
エージェントなしのおすすめ転職サイトってある??
エージェントなしで転職する方法ってある??
企業の採用担当の私が、こんな疑問にお答えします。
エージェントなしのおすすめ転職サイト(検索型)はこちらです。
サイト名 | 特徴 | 求人の探し方 | 求人数 |
リクナビNEXT | 限定求人が多い | 自分で検索 | 約50,000件 |
マイナビ転職 | 求人数が多い | 自分で検索 | 非公開 |
Indeed | 求人数が多い | 自分で検索 | 約150,000件 |
求人ボックス | 求人数が多い | 自分で検索 | 約520,000件 |
はたらいく | 地元の中小企業に強い | 自分で検索 | 約10,000件 |
※サイト名をタップすると詳細記事へジャンプします。
また、エージェントなしで転職する方法はこちらです。
(1)転職サイト(検索型)で求人を探して応募する
(2)企業のホームページで求人を探して応募する
(3)ハローワークで求人を探して応募する
転職を考えて転職サイトを検索すると、転職支援のエージェントが多くあることがわかります。
「転職エージェントを利用するのは面倒」
「カウンセリングとか面倒くさそう…」
「アドバイザーとのやり取りが面倒…」
と転職エージェントを利用しない選択をする人もいるでしょう。
結論として、転職エージェントを利用しなくても転職はできます。
この記事では、企業の採用担当の私が、エージェントなしの転職サイトとエージェントなしで転職する方法、そのメリットデメリットもご説明していきます。
あなたの転職活動の一助になれば幸いです。
この記事を読むとわかること
エージェントなしの転職サイトがわかります。
エージェントなしで転職する方法とメリットデメリットがわかります。
「検索型の転職サイト」と「転職エージェント」の違い
転職サイトは自分で求人を探す「検索型の転職サイト」とアドバイザーが求人紹介をしてくれる「転職エージェント」があります。
「検索型の転職サイト」は、自分で求人を探して応募できるため、気軽に転職をしたい人におすすめです。
「転職エージェント」は、担当のアドバイザーがついて、希望に合う求人を探してくれ、履歴書のチェックや面接対策もお願いできるので、転職に慣れていない人におすすめです。
どちらかあなたに合うものを利用すれば問題ありませんが、「検索型の転職サイト」と「転職エージェント」を両方組み合わせて使うと、より効率よく求人情報を集めることができます。
この記事の執筆者
ナース裕美(緒方裕美)
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看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。
当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。
エージェントなしの転職サイトおすすめ1)リクナビNEXT
実際に転職した人の約8割がリクナビNEXTを利用
リクナビNEXTだけの限定求人が約85%
スカウト登録することで、企業や転職エージェントから直接オファーが届く
私がリクナビNEXTを使った時の感想
様々な条件で求人を探せて便利
求人数が多くて迷った
条件の良い求人を見つけることができた
おすすめの理由
リクナビNEXTは㈱リクルートが運営する検索型の転職サイトです。
求人数が5万件以上と多数で、毎週3千件以上の新着求人が更新されます。
リクナビNEXTは豊富な検索条件で求人を探すことができ、希望条件に合った転職先を見つけることができます。
また、登録情報をAIが分析し、自分にぴったりの求人をおすすめしてくれ、気になる企業を登録しておけば、企業側から連絡が来ることもあります。
そして、診断結果を応募時に添付することができるため、自分の強みを効果的に企業に伝えることが可能となり、採用される確率が上がります。
実際に転職した人の約8割がリクナビNEXTを利用していることもあり、自分で検索して求人を探す場合は登録必須の転職サイトと言えます。
検索の条件
職種 | 勤務地 | 年間休日120日以上 | 完全週休2日制・土日祝休み | 連続休暇制度 | 17時までに退社可 | 月平均残業時間20時間以内 |
業務時間7時間以内 | フレックス勤務OK | 定時退社 | 時短勤務 | ストックオプション | 固定給25万円以上 | 固定給35万円以上 |
退職金 | 通勤交通費全額支給 | インセンティブ | 歩合給 | 転勤なし | 在宅勤務 | 社宅・家賃補助制度 |
育児支援・託児所 | 資格取得支援・手当て | 社員食堂・食事補助 | 育児・介護休業取得実績 | 服装自由 | 副業OK | 自動車通勤OK |
ノルマなし | 直行直帰あり | 管理職・マネジメント経験歓迎 | 第二新卒歓迎 | 社会人経験10年以上歓迎 | フリーターから正社員を目指す | ブランクOK |
学歴不問 | 職種未経験歓迎 | 業界未経験歓迎 | 社会人未経験歓迎 | 管理職・マネジャー採用 | 面接1回 | 急募!内定まで2週間 |
採用予定数10名以上 | 応募者全員と面接 | 社内見学あり | 離職率5%以下 | 平均年齢20代 | 中途入社50%以上 | 女性が活躍中 |
