看護師おすすめの転職先

看護師留学おすすめ3選

看護師の留学ってどんな種類がある??

おすすめの留学先はどこ?

そんな疑問にお答えします。

看護師の留学の種類は主に以下の3つです。

1) 医療英語を学ぶ

2) インターンシップに参加する

3) 資格取得を目指す

日本だけではなく海外という広い世界で、より技術の高い医療を学ぶことで、日本だけでなく世界で通用する看護師としてのノウハウを身につけることが可能です。

また、医療英語を学んだり、海外で資格を取得したりすることで、自分自身の活躍の場を広げることができます。

一口に留学と言っても何を目的とするかで留学の仕方が変わってきます。

それぞれの留学の概要は以下のとおりです。

1) 医療英語を学ぶ

実際に医療現場で使用されている英語を学びます。

医療英語を学ぶ留学は短期間からでも参加することが可能となります。

日常会話から医療器具などの専門用語まで幅広く学び、医師や患者さんとスムーズにコミュニケーションを図れるようにすることを目的としています。

医療英語を学ぶことで、海外からの患者さんを受け入れる時などに役立ちます。

2) インターンシップに参加する

実際の医療現場を見てみたいという人には、インターンシップがおすすめとなります。

福祉や医療の現場で就労を経験することができ、プログラムによっては未経験者でも参加可能のものがあります。

医療英語の受講と並行してインターンシップを行うことで、より実践的な場面で英語を使うことになるため、英語力アップにもつながると言えます。

3) 資格取得を目指す

海外で看護師として働くには、その国の資格を取得する必要があります。

看護資格を扱う大学へ入学・編入し、必要な科目の履修、国によっては試験に合格することによって資格を取得できます。

日本での臨床経験があれば、英語の試験に合格するだけで看護師として登録できたり、在学期間を短縮できたりする場合もあります。

国により看護の資格は様々なため、自分が将来的にどうなりたいか、どうしたいかを考えて留学先を決める必要があります。

この記事では企業の採用部門で働く夫と、看護師の私がおすすめの留学方法や留学先をご説明します。

あなたの留学生活の一助になれば幸いです。

この記事の執筆者

ナース裕美(緒方裕美)


看護師免許を持つ。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。

現在フリーランス看護師。

看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。

ナース裕美の夫

スタッフ1200人規模の企業の採用担当。転職サイト評論家。

転職にて年収を2倍にした経験あり。

『ラーメンを食べに行けば転職は成功する』(Kindle)著者。

自身の転職経験と採用担当としての知識を活かして記事作成に携わっています。

留学の種類1)医療英語を学ぶ

語学学校で学ぶ

セブ島やマニラに4か所ある語学学校で学びます。フィリピンでコンドミニアムやホテルで生活をしながら語学学校に通います。

日本だけでなく、アジア各国から留学生がいるため日常的な英会話を同時に学ぶことができます。

一週間という短期から一か月以上の留学まで対応。費用は学校によって異なります。最低価格一週間4万円から

留学の種類2)インターンシップに参加する

派遣看護師

①有給看護インターンシップ

参加前に日常英語ができるようにしておくとスムーズ

実際に医療現場で収入を得ながら留学し、看護・介護現場で働いた場合の平均月収は30~40万程度と言われています。

有給看護インターンシップはプログラム前半に英語研修があるため、参加時点で高い英語力は必要ありません。

また、プログラムには看護・介護の現場で働くことを念頭に置いた医療英語や、会話力向上を目的としたカリキュラムが含まれているため、短期間で英語力を向上させることが可能です。

しかし、一から英語を学ぶには時間もかかるため、できればある程度の日常会話ができるように、プログラムに参加する前から準備しておくとスムーズに英語力を向上していくことができると言えます。

就職先を探すのは大変

海外で就職先を探すのは大変困難で、一時滞在の留学中であればなおさら困難ですが、海外看護インターンはオーストラリアの病院や施設、看護派遣会社との提携があるため、参加者に対しての仕事の紹介を行ってくれます。

