転職サイトおすすめ

転職サイトに登録する時の注意点7選

転職サイトに登録する時の注意点

転職サイトに登録する時の注意点ってある??
転職サイトを使うときに何を注意すればいい??

企業の採用担当の私が、こんな疑問にお答えします。

転職サイトに登録する時の注意点は、以下のとおりです。

1つに絞らない

登録が会社にバレないようにする

待つだけではなく積極的に応募していく

ブラック企業も含まれていることを忘れない

求人票は参考程度にする

登録したことを人に話さない

会員登録をしないと非公開求人は見ることができない

転職サイトはうまく利用すれば良い求人を探すことができ、転職を成功させることができます。

しかし、転職サイトに登録することで起こる不利益もあります。

この記事では企業の採用部門で働く私が、転職サイトに登録する際に注意したい点について詳しくご説明していきます。

あなたの転職活動の一助になれば幸いです。

この記事を読むとわかること

転職サイトに登録する時の注意点がわかります。

 

この記事の執筆者

ナース裕美(緒方裕美)

ナース裕美(緒方裕美)写真

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務後独立。現在はキャリアアドバイザーとして活動中。

保有資格は「看護師免許」、「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)

『ナース裕美の看護師転職サイト早わかり解説』(Kindle)著者。

看護師としての視点から、転職に役立つ記事作成をしています。

ナース裕美:Twitter

ナース裕美: YouTube

執筆者プロフィールページ

当メディアは厚生労働省が規定している職業紹介責任者が監修しています。

労働者派遣事業・職業紹介事業等 |厚生労働省 (mhlw.go.jp)

転職サイトに登録する時の注意点

転職サイトに登録する時の注意点

さっそく転職サイトに登録する時の注意点をご説明します。

(1)1つに絞らない

1つに絞らない転職を成功させるコツとしては、転職サイトでできるだけ多くの求人を集めて精査・比較していくことです。

転職サイトは様々なものがあり、それぞれに数多くの求人が掲載されています。

また、一般には公開していない条件の良い非公開求人も保有しています。

そう考えると、転職サイトを最初から1つに絞ってしまうと不利になります。

扱っている求人は転職サイトによって異なります。

それは条件の良い非公開求人も同様です。

転職サイトが保有する非公開求人は各社異なります。

1社だけでは十分な求人数とは言えません。

複数社の転職サイトに登録し、条件の良い非公開求人を多く集めましょう。

そこから、それぞれの求人を比較して、自分の希望に合う求人に応募すればいいのです。

私の転職活動体験談

私はブラック企業から、希望の条件の職場への転職を成功させ、年収は2倍になり、200時間/月の残業やサービス残業、毎週のようにある休日出勤、夜中までの接待、満員電車の通勤をやめることができました。

希望の条件の職場へ転職できた1番の理由は、転職活動で求人探しにかなりの時間を割いたからです。

複数の転職サイトで求人をチェックして、どんな業界であれば希望の条件を満たせるのか、企業のホームページもチェックして労働条件を確認、気になる企業は職場見学もしました。

最初から1つの転職サイトの限られた求人から転職先を選ぶことは、良い条件の転職先を全て見ないで決めてしまうことになります。

せっかくエネルギーを使って転職するわけですから、希望の条件を満たす職場に転職するために、できるだけ多くの求人をチェックして可能性を広げることが大切ですね。

(2)登録が会社にバレないようにする

登録が会社にバレないようにする
転職サイトに登録することで一番注意しなければいけないのが、現職の会社に登録したことがバレてしまわないようにすることです。

スカウト機能がある転職サイトだと、企業側が応募者の職歴書を確認することができます。

現職の会社がスカウト機能を利用して求人を行っている場合、自分を見つけてしまう可能性があります。

登録時に特定の企業をブロックできるようになっていますので、自分の会社はもちろんのこと、関連会社や取引先もブロックしておくと身バレをするリスクを減らすことができます。