女性管理職登用あり | 女性従業員4割以上 | 子育てママ活躍中 | 英語・中国語など語学を活かす |
他サイトと差別化を図っている点
リクナビNEXTだけの限定求人がある。
アプリでサクサク求人検索ができる。
自分の強みを見つけるための「グッドポイント診断」を受けられる。
グッドポイント診断の結果を応募時、企業に添付できる。
登録することで、企業から直接オファーが届くこともある。
第二新卒向けの求人が多い。
エージェントなしの転職サイトおすすめ2)マイナビ転職
求人検索は、勤務地、業界、職種、詳細条件、働き方、興味から検索可能。
会員登録で適性診断ができ、自分の強みが分かり、自分に合う仕事を探せる。
おすすめの理由
マイナビ転職は自分で検索して求人を探すことができる検索型の転職サイトです。
業界トップの求人数を保有しているため、希望に合う転職先を見つける可能性が高まります。
会員登録で適性診断をすることができ自分の強みが分かるので、自分に合う仕事を探すことができます。
WEB履歴書を無料で添削してくれるのも嬉しいです。
メールが結構な頻度で届くので、登録アドレスはメインのアドレスではなく、転職活動専用のものを利用した方が良いです。
検索の条件
職種 | 勤務地 | 第二新卒歓迎 | 完全週休二日制 | 育児中の社員在籍中 | 女性社員5割以上 | 外資系企業 |
5日以上連続休暇取得可能 | U・Iターン歓迎 | 残業月30時間以内 | 転勤なし | マイカー通勤可 | 年間休日120日以上 | 原則定時退社 |
産休・育休取得実績あり | 急募 | 募集人数10名以上 | 業界経験者優遇 | 社会人経験20年以上歓迎 | 学歴不問 | 障がい者積極採用 |
女性のおしごと | フレックス勤務 | 海外勤務・出張あり | 英語を使う仕事 | 中国語を使う仕事 | 独立支援制度 | 3年連続売上UP |
女性管理職登用実績あり | 服装自由 | オフィス内禁煙・分煙 | 売上高 | 資本金 | ITエンジニア向け |
他サイトと差別化を図っている点
適性診断で仕事の適性を判断、その結果をもとに求人を探すことができる。
WEB履歴書を無料で添削してくれる
転職に関するお役立ち情報が多い。
エージェントなしの転職サイトおすすめ3)Indeed
無料でプロフィール・履歴書を登録できる。
おすすめの理由
Indeedは、求人数約15万件と圧倒的な数を保有しており、日本国内以外の求人も探すことができる検索型の転職サイトです。
サイト内には企業口コミが掲載されており、ログインで無料検索が可能です。
また、職種別に年収・給与情報、勤務地、職種、雇用形態から検索が可能です。
サイトは極シンプルで転職ノウハウのコラムやお役立ち情報等はなく、求人のみに力を入れている気合を感じます。
検索の条件
キーワードを自由に設定し検索できる。
職種 | 勤務地 | 自由キーワード |
他サイトと差別化を図っている点
サイト内に無駄な情報がなく見やすい。
日本以外の求人を探すことができる。
エージェントなしの転職サイトおすすめ4)求人ボックス
求人数は約520,000件と幅広い求人を検索できる
おすすめの理由
求人ボックスは正社員・アルバイト・派遣・契約社員・在宅ワーク・新卒・インターンなどの求人を検索できます。
求人数は約520,000件と転職サイトのなかではトップクラスで、正社員の求人数は約330,000件です。
求人の種類は大手から中小まで様々で、労働条件もピンキリなので自分で精査する必要はあります。
在宅ワークの企業や語学を活かせる求人を検索できたりと、幅広く求人を探したい人に求人ボックスはおすすめです。
検索の条件
職種 | 勤務地 | 正社員・転職 | アルバイト | パート | 派遣 | 契約社員 |
在宅ワーク | フリーランス | 新卒 | インターン |
他サイトと差別化を図っている点
求人数が多く様々な業種の求人を検索することができる
エージェントなしの転職サイトおすすめ5)はたらいく
地元の中小企業の求人が見つかる
ユニークな条件で求人を探せる
おすすめの理由
はたらいくはリクルートが運営している転職サイトです。
求人数は約10,000件です。
地元の求人に強く、地域に根付いた中小企業の求人を探すことができます。
こだわり条件では、ユニークな条件で求人を検索することができます。
検索の条件
職種 | 未経験OK | ボーナス・賞与あり | 寮・社宅・住宅手当あり | 資格取得支援 | 正社員登用あり | 新卒・第二新卒歓迎 |
車・バイク通勤OK | 学歴不問 | 40代以上活躍中 | 60代以上応援 | 産休・育休取得実績あり | 子育てママ在籍中 | 土日祝休み |
転勤なし | 残業月10時間以下 | フレックスタイム制 | 18時までに退社できる | 駅徒歩5分以内 | 髪型自由服装自由 | 無期雇用派遣 |
短時間制度 | 職種変更なし | 無期雇用契約 | 年代 | 高収入 | 工場 | 不動産 |
職人 | 電気工事士 | 英語 | 寮完備 | 大手企業 | 高卒 | 大卒 |
他サイトと差別化を図っている点
気になる企業には、応募する前に「らいく」(好意・興味)を送ることができ、事前アピールができる
レジュメ登録をすると、使い回しできるため、応募する企業ごとに作成し直す必要がない
転職エージェントなしで転職する方法

