
大手転職サイトのおすすめってどれ??
大手転職サイトの一覧が確認したい!
こんな疑問にお答えします。
資本金を基準とした大手転職サイトのおすすめ一覧はこちらです。
運営会社 | 資本金 | サイト名 | 利用形態 | 特徴 |
㈱リクルート | 3億5,000万 | リクナビNEXT | 自分で求人を検索 | 転職者による会員登録率NO.1 |
リクルートエージェント | 自分で検索+紹介 | 転職支援実績NO.1 | ||
リクルートダイレクトスカウト | スカウト | ハイクラスな求人が多い | ||
就職Shop | 求人を紹介 | 新卒、第2新卒、フリーター、高卒、中卒などの20代向け | ||
㈱パソナグループ | 50億円 | パソナキャリア | 自分で検索+紹介 | 顧客満足度調査総合1位 |
㈱マイナビ | 21億210万円 | マイナビ転職 | 自分で検索 | マイナビ転職独自の求人が83% |
マイナビエージェント | 自分で検索+紹介 | 職務経歴やスキルから最適な企業を探す | ||
マイナビエグゼクティブエージェント | 紹介 | 経営者・経営幹部候補対象 | ||
パーソルキャリア㈱ | 11億2700万円 | DODA(デューダ) | 自分で検索+紹介 | 公開求人10万件以上 |
㈱キャリアデザインセンター | 5億5,866万円 | Type | 自分で求人を検索 | 転職サイトアクセス者数NO.1 |
type転職エージェント | 求人を紹介 | 転職支援31万人以上の実績 | ||
type女性の転職エージェント | 求人を紹介 | 女性のための転職支援に特化 |
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転職活動をしていると、どんな転職サイトを利用すればベストな求人を探すことができるのか迷うこともあると思います。
結論としては、「企業との太いパイプがある」こと、「桁違いの求人数を持っている」ことから、大手の転職サイトは1つは登録しておいたほうが良いと言えます。
この記事では、おすすめの大手転職サイトをご紹介し、なぜ大手の転職サイトを利用したほうがよいのか、転職サイトの利用方法について詳しくご説明していきます。
あなたの転職活動の一助になれば幸いです。
※この記事でおすすめする転職サイトは、登録や利用が完全無料のものに絞っています。
この記事を読むとわかること
資本金を基準としたおすすめの大手転職サイトがわかります。
大手の転職サイトを利用したほうがよいのかわかります。
大手転職サイトと中小転職サイトの違いがわかります。
この記事の執筆者
ナース裕美(緒方裕美)
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看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。
当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。
大手転職サイトおすすめ1)株式会社リクルート
会社概要
資本金3億5,000万円
従業員数15,807名
売上高6,720億円
株式会社リクルートは日本国内のHR・販促事業及びグローバル斡旋・販促事業をおこなう大手の事業会社です。
就職・転職メディアの運営から就職や転職のサポート、企業向け業務支援サービスなど幅広い事業を行っています。
運営している転職サイトは、「リクナビNEXT」、「リクルートエージェント」、「リクルートダイレクトスカウト」、「就職Shop」などバリエーションが豊富です。
それぞれご説明します。
リクナビNEXT
リクナビNEXTは、自分で求人を探して応募することができる検索型の転職サイトです。
求人数は5万件以上も保有しており、スカウト機能もあるので、求人を検索しながらスカウトも待つことで効率良く転職活動を進めることができます。
外部調査会社による調査で「転職者による会員登録率NO.1」に選ばれており、実際に転職した人の約8割が利用しています。
転職活動している人は登録必須の転職サイトとなります。
おすすめの人
自分のペースで求人を探したい人
リクルートエージェント
リクルートエージェントはキャリアアドバイザーが希望に合う求人を紹介してくれる転職エージェントです。