オーストラリアでアシスタントナースではなく看護助手として働くためには資格が必要です。

この資格を取得するためには通常約半年間の就学が必要ですが、有給看護インターンシップでは最短8週間で取得ができるコースが開催されています。

実践的な英語のコミュニケーション力を身につけることができる

看護インターンは学んだ英語を使いながら看護・介護の現場で働くことになりますので、座学で学ぶだけではない実践的な英語のコミュニケーション力を身につけることができます。

また、英語で会話ができないと現場での指示の理解ができないですし、質問等もできません。

英語を話さなくてはいけない状況に追い込まれるわけですから、必然的に英語力が向上します。

海外の医療を体験して視野が広がる

インターンシップを通して医療現場の実習も体験できますので、日本との医療スキルの違いや看護師の役割などを学ぶことができます。

日本と海外では医療に対する捉え方や倫理など、様々な場面で異なる部分がありますので、自分の視野を広げたり、仕事に対しての考え方を広げるきっかけとなることでしょう。

初期費用が高い

インターンシップでは語学研修もうけられる反面、初期費用は高い傾向にあります。

また、語学学校の手配費・学費、仕事斡旋の手配費、その他のサポート費・プログラム費、そのほかに航空券やビザ申請費、現地での生活費もかかるため、年間200~250万程度はかかる見込みとなります。

しかし、就労が始まれば収入を得ることは可能です。

学んだ英語力と経験が資格取得のステップアップになる

海外では看護師免許を取得するにあたり高い英語力が必要ですし、海外で働く際には医療英語は必須となるため、インターンシップで学んだことが役に立ちます。

インターンシップで培った英語力と経験は、今後の国際ボランティア活動や海外正看護師資格取得を考えている人にとってのステップアップとなります。

ワーキングホリデーとの違い

ワーキングホリデーとはビザの内容が異なり、インターンシップは就労ビザが必要です。

また、働く場所もワーキングホリデーでは一般の飲食店などでのアルバイトとなりますが、インターンシップでは医療施設での就労が可能であり、時給も大きく異なります。

②発展途上国のインターンシップ

発展途上国の医療現場に赴く

発展途上国の現場では医療設備が不足していたり、医療施設が近くになかったりと日本の医療と比べると、その差をありありと感じるでしょう。

しかし、インターンとして働くことで、その自分の常識を取っ払い看護師としての新たな視点を得ることができます。

短期・長期と様々な案件があり、応募対象は世界中の大学生や社会人

基本的に経験を問わず、やる気がある人ならだれでも参加が可能です。

海外の医療事情を自分の目で見てみたい、発展途上国で国際医療支援に携わりたい、国際看護師を目指して看護留学に参加したい、実践的な英語力をつけたい!などを目的として参加される人が多いと言えます。

参加者は日本人に限らないため、看護に関心のある多国籍のインターンと交流することができ、どこのコースも24時間体制の現地サポートがあるところが多いため、発展途上国への渡航が初めてでも安心です。