ここでは、転職エージェントなしで転職する方法をご説明します。
エージェントなしで転職する方法は3つあります。
(1)転職サイト(検索型)で求人を探して応募する
(2)企業のホームページで求人を探して応募する
(3)ハローワークで求人を探して応募する
それぞれのメリットデメリットもご説明しますので、参考にしてくださいね。
(1)転職サイト(検索型)で求人を探して応募する

転職エージェントなしで転職する方法として、転職サイト(検索型)を利用して求人を探す方法があります。
転職サイト(検索型)とはサイト内に掲載された求人を検索することができるサービスです。
転職サイトの一番の特徴は「自分のペースで求人を探して応募することができる」ことです。
そのため、気軽に転職活動を始めることができます。
求人の閲覧は会員登録をしなくても行うことができますが、気になった求人に応募するためには会員登録が必要です。
そのため、初めから会員登録をしておくとスムーズに進めることができます。
会員登録では基本情報と履歴書・職務経歴書の入力が必要です。
転職サイトによっては企業へ応募する際に、それらの書類を添付できる場合もあります。
求人への応募も転職エージェントと違って、担当者を介する必要がないため、気になった求人にはスピーディーに応募することができます。
直接企業側と連絡を取る必要がありますが、自分の熱意を直接伝えることができます。
転職サイトは求人を掲載している企業から報酬を得ているため、登録と利用は無料です。
転職サイト(検索型)のメリット

(1)自分のペースで転職活動を進められる
転職サイト(検索型)利用の大きなメリットとして自分のペースで転職活動を進められることが挙げられます。
転職エージェントでは担当者とのやり取りをする必要がありますので、求人も紹介を待つ形になることがほとんどです。
転職サイト利用では、自分で求人を検索して応募するため、この紹介を待つという時間はありません。
自分が転職したい時に求人を探し、条件のよい求人を見つけたらすぐに応募することができます。
また、ゆっくり転職活動を進めたい人にとっては、「人が仲介することで焦る」ということもないため、落ち着いて活動を進めることができます。
(2)スカウト機能の利用ができる
多くの転職サイトではスカウト機能があります。
自分が入力した履歴書・職務経歴書を企業側が閲覧し、希望の人材に直接連絡を取ることができる機能です。
自分が思ってもいなかった業界や企業からスカウトが来るかもしれません。
自分の市場価値を知るいい機会となります。
転職サイト(検索型)のデメリット