一般には公開されていない条件の良い非公開求人を10万件以上も保有しており、専任のキャリアアドバイザーが転職活動をサポートしてくれます。
大手の転職エージェントだけあって、厚生労働省が算出した転職支援実績ではNO.1です。
ハイクラス求人の担当もいるので、年収UPしたい人は利用してみると良いですね。
おすすめの人
条件の良い非公開求人を紹介してもらいたい人
年収UPしたい人
リクルートダイレクトスカウト
【公式サイト】リクルートダイレクトスカウト(登録・利用無料)
リクルートダイレクトスカウトは無料登録することで、企業からのスカウトを受けられるヘッドハンティングのサービスです。
約74,000件の求人を保有しており、ハイクラスな求人が多くあります。
登録して待つだけなので負担が少なく、他の転職サイトと併用しておくと効率良く求人を探すことができます。
なかなか転職活動に時間を割くことが難しい人は利用すると良いです。
おすすめの人
忙しい人
年収UPしたい人
就職Shop
就職Shopは専任のキャリアコーディネーターが就職・転職をサポートしてくれる、対面型の就職・転職活動支援サービスです。
求人数は約10,000件で、未経験者歓迎求人が多数ある20代向けの転職エージェントです。
学歴や経歴を問わない人物重視の求人が多く、書類選考なしの面接確約求人もあります。
第2新卒やフリーターの人、経験のあまりない20代は転職活動をスムーズに進めるために利用しておくと良いです。
おすすめの人
20代の人
新卒、第2新卒、フリーター、高卒、中卒の人
就職Shopの生の口コミをまとめた『就職Shopの評判口コミ調べました』の記事も参考にしてください。
大手転職サイトおすすめ2)株式会社パソナグループ
会社概要
資本金50億円
従業員数21,789名
売上高3,345億円
パソナグループは、人材派遣や人材紹介、キャリア支援、教育・研修など、幅広い事業を行っています。
人材派遣の事業で培った企業との太いパイプや知見を活かして利用者を支援するため、転職サービスにも定評があり、運営しているパソナキャリアはオリコン顧客満足度調査で総合1位を獲得しています。
パソナキャリア
パソナキャリアは各業界・職種に特化した専門のコンサルタントが求人を紹介してくれる転職エージェントで、大手パソナグループが運営しています。
求人数は約50,000件で、求人の約半分は年収800万以上と、年収UPが期待できる求人を多く保有しており、25万人の転職支援実績を持っています。
第三者機関の調査(オリコン顧客満足度調査)で「転職エージェント」総合1位を獲得しており、利用者の満足度が高いため、必ず利用しておきたい転職エージェントです。
転職を無理に勧められないので、自分のペースで転職活動を進めていけることも安心です。
自分で求人を検索することもできるので、チェックしながら求人紹介を待つことができます。
私が利用したときは、条件の良い求人を紹介してくれました。
良い条件で転職したい人は利用することをお勧めします。
おすすめの人
年収UPを希望する人
転職するのが初めての人
パソナキャリアの評判や口コミは『パソナキャリアの評判口コミ調べました』の記事も参考にしてください。
大手転職サイトおすすめ3)株式会社マイナビ
会社概要
資本金21億210万円
従業員数11,800名
売上高1386億6100万円
株式会社マイナビは就職・転職・進学情報の提供や人材派遣・人材紹介などを主業務とする日本の大手人材・広告企業です。
総合的な転職の他に看護師・保育士・介護士・薬剤師など業種に特化した転職サイト、女性や子育て中の人専門の転職サイトなど、幅広い種類の求人メディアを運営しています。
ここでは、一般の転職を対象とした、「マイナビ転職」、「マイナビエージェント」、「マイナビエグゼクティブエージェント」をご説明します。
マイナビ転職
マイナビ転職は自分で求人を探して応募することができる検索型転職サイトです。
公開求人数は1万5千件以上で、スカウトサービスもあり、会員登録数約678万人、35歳以下の若手の登録が多いデータがあります。
適性診断で仕事の適性を判断、その結果をもとに求人を探すことができます。
マイナビ転職独自の求人が83%を占めているので、求人を検索してみる価値はあります。
