
看護師転職サイトを利用して公立病院に転職できる??
公立病院の求人はどこで探せばいい??
看護師の私と採用担当の夫がこんな疑問にお答えします。
公立病院の求人は病院のホームページまたは看護師転職サイトで探すことができます。
看護師転職サイトは効率良く求人を探すことができますが、全ての転職サイトが求人を扱っているわけではないため、公立病院の求人に強い以下の転職サイトを利用することが大切です。
公立病院に強い転職サイト
この記事では、公立病院の求人に強い看護師転職サイトをご紹介するとともに、公立病院の看護師の仕事内容やメリットデメリットもご説明します。
あなたの転職活動の一助になれば幸いです。
この記事の執筆者
ナース裕美(緒方裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。
看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。
ナース裕美の夫

スタッフ1,200人規模の企業の採用担当。3,000人以上の新卒・転職採用選考の経験を持つ。
採用担当として転職サイトを10年以上研究している転職サイト評論家でもある。
転職にて年収を2倍にした経験あり。
『ラーメンを食べに行けば転職は成功する』(Kindle)著者。
自身の転職経験と採用担当としての知識を活かして記事作成に携わっています。
当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。
公立病院の求人が探せる看護師転職サイト

公立病院の求人は目当ての病院があれば、病院のホームページで求人を探す方法が1番早いです。
希望の病院が決まっていない場合は、看護師転職サイトで求人を探すことができますが、ほとんどのサイトは公立病院の求人を扱っていないか、扱っていても数は少ないと言えます。
そんななかで、「レバウェル看護(旧 看護のお仕事)」の公立病院の求人数は群を抜いています。
「レバウェル看護(旧 看護のお仕事)」は求人を自分で探す機能も付いているので、どんな求人があるのか探してみると良いですね。
「公立病院」、「公務員」、「市立」などのワードで検索すると求人が見つかります。
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)
レバウェル看護(旧 看護のお仕事)は全体的な求人数も多く、公立病院の求人を多数扱っています。
また、それ以外も一般には公開していない条件の良い非公開求人を多数保有しているので、合わせてチェックしておくと良いです。
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看護師転職サイトを利用して公立病院に転職する方法

ここでは、看護師転職サイトを利用して公立病院に転職する方法をご説明します。
公立病院に強い転職サイトを利用する
看護師転職サイトを利用して公立病院に転職を考えているのであれば、まずは公立病院の求人が豊富な転職サイトを選ぶことが重要です。
看護師転職サイトも数多くありますが、それぞれが強みとしている求人があります。
公立病院に転職したいのに、公立病院の求人が少なかったら意味がありません。
全体の求人数が多いに越したことはありませんが、自分の希望する求人が多い転職サイトを選択するようにしましょう。
自己分析を徹底する
公立病院と言っても運営先や規模は様々です。
都や県が運営している、市や村が運営しているなど、労働条件も異なります。
まずは、
「自分がどんなことをしたいのか」
「どんな働き方をしたいのか」
「転職先に何を求めているのか」
など、転職の軸となる部分をはっきりとさせておくことが必要です。
転職の軸がはっきりしていないと、求人を探すうちに自分が求めていることがぶれてしまい、満足のいく転職ができなくなってしまいます。
看護師転職サイトを利用して公立病院に転職する際の注意点

ここでは、「看護師転職サイトを利用して公立病院に転職する際の注意点」をご説明します。
職場の情報を調べる
公立病院に転職する際は、特に職場の情報を念入りに調べることが大切です。
独特の職場の雰囲気や人間関係がある場合があり、入職してから後悔しないようにしたいところです。
看護師転職サイトを利用すると担当のアドバイザーがつくので、アドバイザーに施設の情報や雰囲気などの内部情報を調べてもらいましょう。
また、自分で病院の口コミなどを調べたり病院見学をするなどして、できるだけ転職を決める前に情報を集めておきましょう。
転職サイトのアドバイザーから提供された情報と共に、自分でも情報収集を行い、自分でそれらの情報を精査していくことが重要です。
公立病院でも労働条件は異なる
同じ公立病院でも、給与などの労働条件や職場環境は異なります。
そのため、担当アドバイザーに希望の条件とマッチしているか確認してもらいましょう。
また、職場環境は実際に病院見学をして、内部の雰囲気を確認したり、病院の担当者に質問することでより詳しい状況を把握することができます。
病院見学について詳しくまとめた以下の記事も参考にしてください。
民間の病院とも比較する
公立病院の求人をチェックする際は、民間の病院の給与などの労働条件と比較しながら精査していくことが大切です。
公立病院は比較的給与などの労働条件は良い傾向がありますが、民間の病院でもそれを超える条件はあります。
労働条件の向上を目的とするのであれば、民間の病院も視野に入れながらしっかり比較していきましょう。
公立病院の看護師の仕事内容