最低限の英語力が求められる

病院で働く現地の医師や看護師によるアドバイスや大事な情報をきちんと理解し、積極的に自分からコミュニケーションを図れるよう、最低限の基礎英語力が求められます。

わからないことはわからないとはっきりと英語で伝えられる程度の英語力、自分から伝える積極性を持っていることが重要です。

希望の医療分野を選べる

インターンシップは現地の医療専門家とともに行われ、実際の医療現場で働く医療専門家の仕事を間近で学び、直接アドバイスを受けることができます。

また、自分の希望・関心・目的に合わせて、専門の医療分野や派遣先を細かくリクエストすることができます。

すでに関心がある分野が決まっている場合は、多くの病棟を回るのではなく、一つの病棟で勤務することができます。

留学の種類3)資格取得を目指す

看護師は国家資格のため、各国で異なる条件・制度が採用されています。

したがって、アメリカならアメリカの、イギリスであればイギリスの、それぞれの国、場合によっては州が定める条件や規定を満たす必要があります。

海外正看護師資格取得留学とは、海外での看護師資格取得、そして資格取得後の現地就職や永住などを目指す留学です。

このプログラムは、すでに日本で正看護師として働いている人だけでなく、高校を卒業したばかりの人や、これまで看護師としての経験がない人でも挑戦することができます。

日本看護協会のホームページの国際情報のページに各国の教育について、資格取得方法について、受け入れ状況についてのまとめが掲載されています。

ここでは、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダで資格取得を目指す方法をご説明します。

① オーストラリア

オーストラリアは正看護師資格取得と働くためのビザ取得(ビジネスビザや永住権)が主要英語圏(イギリス・アメリカ・カナダ)と比較し簡単といえる国として有名です。

オーストラリアの看護留学は最終学歴に合わせて対象となるプログラムが異なるため、自分の学歴や現在の状況に応じた留学プランを検討する必要があります。

オーストラリアの看護師事情

・看護資格

オーストラリアでは看護師の国家試験は存在しません。

看護学士と英語スコアを取得し、看護協会に登録手続きをおこなうことで正看護師資格を取得することができます。

・給与

給与は高く、時給では$30~40、月収にすると$4900~6900となります。

・仕事は分業化されている

オーストラリアは、仕事が分業化されていることが特徴的です。

看護助手、准看護師、正看護師、臨床教育看護師、病理検査アシスタントなど、様々な職種が存在し、各々が決められた範囲内の仕事を時間内に行います。

そのため、基本的には残業はありません。

逆に時間内に仕事を終えられないと、時間や仕事の管理不足と判断されてしまいます。

・休暇制度

有給休暇や産休がしっかり取れます。

有給休暇はフルタイム看護師の場合、年間6週間取得することができます。

有給休暇の取得率が低いと上司の管理能力不足とみなされてしまうことがあります。

・キャリアアップ制度

キャリアアップ制度も整っています。

オーストラリアでは臨床教育看護師がいて勤務時間内に勉強会を行ってくれます。

また、外部の研修や勉強会であったとしても、勤務に必要なものとみなされれば給与が発生することもあります。

・働く人が健康でいることが基本

働く人々の心と身体が健康でなければ、患者や利用者へ、適切な医療・看護を提供することができないため、オーストラリアでは、「働く人たちの権利や心身を守る」という考えが根底にあります。

留学の方法①日本の専門学校・短大で正看護免許を取得した人

オーストラリアの正看護師を取得するためにオーストラリアの大学(看護科)へ編入(2年または3年)が必要となります。

日本での正看護師免許を保持していても、専門・短大卒の人はオーストラリアでは正看護師資格に切り替えることはできません。

オーストラリアの大学の看護科は3年間となり、日本の看護学校卒業から一定の年数以下であれば、1年間の単位が認定され2年次に編入することが可能です。(各大学により単位認定の基準は異なります。)

大学により特徴や立地が異なるため、数あるオーストラリアの大学から、自分の留学プラン・将来設計に適合する学校を選ぶことが大切となります。

留学費用は、まず大学が指定する英語基準を超えるための語学学習費用、次に大学の学費(1年〜2年)が必要となります。

英語研修が1年間で約300万円、大学費用が1~2年間で約300~500万円、合計で約600~800万円必要です。

オーストラリアの大学入学にあたり、大学提携の語学学校から直接大学に編入するコースが提供されています。

大学の入学時期は年1回または2回しか設定がないため、IELTSなどのテストを受け大学に入学する予定を組むよりは、あらかじめ提携の語学学校から大学入学に必要な就学期間を算定してもらい留学する方法が一般的となります。

留学の方法②日本の大学卒業資格と正看護師免許を取得している人

日本で4年制大学の看護課程を修了し、正看護師資格を取得・保有されている方は、オーストラリア看護師認定協会指定の条件を満たすことによってオーストラリアの正看護師資格を取得できる可能性があります。

