転職ノウハウ

転職に必要な貯金はいくらなのか教えます

転職に必要な貯金はいくら?

転職に必要な貯金っていくら??
仕事を辞めてから転職活動したいけど、貯金はいくら必要??

企業の採用担当の私がこんな疑問にお答えします。

結論、離職して転職活動をする場合に必要な貯金は、最低6か月分の生活費+α、理想は1年分の生活費をまかなえる額が必要です。

仕事を辞めて転職したいけど、

「転職活動にお金は必要なのか」

「どれくらい貯金があればいいのか」

疑問に思うところだと思います。

基本的に在職中に転職活動を行う場合は給与もあるため、そこまで貯金を気にする必要はありませんが、離職してから転職活動を行う場合は、貯金を切りくずして生活費や転職活動に必要な経費を捻出する必要があるため注意が必要です。

転職活動を始めて転職が完了するまでに最低3~6か月はかかります。

そのため最低でも6か月分以上の生活費の貯蓄があることが望ましいと言えます。

そして、転職活動自体にもお金はかかりますので、その分も+αで考えておく必要があります。

この記事では企業の採用担当の私が、転職に必要な貯金はいくらなのかをご説明します。

あなたの転職活動の一助になれば幸いです。

この記事を読むとわかること

転職活動で必要なお金がわかります。

仕事を辞めてから転職活動する場合に必要な貯金はいくらなのかわかります。

転職活動にかかるお金を少なくする方法がわかります。

この記事の執筆者

ナース裕美の夫

ナース裕美の夫

スタッフ1,200人規模の企業の採用担当。3,000人以上の新卒・転職採用選考の経験を持つ。

採用担当として転職サイトを10年以上研究している転職サイト評論家でもある。

転職にて年収を2倍にした経験あり。

『ラーメンを食べに行けば転職は成功する』(Kindle)著者。

自身の転職経験と採用担当としての知識を活かして記事作成に携わっています。

転職活動で必要なお金の種類|貯金は必要


在職中の転職でも、離職後の転職でも、転職活動にかかるお金は変わりません。

具体的にはどんなことにお金がかかるのでしょうか。

(1)交通費

応募企業が近場の場合、あまり交通費を気にしないかもしれませんが、何度も足を運ぶとなると話は別です。

職場見学や複数回の面接など、想定よりも交通費はかさみます。

また、それを複数社同時に行うのですから、ばかにできません。

そして、応募企業が遠方の場合は、新幹線・飛行機・高速バスなど交通費も高くなり、往復する必要もあるので費用がかさみます。

(2)履歴書代、切手代

転職活動をするには、履歴書や書類を送付するための切手代などがかかります。

1つ1つは微々たる出費ですが複数社応募していくと費用がかさみます。

特に履歴書は失敗してもいいように予備を準備する必要がありますし、応募企業が増えれば増えるほど枚数が多くなります。

また、切手代も同様です。

(3)服飾費

企業の選考にくたびれたスーツやボロボロの靴で臨むのは避けたいですよね。

そのため、スーツや靴、バッグなどをメンテナンス、もしくは新調するための費用が必要です。

クリーニング代も毎回となるとばかになりません。

採用担当からのポイント

採用担当は、採用選考をする際にまずは応募者の見た目をチェックします。

しわのあるスーツや汚れて裏がすり減っている靴、清潔感のない髪型、場違いなアクセサリー・時計など、応募者が試験場に入った瞬間にチェックして、マイナス点をつけます。

そのため、スーツはクリーニングに出して、靴は新しいものを用意しておくと良いです。

時計も派手なものは避けて、ビジネス用のものをつけていくことも忘れずにいきたいですね。

身だしなみにかかる費用は惜しまないでいくことが大切です。

(4)宿泊費

応募企業が遠方であった場合、見学・選考の際に宿泊する必要が出てきます。

交通費とプラスして宿泊費も必要になりますので費用は高額になります。

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(5)その他

企業の情報収集はホームページや企業見学で行えます。

しかし、業界全体や企業を理解するためには自分なりに勉強をする必要がでてきます。

その勉強のための書籍代などにもお金がかかります。

また、転職に有利な資格を取得しようとしている場合は、資格取得までの費用もかかります。

そして、細かいことにはなりますが、移動先での食事代や雑費などにも意外と費用がかかります。

転職に必要な貯金額はどのくらい??(離職後に転職活動する場合)

転職に必要な貯金額はどのくらい??

