き続けることになるので、それはそれで大変です。

看護師時代は、本当に希望休が取りづらかったです。

中々有給も使えず、毎年7~10日くらいしか使えなくて、買い取ってくれることもなかったので捨てている状態でした。もったいないです。

希望が出せても単発の休みくらいで、連休を希望することは難しかったですね。

休みたいのに休めない。労働者の権利である有給を使えない。なんだかな、という感じです。

看護師を辞めて思うこと11)夜勤に復帰するのが辛いかも

看護師を辞めて思うこと11)夜勤に復帰するのが辛いかも

看護師を辞めてから規則正しい生活をしているので、これから夜勤ありの仕事に復帰するのはハードルが高いです。

年齢的にも夜勤が厳しくなる年齢です。

私の友達でも、数年前まで子育てしながら夜勤をしている人がいました。

かなり体力的にきつかったみたいです。

そのあと外来に異動して楽になった、と話していました。

看護師時代でも、25歳を過ぎたあたりから夜勤がきつくなりはじめ、30を越したらもっときつくなりました。

仕事中に眠くなる、とかそういうきつさではなくて、夜勤明けがきつかったです。

身体がボロボロで、夜勤明けでどこかに遊びに行く、なんてことが難しくなっていきました。

夜勤は体力も精神力も削られます。

自分の体力を過信せず、無理をしないのが一番です。

看護師を辞めて思うこと12)退職金はあてにならない

看護師を辞めて思うこと12)退職金はあてにならない

私は11年同じ病院に勤めたので、退職金もそれなりにもらうことができました。

でも、税金を払ったり、生活費の足しにしていると、すぐになくなります。

ホントにびっくりするくらいすぐに減っていきます。

退職金でパーッと旅行。

なんて考える人もいますよね。

一部は娯楽で使ってもいいと思います。

今まで頑張ってきたご褒美です。

ただ、後悔しないように使ったほうがいいです。

すぐに何か仕事を始める人はいいかもしれませんが、しばらく仕事はお休み、という人は注意が必要ですね。

看護師を辞めて思うこと13)同僚たちの良さに気づく

看護師を辞めて思うこと13)同僚たちの良さに気づく

私はフリーランスなので、自宅で、1人で仕事をします。

マイペースに仕事ができる反面、誰ともしゃべらず、誰にも相談できない環境なので、少し寂しくも感じます。

看護師として働いていると、同期・先輩・後輩、と多くの同僚と一緒に仕事をします。

同僚との関係に悩むこともありますが、楽しいことも沢山ありました。

一緒に食事に行く、呑みに行く、遊びに行く、旅行に行く。

気の合う同僚がいるとプライベートも充実してきますよね。

仕事の相談・愚痴の言い合い、それだけでストレス解消になっていることもありました。

看護師を辞めてしまうことで、そんな同僚とも離れてしまうので、寂しいですし、友達が減ったように感じます。

実際、辞めてから看護師時代の友達と遊びに行く、なんてことはないです。

相手が仕事を続けていると、誘いづらくなってしまいますし、シフトが分からない分、予定を合わせづらくなってしまうんですよね。

仕事について話し合える。同僚は、そんな素敵な存在だったんだと実感します。

看護師を辞めて思うこと14)また看護師として働きたいとも思う

看護師を辞めて思うこと14)また看護師として働きたいとも思う
外で働きたい。看護師として働いてもいいかも。

私もたまに思います。

フリーランスとして仕事をしていたり、看護師を辞めてから仕事をしていなかったり、様々な人がいると思います。

仕事を辞めることで、外とのつながりが薄くなりますよね。

私は、看護師を辞めて、子育てに忙しい間は、全く働いていませんでした。

なので、子どもや家族以外との関りがなくて、社会から寸断されているように感じました。

看護師時代のバタバタ感が懐かしい。

バリバリ働いていたのに。と、なんだか周りに置いて行かれるようで不安になることもありました。

特に現代はSNSなんかで同僚の現在を知ることも簡単ですよね。

そうすると「あの人はこんなにがんばっているのか」「こんな風に成長しているのか」となんだか落ち込みました。

なんだかんだ看護師の仕事が好きなんですよね。

看護師を辞めて思うこと【最後に】

私は看護師を辞めたことを後悔はしてないです。

看護師時代の経験や知識を生かした仕事が出来ているから、というのもあります。

これが、全く看護師とつながりのない仕事だったとしたら。看護師に戻りたい、と後悔することもあったかもしれません。

看護師になるためには色々な苦労をしてきています。

その苦労を乗り越えて看護師として仕事をしているのであれば、やっぱり看護師の仕事が好き、ということなんだと思います。

看護師を辞めることで思うことはたくさんあります。

いいことも・悪いこともあります。

でも、自分が後悔しない選択をしていくのが一番ですね。

執筆者情報:ナース裕美の転職研究所

ナース裕美(緒方裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。

保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)

公益社団法人 ACジャパン個人会員(会員一覧|ACジャパン (ad-c.or.jp)

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大学病院にて眼科、ICUに看護師として11年勤務した後独立。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動。転職を成功させるためのノウハウを発信しています。看護師としての視点、採用側の視点両面から考え、転職に役立つ記事作成をしています。 ★保有資格「看護師免許」「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
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