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腎臓内科の仕事内容、メリットデメリット、年収事情

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ナース裕美です。

腎臓内科の看護師の仕事内容は??
腎臓内科の求人はどうやって探せばいいの?

そんな疑問にお答えします。

腎臓内科は腎臓に関する疾患を扱う診療科で、慢性腎不全、慢性腎炎、ネフローゼ症候群などを扱います。

また、腎臓に疾患がある患者さんは、糖尿病や膠原病を併発していることも多いので、他の科と連携して治療に当たることが多いのも特徴です。

腎臓内科の看護師の給与は特別な手当はないため平均的です。

腎臓内科の求人は、大学病院や総合病院もしくはクリニックどちらを選ぶかで、給与などの条件にかなり差が出てきますし、労働環境も職場によって様々です。

求人数としては平均的なので、できるだけ求人情報を集めて、良い条件の転職先を見つけたいですね。

この記事では看護師の私が、腎臓内科の看護師の仕事内容やメリット・デメリット、求人の探し方をご説明します。

あなたの転職活動の一助になれば幸いです。

この記事の執筆者

ナース裕美(緒方裕美)

ナース裕美(緒方裕美)写真

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。

保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)

『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。

看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。

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腎臓内科の看護師の仕事内容

腎臓内科の看護師の仕事内容

生活指導

腎疾患の患者さんに対し、腎臓の働きや食事制限(カリウム制限、たんぱく制限など)についての指導を行います。

腎疾患患者さんにとって食事療法は重要で、退院後も継続できるよう、確実に指導する必要があります。

また、食事指導と共に、禁煙やアルコール制限、運動の指導なども行います。

患者さんに対する生活指導は、腎臓内科の看護師にとって、とても重要な業務となります。

患者さん一人一人の理解度に合わせて説明方法を工夫していきます。

また、食事療法については、一緒に住む家族にも同様の指導を行っておくことが大切です。

内服管理

腎臓内科は内科疾患のため薬物療法を行うこともあります。

血圧や脂質管理の薬、糖尿病の薬などを管理します。

薬によっては腎機能を悪化させてしまうこともあるため、薬効についてもしっかり理解しておくことが必要です。

また、疾患によってはステロイドを使用するため、ステロイド薬の管理と副作用への対応を行います。

検査説明・案内

腎臓内科で実施する検査は、腎生検やエコー、造影検査など多岐にわたります。

また、血液検査、尿検査は日常的に行われるため、検査漏れがないよう注意します。

検査の説明は医師からも実施しますが、患者さんが理解できたかどうかを確認し、必要であれば再度看護師の方から説明を行います。

シャント管理、指導

人工透析導入患者さんに対して、シャント造設のオリエンテーションを行い、シャント造設後の生活の注意点や管理について指導を行います。

また、入院中の透析患者さんのシャントの管理を行います。

水分出納管理のほか、シャント音やスリルの確認をしていきます。

透析出し

腎臓内科に入院中の患者さんが人工透析をしていることは多いです。

透析のスケジュールに従って透析出しを行います。

その際、透析室の看護師に病棟でのバイタルサインなどを申し送る必要があります。

患者、家族のメンタルケア

腎臓内科は慢性期の病棟のため長期入院、または頻回入院の患者さんが多いのが特徴です。

生活指導の内容を守れずに再入院してくる患者さんもいます。

入院を繰り返すことへの不安、長期入院によるストレスを緩和していくことが大切です。

患者さん・ご家族の話をじっくり聴き、気持ちに寄り添っていきます。

腎臓内科看護師をするメリットデメリット

腎臓内科看護師をするメリットデメリット

メリット

患者指導が得意になる

腎臓内科の看護師として、生活指導や食事指導の場面は多くあります。

「長く疾患と関わっているため自分のなかでのルールが出来上がっている人」

「指導内容が守れずに再入院してくる人」

「指導内容は理解できても行動に移せない人」

など、個性のある各患者さんに合わせた指導が必要となってくるため、指導方法のバリエーションが豊かになっていきます。

この指導能力は他の診療科で働くときにも使える技術となるため、転職する際有利に働きます。

人工透析についての知識を得ることができる

腎臓内科では、透析のためのシャント増設から人工透析導入まで、長期に関わることができます。

透析人口は多いです。

透析専門のクリニックもあります。

腎臓内科の疾患だけではなく、透析についても学べることは自分の強みを増やせるため、転職先の選択肢を広げていくことができます。

糖尿病や膠原病についての知識を得ることができる

腎臓内科に入院する患者さんには糖尿病や膠原病を併発している方が多いため、腎臓疾患だけでなく、それに関連する疾患についても深く学んでいく必要があります。

学ぶ疾患が多岐にわたるため、今後転職をする際、知識が多いことがプラスに働きます。

患者に長期的に関わることができる

腎臓内科は慢性期病棟のため、長期入院や入退院を繰り返している方も多いです。

断続的であっても、1人の患者さんと長期的に関わることができるため、継続した看護を行っていけます。

自分の指導で患者さんが変わっていく様を目の当たりにできるため、やりがいにも繋がります。