詳しくご説明した以下の記事も参考にしてくださいね。

(3)待つだけではなく積極的に応募していく

待つだけではなく積極的に応募していく
転職サイトには、企業からのスカウトを待つ機能があります。

転職サイトに登録してスカウト機能を利用する際、スカウトを待つだけでは転職活動に時間がかかってしまいます。

急いで転職を考えていない人は問題ありませんが、できるだけ早く転職したいと考えている場合は、自分からも積極的に求人を探していくことが大切です。

また、「この求人は良さそうだけど、待てばもっと条件のいい求人がでるかも」とズルズルと応募を先延ばしにしてしまうのも時間の浪費になってしまいます。

条件の良い求人はすぐに応募者が集まり応募を締め切られてしまいます。

求人自体にも掲載期限がありますので、気が付いたら応募期限が切れていた、なんてことにならないように注意が必要です。

応募すること自体にお金がかかるわけではありません。

後悔しないためにも自分の希望条件に合う、気になる求人が合ったら積極的に応募していきましょう。

私の転職活動体験談

私が転職したときは、

「企業のホームページを複数チェック」

「転職サイトに複数登録して求人をチェック」

「同業界・他業界問わず、知り合いに転職希望を伝えておく」

こんな方法で長期間にわたり求人を探していました。

そんななか、大手企業から引き抜きの話がきて、年収が200万ほどアップする良い条件を提示してもらったことがありました。

そんなに良い条件なら、すぐに転職を決めるところですが、かなりの数の企業の求人をチェックしていたことで、冷静に労働条件を比較することができました。

結局、その大手企業は給料は高いけれど長時間の残業や休日出勤があり、自分の希望の転職条件を満たさないので、お断りしました。

スカウト機能を使うにしても、自分でも求人探しをしていないと、紹介された求人がはたして自分にベストなものなのか判断できません。

自分から積極的に求人探しをしつつ、スカウト機能も利用して、幅広く求人をチェックすることが、ベストな求人を探すポイントになります。

(4)ブラック企業も含まれていることを忘れない

ブラック企業も含まれていることを忘れない
企業側が転職サイトに求人を掲載するためには、費用がかかります。

転職サイトによっては入社成立で紹介料が必要な場合もあります。

そのため、転職サイトに求人を掲載している企業は採用意欲は高いと言えます。

また、無料で求人を掲載できるハローワークに比べてもブラック企業は少ないです。

だからと言ってブラック企業がゼロかというと、そうも言い切れないため注意が必要です。

求人票だけを鵜呑みにせずに、自分でも企業の情報を集め、精査していく必要があります。

採用担当からのポイント

何をもってブラック企業と呼ぶかどうかは難しいところですが、主に異常な残業時間や休日出勤、サービス残業の強制、労働に見合わない低賃金、パワハラの横行などが挙げられます。

