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乳腺外科看護師の仕事内容、メリットデメリット

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乳腺外科の看護師の仕事内容は??
乳腺外科の求人はどうやって探せばいいの?

そんな疑問にお答えします。

乳腺外科とは乳癌の診断治療をはじめとし、乳腺の良性腫瘍や乳腺炎などの病気に対して専門的な診療を行う診療科です。

乳腺外科看護師は医師だけでなく放射線技師・薬剤師・細胞診断士など多職種と関わることが多いのも特徴です。

また、乳腺外科の専門の病棟をもっている総合病院は少なく、他の外科と一緒になっていることが多いと言えます。

乳腺外科専門の職場が希望であれば、乳腺外科専門病院を探すと良いでしょう。

ただし、専門病院自体の数が少なく求人も少ないため、できるだけ求人情報を集めてベストな職場を見つけたいところです。

この記事では看護師の私が、乳腺外科の看護師の仕事内容やメリット・デメリット、向いている人をご説明します。

あなたの転職活動の一助になれば幸いです。

 

この記事の執筆者

ナース裕美(緒方裕美)

ナース裕美(緒方裕美)写真

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。

保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)

『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。

看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。

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乳腺外科の看護師の仕事内容

乳腺外科の看護師の仕事内容

診療補助(外来)

医師の診療の補助を行います。

また、乳腺外科の外来ではマンモグラフィや乳腺エコーなどの検査を行います。

看護師は、検査の説明・案内・介助を行います。

検査・診察時には羞恥心、プライバシーへの配慮を行うことも重要です。

患者さん、ご家族のメンタルケア

乳がん治療は治療期間が長期となることが多くあり、患者さん、ご家族ともに治療への不安を抱えています。

そして、治療(乳房切除や抗がん剤治療による脱毛など)によるボディイメージの変容が起こりやすい疾患でもあります。

看護師は患者さん・ご家族の話を傾聴し、相談に乗り、適切な処置を提案・実施していく必要があります。

患者さん、ご家族が治療について前向きに受け入れていくことができるよう、慎重に関わっていくことが大切です。

手術前後のケア

手術前の検査や説明を行います。

また、術後の観察、創部の包交介助や観察を行っていきます。

患者さんの年齢は様々です。一人一人の理解度に合わせて説明方法を工夫し、確実に理解が得られるようにしていきます。

化学療法時のケア

医師の指示のもと薬剤の準備を行い、投与、観察を行います。

また、化学療法にともなう副作用に対してのケアを行っていきます。

副作用の程度は患者さんによって差があります。

一人一人の症状を確実に把握、少しでも症状が緩和できるように関わっていきます。

リンパ浮腫に対するケア

乳がん手術後の合併症にリンパ浮腫が挙げられます。

腕が腫脹したり腕の挙上が困難になったりと、日常生活に不自由が生じます。

まずは浮腫が起こらないように予防的ケアを行い、患者さんにもセルフケアの指導をおこなうことが必要です。

乳腺外科看護師をするメリットデメリット

乳腺外科看護師をするメリットデメリット

メリット

幅広い知識を得ることができる

乳腺外科は手術前後の看護だけではなく、化学療法の看護など「外科」にとらわれずに、乳がんに関する治療全般を行います。

外科・内科と区別することなく、看護師としての総合的なスキルが問われる診療科と言えます。

内科看護にも、外科看護にも接することができるため、今後の転職の際、自分の強みとすることができます。

乳がん認定看護師の資格を習得できる

乳がん看護認定看護師は、乳がんと診断された患者さんの心理的サポートや治療選択の支援、治療に伴う副作用や後遺症への対処方法の指導相談など、幅広い視点から患者さんのQOL(生活の質)を保つためのサポートを行います。