OBA審査の1段階目の書類申請完了後に、知識面・技術面のアセスメントを受け、オリエンテーションプログラムに参加することにより、オーストラリアの正看護師免許の認定をオーストラリア看護師認定協会より受けることが可能です。

日本で既に看護学士を取得されている方がオーストラリアの正看護師資格を取得するためには、まずオーストラリア看護師認定協会指定の英語スコアを取得する必要があります。

英語スコア取得のために語学留学をするのが一般的で、前述の看護有給インターンシップに参加してから正看護師資格取得にチャレンジする人も多いと言えます。

日本の大学卒業資格(看護学)と正看護師資格を持っている人は、オーストラリアの正看護師資格申請にあたり、オーストラリアの大学に通う必要がなく大学費用とトータルの留学期間を短くすることが可能です。

留学費用のうち大部分がオーストラリア正看護師の認定基準の一つである英語力を身につける語学学校に支払う費用となります。

また、日本で可能な限り英語力を伸ばしたうえで留学をすることで、トータルの留学費用を抑えることができます。

英語研修約350万円、知識アセスメント約2~4万円、技術アセスメント約40万円、合計で約400万円必要です。

看護師資格を取得した後に

無事にオーストラリアの正看護師資格を取得したら、オーストラリアの永住権を取得し、オーストラリア国内で正看護師として働けるようにしなければいけません

オーストラリアで永住権を取得すると、オーストラリア国民と同じくMedicare(国民健康保険)に加入できる他、就労や就学への制限がなくなり、オーストラリアで半永久的に生活をすることができます。

永住権取得後は学費もオーストラリア国民と同じ料金に変更されるため、オーストラリアで看護学の修士号に進学予定の場合は海外留学生と比較すると安価で通学することができます。

・永住ビザ申請

永住ビザ申請にあたっては必要なポイント数が決まっています。

専門卒・大学卒に関わらずポイントをできる限り増やすコツとしては、1.ビザ申請時の年齢を意識すること(25歳から32歳までが最も高い)、2.英語力を出来る限り高める、3.日本での勤務年数を最低5年以上とする、という3点があります。

・永住権申請

永住権申請は経歴や年齢などによって異なります。またオーストラリアのビザ制度は、年度スタートの7月1日を含む年2回程度変更されるため、常に最新の情報を移民局のホームページを確認し、変更にあわせて永住権取得方法を検討しなければなりません。

② ニュージーランド

ニュージーランドは、日本からの時差が比較的少なく、治安がよく安心して留学できる国として人気です。

その魅力から近年移民が増加し、やや物価の上昇が見られますが、アメリカやイギリスなどと比較すると全体的な留学費用は押さえられるため人気の高い留学国の一つです。

看護留学の状況としては、他の英語圏と比較すると、給与面もやや低めで最先端医療というよりは介護医療、終末期ケアが優れた国です。

ニュージーランドの看護師事情

・国家資格はない

ニュージーランドに看護師の国家資格はありません。ニュージーランド看護協会への登録が必要となります。

・高度な知識が必要

看護師は専門職として確立されており、医師に意見を言えるなど、医師と対等な立場にあるようなアメリカの看護師に近いといえます。

そのため、より専門的で高度な知識が求められます。

・教育制度が整っている

ニュージーランドの病院では各病棟にエデュケーターと呼ばれる教育専門の看護師が配置され、スタッフの教育を行っています。

エデュケーターは患者の受け持ちをしていないため教育に専念できると言えます。

病棟に教育や相談専門の看護師を配置することで、看護師業務のサポート体制を整えています。

・残業はない

残業はほぼありません。終わらなかった業務は次の人に任せる、という考え方です。

・給与

ニュージーランドの看護師の給与は高いです。

日本と比較して高いですし、ニュージーランド全体の平均年収と比較しても高めとなります。

留学の方法①4年生大学卒で正看護師免許を持っている人

・英語力を向上させる

ニュージーランドで看護師資格取得するためのファーストステップは英語力です。

他国と同様に高い英語力を求められるため、まずは語学留学で英語力をしっかりと高めることが必要です。 (IELTS7.0またはOET‘B’以上)