このようなブラック企業は、求人を確認しただけではわかりません。

なので以下の方法で企業リサーチをすることをおすすめします。

職場見学をする

転職サイトのアドバイザーに職場リサーチを依頼する

ネット検索でスタッフの口コミを確認する

職場見学は実際に自分の目で職場を確認でき、企業の担当者に残業時間や休日出勤の実績やボーナスの支給実績なども確認できるので、おすすめです。

転職サイトのアドバイザーは企業の労働条件や労働環境を調べてくれるので、上記の残業時間やボーナスの支給実績も確認してもらいましょう。

ネット検索は鵜呑みにしてしまうのは危険ですが、異常に悪い口コミが多い企業は要注意です。

このように転職を決めてしまう前に、必ず企業リサーチをすることで、ブラック企業に入職してしまうことは防げます。

ぜひ入職してから後悔しないように、面倒でもリサーチを忘れずにしてくださいね。

(5)求人票は参考程度にする

求人票は参考程度にする
転職サイトに求人を掲載する場合、できるだけプラスの情報だけを載せる傾向にあります。

求人をしているのにマイナスをアピールする必要はないため当然です。

そのためプラスの部分のみを、しかも美化してアピールしている可能性もあるのです。

だからこそ、求人票に記載されていることは参考程度に捉え、自分の知りたい情報は自分で収集するようにしましょう。

方法としては、企業のホームページや口コミサイトなどで情報収集するか、転職サイトのアドバイザーにリサーチを依頼することが可能です。

また、気になる企業については直接職場見学をすると、職場の実際を見ることができるのでおすすめです。

採用担当からのポイント

職場見学は企業のホームページに開催予定が載っていることもありますし、載っていなくても採用担当に直接連絡すると見学することができます。

転職サイトのアドバイザーに調整してもらってもいいですね。

職場見学をすると、実際の職場環境を把握でき、自分が働く姿を想像することができます。

また、担当者に求人票には記載のない労働条件や労働環境を質問することができます。

もし、質問したことに対して正確に答えなかったり、実績を見せてもらえないようなことがあれば、私はその職場への転職はおすすめしません。

採用担当の私から見れば、包み隠さず労働条件や職場環境の情報を開示できない企業は、スタッフのことを大切にせず、そもそも新しい人を迎え入れる体制すらできていないと思うからです。

間違って転職してしまえば、後悔する確率は高いでしょう。

逆に担当者が、労働条件を丁寧に説明してくれ、残業や休日出勤の実績、ボーナスの支給実績などを開示してくれる企業は、信頼できると言えます。

(6)登録したことを人に話さない

転職サイトに登録する時の注意点
転職サイトに登録したことを会社の人に話してはいけません。

心を許している人でも同様です。その人が黙っていてくれても、なぜか、どこからか情報は洩れます。

会社に転職サイトに登録したことがバレると、仕事がしずらくなります。

登録して情報を見ているだけでも、です。

実際に転職しようが、しまいが、転職サイトに登録した、という事実があるだけで「あの人は会社を辞めたがっている」という目で見られてしまいます。

私の転職活動体験談

私が転職活動をしていたときに、仲の良い会社の先輩に転職したいことを話したところ、すぐに会社全体にその話が広がってしまいました。

絶対に辞めるつもりだったので、気にしませんでしたが、もし転職ができなかった場合、その後働き続けるうえで、不利益もあったと思います。

転職の希望は仲の良い同僚でも極力伏せておいた方が良いと言えます。

(7)会員登録をしないと非公開求人は見ることができない

転職サイトに登録する時の注意点6)

転職を考えた時にどのように求人を検索しますか?

