転職を成功させるにはどうすればいい??
失敗したらどうしよう。。
転職したあとに後悔したくない。。
そんな悩みにお答えします。
看護師で転職に成功したと答える人は少なく、全体の3割ほどと言われています。
これは、転職活動をする際に、限られた情報だけで進めてしまい、入職前のイメージと入職後のそれにギャップがあるためとなります。
このギャップは入職前に希望の職場をしっかりとリサーチすれば、防ぐことができます。
そうは言っても転職に慣れている人はなかなかいないので、リサーチも手探りで行うことになりますよね。
そんなあなたのために、この記事は企業の採用部門で働いている夫と元看護師の私が、転職を成功させる秘訣をご説明します。
あなたの転職活動の一助になれば幸いです。
この記事の執筆者
ナース裕美(緒方裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。
当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。
転職成功の秘訣1 求人情報をしっかりと確認する
転職したあとで、
・もらえると思っていた給与がもらえない。。
・予定していた休日が取れない。。
など、「転職前に確認していた条件と違っていた。。」なんてことが、よくあります。
これでは、転職成功とは言えませんよね。
求人情報は、慣れていない人には詳細がよくわからない記載が多すぎます。
この記事を読んで頂いているあなたには転職してから後悔はしてほしくありません。
なので、転職者が間違えやすい求人の項目をできるだけ分かりやすく解説します。
参考にして頂ければと思います。
(1)給与の詳細を確認する
基本給、各種手当、賞与の額を確認します。
求人情報に「月収◯◯万円~」と記載があっても、実際には条件を満たせず、そこまで支給されないこともありますので、基本給と手当の支給条件や計算方法は必ず確認しましょう。
また、賞与について「賞与年2回」と記載があっても、業績次第で支給されないこともありますので、年間で何ヵ月分支給されているのか過去の実績を確認します。
(2)休日数を確認する
「週休2日制」と「完全週休2日制」の違いに注意します。
また、あわせて年間休日数も確認します。
○週休2日制とは
1年を通じて、月に1回以上2日休める週があることです。毎週2回休みがあるわけではないので、注意が必要です。
例 週休2日制(日、第2・4土曜)
毎週日曜と、月の第2・4土曜が休みです。
※第1・3土曜は出勤になります
○完全週休2日制とは
1年を通じて、毎週2日の休日があることです。
例 完全週休2日制(土・日)
毎週土日が休みとなります
(3)勤務時間を確認する
「勤務時間◯時から◯時まで」と記載があっても、実際は勤務時間前に準備の時間があったり、残業があったりと、予想以上に拘束時間が長かったりします。
前年の残業実績、繁忙期の月の残業時間を確認しましょう。
(4)有給休暇の消化率を確認する
職員が有給休暇をどれくらい消化しているか、過去の実績を確認します。
求人に「有給休暇20日付与」などと記載されていても、実際に使えない状況では意味がありません。
労働基準法の改正で、事業者には有給休暇の取得促進が義務付けられましたので、少しずつ改善される傾向にあるようですが、まだまだ有給休暇が取りづらい職場が多いのが現状です。
入職前によく確認してくださいね。
求人情報に記載されていない項目の確認方法
求人情報に記載されていない項目は、以下の方法で確認できます
①電話で病院に問い合わせる
採用の担当者につないでもらって、確認します。
必ず名前を名乗るなど、丁寧な受け答えを心がけます。
②転職サイトのコンサルタントに確認してもらう
看護師の転職サイトに登録すると、担当のコンサルタントがつきます。
細かく自分で確認するのが苦手であれば、担当のコンサルタントにお願いするのがよいです。
気になることは全て確認してくれます。
③病院見学の際に病院担当者に質問する
病院見学の際であれば、病院担当者も答える準備をしてありますので、じっくり確認することができます。
病院見学の流れや申し込み方法は以下の記事を参考にしてくださいね。
転職成功の秘訣2 入職を決める前に、希望の職場環境や雰囲気をリサーチする
転職した後に
・「職場の雰囲気が悪すぎて、もう辞めたくなった。。」
・「上司や同僚の人間性に耐えられない。。」
・「人手不足で辛すぎる。。」
なんてことになったら、転職成功とは言えませんよね。
そうならないように、希望の職場は応募する前に必ずリサーチします。
2つ方法があります。
方法1 病院見学をする
職場のメンバーの人間関係までは分かりませんが、院内の様子を確認することができます。
また、病院の担当者に仕事内容や労働条件を質問することもできますので、求人情報の詳細も確認することができ一石二鳥です。
実際に希望の職場まで足を運ぶことで入職後のイメージができますので、まずは病院見学をすることをおすすめします。
方法2 転職サイトに登録して、担当のコンサルタントにリサーチをお願いする
担当のコンサルタントに希望の病院の職場の雰囲気をリサーチしてもらうことができます。
優秀なコンサルタントに担当してもらえば、雰囲気だけでなく人間関係まで調べてもらえますので、転職サイトを比べて良い担当者を見つけましょう。
おすすめの転職サイトは以下の記事を参考にしてくださいね。
転職成功の秘訣3 病院以外の色々な選択肢を検討してみる
病棟以外にも働く選択肢はたくさんあります。
例えば、一般企業で産業看護師として働いたり、医療機器メーカー、製薬会社、治験施設支援機関での臨床開発モニター(CRA)や治験コーディネーター(CRC)として働くこともできます。
そこには病棟とは全く別の世界があります。
また、美容に興味があれば美容クリニックで働く選択肢もあります。
夜勤なしで高収入も可能となりますが、接客や新しい知識の習得など大変な面もあります。
それぞれの仕事に興味がある方は以下の記事を参考にしてくださいね。
まとめ
・転職に失敗したと感じるのは、入職前の職場のイメージと入職後の現実にギャップがあるため
・転職を成功させるには事前に求人情報や職場環境をしっかり把握しておくことが大切
・病院以外の選択肢など、幅広く考えて転職先を決める
あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。
執筆者情報:裕美の転職研究所
ナース裕美(緒方 裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
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東京都
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Email:nursehirocom@yahoo.co.jp