(1)すべてを一人で行う必要がある
転職サイト利用では、求人の検索・情報収集、履歴書の作成、面接の日程調整・面接対策、職場の内部情報リサーチ、内定後の条件交渉まで全てを自分で行う必要があります。
転職経験者にとっては問題ないかもしれませんが、初めての転職の人など、転職のノウハウを持っていない人や手厚いサポートを必要としている人には不向きと言えます。
(2)フィードバックが得られない
転職活動を始めてすぐに内定がもらえるわけではありません。
書類選考に通過できないことを繰り返す場合もあります。
そんなとき転職エージェントでは担当のアドバイザーが企業の採用担当とコンタクトを取っているので、「何が問題だったか」というフィードバックをもらうことができます。
面接で不合格であった時も同様です。
転職サイトではそのフィードバックがありません。
自分で見直したり、考察をする必要があります。
(3)求人が多すぎて取捨選択が大変
転職サイトには莫大な量の求人が掲載されています。
その中から本当に自分に合う求人を自分自身で見つける必要があります。
相当な数が掲載されているため、見つけることは容易ではありません。
検索時に条件を絞ることはできても、職場環境についての情報は一つ一つチェックする必要があります。
それらを一から情報収集して、比較検討するのは時間がいくらあっても足りません。
(2)企業のホームページで求人を探して応募する

転職エージェントなしで転職する方法として、企業のホームページで求人を探す方法があります。
目当ての業界や企業がある場合は、企業のホームページに掲載されている求人情報を調べて、直接応募することができます。
もし、求人が掲載されていなくても、企業の採用担当へ電話で問い合わせると、面接をしてくれる場合もあるので、積極的に確認するといいですね。
企業のホームページで求人を探して応募するメリット

(1)熱意が伝わりやすい
企業のホームページで求人を探して応募する方法では選考の日程調整や条件交渉などを直接担当者とやり取りすることになります。
直接ホームページを検索して、ピンポイントで応募していることから、採用側としても「志望意識が高い」「やる気がある」とプラスのイメージを持ちます。
(2)すぐに応募できる
転職サイトや転職エージェントは登録作業もありますし、求人への応募も今すぐにというわけにはいきません。
企業のホームページからであれば、求人募集を見つけたらすぐに応募することができます。
特に希望の企業が決まっている場合はホームページをチェックして直接応募したほうが早いですね。
また、ホームページでその企業が求めている人材像も確認しておきましょう。
面接などの対策になります。
採用担当からのポイント
企業のホームページを確認する際は、経営状況も確認しておきましょう。
過去数年の収益や純利益をチェックして、経営がうまくいっているかチェックします。
企業のホームページで求人を探して応募するデメリット

(1)求人情報が足りない
企業のホームページの採用情報ページには求人について記載がありますが、給与や仕事内容は分かっても福利厚生について、職場環境についての情報まではなかなか詳しく載っていないことが多いと言えます。
それに比べて、転職サイトや転職エージェントは、担当者があらかじめ調べた詳しい労働条件や職場環境の情報を知ることができます。
直接応募はそれらの細かい部分を自分一人で情報収集をしなければいけないので大変です。
(2)スケジューリングが大変
企業のホームページから直接応募の場合、前述の通り選考の日程調整を企業の担当者と直接やり取りをして決めていく必要があります。
日程調整は電話やメールで行うため、働きながらの転職活動では、その日程を細かく調整するのが大変です。
(3)条件交渉が大変
給与などの労働条件の交渉が可能な職場に転職する場合は、交渉を自分で行う必要があります。
転職をするのであれば、できるだけ自分の希望通りの条件で転職したいですね。
交渉事が苦手な人にとっては少しハードルが高いと言えます。
ちなみに転職エージェントを利用している場合、企業との労働条件の交渉を担当のアドバイザーが代わりに行ってくれます。
(4)フィードバックを受けられない
企業のホームページからの直接応募だと、書類選考や面接のフィードバックを企業の採用担当から受けることはできません。
選考に落ちた時に「何がいけなかったのか」が分からないまま次の企業の選考に進まなくてはなりません。
転職エージェントから応募して不採用になった場合、担当のアドバイザー経由で企業側からの感想やフィードバックをもらえるので、失敗を次につなげられるようになります。
(5)求人を探すのが大変
希望の企業が決まっている場合は、ピンポイントで企業のホームページを調べればよいので、直接応募は効率が良いと言えます。
しかし、これから新たに求人を探す場合は、企業のホームページを直接検索してリサーチする方法はかなりの手間と時間がかかります。
また、転職サイトにしか求人を出さない企業もあるため、限られた求人情報から転職先を選ぶことにもなってしまいます。
転職した後で、「もっと良い職場があった。。」なんてことにならないように、希望の企業がない場合は、まずは転職サイトを利用して求人を探した方が効率的ですね。
(3)ハローワークで求人を探して応募する

