保育園の看護師の仕事内容は??
保育園の求人はどうやって探せばいいの?
そんな疑問にお答えします。
各自治体では、認可保育園での看護師の常駐を義務または推奨しており、国が看護師1人当たりの人件費を補助する対策を導入したため、多くの認可保育園に看護師が在籍しています。
保育園看護師は保育園での保健業務を担い、例えば子供たち・職員の体調管理、健診補助、衛生・安全の確認などを行います。
また、それと共に保育士と共に子供たちの保育を行うことも多いと言えます。
保育園の求人数は少なく、給与は少ない傾向がありますが、夜勤もなく子供好きの看護師に人気の職場となります。
この記事では看護師の私が、保育園の看護師の仕事内容やメリット・デメリット、求人の探し方をご説明します。
あなたの転職活動の一助になれば幸いです。
※株式会社マイナビとのコラボです。
この記事の執筆者
ナース裕美(緒方裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。
当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。
保育園の看護師の仕事内容
保育園の看護師は基本的に1人であるため、様々な問題に対して主体的に動く必要があります。
そのため、ある程度の知識と経験は必要となります。
それでは、具体的な保育園看護師の仕事内容をご説明していきます。
子供が体調を崩したときの対応
怪我や体調不良など、日々の子供の体調の変化には常に気を配ります。
もし、子供が体調を崩した場合は、保護者に子供の状況等を連絡するとともに、適宜、嘱託医やかかりつけ医と相談するなどの対応が必要です。
特に、高熱や脱水症状、熱性けいれんなど救急対応が必要な場面では救急車を呼ぶか、嘱託医に診せるかなど看護師が判断を行う必要があります。
園内の衛生状態の確認や安全確認
保育室や廊下、トイレや水回りなど特に子供が使用する場所の衛生状態の確認を行います。
また、子供が遊ぶ環境で危険なものがないかどうか、日々チェックを行います。
子供は予期しない行動をとるため、様々なことを想定し、保育士と協力して安全を確保できるようにしていきます。
健診介助
健康診断や歯科健診時の準備や医師の補助、記録や保護者への報告だけでなく、結果を分析し、今後の保健指導に活かすことが必要です。
アレルギーへの対応
昨今アレルギーを持つ子供は多くなっています。
保育園では食事の提供を行うため、アレルギーを起こすリスクも高くなります。
子供がアレルギーを起こした時の対応を、看護師だけでなく全職員が知っていくことが重要となりますので、看護師として他職員への指導も行います。
食事介助、授乳
0歳児の授乳を行います。
また、食事介助は基本的には0歳児などの離乳食を食べている子の介助を行います。
月齢に合わせた離乳食かどうかを確認し介助していきます。
おむつ交換、沐浴
0歳児・1歳児などのおむつをしている子のおむつ交換を行います。
また、職場によっては沐浴を行っているところもあり、沐浴も看護師の業務となります。
その際皮膚の状態を確認していくことも重要です。
子供たちの遊び相手
看護業務に余裕があるときは、保育士とともに子供たちの遊び相手になったりもします。
遊びながら子供の様子を観察し、体調不良の早期発見に努めます。
また、そこで子供たちの発達の状態を確認していくことも大切です。
保育園の看護師のメリットデメリット
ここでは保育園の看護師のメリット、デメリットをご説明します。
メリットデメリットをよく確認して、転職の参考にしてくださいね。
メリット
日勤のみ
日勤のみの勤務になりますので、生活リズムが崩れることはありません。
また、基本的に土日は休みの職場が多いため、家族やパートナーと時間を合わせやすく、プライベートとの両立が可能です。
残業もほぼありません。
子供の成長をみられる
長く勤務していくと、子供たちの成長をまじかで見ることができます。
0歳だった子が卒園していくのを見るのは感慨深いものです。
デメリット
年収400万程度
日勤のみの勤務であり、残業もほぼありません。
そのため、病院勤務と比較すると年収は低めとなります。
看護技術の向上は望めない
健康な子供を対象とするため、ほとんど看護技術を提供する機会はありません。
そのため、新しい看護技術の取得や技術の向上は望めないと言えます。
今後病院などに転職を考えている人には向きません。
看護師が一人しかいない
保育園の看護師の配置人数は基本的に一人です。
突発的なことに対する判断をすべて一人で行わなければなりません。
また、看護師として相談できる人がおらず、保育士との間にも職種間の隔たりを感じることもありますので、孤独を感じてしまうかもしれません。
保育園の看護師に向いている人
保育園の看護師に向いている人をご説明します。
子供が好き
これは当たり前のことですが、子供を相手にする職場のため子供が苦手な人には務まりません。
また、自身が子育て経験者だと、その経験を生かすことができます。
プライベートを充実させたい人
給与よりプライベートの充実を望む人には最適です。
前述のとおり、日勤のみで残業もほとんどないため、給与は低めとなりますが、逆に時間に余裕ができるのでプライベートは充実させることができます。
ブランクのある人
難しい看護技術の提供はありません。
また、時間的に余裕があるため子育てや介護、自身の病気などでブランクがある人にとっては働きやすい環境といえます。
小児科経験がある人
子供を対象としているため、子供に関わる病院勤務の経験があると突発的な事態に色々と対応できる幅も増えますし、保育士や保護者からの信頼も得やすいといえます。
保育園の看護師求人を探すには
保育園の看護師の求人数は少なく人気もあるため、看護師の転職サイトで求人情報をできるだけ集めてから、職場を探していきましょう。
看護師専門の転職サイトは一般には公開されていない、条件の良い非公開求人もありますので、必ずチェックしておきたいところです。
また、転職サイトも様々なものがありますので、選ぶ際は求人数が多いこと、利用者満足度が高いことを確認して失敗のないようにしてくださいね。
転職サイト選びが転職成功の鍵をにぎっています。
ここでは、保育園看護師の求人を扱っていて、利用者満足度が高い転職サイトをご紹介しますので、参考にしてくださいね。
この2つに登録しておいて求人を選べば間違いはないでしょう。
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保育園看護師求人に強い転職サイト2選
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数ある転職サイトのなかでも、保育園看護師の求人が多い転職サイトは以下の2つです。
自分で検索もできるので、じっくり比較することができます。
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マイナビ看護師
看護roo!
他の転職サイトも見てみたい場合は、看護師転職サイトをまとめた以下の記事も参考にしてくださいね。
転職サイトの利用の流れやポイントも解説しています。
勤務先を選ぶときにチェックしておきたいこと
保育園の看護師は子供好きやプライベートを重視する看護師に人気で、必要とする看護師の数も少ないため、求人数は少なめです。
できるだけ求人情報を集めて、良い条件の転職先を見つけたいですね。
転職してから後悔しないように、事前にチェックが必須な項目などを記事にまとめましたので、参考にして頂ければと思います。
まとめ
・保育園の求人数は少なく、給与は少ない傾向がある
・夜勤もなく、プライベートとの両立はしやすい
・難しい看護技術の提供はないため、ブランクのある看護師にもおすすめ
じっくり求人を比べながら、ベストな職場を見つけたいですね。
あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。
音が出ます!!
執筆者情報:裕美の転職研究所
ナース裕美(緒方 裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
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