・ニュージーランド看護協会への登録

学士卒業証明書、成績証明書などと併せて日本の正看護師免許証など、 ニュージーランド看護協会が定める必要書類を提出、審査を受けます。

・能力査定コースへ入学

ニュージーランド看護協会の指示で必要なコースを指定校で受講します。

コースは実際仕事に就くことができるようにニュージーランドの看護技術やセオリーを学びます。

・ニュージーランド看護協会への正式登録

能力査定コース受講が終了、審査が終了するとニュージーランド看護師として正式に登録されます。

ワークビザをニュージーランド移民局にて取得後、正規看護師として働くことが可能です。

留学の方法①専門・短大卒で正看護師免許を持っている人

・英語力を向上させる

ニュージーランドで看護学部に入学するためには、 IELTS6.5から7.0相当の英語力が必要です。

まずは語学学校にて大学入学に必要な英語力までしっかりと伸ばしていくことが必要です。

・学位の取得

ポリテクニックと呼ばれる教育機関、または大学へ進学・編入し、学位を取得する必要があります。

・さらなる英語力の向上

学位取得と共に英語力の向上を求められます。

在学中にIELTS7.0またはOET‘B’を取得できるように英語試験対策を同時に行うことが必要となります。

・ニュージーランド看護協会への登録

学士の証明、英語力の証明、併せて、日本での正看護師資格の証明や無犯罪証明書など提出し、ニュージーランド看護協会にて審査を受け、合格すれば晴れて、ニュージーランドで看護師として働けるようになります。

ニュージーランドで働くには

ニュージーランドのポリテクニックや大学を修了している人の場合、卒業後に一定期間滞在、就労が可能なビザ(制度)が存在します。

看護師の場合は看護学位の取得のためのコースを1年以上就学し修了している人の場合、卒業後、1年間滞在・就労する機会が与えられます。

看護学部を修了し、看護師として就職が決まっている場合は、Post Study Work Visa(Employer assisted)といって、2年から3年間滞在、就労が可能です。

オーストラリアで看護師資格を取得し、永住権を保持している場合、ニュージーランドでも働くことが可能です。

ニュージーランドで看護師になることを考えると、オーストラリアで看護師を目指し、オーストラリアでもニュージーランドでも働けるという状態を目指す方がよいかもしれません。

③ アメリカ

最新の医療設備や医療手法が導入されているアメリカは、世界中から留学生が医療を学びに行く教育の場所として有名です。

看護師としての地位が日本よりも確立されており、専門性と責任ある医療の役割を担っています。

アメリカでは州によって正看護師としての登録制度と基準が異なるため、資格取得を目指し留学する際には、留学生が看護師資格を取得することが現実的である州を選ぶことが重要です。

また、州をまたいで働くときには、看護免許の書き換えが必要となります。

アメリカの看護師事情

・年収

アメリカの看護師の年収は約750万円です。

アメリカ全体の平均年収が520万円ほどですので、給与はかなり高いと言えます。

また、正看護師の上、高度看護実践看護師になれれば、年収1000~1300万円に上がることもあるそうです。

努力が給与に反映されると言えます。

・看護師免許

看護師免許は更新する必要があり、2年ごとに20時間の講習を受けるなど、週ごとに決められています。

看護の質を保つための継続教育が重視されていると言えます。

・職種が細分化されている

アメリカの病院では職種が細分化されています。

正看護師は患者の状態を把握し薬剤の投与を行い、患者や家族の教育や看護記録の管理、さらにより良いケアに向けた新しいツールを導入するなど、より専門性の高い業務に集中することができます。