公立病院の看護師の仕事は一般的な看護師の仕事と同様です。
特に変わった仕事はありません。
「公立病院だから」という特別なものはありませんので、一般的な看護師の仕事について説明していきます。
日常生活援助
看護師の基本的な業務の1つが、患者さんの療養上の日常生活援助となります。
移動の介助、食事の介助、清潔援助、排泄援助などを、患者さん一人一人の状況に応じて適切に援助します。
患者さん一人一人に合わせるために、看護師同士でのカンファレンスを行い、個別性のある看護計画を立てていくことが重要です。
医師の診療介助
外来においては医師の診察を介助します。
病棟では医師の指示のもと、患者さんに必要は治療を介助していきます。
具体的には、医師の指示のもと投薬や点滴、創部処置などを行います。
また、医師とのカンファレンスを行い、患者さんの状態の共有、治療・ケアの方向性を共有していくことも大切です。
患者さんの観察
病棟勤務の場合は患者さんの観察業務をおこないます。
基本的なバイタルサインの測定はもちろんのこと、診療科によっては意識レベルの確認、ルート類の管理や排液測定・排液観察、創部の観察などを行います。
観察により異常の早期発見に努めることが看護師の重要な役割となります。
患者指導など
患者さんへのオリエンテーションや必要な指導を行います。
看護師だけでの指導が難しい場合は、必要な部署・スタッフと連絡を取りながら最適な指導が行えるよう調整を行います。
そのため他部署との調整力・コミュニケーション力が必要となります。
公立病院に転職するメリットデメリット

ここでは、「公立病院に転職するメリットデメリット」をご説明します。
公立病院ならではの特徴があるため、メリットデメリットを考慮しながら転職先を選んでくださいね。
メリット
公務員扱い
公立病院に勤務している看護師は地方公務員扱いになります。
そのため、給与は公務員と同様となります。
公務員の給与は法律で定められているため、ある程度の金額は保証されます。
また、昇給率もしっかりと定められており、一般の病院よりも昇給率は良いことが多いです。
長く働くほど年収は上がっていきます。
福利厚生がしっかりしている
公立病院の看護師は公務員ですので、福利厚生もしっかりしています。
各種手当や休日の保証が確実です。
残業代もしっかり出ます。
特別な資格は必要ない
公務員になるのだから試験が必要なのではないか、と考える人は多いようですが、特別な試験はありません。
公務員試験を受ける必要がないのです。
看護師資格を保有していれば、一般の病院と同じように書類選考と面接のみで就職が可能です。
一般の公務員とは違い、看護師資格だけで公務員になれるのでいいですよね。
デメリット
ダブルワークは不可能
公立病院の看護師は公務員ですのでダブルワークは不可能です。
時間があるときにダブルワークをしたい、と考えている人には向きません。
年功序列
公立病院は長く働けば働くほど年収が上がっていきます。
そのため経験年数が長い人も多いです。
年収自体も勤務年数で決まってきますので、資格を取ったから、業績を上げたから、といった理由で上がることはありません。
向上心がある人にとっては物足りなく感じるかもしれません。
公立病院に向いている看護師の特徴

福利厚生がしっかりしている病院で働きたい
公立病院は福利厚生がしっかりしています。
各種手当も充実していますし、休暇もしっかり取れます。
今後結婚や出産を控えている女性にとっては、産休・育休がしっかり取れる環境は理想でしょう。
公務員として働きたい
公務員は安定した職業と考えられています。
そのため安定を求めて公務員を目指す人も多いでしょう。
最低限の給与も約束されていますし、昇給率も比較的良いため人気です。
長く働きたい人
女性看護師は出産・育児を機に潜在看護師になる人が多いです。
それは激務であることが理由でしょう。
公立病院の看護師も激務であることは変わりありません。
しかし、それを補える福利厚生がしっかりと確立されています。
スタッフの定数が決まっていること、人気の職場のためスタッフ数も確保しやすいことで、ある程度の融通が利く傾向があります。
公立病院への転職は難易度が高い?

結論として公立病院への転職は難易度が高めです。
公立病院は長く勤めるほど給与が上がりますし、福利厚生もしっかりしています。そのため離職率が低いとも言えます。
離職率が低いために求人自体が少ない傾向にあります。
そのため、公立病院への転職は難易度が上がるのです。
ただし、定年退職する看護師の数も一定数いるため、しっかり求人がでるタイミングを狙っていけば、転職することは十分可能です。
公立病院の看護師の平均年収

ここでは、公立病院の看護師の平均年収を国立病院や医療法人と比較してご説明します。
種別 | 月額平均 | 賞与平均(年間支給額の1/12) | 平均年収 |
公立病院 | 382,485円 | 110,463円 | 5,915,376円 |
国立病院 | 356,519円 | 101,424円 | 5,495,316円 |
医療法人 | 306,372円 | 66,061円 | 4,469,196円 |
全体 | 344,965円 | 91,575円 | 5,238,480円 |
(参考資料:一般病院 職種別常勤職員1人平均給料月額等|厚生労働省 (mhlw.go.jp))
まとめ
・全ての転職サイトが公立病院の求人を扱っているわけではない
・公立病院の求人に強い転職サイトを利用することが大切
・同じ公立病院でも、給与などの労働条件や職場環境は異なるためしっかり確認することが大切
公立病院の求人に強い看護師転職サイトをご紹介するとともに、公立病院の看護師の仕事内容やメリットデメリットをご説明しました。
あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。
執筆者情報:裕美の転職研究所
ナース裕美(緒方裕美)
看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。現在は転職メディア運営。メディカルライター。
保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
ナース裕美の夫
スタッフ1,200人規模の企業の採用担当。転職サイト評論家。
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