おすすめの人
自分の仕事適性が分からない人。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは専任のキャリアアドバイザーが利用者に合った求人を紹介してくれる転職エージェントです。
自分で求人を検索することもでき、多数の求人を保有しています。
面談にて職務経歴やスキルを詳しく把握して、最適な企業を探すことに力を入れています。
どこの業界に転職するか迷っている人は利用してみるといいですね。
おすすめの人
希望の業界が決まっていない人
マイナビエグゼクティブエージェント
マイナビエグゼクティブエージェントは、経営者・経営幹部候補などのエグゼクティブ・ハイクラス層向けの転職エージェントです。
年収800万円以上の幹部の人を対象として、転職先を紹介するサービスです。
非公開求人が80%を占め、各企業の経営幹部のポジションを見つけることができます。
今の職場で正当な評価を受けていない幹部の方は利用してみると、さらに待遇を上げることができる可能性があります。
おすすめの人
年収800万円以上の人
ハイクラスの求人を探している人
大手転職サイトおすすめ4)パーソルキャリア株式会社
会社概要
資本金11億2,700万円
従業員数4,540名
売上高820億円
パーソルキャリアはパーソルグループに属する、人材紹介サービス、求人メディアの運営を主な事業としている大手企業です。
企業のビジョンには誠実や顧客志向をかかげ、「はたらいて、笑おう。」を働くすべての人々が体感できる社会を目指しています。
パーソルキャリアが運営しているのは転職者満足度No.1にも選ばれているDODAです。
DODA
DODAは自分で求人を応募することができる機能と、アドバイザーが希望に合う求人を紹介してくれる希望を選ぶことができる、検索型+エージェントの転職サイトです。
スカウト機能もあり、自分に合った転職活動をすることができます。
会員数約648万人で34歳以下の若手の登録が多い特徴があります。
公開求人10万件以上と豊富で、幅広い業界の求人を見つけることができるので、転職活動をするにはDODAははずせません。
おすすめの人
自分に合った転職活動をしたい人
DODAの評判や口コミは『DODAの評判口コミ調べました』の記事も参考にしてください。
大手転職サイトおすすめ5)株式会社キャリアデザインセンター
会社概要
資本金5億5,866万円
従業員数660名
売上高110億2,116万円
株式会社キャリアデザインセンターは、メディア情報事業・人材紹介事業・新卒マーケット事業・人材派遣事業を行う大手企業です。
「質の高い人材の流動化を通して、企業の活性化と日本経済の発展に寄与する」ことを経営理念に掲げ、エンジニア・営業・女性を主軸にした事業展開で他社と差別化をしています。
運営しているサービスは9つもあり、ここではその中の「Type」「type転職エージェント」「type女性の転職エージェント」をご説明します。
Type
Typeは求人数約3,000件で自分で求人を検索することができる転職サイトです。
簡単な質問に応えるだけでAIが希望に合う求人を探してくれる機能もあります。
転職サイトアクセス者数NO.1(ニールセンNetView2021年4月データ)にも選ばれ、多くの転職者が利用しており、会員数約350万人で利用者の1/3は34歳以下です。
エンジニアの転職に強く、スカウトサービスもあります。
おすすめの人
エンジニアの求人を探している人
気軽に求人を探したい人
type転職エージェント
type転職エージェントは、アドバイザーがキャリアカウンセリングを行い、希望の求人を探してくれる転職エージェントです。
求人数は2万件以上で、type独自の求人もあり、転職支援31万人以上の実績があります。
実績やアピールすることがない人へも丁寧なサポートを行い、自分では気づかないアピールポイントを発掘してくれ、採用選考への対策をしてくれます。
おすすめの人
実績やアピールすることがない人
type女性の転職エージェント
type女性の転職エージェントは年間5,000名以上のキャリアカウンセリング実績のある女性専用の転職エージェントです。
女性のための転職支援に特化しており、面接メイクアップサービスなど、他社にはないサポートが充実しています。