日本で看護師が行っている患者の移送や採血、清潔ケアなどは他職種の担当となります。

・看護師は医師と対応の立場

アメリカでは、看護師が医師と対等の立場にあり意見を交換することはもはや当たり前です。

その理由は、看護師が医師に匹敵するほどの知識と自信を持って働いているからではないかと思われます。

アメリカの看護師は、正看護師の資格を取るためにかなりの努力を要します。

国家試験の合格率や再受験率を見ても、看護師になるために並々ならぬ努力が必要なことがわかります。

その努力が知識・自信につながっていると言えます。

・診療看護師になるには

正看護師になり2~3年の経験を積み大学院に通うことで、高度看護実践看護師のひとつである診療看護師になることがでます。

処方箋を出したり病気を診断したり、医師が行う業務の治療行為を一部行うことができるようになり、クリニックの開業も可能で、年収は1000万円程度にもなります。

日本でも2008年からアメリカを参考にして診療看護師養成制度ができ、今では10校の養成機関ができています。

留学の方法①日本の正看護師資格を持っている人

日本で正看護師資免許をお持ちの方の場合は、アメリカの国家試験(NCLEX-RN)を受験するために必要な学習要件を日本の教育機関で修了しているとみなされます。

そのため、アメリカの看護師資格取得のために、アメリカにて短大、大学に進学または編入しなおす必要はありません。

・国家試験受験のための、受験資格を取得する

取得している資格の証明書や高等学校、専門学校、短大、大学などで取得した単位や成績などが、アメリカ各州から求められる十分な技術や知識を有しているかを、各州が指定するCGFNSの審査や試験を合格する必要があります。

CGFNSの審査と試験を通過後、Authorization to Test(ATT:受験資格)を申請・取得する必要があります。

ただし、州によってはATT取得に際して、日本、アメリカでの無犯罪証明書が必要だったり、Social Security number(SSN:アメリカにおける社会保障番号)が必要だったりと、条件、要項、手続きの流れが異なるため注意が必要です。

※CGFNS(Commission on Graduates of Foreign Nursing Schools)とは、アメリカ国外で教育を受けた看護師がアメリカ(各州)で看護師になった際に不当な待遇を受けることを防止するため、また、アメリカ国民に安全なケアを保証するために、設立・運営されている非営利団体です。

・NCLEX-RN(国家試験)を受験する

制限時間は6時間、多項選択式問題を中心に、近年では複数選択問題、計算問題、優先順位を記述させる問題などが、最低75問、最高265問出題されます。

当然ですが、試験はすべて英語で行なわれます。

日本の試験とは異なる試験形式、問題内容、英語力など、きちんと対策し本番に臨むことが大切です。

また、合格率は初めてテストを受けた人では45%、2回目を受けた人では70%程度と難易度が高いと言えます。

・ビザスクリーン

ビザスクリーンサービスはアメリカで働きたいと希望する医療従事者のための総合的な審査です。

NCLEX-RN合格はもちろんのこと、TOEFL、IELTSなどの英語力の証明、日本またはアメリカで取得した学士での単位証明、成績証明、その他必要書類を提出し、アメリカで看護師として就労ビザなどを申請・取得するに伴い、必要な水準を満たしているかどうかの審査を受けます。

※就労ビザや永住権取得を確約・保証するものではありません。

アメリカで働くには

アメリカで働くためには、アメリカの就労ビザ規定をクリアする必要があります。

就労ビザの種類のなかで、看護師が該当するビザは、H-1B (特殊技能職)と呼ばれるビザです。

H-1B (特殊技能職)取得には、4年制大学卒が原則となるため、日本で資格は有しているものの、最終学歴が専門学校、短期大学、高校などの方の場合、アメリカにて学位を取得する必要もあります。

2017年11月、ニューヨークで起きたテロを受け、移民に抽選で米国永住権(グリーンカード)を与える制度を「可能な限り早く廃止する」と表明が発表されています。

アメリカ人の方との結婚に伴い永住権の取得するなどがない限り、資格を取得できたとしても、その後、看護師として就職し働くのは、至難の業といえます。

④ カナダ

カナダは北米トップクラスの都市と、豊かな自然が調和し、隣国アメリカと比較し、物価も安く、治安がよく、人々もフレンドリー。且つ、英語も聞き取りやすいなど、さまざまな理由から留学先として人気の高いです。