転職エージェントなしで転職する方法として、ハローワークで求人を探して応募する方法があります。
ハローワークとは厚生労働省が設置する公共事業安定所で、全国500か所以上設置されています。
2021.9月よりハローワークインターネットサービスが開始され、初回の登録はハローワークに行く必要がありますが、その後はWEB上でも求人の閲覧、応募ができるようになりました。(一部の求人の閲覧は登録しなくても可能ですが、全ての求人の確認と求人への応募はハローワークに求職登録をしている必要があります。)
また、就職や転職を目指す人に対して職業紹介や求職相談、雇用保険の手続きなどのサポートを行っています。
求人情報の閲覧や申し込み、職業相談、応募書類の添削、面接指導などのサービスもあります。
ハローワークは無料で利用できます。
ハローワークのメリット

(1)転職サポートを受けられる
転職サイト(検索型)では求人検索はもちろんのこと、書類の準備や面接日程の調整なども自分で行う必要があります。
ハローワークでは自己分析のサポートに始まり、応募書類の添削や面接対策のサポートを受けることができます。
自己分析については転職の軸をはっきりさせるためにも大切な作業となります。
第三者に協力してもらいながら自分の経験やスキルを整理することで、客観的な分析が行えるようになります。
(2)地元企業の求人が多い
ハローワークは全国にあり、企業は無料で求人が出せるため多くの求人が集まります。
特に地元企業の求人は集まりやすいと言えます。
転職サイトは全国展開とはいえども首都圏の求人が大多数を占めます。
そのためUターン、Iターン転職を希望している人にとってはハローワークが大きな情報源となるでしょう。
(3)ハローワークにしかない求人がある
前述の通り企業がハローワークに求人を出すのは無料です。
そのためコスト的にもハローワークにだけしか求人を出さない企業もあると言えます。
多くは中小企業となりますが、現代日本を支えているのは中小企業です。
大企業だけでなく、視野を広げて中小企業まで検索条件に入れておくと、自分の希望にぴったりの企業が見つかるかもしれません。
(4)職業訓練が受けられる
ハローワークでは多くの職業訓練が行われています。
パソコンやプログラミング、語学やマナー講座など自分の強みとなりうるスキルを得ることができる可能性があります。
全国で講座が開かれていますし、多くが無料で受講することができます。
自分の強みを増やしたり、資格を取得したりと、転職に有利となるような状況を作っていけます。
ハローワークのデメリット

(1)ハローワークに足を運ぶ必要がある
2021.9からはWEB上で求人を見たり、応募をしたり、講座の申し込みが出来たりと、ハローワークに度々通う必要はなくなりました。
しかし、初めにハロワークに求職登録をするためには足を運ぶ必要があります。
求職登録をしなくても一部の求人を検索したり応募したりすることはできますが、登録をすることで全ての求人が検索、応募することができるようになります。
ハローワークは各地にありますが、全てが交通の便がいいとは言い切れません。
また、営業時間も平日8:30~17:30までが一般的です。(場所によっては、9:00~17:00までのところもあります。)
仕事をしながら転職活動をしている人にとっては、営業時間に足を運ぶことが難しい人も多いでしょう。
(2)求人の質に良し悪しがある
前述の通りハローワークに求人を出すのは無料で行えます。
そのため、求人の質に不安が残るのも事実です。
転職サイトや転職エージェントは、求人を載せる企業について詳しく調査しています。
しかし、ハローワークでは基本的に法律をクリアしている企業であれば、求人を掲載することができます。
ハローワークでは求人票を企業側が作成していますので、求人票に載っている内容と実際が異なっていることも少なからずあります。
全ての求人がブラックであるとは言いませんが、質の悪い求人が紛れ込んでいるのも事実です。
求人票を鵜呑みにせずに、自分で企業の調査をする必要があります。
(3)求人票の情報が少ない
ハローワークの求人票は企業側が作成します。
転職サイトの求人票は、詳細な仕事内容や求めている人材、職場環境について情報が記載されていますが、ハロワークの求人票にはそこまで記載されていないことが多いです。
前述のように、気になる企業があれば自分で調査をしたり、見学に行ったりする必要があります。
(4)スピード感にかける
ハローワークで求人を見つけて選考を受ける際、ハローワークを通して事前確認をして、紹介状を発行してから選考を受けることになるため、やや転職活動におけるスピード感にかけるといえます。
また、求人票は掲載されているのに採用が締め切られていたり、と情報の更新が遅い部分もあります。
転職サイト(検索型)と転職エージェントの比較
と転職エージェントの比較-300x300.png)
最後に転職サイト(検索型)と転職エージェントを比較したメリットデメリットをご説明します。
結論としては、どちらにもメリットがあるため、デメリットを考慮しながら併用するのがベストです。
転職サイト(検索型)のメリット