在職中に転職活動を行うのであれば貯金額を気にする必要はありません。

転職先に移るギリギリまで前職で働いていれば、給与もうまく途切れさせずにいけます。

しかし、離職してから転職活動を行う場合は、すぐに転職先が見つかり給与が入るわけでもないので、十分な貯金が必要です。

貯金がないと生活費が足りなくなり、「早く転職先を見つけなければ」という焦りが出てきてしまいます。

また、生活のためにアルバイトをしたりと、転職活動に集中できない可能性もあります。

ここでは、離職後に転職活動をする場合の貯金の必要性をご説明します。

(1)生活費

転職に必要な貯金額

自分の1ヶ月の生活にどれくらいお金がかかっているのか、意外と正確に把握できていないことがあります。

家賃、光熱費、通信費、食費など、毎月ざっくりとした計算で何とかなってしまっている人も多いのではないでしょうか。

一人暮らしをしていると月々の給与を全て自分で使うことができるため、あまり考えたことがない、なんて人もいますよね。

必要な貯金額を考える際には、1ヶ月にどれくらいの費用が掛かっているのかを正確に把握することが大切です。

離職して転職活動をするには、この生活費は最低でも6か月分は貯金しておくことをおすすめします。

「意外と良い転職先が見つからない」

「内定がなかなかもらえない」

こうなってくると、焦って転職先を決めることになり、入職してからミスマッチに気づき後悔する可能性もあります。

余裕をもって転職活動を進めるためにも、生活費は十分に貯金しておきたいですね。

(2)引っ越しする場合は敷金などの費用も必要

転職に必要な貯金額

選ぶ転職先によっては、引っ越しをする必要が出てくる場合もあります。

引っ越しは敷金、礼金、手数料、クリーニング費、引っ越し業者の費用など、数十万が一気になくなります。

「条件の良い転職先が決まったはいいけれど、今の住居から通えない。。」

なんてことを避けるためにも、引っ越し費用も計算に入れておくことが大切です。

(3)生活費以外の出費もある

転職に必要な貯金額

前述の通り、転職活動にはお金がかかりますので、生活費+αで貯金しておく必要があります。

また、それ以外にも忘れがちなのが、税金や保険料の支払いです。

大体の会社員は給与から天引きされているので、自分がどれだけ税金を納税しているか正確に把握している人は少ないですよね。

納税額を確認すると、思ったより支払っていることが分かります。

それを自分で支払うことになるため、結構な痛手です。

また、住民税は前年度の所得から計算されて賦課されるため、収入がなくても支払う必要あります。

そして、在職時には社会保険を会社が一定割合負担してくれていますが、退職すれば国民健康保険と国民年金になり、全額自己負担となります。

国民健康保険は住民税と同様、前年度の所得から割り出され、一律月額16,610円(令和3年度)になります。

これもかなりの負担になりますね。

私の妻の話

妻は出産で仕事を辞めて無収入になりましたが、前年度は普通に仕事をして給与をもらっていたので住民税の支払い義務がありました。

届いた納税通知書を見ると思ったより高額で驚きましたし、無収入なのにどこから支払おう。。という感じでした。

意外と忘れがちなので、注意が必要です。

(4)理想は給与約1年分の貯金

転職に必要な貯金額

転職には最低でも3~6か月かかります。

だからと言って、確実にその期間で転職先が決まるとは言い切れず、なかなか採用内定がもらえなかったりすると、転職活動期間はどんどん伸びていきます。

そのため、焦って転職先を決めないためにも、余裕をもった貯金額が必要です。

そこで、1年間は収入がなくても最低限の生活ができるだけの貯金があることが望ましいと言えます。

かなりの額になりますが、それだけ貯金があれば焦って転職先を決めてしまって後悔することも防ぐことができます。

退職にまつわるお金の話

(1)退職金は強い味方

転職に必要な貯金額

勤務年数にもよりますが、退職時には退職金が支払われます。

企業によって支給額は様々ですが、大きな金額が支給されるのは助かりますね。

しかし、過度な期待は禁物です。

勤続年数が少なければ、退職金も微々たるものです。

(2)失業保険はあまりあてにならない

転職に必要な貯金額

離職後は申請すれば失業保険がもらえます。

しかし、自己都合での退職の場合、失業保険がもらえるのは3か月後からになりますので、その間は貯金を切り崩しての生活をする必要があります。(会社都合での退職の場合でも支給まで1ヶ月ほどかかります。)