カナダはアメリカと比べて移民の受入れを積極的に行っています。看護師も、カナダの職業不足リストに掲載されており、カナダで看護師資格を取得した場合、就労ビザ、その後の永住権取得の可能性があるといえます。

看護師資格取得においてはアメリカ同様、国家試験が存在し、国家試験受験資格の取得、その他看護師資格取得に伴う規定や条件などは、カナダ各州により異なります。

就労ビザ取得、永住権の申請においては、看護師資格だけではなく、その他にも満たさなければならない条件があり、決して楽な道のりとは言えません。

カナダの看護師事情

・年収

カナダの看護師の平均年収は約650~750万円。カナダ全体の平均年収が約600万円であることから、平均より給与は高いと言えます。

・看護師登録

看護師登録を州ごとに行っています。

そのため登録基準や、看護師が行える看護にも違いがあります。

・ナースプラクティショナーの資格を得ることができる

正看護師として一定期間働いた後、大学院などで規定のナースプラクティショナー教育コースを修了することで看護師の上位資格であるナースプラクティショナーの資格を得ることができます。

ナースプラクティショナーとは、ある特定分野の診療行為を医師から独立して診察や薬の処方ができる看護師のことです。

平均年収は約1100万円と高額となり、カナダ国内の人気職業ランキング第一位です。

留学の方法①日本で正看護師免許を持っている人

・英語力(フランス語力)を向上させる

日本ですでに看護師資格を取得している人の場合、必ずしもカナダで大学などに通い看護師資格を1から取りなおさないといけないとは限りません。

しかし、NNAS、各州看護協会が定める要件を満たす必要があるため、「カナダで看護師になるにはなにが必要か」を知る必要があります。各州の看護協会に関してはNNSAのサイトにて掲載されていますので確認が必要です。

※NNASとは、カナダ国外の看護師が、カナダで看護師になるために、何が必要か、審査・評価し、カナダ各州にある看護協会へ評価結果を知らせるための機関です。

以前は各州にて審査を行っていましたが、よりスムーズに審査が進むように2014年8月より導入されたアセスメントサービスです。

看護師として登録を行う上で求められる条件は異なりますが、必ず求められるのが語学力です。

英語とフランス語が公用語のカナダでは英語または、一部の州でフランス語の語学力を証明する必要があります。

また、NNASや各州看護協会への看護師登録申請や手続きは全て英語(またはフランス語)となります。

そのため、まずは、各州看護協会や、NNASで各種手続きができるレベルの英語力を身につけることが必要となります。

・各州看護協会またはNNASでの審査

NNASに、語学力の証明書や、卒業証明書や成績証明書、受講した教育機関のシラバスなど、NNASが指定する必要書類と資格証明書を送付し、審査を受けます。

カナダでの正看護師は4年制大学(看護学部)を卒業していることが一般的であり、医学および外科看護における理論と臨床指導が含まれている必要があります。

そのため、日本の看護学部(3年制以上)を修了し、正看護師資格を有している人の場合、NNASでの審査結果、大学進学や編入などを求められる可能性があります。

また、過去5年間で1125時間の就労経験があることを条件としているところもあります。

・カナダの国家試験に合格する

NNAS、各州の看護協会の審査を受け、国家試験NCLEX-RNの受験資格があるとみなされた後、 Authorization to Test(ATT:受験資格)を取得し、 NCLEX-RNを受験します。