非公開求人もあるので、丁寧なサポートを希望する女性は利用してみると良いです。
おすすめの人
丁寧なサポートを希望する女性
大手転職サイトを利用したほうがいい理由とは

求人数が多い
大手の転職サイトを利用する一番のメリットは求人数の多さです。
転職を成功させるには、できるだけ多くの求人をチェックして、それぞれを精査し、自分の希望条件に合うものを取捨選択する必要があります。
膨大な量の求人から希望にあう企業を探すのは正直大変ではありますが、少ない量の求人の中から応募企業を決めてしまうのは、良い条件の企業をみすみす逃すことになり、もったいないと言えます。
なので、より多くの求人を集めるためには大手の転職サイトを利用する事が必須となります。
私の転職活動体験談
私が転職活動をスタートしたときは、企業のホームページを一つ一つチェックして求人を探していました。
企業のホームページを一つ一つ直接検索する方法は、詳細な業務内容や経営状況、求めている人材像などを把握できるメリットがある一方、求人チェックに膨大な時間と労力がかかります。
なので、途中からは様々な求人を探すことができる大手の転職サイトに複数登録して、企業のホームページもチェックしながら求人を探すスタイルに変更しました。
そして、数千社以上の企業をチェックしていったことで、自分のスキルや経験が、様々な業界で通用することが分かり、自分の年収も大幅なUPが見込めることに気づくことができました。
その結果、年収は2倍になり、夜中までのサービス残業や休日出勤、どうしても好きになれなかった接待、満員電車での通勤をやめることができました。
ぜひ、大手の転職サイトで効率良く求人を探して希望の転職先を見つけてくださいね。
転職支援実績がある
大手の転職サイトは転職支援の実績が多くあり、それだけ多くの人の転職を支援してきています。
多くの転職支援を行うことで、転職に関するノウハウを豊富に保有しています。
転職活動に慣れていない人にとっては、その支援実績によるノウハウが大きな味方となります。
転職エージェントのアドバイザーは、それぞれ支援経験歴が違いますが、大手の転職サイトは、一人一人のアドバイザーが積み重ねてきたノウハウを共有しているため、質の高いサポートを提供することができます。
また、転職支援実績があるということは、各企業内にその転職サイトを利用した人がいるため、その元利用者から企業の内部情報を収集することができます。
社内の雰囲気、人間関係、有給取得率など、自分では情報収集が難しい項目も、アドバイザーが内部情報の収集を代行して情報を提供してくれるため、転職後のイメージがつきやすく、ミスマッチを最小限にすることができます。
採用担当からのポイント
求人票に記載されている給与や労働条件がいくら魅力的でも、「社員が毎日朝から晩まで会社に拘束されて休日も休まず働き、ギスギスした人間関係の中で悩みながら働いている企業」では、転職して充実した毎日を送ることはできません。
なので、転職先を決める際には、この内部情報を必ず確認することを忘れずにいきましょう。
大手の転職サイトは、この内部情報を多く保有しており、無料で転職先の情報が手に入るので、利用しない手はないですね。
特に内部情報を得るには検索型の転職サイトではなく、転職エージェントを利用すると良いです。
各転職サイト独自の求人がある
大手の転職サイトでは独自のルートで仕入れた多くの非公開求人があります。
非公開求人は一般に公開してしまうと応募者が殺到してしまうような条件の良い求人であることが多いです。
非公開求人は各転職サイトが独自に保有しているため、それぞれ紹介される求人も異なります。
また、大手の転職サイトは転職支援実績が多く、企業とのパイプも太いため、優良企業からの求人も多く集まります。
条件の良い求人を見ないまま転職を決めてしまうのはもったいないですね。
企業とのパイプが太い
前述のように大手の企業は転職支援実績が豊富です。
利用者が転職後に定着していれば、特に企業側からの信頼も厚くなります。
企業側から信頼を得ることで、条件の良い求人を優先的に掲載できるようになり、そうすると利用者も増え、企業側が求める条件に合う利用者を紹介できます。