ということは、最低でも3か月間は生活できる程度の貯金が必要ということになります。

また、失業保険は給付される期間も決まっていますので、その期間内に転職先を決める必要があり、過度に期待するのは注意が必要です。

退職時の貯金は生活費1年分が理想

私は、「退職時の貯金はいくら必要??」と質問されたら、「生活費1年分が理想」と答えています。

これはかなりの額になりますが、無収入で生活すると驚くほど速く貯金はなくなるからです。

もし退職して貯金が底を尽きたら、取り急ぎ収入を得るために、アルバイトをしたり、スタッフを急募している企業へ入職するしかありません。

それでも、給与が支給されるのは1か月以上先になります。

また、生活費を稼ぐために転職活動どころではなくなる可能性が高まります。

このように負のループにはまらないように、十分な貯金を準備するか、働きながら転職活動をすることを強くおすすめします。

仕事を辞めるけど貯金がない場合どうすればいいのか

「十分な貯金がないけれど、どうしても仕事を辞めなければならない時は、どうすればいいのか。」

そんな時は、退職金や最後の給与で生活できる期間内で、最速で転職先を見つけるしかありません。

仕事を辞めれば転職活動に専念できるというメリットがあります。

それを最大限活かせば、2~3ヶ月で転職することは不可能ではありません。

転職サイトや転職エージェントに複数登録して、ベストな求人を急いで探しましょう。

そんな状況でも、自分を安売りすることはせず、希望の労働条件を満たす企業に転職できるように注意します。

ここで焦って転職先を見つけた場合、転職した後に後悔することにもつながります。

また、転職先を最終決定する時には、家族やパートナーなどに客観的に評価してもらことも良い方法です。

時間のない中でも冷静に転職活動を進めることが大切です。

転職のための貯金をできるだけ減らさないためには


転職活動期間の出費を抑えるためにはどうすればいいのでしょうか。

答えは、なるべく転職活動期間を短くすれば良いです。

そのためには検索型転職サイトや転職エージェントを上手に活用しましょう。

転職サイトや転職エージェントは、企業から報酬を得ているため、利用にお金はかかりません。

お金をかけずに効率的に求人をさがし、履歴書のチェックや面接対策も無料で対応してもらえるので、採用の確率も上げることができます。

また、何よりも、自分に合った求人を紹介してもらえるので、転職後のミスマッチを防ぐことができることがメリットです。

転職サイト、転職エージェントのおすすめは以下の記事を参考にしてくださいね。

20代が退職するための貯金の目安

転職先を決定する前に退職するためには、20代も30代も変わらずに、ある程度の貯金が必要です。

人それぞれ月々にかかる生活費は異なるため「一概に○○万円貯金したら退職しても大丈夫」とは言い切れません。

自分の月々の生活費+転職活動費を算出しておくことが必須となります。

転職活動には最低でも3か月かかります。

そして入職後すぐに給与が支払われるわけではないため、最低でも6か月間程度生活ができる貯金が必要となります。

また、タイミングによっては求人が少ない時期もあり、なかなか転職先が決まらないということもあります。

実際は、お金のことを気にしないで転職活動ができるように、現職で働きながら転職活動をすることをおすすめします。

貯金が500万あれば退職しても問題ないか

転職活動には最低でも3か月かかります。

そして、転職が成功して入職をしてもすぐに給与が支払われるわけではありません。

そのため、給与が支払われるまで生活ができる分の貯金は必要です。

ということは、最低でも6か月分程度の生活費は確保しておきたいところです。

転職先をじっくり選んで慎重に転職活動を進めるためにも、貯金は多いに越したことはありません。

500万円で1年間生活ができるのであれば、貯金が500万円あれば退職しても大丈夫でしょう。

それにプラスして転職活動にかかる費用も必要です。

また、前年の収入で計算する住民税などは、働いていなくても納税する必要があります。

その部分も予算に入れて貯金額を算出しておくようにしましょう。