カナダで看護学を学んだ人の初回の合格率は82.1%。しかしカナダ以外で看護学を学んだ人の合格率は59.1%とかなり低くなります。

カナダの文化を理解していないと正解できない問題もあるようです。

・州の看護協会への登録

英語力や国家試験の合格以外にも、心身の健康状態や過去の犯罪歴、業務への適応性などが審査項目に含まれます。

希望する州の審査をすべてクリアし、看護師登録手続きを行います。無事登録できれば晴れて看護師として働くことができます。

カナダで看護師として働くには

カナダでは職業不足リスト「看護師」が掲載されており、カナダで看護師資格を取得した場合、就労ビザ、その後の永住権取得の可能性がある状況です。

しかし、外国人労働者が看護師資格を取得したからといって、異国の地で就職し、就労ビザを取得するのは決して簡単なことではありません。

就労ビザや永住権を取得するのはハードルが高いと言えます。

もちろん就労ビザや永住権の取得が可能な条件下であれば取得をおすすめします。

取得がまだ難しそうであれば、カレッジや大学卒業時に申請できる就労許可やワーキングホリデー制度を利用することも視野に入れておくと良いといえます。

看護師資格取得後、働くための許可・ビザを取得し、就労経験を積み、その後就労ビザや永住権へとつなげていくことができます。

看護師留学のメリット

看護師留学のメリット

ここでは、看護師留学のメリットをご説明します。

語学が身につく

留学するということは日本語以外の語学力が必要です。

語学留学の場合は、語学学校に入学するため語学力が身につくのは当たり前ですが、それ以外の留学でも語学が学べます。

逆にインターンシップや資格取得のための留学は、そもそも語学力がないとついていけません。

どの留学でも日常会話はもちろんのこと、医療英語について学ぶことができます。

見識が広がる

日本以外の諸外国で生活を送ることになるので、見識が広がります。

学校以外の実際の生活の場や病院内などで様々な事が学べます。

特にインターンシップでは実際の病院の内情についてや医療技術について学ぶことができます。

これは日本にいては絶対に学べないことですので、大切な経験となります。

看護師留学その後の活かし方

看護師留学その後の活かし方

ここでは、看護師留学のその後の活かし方をご説明します。

インターンシップや資格取得

語学留学で日常会話や医療英語を学んだあとに、インターンシップや資格取得のための留学に進む人も多いです。

インターンシップや資格取得は、そもそもの語学力がないと学習や仕事についていけないため、まずは語学留学で語学を身に着けてから、と考える人が多いからです。

ボランティア

語学力や医療英語、諸外国の医療現場の実際を見てから海外ボランティアを行う人もいます。

海外ボランティアもある程度の語学ができないと、現地の人とコミュニケーションが図れません。

そのためボランティアに行く前に語学留学をするのも、一つの手ですね。

日本の医療に活かす

諸外国で学んだことを日本医療に還元します。

日本の病院に勤めて外国の医療の実情を伝える、NPOを立ち上げて海外で学んだことを発信する、など方法は様々です。

外国で働く

外国の看護師資格を取得して、そのまま勤務する人もいます。

まとめ

・留学してより技術の高い医療を学ぶことで、世界で通用する看護師としてのノウハウを身につけることができる

・医療英語を学んだり、海外で資格を取得したりすることで、自分自身の活躍の場を広げることもできる

・何を目的とするかで留学の仕方は変わってくる

看護師の留学の種類をご説明しました。

あなたの看護師人生がより良いものになるように願っています。

執筆者情報:裕美の転職研究所

ナース裕美(緒方裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。

ナース裕美の夫

スタッフ1200人規模の企業の採用担当。キャリアアップ研修講師。

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執筆参考資料

厚生労働統計一覧|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

経済財政政策 – 内閣府 (cao.go.jp)

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大学病院にて眼科、ICUに看護師として11年勤務した後独立。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動。 企業の採用担当として働く夫とともに、転職を成功させるためのノウハウを発信しています。 看護師としての視点、採用側の視点両面から考え、転職に役立つ記事作成をしています。 ★保有資格「看護師免許」「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
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企業の採用担当、転職サイト評論家
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ナース裕美の夫
スタッフ1200人規模の企業の採用担当。転職サイト評論家。 『ラーメンを食べに行けば転職は成功する』(Kindle)著者。 転職にて年収を300万円⇒800万円に上げた経験がある。 自身の転職経験と採用担当としての知識を活かして記事作成に携わっています。 ★保有資格 「Microsoft Certified Associate」ID:1016282 「ITパスポート」資格番号:第IPー2011ー04-08918号
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