また、企業側とのパイプが太いことで企業の人事担当者とのやり取りもスムーズになり、利用者の紹介、不採用時のフィードバックが円滑に提供できるようになります。
利用する側としては良いことづくめですね。
大手転職サイトと中小転職サイトの違いとは

求人数
大手転職サイトと中小転職サイトの大きな違いは求人数です。
前述のように大手転職サイトは転職支援実績も豊富です。
そのため求人も集まってきます。
また転職サイト利用者も多いため、できるだけ求人が多くの人の目にとまるように、と企業側も求人を大手転職サイトにしか掲載しない場合もあります。
逆に「この資格を持っている人を採用したい」など、求人条件を絞っているような企業は、その業界や職種に特化した転職サイトに求人を掲載することが多いと言えます。
転職のノウハウ
大手転職サイトと中小転職サイトでは転職支援実績数にも差が出てきます。
つまり転職に関するノウハウをどれだけ保持しているのかも変わってきます。
大手の転職サイトは数多くの転職支援を行っているため、それだけ転職に関するノウハウも多く保持していることになります。
中小転職サイトは転職支援実績自体は少ないかもしれませんが、特定の業界・職種についての転職ノウハウを保持している可能性が高いです。
総合型か特化型か
大手の転職サイトは総合型であり、業界・職種に限らず利用でき、求人も様々な業界・職種のものが掲載せれています。
逆に中小転職サイトはある業界・職種に特化している場合が多いです。
例えば、エンジニアに特化している、コンサルタントに特化しているなどです。
中小転職サイトでも総合型のものもありますが、求人数では大手転職サイトに負けてしまうのが現状です。
大手転職サイトの使い方

ここでは、採用担当が考える、大手転職サイトの賢い使い方をご説明します。
複数登録をする

転職サイトは複数登録が基本です。
転職サイトによって掲載されている求人は違います。
特にエージェントに紹介される非公開求人は、それぞれの転職サイト独自のものがほとんどです。
複数の転職サイトに登録することで、検索できる求人数が増えますし、紹介してもらえる非公開求人も増やすことができます。
少ない求人数で転職先を選ぶよりも、多くの求人を見てから自分の希望にあう転職先を選ぶことが、転職成功のコツとなります。
また転職エージェントの担当アドバイザーとの相性の良し悪しが、その後の転職活動にも影響します。
人間同士ですので合う・合わないがあるのは仕方ありません。
合わないアドバイザーとのやり取りは時間がもったいないです。
アドバイザーとの相性が悪ければ、アドバイザーを変更してもらうか、違う転職サイトを利用すればいいのです。
また、1つの転職サイトに絞っていて、合わなかったからと転職サイト選びから再度始めるのは効率が悪いと言えます。
初めから複数の転職サイトに登録しておき、一番相性が良い信頼できるアドバイザーがいる転職サイトを利用していくようにすると、効率よく転職活動を進めることができます。
検索型とエージェントの併用

大手の転職サイトには自分で求人を探す「検索型転職サイト」と、担当アドバイザーが転職活動をサポートしてくれる「転職エージェント」があります。
検索型転職サイトは求人の検索から応募まで自分で行うことになり、転職におけるサポートを受けることはできません。
その代わり、自分のペースで気軽に転職活動を進めることができます。
転職エージェントは、転職活動における様々なことでアドバイザーからのサポートを受けることができます。
自分でも求人の検索はできるサイトが多いですが、非公開求人はアドバイザーからの紹介となります。
おすすめは、両者のメリットを最大限生かせる、検索型転職サイトと転職エージェントとの併用です。
ある程度求人を自分で探すとともに、非公開求人の紹介をしてもらう、サポートが必要なときはアドバイザーを頼る、といった具合に良いとこ取りをしていくと、スムーズに転職活動を進めることができます。
総合型と特化型の併用

総合型の転職サイトは大手の転職サイトであることが多いですが、業界・職種に関わらず求人が掲載されているサイトです。
特定の業界に特化していないため求人数が圧倒的に多いです。
特化型の転職サイトは、ある特定の業界・職種に特化しているサイトです。
求人数は少ないですが、特化型には総合型に掲載されていない求人も多数あります。