多くの人は登録しなくても求人が検索できる転職サイトを利用するでしょう。

検索型の転職サイトは会員登録をしなくても求人を探すことができます。

しかし、できれば会員登録をした方がいいです。

なぜなら、転職サイトでは会員登録をしないと見ることができない非公開求人を保有しているからです。

また、会員登録をすることで必ず転職をしないといけない、というわけではありません。

転職を検討しているだけ、という利用者も多くいます。

非公開求人は各転職サイトによって保有している求人が異なります。

また、一般に公開している求人よりも条件の良い求人が多くあります。

なので、非公開求人を見ないで応募先を決めてしまうのはもったいないです。

しかし、転職サイトに登録することに「まだ転職するかどうか決めきれない」「情報を見たいだけなんだけど」二の足を踏んでいる人もなかにはいるのではないでしょうか。

悩んでいる時間がもったいないので、まずは求人を見てみてから転職するかどうか検討することが大切ですね。

転職サイトは登録も利用も無料です。

転職サイトの登録数の注意点 ~いくつ登録すればいい!?~

転職サイトの登録数の注意点

1社より複数

転職サイトに登録する際、何社利用するといいのか疑問に思うところです。

基本的には転職サイトは同時に複数社(2~4社)併用することをおすすめします。

転職サイトに掲載されている求人はサイトごとに異なります。

非公開求人となると、転職サイト独自のルートで入手したものになります。

転職を成功させるためには、いかに多くの求人を集め、比較検討したかが重要となります。

転職サイトに複数登録することで、数多くの求人・非公開求人を見ることが可能となりますので、自分に合った条件のよい求人が見つかる可能性が高くなります。

大手と特化型

複数登録する際は、利用する転職サイトを良く選びましょう。

大手の転職サイトは求人数が多いですし、全業界に対応した求人があります。

他に特化型というのは、地方に強かったり、働き方のニーズに沿った求人があったり、ある業界に強かったり、と特徴のある転職サイトを指します。

大手の転職サイトである程度求人を見て、市場調査を行い、特化型の転職サイトで専門的な求人を探すのも効率的です。

転職サイトは登録だけでもいい

転職サイトは登録だけでもいい

登録しても転職する必要はない

転職サイトに登録すると、必ず転職をしなくてはいけない、と考えがちです。

しかし、必ずしも転職をしなくてはいけない、ということはありません。

転職サイトに登録して気が向いたときに求人を見るだけでも問題はありません。

転職サイトに登録するだけで得られる情報はたくさんあります。求人だけでなく、転職のノウハウや各業界についての情報も得ることができます。

また、登録することで自分の職業適性診断や強み診断、年収査定など、様々な診断ツールを利用することができます。

モチベーションにつながる

転職をしようかどうか迷っている時点で転職サイトに登録してもいいのか、と迷う人もいるでしょう。

転職しなくても登録して問題ありません。

登録をして、様々な求人を見ると、自分の今置かれている状況がはっきりします。

同じような仕事なのに年収に差がある、同じ条件で大手の企業で働ける、など、自分自身で確認することが大切です。

また、多くの求人を見ていくことで、自分の価値について客観的に判断できるようになります。

色々見比べて、それでも現職の条件が良ければ、そのまま現職で頑張れるモチベーションにもつながると言えます。

逆に、現職より条件の良いところが見つかれば、転職活動に積極的になれるメリットがあります。

転職サイトを登録なしで利用できるのか

転職サイトを登録なしで利用できるのか

最後に転職サイトを登録なしで利用できるのかご説明します。

結論、転職サイトは登録なしでも求人検索だけなら可能です。

しかし、登録しないと、求人への応募や詳細な職場の情報を閲覧することはできません。

登録なしで求人を検索して、希望の条件に合うものがあれば登録をして応募する方法もありますが、特に転職エージェントが保有している「一般には公開されていない条件の良い非公開求人」は登録なしだと紹介してもらうことはできないので、できるだけ登録することをおすすめします。

まとめ

・転職サイトに登録するうえでの注意点はいくつかある。

・注意する点はあるが、転職サイトに登録することで得られるメリットは多い。

・各項目に注意しながら、上手に転職サイトを活用していきたい。

転職サイトに登録する際の注意点についてご説明しました。

あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。

執筆者情報:裕美の転職研究所

ナース裕美(緒方 裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。

ナース裕美の夫

スタッフ1,200人規模の企業の採用担当。転職サイト評論家。

所在地

東京都

お問い合わせ

電話番号042-508-2200
Emailnursehirocom@yahoo.co.jp

SNS

Twitterナース裕美ナース裕美の夫
Instagramナース裕美

企業情報

D-U-N-S® Number680323163

D-U-N-S®Numberの用途・目的から探す : 東京商工リサーチ (tsr-net.co.jp)

事業内容

転職メディアの運営、転職・就職支援

執筆参考資料

厚生労働統計一覧|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

令和2年転職者実態調査の概況|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

経済財政政策 – 内閣府 (cao.go.jp)

職業キャリア形成の変化 – 内閣府 (cao.go.jp)

統計局ホームページ/増加傾向が続く転職者の状況(stat.go.jp)

看護師
運営者:ナース裕美(緒方裕美)
ナース裕美(緒方裕美)写真
大学病院にて眼科、ICUに看護師として11年勤務した後独立。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動。 企業の採用担当として働く夫とともに、転職を成功させるためのノウハウを発信しています。 看護師としての視点、採用側の視点両面から考え、転職に役立つ記事作成をしています。 ★保有資格「看護師免許」「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
\ Follow me /
関連記事