(1)自分のペースで転職活動を行える
転職エージェントを利用すると、かならず担当のアドバイザーがつきます。
アドバイザーと二人三脚で転職活動を進めることになりますが、そうすると自分のペースだけで活動をするわけにはいきません。
アドバイザーから適宜求人を紹介され、求人に応募するのかどうか返信を催促され、内定が出たら入社するのかの返信を催促され…。ゆっくり転職活動を進めたい人には苦痛となりますね。
転職エージェントを利用しなければ、第三者が介入することがないため自分のペースで企業側ともやり取りが行えます。
(2)アドバイザーとのやり取りがない
転職エージェントに登録すると、必ず担当アドバイザーとのキャリア面接をする必要があります。
利用者にぴったりの求人を紹介するためには必要な工程ではありますが、仕事をしながらの転職活動ですと、時間を捻出するのも大変です。
また、担当アドバイザーとの電話やメールでのやり取りも正直面倒ですよね。仕事をしているとすぐに電話にでることもままならないです。
転職エージェントなしで転職活動を進めれば、面談の必要もないですし、それらの調整の時間をも転職活動に充てられます。
(3)人間関係構築の無駄を省ける
転職エージェントでは担当アドバイザーとの相性が大切です。
そのためアドバイザーと信頼関係を築いていくことが重要となります。
しかし、人間同士。相性がいい人ばかりではありません。相性の悪い人とやり取りをしたり、アドバイザーを変更してまた一から人間関係を構築するのは疲れてしまいます。
転職エージェントなしで転職活動を進めれば、第三者との人間関係を構築する必要はありません。応募する企業の担当者とのやり取りのみになりますので、無駄なストレスを感じる必要がなくなります。
転職サイト(検索型)のデメリット

(1)非公開求人がない
転職サイトやハローワークにも求人は多数あります。
しかし、一般には公開していない条件の良い非公開求人を保有しているのは転職エージェントだけです。
それらの条件の良い求人を得られないことは、転職エージェントを利用しないことの大きなデメリットとなります。
転職を成功させるためには、自分の希望条件に合う求人をどれだけ多く集められ、取捨選択できたか、にかかっています。
条件のよい求人を逃してしまうのはもったいないですね。
(2)フィードバックが得られない
転職を始めてすぐに内定がもらえる、なんてことはほとんどありません。
多くの人が書類選考、面接で不採用を繰り返しています。
転職エージェントを利用していれば、不採用になった時にフィードバックを得ることができます。面接での失敗、不採用理由をアドバイザーが直接企業の採用担当に確認してくれるのです。
どこが悪かったのかもわからずに、闇雲に次に進んでも同じことを繰り返すだけです。時間がもったいないですね。
的確なフィードバックを得ることで、失敗を次に活かすことができ、採用率が上がります。
(3)第三者の目がない
転職活動では都度第三者の目を必要とする場面があります。応募書類の添削、面接対策、面接練習、服装チェックなどが挙げられるでしょう。
転職サイトでは書類の添削や面接対策のサポートを受けられません。ハローワークでは窓口で書類の添削を受けることができます。
転職エージェントを利用しないで家族や友人に書類の添削や面接練習をお願いする人も多いでしょう。
しかし、転職のプロであるアドバイザーからのアドバイスほど有用なものはありません。
アドバイザーは多くの転職者を見てきています。企業側の採用ニーズも把握しています。そのため、応募企業に合わせた対策をアドバイスしてもらえます。
(4)アドバイザーのサポートがない
アドバイザーのサポートが受けられるのは転職エージェントだけです。
応募書類の添削や面接対策はもちろんのこと、企業の情報収集や内部情報の提供のサポートもあります。
時間がない中で転職活動をしている人にとっては、情報収集をする時間を捻出するのが大変です。そこを代行してくれるのと共に、普通では得られない内部情報まで提供してもらえるのは転職エージェント利用の大きなメリットです。
自分だけで情報収集をしていても得られる情報は限られています。
情報量の差が、企業理解の深度にも繋がるため、多くの情報を得ることができないのはデメリットとなります。
転職エージェントのメリット