転職費用と引っ越し費用の合計額

転職時に転職サイトを利用しても利用料金はかかりません。

転職に必要な経費は、提出書類代金・交通費・服飾費などです。

服飾費以外に大きな出費はないと言えるでしょう。

引っ越し費用は、引っ越し先までの距離でも異なりますし、家賃もそれぞれ異なるので、必要な額は人それぞれでしょう。

引っ越しには、敷金・礼金・1か月目の家賃、引っ越し業者の費用などがかかります。

転職費用と引っ越し費用の合計額は様々ですが、同時に進めることで金銭的に厳しくなることは確実です。

退職時の貯金は人それぞれ

退職時に貯金がどれだけあるのか?

退職時の貯金は人それぞれです。

私が転職したときは、貯金は0円でした。

そのため、転職先が決まるまで絶対に退職できませんでしたし、空白期間も1日も作らず転職をしました。

また、退職金も7年間働いて14万円でしたので、それもあてにできませんでした。

退職後の空白期間の生活費は想像以上に負担となります。

空白期間が数か月にわたれば、数十万円単位で貯金が減っていくため、ある程度の額貯金していても、どんどん貯金が減っていく状況に必ず焦りがでてきます。

そのため、私はできるだけ働きながら転職活動をして、転職先が決まった時点で退職することが望ましいと考えています。

転職活動に集中するためにもお金の心配をしないで済むように対策することが大切ですね。

今後転職予定のある人は、早めに計画的な貯金をしておくことをおすすめします。

職場や転職のトラブルの相談先

職場や転職のトラブルは、厚生労働省の総合労働相談コーナーに相談することができます。

悩んだ際にはぜひ利用してください。

総合労働相談コーナーのご案内|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

まとめ

・在職中に転職活動を行えば貯金を気にする必要はない

・離職後に転職活動を行う場合は最低でも生活費6か月分の貯金は必要

・転職活動費用の節約には転職サイトや転職エージェントを活用すると良い

転職に必要な貯金はいくらなのかをご説明しました。

あなたの転職が本当に満足いくものになるように願っています。

執筆者情報:裕美の転職研究所

ナース裕美(緒方 裕美)

看護師。大学病院にて眼科、ICUに11年勤務。今はフリーランス。

ナース裕美の夫

スタッフ1200人規模の企業の採用担当。キャリアアップ研修講師。

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執筆参考資料

厚生労働統計一覧|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

経済財政政策 – 内閣府 (cao.go.jp)

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ナース裕美写真
大学病院にて眼科、ICUに看護師として11年勤務した後独立。現在はキャリアアドバイザー、転職メディア運営、メディカルライターとして活動。 企業の採用担当として働く夫とともに、転職を成功させるためのノウハウを発信しています。 看護師としての視点、採用側の視点両面から考え、転職に役立つ記事作成をしています。 ★保有資格「看護師免許」「職業紹介責任者(番号:001-220124001-05302)」
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企業の採用担当、転職サイト評論家
運営者:ナース裕美の夫
ナース裕美の夫
スタッフ1200人規模の企業の採用担当。転職サイト評論家。 『ラーメンを食べに行けば転職は成功する』(Kindle)著者。 転職にて年収を300万円⇒800万円に上げた経験がある。 自身の転職経験と採用担当としての知識を活かして記事作成に携わっています。 ★保有資格 「Microsoft Certified Associate」ID:1016282 「ITパスポート」資格番号:第IPー2011ー04-08918号
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