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空港看護師(エアポートナース)の仕事内容、メリットデメリット

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空港看護師(空港クリニック)ってどうなの??
空港看護師の仕事内容は??
空港看護師の求人はどうやって探せばいいの?

そんな疑問にお答えします。

空港で働く看護師を総称してエアポートナースと呼び、空港クリニックの看護師と検疫官の2種類があります。

空港内にあるクリニックや診療所の数は少なく規模も小さいため、1つの施設で働いている看護師の数も少なく、空港看護師は欠員が出た場合などに募集がされるレアな求人です。

この記事では、空港クリニックの看護師(空港看護師)について、看護師の私が、仕事内容やメリット・デメリット、求人の探し方をご説明します。

あなたの転職活動の一助になれば幸いです。

この記事の執筆者

ナース裕美 / 緒方裕美


看護師免許を持つ。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。

空港看護師(エアポートナース)の仕事内容

空港看護師は空港内で体調が悪い人の対応や処置を行います。

空港クリニックは民間により運営されており、空港の近くに運営元の病院がある場合もあります。

それでは、空港看護師の具体的な仕事内容をご説明します。

空港内の人に医療を提供する

空港内の人を対象に医療を提供します。

主に内科診療を行っていますが、一般診療と緊急診療の両方を担います。

軽症の方の診療や応急処置がメインになり、重症な場合は運営元の病院や周囲の病院へ搬送を行います。

また、自然災害や航空機災害が起こった場合はトリアージを行うことも重要な業務となります。

空港クリニックに訪れる患者は客室乗務員や空港関係者職員が1番多く、受診する人の1割程度が外国人となります。

空港内で怪我をした人や体調不良の旅行者も受診します。

医師の診療補助

一般の外来と同じように医師の診療の補助を行います。

患者さんを診察室に呼び込んだり、各種説明を行います。

怪我をした人の応急処置

軽症者への簡単な応急処置を行います。

継続した処置が必要な場合は、その旨を説明し、病院受診を勧めます。

空港内や帰国中に体調が悪くなった人への対応

症状を確認し、必要時休息を取っていただきます。

また、入院が必要な際は運営元の病院や周囲の病院へ搬送を行います。

空港という場所柄、エコノミークラス症候群など重症化の恐れがある人もいますので、適切な判断が必要となります。

また、空港クリニックまで来れないような意識障害のある患者が発生した場合には、医師とともに現場に向かい、処置を行うこともあります。

空港職員の健康診断や予防接種

空港職員の健診や予防接種のスケジュールーを立て、準備、実施します。

空港内医療班としての防災活動

自然災害や航空機災害が起こった時には医療班としてトリアージを行い、スムーズに診療・治療が行えるようにします。

空港看護師(エアポートナース)のメリットデメリット

ここでは空港看護師のメリット、デメリットをご説明します。

メリットデメリットをよく確認して、転職の参考にしてくださいね。

メリット

精神的疲労が少ない

重傷者や緊急性の高い患者は、基本的に運営元の病院が周囲の病院へ搬送するので、病院勤務よりはプレッシャーを感じずに働くことができるといえます。

交通アクセスがよい

クリニックは空港内にあるため基本的には交通アクセスがよいです。

デメリット

夜勤がある場合がある

24時間対応で運用しているクリニックの場合、夜勤が発生する可能性があります。

勤務する空港クリニックによって違いがあるので確認が必要です。

給与は一般の病院と同等

運営元の病院が大学病院であるか、病院の規模、勤務形態によって給与は変わります。

また、夜勤があるかないかでも給与は変わってきます。

空港看護師(エアポートナース)に向いている人

ここでは、空港看護師に向いている人をご説明します。

英語が得意な人

英語が話せる事が必須ではありませんが、空港という場所柄、外国の方も受診されます。

そのため英語が得意であると重宝されますし、採用率もあがります。(英検準一級、TOEIC700点以上レベルあるとよいです)

看護師としての経験値が高い人

空港クリニックを受診するのは赤ちゃんから高齢者、妊婦さんまで幅広い年齢層となります。

また、怪我や体調不良、急病と受診理由も様々なため、ある程度色々な診療科で勤務した経験のある人に向いていると言えます。

緊急時対応ができる人

空港内で大きな事故が起きた場合は、近隣の病院へ患者を搬送するトリアージが必要になります。

そのため、どのような状況でも適切な判断をして処置を施せる緊急時対応の経験を積んだ人も向いていると言えます。

臨機応変な対応ができる人

前述の通り、様々な人が様々な症状で受診します。

外国の方もいるため、予期しないことが起こることも多々あります。

そんな中で常に冷静に、柔軟な対応をしていくことが重要となります。

空港看護師(エアポートナース)の年収事情

エアポートナースの年収は、運営元の病院、勤務形態によって異なります。

大学病院なのか、民間病院なのか。夜勤があるのか否か。

基本的には、運営元の病院に勤める看護師と同等です。

このようにエアポートナースは施設によって給与などの労働条件が変わってきます。

転職をする際には、しっかり条件を比較して職場を選んでくださいね。

空港看護師(エアポートナース)の求人を探すには

空港看護師は空港クリニックを運営している病院に採用され、空港に配属されるという方法が一般的です。

また、空港内にあるクリニックや診療所の数は少なく、規模も小さいため1つの施設で働いている空港看護師の数は1〜3人となります。

空港看護師は、その中で欠員が出た場合などに募集がされるレアな求人のため、転職サイトに登録してコンサルタントに探してもらいましょう。

転職サイトは一般的な転職サイトではなく、看護師専門の転職サイトに登録して求人を探します。

看護師専門の転職サイトは一般には公開されていない、条件の良い非公開求人もありますので、必ずチェックしておきたいところです。

また、転職サイトも様々なものがありますので、選ぶ際は求人数が多いこと、利用者満足度が高いことを確認して失敗のないようにしてくださいね。

転職サイト選びが転職成功の鍵をにぎっています。

おすすめの転職サイトは以下の記事を参考にしてくださいね。

空港看護師(エアポートナース)の勤務先を選ぶときにチェックしておきたいこと

空港看護師は、どこの病院を選ぶかで労働条件は変わってきますので、求人情報をよく見極めて、良い条件の転職先を見つけたいですね。

転職してから後悔しないように、事前にチェックが必須な項目などを記事にまとめましたので、参考にして頂ければと思います。

職場や転職のトラブルの相談先

転職サイトを利用して採用などのトラブルにあった際には、厚生労働省の総合労働相談コーナーに相談することができます。

総合労働相談コーナーのご案内|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

まとめ

・空港看護師の求人数は限られているため、狭き門と言える

・空港看護師は、英語を話せたり、緊急時対応の経験値が高かったりと、何かしらのスキルを持っていれば、採用される可能性が高くなる

・求人は転職サイトのコンサルタントに探してもらうと良い

じっくり求人を比べながら、ベストな職場を見つけたいですね。

あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。

執筆者情報:裕美の転職研究所

ナース裕美(緒方 裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。

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大学病院にて眼科、ICUに看護師として11年勤務した後独立。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動。転職を成功させるためのノウハウを発信しています。看護師としての視点、採用側の視点両面から考え、転職に役立つ記事作成をしています。 ★保有資格「看護師免許」「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
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