(1)非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントは一般には公開していない条件の良い非公開を保有していることが多く、利用者のスキルや経験、希望の転職条件がマッチすれば紹介してもらうことができます。
非公開求人は、転職サイトの検索や、企業のホームページには載っていない求人なので、転職エージェントに登録することでしか応募することができません。
採用担当からのポイント
転職エージェントに登録する大きなメリットが、この非公開求人を紹介してもらえることです。
非公開求人は一般に公開すると応募が殺到してしまう人気の求人や、特別なスキルを持っている人だけを求めている求人です。
非公開求人は給与などの条件も良いことが多く、転職活動をしている人にはぜひチェックしてほしいものになります。
なぜ企業は求人を転職エージェントに非公開求人として載せるのか
人気があって条件の良い企業の求人は、一般公開すると応募の数が多すぎて採用担当者が対応できなくなることが、非公開求人とする主な理由です。
また、特別なスキルを持っている人材を探している場合も転職エージェントに求人を載せます。
転職エージェントに求人を載せれば、アドバイザーがその求人にマッチする登録者をピンポイントで企業に紹介するため、企業の採用担当としても手間が省けるうえに、希望の条件の人材を採用することができるというわけです。
(2)キャリアカウンセリングが受けられる
「自分にはどんな仕事に向いているのか」
「本当にこの仕事でいいのか」
「キャリアプランがはっきりしない」
など、キャリアについての不安を抱えている人は少なくありません。
これは自分で考えていても悶々とするだけで答えが出ないことも多くあります。
転職エージェントの担当アドバイザーはキャリアアドバイスのプロです。
キャリアコンサルタントの資格を有していることもあります。
キャリアのプロに相談することで自分の価値観を整理し、自分のキャリアの方向性も定めることができるため、転職活動を効率的に進めることができるようになります。
(3)選考のサポートが受けられる
転職エージェントで受けられるサポートは前述の通りです。
その中でも、応募書類の添削や面接対策、フィードバックを受けられることは大きなメリットとなります。
応募書類も選考に通りやすい書き方のポイントがあります。
それを知ると知らないとでは大きな差となります。
また、面接についても同様です。
模擬面接などを行うことで選考に通りやすいポイントを教えてもらえます。
そして、選考に通過しなかった時にフィードバックをもらえることも重要です。
何が悪いか分からないまま次に進むのと、悪かった部分がはっきりして次に進むのでは、気持ちも違いますし、内定をもらえる確率にも差が出てきます。
(4)転職後のミスマッチを最小限にできる
転職エージェントでは担当者が求人を紹介してくれます。
自分の職歴やスキル、キャリアビジョンを考慮し、さらに企業側が求めている人材についても情報を持っているため、双方の条件をすり合わせて利用者にぴったりの求人を紹介してくれます。
そのため、入職後のミスマッチが起こりづらいと言えます。
(5)内部情報を持っている
求人票だけでは分からない情報もあります。
職場の人間関係や有給消化率、実際の残業時間などは働くうえで知っておきたい情報です。
転職エージェントは企業とのコネクションを持っていることと、過去にエージェントを利用した人から情報収集して、職場の内部情報を持っています。
それらの情報を求人情報と合わせて提供してもらえるため、実際に転職する前に労働環境を確認することができます。
転職してから後悔しないように、ぜひ内部情報をチェックしてから転職先を決めるように注意してくださいね。
(6)条件交渉を代行してくれる
転職活動では、内定をもらってから企業側と労働条件の交渉をする必要があります。
自分が今後働く企業と交渉するため、あまり強気に出られなくて損をしてしまう、なんてことも少なくありません。
この条件交渉を苦手に思う人も多いでしょう。
転職エージェントではこの条件交渉をアドバイザーが代行してくれます。
第三者が介入してくれますので、企業側・利用者側、双方が納得できる条件で入職できる可能性が高くなります。
採用担当からのポイント
この条件交渉は必ず成功するとは限らないので、過度な期待は禁物です。
私の職場も転職者の給与は経験年数や年齢で基準があるので、交渉しても給与などの労働条件は変わりません。
このメリットは、交渉の余地のある企業へ入職する場合に限られます。
転職エージェントのデメリット