残業は少ない

慢性期病棟のため比較的穏やかな診療科です。

状態も安定している方が多いため、業務がスムーズに進み残業は少ない傾向にあります。

プライベートを充実させたい人にはもってこいですね。

ただし、患者さんへの指導が重なると、指導に時間がかかるため残業が発生する可能性もあります。

デメリット

学習することが多い

腎疾患だけでなく糖尿病、膠原病、人工透析などについても学ぶ必要があります。

また、各種指導を行っていくためにも、各疾患に対する食事制限・運動療法・薬物療法など、様々な項目について並行して学んでいく必要があります。

学ぶ項目が多いため、勤務時間内では学びきれないのが事実です。勤務時間だけではなく、プライベートの時間で学習を進めることになります。

給与は平均的

腎臓内科看護師には特別な手当はないため、給与は平均的となります。

腎臓内科看護師に向いている人の特徴

腎臓内科看護師に向いている人の特徴

患者さんとの距離感を上手につかめる人

長期的に患者さんに関わることになるため、上手く距離をはかって付き合っていける技術が必要となります。

また、腎疾患の患者さんは医療者と関わることが多いため、看護師の人となりを見抜く力を持っています。

関わりに心がこもっていないとすぐに見破られてしまいますので、常に患者の立場にたって接していく必要があります。

学ぶことが好きな人

腎臓内科では、腎疾患だけでなく人工透析、糖尿病、膠原病についての知識も必要となってきます。

プライベートの時間も学習に当てることが多くなりがちなので、学ぶことが好きでないと続きません。

患者指導が得意な人

腎臓内科では患者さんに指導する場面が多くあります。

食事制限の指導、運動指導、その他生活指導についてなど、指導内容は多岐にわたります。

患者さん一人一人の理解度・個性に合わせた指導方法を工夫し、制限を守ってもらえるように持っていく必要があります。

患者さんの理解度・個性を把握し、その人に合わせた工夫をして行ける、臨機応変に対応できる人に向いています。

腎臓内科看護師の年収事情

看護師転職サイトで探せる腎臓内科看護師の年収事情

腎臓内科看護師の年収は、一般の看護師の平均年収と同等です。

各施設の年収事情をご説明します。

病棟

病棟は夜勤手当が加算されるため年収目安は500万円台です。

腎臓内科看護師に特別な手当はありません。

外来

外来は夜勤がないため、病棟看護師と比べると年収は下がり年収目安は400万円台です。

クリニック

クリニックに関しては、看護師の年収は施設の経営状態に左右されます。

しかし、大体が外来看護師と同等の年収となり年収目安は400万円台です。

看護師の平均年収

4,986,200円

(きまって支給する現金給与額344,300円/月、賞与854,600円)

厚生労働省令和3年賃金構造基本統計調査より

腎臓内科の看護師求人を探すには

腎臓内科の看護師の求人数は平均的ですが、大学病院や総合病院もしくはクリニックどれを選ぶかで、給与などの待遇は異なってきます。

なので、転職サイトで求人をできるだけ集めてから、職場を探していきましょう。

転職サイトは一般には公開されていない、条件の良い非公開求人もありますので、必ずチェックしておきたいところです。

また、転職サイトは様々なものがありますので、選ぶ際は求人数が多いこと、利用者満足度が高いことを確認して失敗のないようにしてくださいね。

転職サイト選びが転職成功の鍵をにぎっています。

おすすめの転職サイトは以下の記事を参考にしてくださいね。

看護師転職サイトおすすめランキング

勤務先を選ぶときにチェックしておきたいこと

腎臓内科の給与、労働条件、福利厚生などは職場によってかなり差がありますので、求人情報をじっくりリサーチすることが大切です。

大学病院や総合病院もしくはクリニックを選ぶのかどうかで、働き方や収入は変わってくるでしょう。

転職してから後悔しないように、事前にチェックが必須な項目などを記事にまとめましたので、参考にして頂ければと思います。

まとめ

・腎臓内科の看護師は、他の科と連携して治療に当たることが多い

・腎臓内科の看護師の給与は特別な手当はないため平均的

・腎臓内科の求人は、大学病院や総合病院もしくはクリニックどれを選ぶかで、給与などの条件にかなり差が出てくる

じっくり求人を比べながら、ベストな職場を見つけたいですね。

あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。

執筆者情報:裕美の転職研究所

ナース裕美(緒方 裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。

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東京都

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執筆参考資料

厚生労働統計一覧|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

経済財政政策 – 内閣府 (cao.go.jp)

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大学病院にて眼科、ICUに看護師として11年勤務した後独立。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動。転職を成功させるためのノウハウを発信しています。看護師としての視点、採用側の視点両面から考え、転職に役立つ記事作成をしています。 ★保有資格「看護師免許」「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
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