求人広告にあまり費用がかけられないけど、経験・スキルがある人を求めている、というような企業の求人が多いようです。
またアドバイザーも、その業界に特化しているため、希望条件に合う求人を紹介してもらえます。
転職したい業界・職種が定まっている場合は、総合型の転職サイトに加え、希望の業種の特化型の転職サイトがあるかどうかもチェックすると良いです。
総合型で業界・職種の市場価値を確認し、特化型で専門的なアドバイスを受けながら求人を紹介してもらう方法が効率的です。
大手企業に転職するには

「転職するなら福利厚生がしっかりしている大手企業がいい」
「大手企業に転職して活躍したい」
そう考える人は多いのではないでしょうか。
ここでは大手企業に転職するにはどんな方法があるのかをご説明します。
企業ホームページを確認する
希望する企業がある場合、まずは企業のホームページで、求人を行っているのかどうかを確認しましょう。
企業によって求人を出す時期は様々です。
まずはこまめにチェックして、時期を逃さないようにしましょう。
また、企業のホームページには、求めている人材が記載されていることが多く、面接などでアピールする方向性を決めるのにも役立ちます。
採用担当は面接で「当社のホームページはご覧になりましたか?印象はいかかがですか?」などと質問することもあるので、希望する企業のホームページはチェックしておくと良いですね。
採用担当からのポイント
私の会社の求人を出す時期は年に2回、2週間だけですが、それでも数百人の応募があります。
毎年同じ時期に求人を出しているので、その時期を把握している人か、こまめに求人情報をチェックしている人だけが、応募することができます。
希望の企業がある場合は、以下の方法で求人を逃さないようにしたいですね。
企業のホームページで昨年の応募時期を把握しておく。
企業に連絡し、採用担当に求人を出す時期を質問する。
検索型の転職サイトでこまめに求人をチェックする。
転職エージェントのアドバイザーにお願いしておく。
転職エージェントで紹介してもらう
転職エージェントは独自の非公開求人を保有しています。
大手企業は人気があるため一般に求人を公開すると応募が殺到してしまい、採用業務に支障がでる、という理由で転職エージェントにだけ求人をかけている場合も多いです。
そのため、企業ホームページで求人がなくても実は非公開で求人を募集している…なんてこともあります。
なので、担当アドバイザーに「〇〇企業に転職したい」と希望を伝えておくといいでしょう。
求人があり、企業の求める人材と自分の希望がマッチすれば紹介してもらうことができます。
大手企業に未経験で転職するには

大手企業に未経験でも転職できるのか??
答えは、イエスです。
転職サイトのなかでも、転職エージェントを利用することで、未経験で大手企業に転職できる確率を上げることができます。
私も元々はシステムエンジニアで、30歳で大手総合商社に未経験で転職して、今は採用担当をしています。
大手企業も求めている人材は様々です。
業界未経験でも、他の業界で培ったスキルや経験は貴重です。
採用担当として選考をするときも、業界経験者のみを優遇することはなく、例えば最近では
「全く別業界の研究職をしていた」
「飲食業のホールスタッフをしていた」
「不動産関係の営業をしていた」
「地方銀行で働いていた」
こんな応募者を採用しています。
なぜ採用するかというと、それぞれの職種で得た経験やスキルは別業界である自社でも活きると考えているからです。
話を元に戻すと、未経験で大手企業に転職するには、別業界の経験やスキルを評価してくれる企業を探せば、すんなりと内定がもらえるということです。
なので、転職エージェントを利用して、担当のアドバイザーに、自分の経験・スキルを評価してくれる企業を探してもらい、今までの経験をしっかりアピールしてみましょう。
特別なスキルを持っていなくても、ある程度の期間働いていれば、何かしらの経験・スキルが養われています。
自信を持って面接に臨み、自分の経験値やスキルが企業に貢献できることを伝えます。
必ず評価してくれる企業があります。
大手企業への転職は難しいのか

大手企業への転職は難しいのかも考えてみましょう。
採用担当の感覚で言えば、大手も中小企業もそこまで転職の難易度に差はないと考えます。