(1)アドバイザー(担当者)との相性がある
人間同士ですので、合う・合わないがあるのは当たり前です。
相手は転職のプロではありますが、年代・性別・転職エージェントとしても経験年数はバラバラです。
なんとなく会話のテンポがあわない、なんてこともあります。
担当者との相性で、その後の転職活動が左右されることもあります。
合わない担当者と、頑張って合わせる必要はありません。
担当者を変わってもらうことも可能です。
または違う転職エージェントを利用する、というのも一つの手です。
(2)連絡が多い
転職エージェントに登録すると担当者から連絡が来ます。
担当者は利用者の希望に合う求人があるたびに連絡しますし、その後応募するのかどうかの確認をするためにも連絡します。
利用者がしっかりと意思表示をしないと、余計に連絡は多くなります。
仕事をしながら転職活動をする場合、この連絡が多いことが煩わしくなってくることもあります。
最近の転職エージェントはLINEやメールでやり取りできるものが増えているので、賢く利用したいですね。
転職エージェントは無駄なのか

ここでは、転職エージェントは無駄なのか考えてみましょう。
確かに求人を探すだけであれば、自分で求人を探すことができる検索型の転職サイトでも問題ありません。
ただし、転職エージェントは検索型の転職サイトには公開されていない条件の良い非公開求人を紹介してもらうことができるメリットがあります。
担当者とのやりとりが多少面倒でも、非公開求人も転職先の候補に入れることができるのは大きいと言えます。
また、職場の内部情報を調べてもらえるのも転職エージェントならではのメリットです。
転職した後に「こんな職場とは思わなかった。。」と後悔することのないように、内部情報をしっかり確認して転職先を決めることが大切です。
転職エージェントは多少デメリットがあっても、ほとんど対策できるものばかりなので、転職エージェントのメリットをうまく活用することで転職を成功させることができます。
転職エージェントのおすすめ

「転職エージェントを利用してみたいけど、どれを選んでよいかわからない。」
「できるだけデメリットのない転職エージェントを利用したい。」
こんな悩みがある方は、転職エージェントのおすすめをまとめた以下の記事も参考にしてくださいね。
女性におすすめの転職サイト、転職エージェント

女性が転職する場合、女性のための労働環境が整った企業を選ぶことも大切です。
転職サイトの中には、女性の転職に特化して、女性に優しい企業の求人を見つけることができるものもあります。
女性におすすめの転職サイトをまとめた以下の記事も参考にしてくださいね。
第二新卒におすすめの転職エージェント

第二新卒が転職する際は、面接などで経験値をアピールすることはできないので、どうしても経験値がある応募者と比べると見劣りしてしまいます。
経験値があり即戦力として評価されるには経験年数3年以上は必要だからです。
それでも、第二新卒を歓迎している企業もあるため、求人を探せばそれなりに需要はあります。
そのため、第二新卒がスムーズに転職するためには、第二新卒を求めている企業の求人を紹介してくれる、「第二新卒に強い転職エージェント」を利用することが大切です。
第二新卒に強い転職エージェントをまとめた以下の記事も参考にしてください。
まとめ
・転職エージェントなしでも転職はできる。
・転職エージェントなしではメリットよりもデメリットの方が多い。
・転職エージェント、転職サイト(検索型)を併用すると効率が良い。
エージェントなしの転職サイトとエージェントなしで転職する方法、そのメリットデメリットをご説明しました。
あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。
執筆者情報:裕美の転職研究所
ナース裕美(緒方 裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。
ナース裕美の夫
スタッフ1200人規模の企業の採用担当。転職サイト評論家。
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