資格の取得には昼間に教育を受ける必要がありますので、休暇の取得にするか休職するかなどを各病院と相談する必要があります。

給与は平均的か、それ以上

乳腺外科に特別な手当はありませんが、病棟勤務であれば夜勤がありますので、その分給与もアップします。

また、前述のとおりに乳がん専門看護師の資格を取ることで、給与のアップも望めます。

デメリット

精神的疲労感じる可能性がある

乳腺外科では患者さん・ご家族のメンタルケアが重要となります。

傾聴・共感は必要な技術ではありますが、同じ女性として感情移入しすぎてしまうと自分の精神的疲労にもつながります。

適切な距離を保ちながら、患者さんに寄り添っていくことが重要となります。

学習することが多い

外科的手術についてのみではなく化学療法やリハビリ、合併症への対応など乳腺外科疾患に対して総合的に学習する必要があります。

勤務時間内に学習できればいいのですが、日々の業務があるため時間を取ることが難しいです。

そのため、プライベートの時間を学習にあてる必要が出てきます。

乳腺外科看護師に向いている人の特徴

乳腺外科看護師に向いている人の特徴

相手に寄り添うことができる人

乳腺外科の患者さんはほぼ女性です。

治療の過程でボディイメージが変容していくため、精神的にダメージを受けている患者さんが多くいます。

同じ女性として女性特有の悩みを共有し、気持ちに寄り添っていくことが必要となります。

ただし、共感しすぎると自分が辛くなるだけなので、看護のプロとして一線を引いて関わり、客観的な視点を忘れないようにしていくことが大切です。

コミュニケーション能力が高い人

患者さんやご家族の話を傾聴し、患者さんがどうしていきたいか、また治療に対して持っている思いを聞き出し、日々のケアに生かしていく必要があります。

また、乳腺外科では医師の他、放射線技師・薬剤師・細胞診断士など多職種と連携して治療を進めていきます。

看護師は一番患者さんの近くにいる医療者として、他職種の間の調整役を担っていく必要があります。

専門性を高めたい人

乳腺外科では外科手術についてや化学療法についてなど、治療についてはもちろんのこと、家族ケア、患者さんのメンタルケア、リンパ浮腫に対するケアなど専門的なこと多く学ぶことができます。

そのため自分の強み(得意分野)を作りたい人、専門性を高めたい人には最適な診療科となります。

乳腺外科看護師の年収事情

看護師転職サイトで探せる乳腺外科看護師の年収事情

乳腺外科看護師の年収は一般的な看護師の平均年収と同等です。

それぞれの施設での年収事情をご説明します。

病棟

病棟の場合は夜勤手当がつくため、年収も高めになり年収目安は500万円台です。

ただし、乳腺外科で特別な手当がつくことはありません。

クリニック

クリニックの場合は、各施設の経営状態に左右されますが、夜勤がないため年収は下がる傾向にあり年収目安は400万円前後です。

乳腺外科の看護師求人を探すには

乳腺外科の看護師の求人数は少なく、総合病院、クリニックを選ぶかで給与など働き方も変わってきます。

なので、看護師の転職サイトで求人をできるだけ集めてから、職場を探していきましょう。

看護師専門の転職サイトは一般には公開されていない、条件の良い非公開求人もありますので、必ずチェックしておきたいところです。

また、転職サイトも様々なものがありますので、選ぶ際は求人数が多いこと、利用者満足度が高いことを確認して失敗のないようにしてくださいね。

転職サイト選びが転職成功の鍵をにぎっています。

おすすめの転職サイトは以下の記事を参考にしてください。

勤務先を選ぶときにチェックしておきたいこと

乳腺外科の看護師はどこの職場を選ぶかで、給与などの条件はかなり差があります。

求人情報をよく見極めて、良い条件の転職先を見つけたいですね。

転職してから後悔しないように、事前にチェックが必須な項目などを記事にまとめましたので、参考にして頂ければと思います。

まとめ

・乳腺外科の専門の病棟をもっている総合病院は少なく、他の外科と一緒になっていることが多い

・乳腺外科専門の職場が希望であれば、乳腺外科専門病院を探すと良い

・乳腺外科の看護師の給与は平均的か、それ以上で、乳がん専門看護師の資格を取ることで給与のアップも望める場合がある

じっくり求人を比べながら、ベストな職場を見つけたいですね。

あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。

執筆者情報:裕美の転職研究所

ナース裕美(緒方 裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。

所在地

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D-U-N-S® Number:680323163

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執筆参考資料

厚生労働統計一覧|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

経済財政政策 – 内閣府 (cao.go.jp)

看護師
運営者:ナース裕美(緒方裕美)
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大学病院にて眼科、ICUに看護師として11年勤務した後独立。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動。転職を成功させるためのノウハウを発信しています。看護師としての視点、採用側の視点両面から考え、転職に役立つ記事作成をしています。 ★保有資格「看護師免許」「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
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