なぜかというと、企業が求めている人材はそれぞれ異なるので、採用される確率は大手中小の違いというよりは、自分の経験・スキルとのマッチング次第となるからです。
また、大手企業は応募者も多くなりますが、企業の規模によって採用人数も多くなるため、しっかり採用試験の対策をすれば、内定をもらうことはそこまで難しくありません。
前述したとおり、転職エージェントを利用して、担当のアドバイザーに、自分の経験・スキルを評価してくれる企業を探してもらうことで、大手企業に転職する難易度を下げることもできます。
ぜひ、大手だから、中小だからと考えるのではなく、「自分のやりたい仕事」や「希望の労働条件」で応募する企業を選んでみてください。
それが満足のいく転職をする秘訣となります。
本当に大手企業がいいのか

「大手企業の方が社員が多いから仕事を分担できそう」
「大手企業のほうが福利厚生がしっかりしてそう」
そんなイメージを持つ人も少なくありません。
実際イメージ通りなのでしょうか。
大手企業の現状をご説明します。
ホワイト企業とは限らない
大手企業というとなんとなくホワイト企業のような気がしますよね。
しかし、全ての大手企業がホワイト企業かと言われると、そうとも言いきれないのが事実です。
確かに社員は多いです。
そして福利厚生がしっかりもしています。
だからと言って必ずしも有給がしっかり取れるのか、休日はしっかり取れるのか、というと疑問が残ります。
ブラック企業かホワイト企業か、というのは人によって変わってくる部分でもあります。
ある人にとっては問題ない企業でも、他のある人にとっては問題が多い、と感じてしまうこともあります。
気になる企業があれば、口コミや評判だけを鵜呑みにするのではなく、しっかりと自分の目でリサーチをしていることが重要です。
人間関係が複雑な可能性
大手企業は社員が多いです。
ということは人間関係は複雑になりがちです。
人間同士ですから合う・合わないがあるのは仕方ありません。
社員が多い分、苦手な人と関わらないで過ごす、ということも可能ですが、直属の上司やチームメンバーに合わない人が多いと苦痛です。
これは大手企業に関わらず、どんな職場であってもぶち当たる壁だったりしますね。
人間関係の良し悪しについては、自分でリサーチすることが難しい項目でもあります。
少しでも転職先の人間関係を知っておきたい時は、転職エージェントの担当アドバイザーに企業の内部情報を提供してもらうことで、入社後のイメージがつきやすくなります。
経済をまわしているのは中小企業
大手企業と言われるものはほんの一握りです。
現在日本の経済をまわしているのはほとんどが中小企業となります。
大手だから様々な仕事ができる、というわけではありません。
中小企業でも多くの新規プロジェクトが立ち上がり、やりがいのある仕事をしていくことが可能です。
大手企業に絞りすぎず、企業の選択の幅を広げることで、より条件の良い、自分にマッチした企業に転職できる可能性を高くすることができます。
まとめ
・転職サイトを利用するのであれば、大手の転職サイトははずせない。
・転職サイトは複数利用が基本。
・大手の検索型転職サイトと転職エージェントを併用すると効率良く転職活動を進められる。
大手の転職サイトについて詳しくご説明しました。
あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。
執筆者情報:裕美の転職研究所
ナース裕美(緒方 裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
ナース裕美の夫
スタッフ1,200人規模の企業の採用担当。転職サイト評論家。
所在地
東京都
お問い合わせ
電話番号 | 042-508-2200 |
nursehirocom@yahoo.co.jp |
SNS
ナース裕美 | ナース裕美の夫 | |
ナース裕美 |
企業情報
D-U-N-S® Number | 680323163 |
D-U-N-S®Numberの用途・目的から探す : 東京商工リサーチ (tsr-net.co.jp)
事業内容
転職メディアの運営、転職・就職支援
執筆参考資料
雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)